BMWオーナーの情報交換ならBMW@FUN

BMWの電気自動車・ハイブリッド情報

アクティブハイブリッド車や電気自動車の種類や歴史

概要

BMW ActiveHybridとは
EfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)という環境と走りを両立させるBMWテクノロジーを基本コンセプトとしている。
さらに、電気モーターとエンジンを組み合わせて、高効率化と低燃費を発展させtのが、BMW ActiveHybrid(アクティブ・ハイブリット)となる。

1985年にハイブリッド・テクノロジーを具現化した5シリーズを発表。
2009年10月より、電子制御システムとバッテリーの効率性を飛躍的に向上させた、BMW ActiveHybrid7(F04)を市販開始した。
その後、ラインナップの拡充と電気自動車のBMW iブランドの立ち上げやコンセプトモデルの登場など、今後の新しい発展が期待される。

BMWアクティブハイブリッド

ハイブリッド・電気自動車の歴史


年月 内容
2016/10

i3 マイナーチェンジにより航続距離延長

  • 新開発の33kWh大容量リチウムイオンバッテリー。
  • 航続距離390km(JC08モード)を達成。
  • 直列2気筒647ccの発電用エンジン(レンジ・エクステンダー装備車は121kmの航続距離延長)
  • アトリエ、ロッジ、スイートの3グレード設定
  • 価格は499万円〜607万円
2016/5

i8 セレブレーションエディション(プロトニックレッド)限定20台

i8 セレブレーションエディション(プロトニックレッド) i8をベースとしたセレブレーションエディション限定20台が登場。2200万円

  • 専用色「プロトニック・レッド」
  • BMWレーザー・ライト標準
  • オービットグレー20インチアルミ(スタイリング470)
  • ブラックベースにレッドステッチ「CARPOインテリア」
  • 各種専用インテリア
2016/1

アクティブツアラーに225xe(PHV)が日本発売

プラグインハイブリッド(PHV)モデルとなる2シリーズアクティブツアラー225xeが登場。
ラグジュアリー488万円、Mスポーツが509万円。

  • 容量7.7kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーは後席下に格納
  • 1.5L直列3気筒直噴ターボ136PS/4000rpm、22.4kgm/1250-4300rpm(前輪駆動)
  • 電気モーター88PS/4000rpm(後輪駆動)
  • EV走行125km/h、EV走行最大42.4kmを達成
2016/01

330eのPHV車が日本発売

  • 3シリーズセダンをベースとしたプラグインハイブリッド車。価格554万円〜599万円
  • 184ps/5000rpm、29.6kgm/1350-4250rpm:直列4気筒DOHC2Lツインパワーターボエンジン
  • 88ps/2500rpm:モーター
  • エンジンとモーターを直列配置しFR駆動8AT
  • 容量7.7kWh:リチウムイオン・バッテリー
  • EV走行による航続距離36.8km
2015/10

330eのプラグインハイブリッドがショーデビュー

東京モーターショー2015でショーデビューの330e
アクティブハイブリッド3のハイブリッドモデルと異なりプラグインハイブリッドが3シリーズに追加。 2リッター直4ターボとモーターの組み合わせは先行デビューのX5 40eと同様だが、エンジンパワーの変更によりトータル出力が変更されている。

  • 2.0L直列4気筒ターボ最大出力184ps、モーター88hp。
  • システム合計では最高出力252ps、最大トルク42.9kgmで3.0リッタークラスのパワーを獲得。
  • 7.6kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大40km
2015/10

225xeのプラグインハイブリッドがショーデビュー

東京モーターショー2015でショーデビューの225xe
2シリーズ初となるハイブリッドモデル。

  • 1.5L直列3気筒ターボ最大出力136ps、モーター88hp。
  • システム合計で最高出力224ps、最大トルク39.3kgmで2.5リッタークラスのパワーを獲得。
  • 7.7kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大41km
2015/9/8

BMW初のプラグインハイブリッドX5-xDrive40e発売

プラグインハイブリッド「X5 xDrive40e」日本発売
価格は927万円〜993万円

  • プラグインハイブリッド(PHV)はBMW初
  • 2.0L直列4気筒ターボ最大出力245ps、モーター113hp。
  • システム合計313psで4リッタークラスのパワーを獲得。
  • 9kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大31km・最高速120km/hを達成。
  • 欧州複合モード燃費は30.3km/リットル、CO2排出量は77g/km以下
2015/9

アクティブツアラー225xeのPHVモデルがショーデビュー

フランクフルトモーターショーにて、2シリーズのアクティブツアラーに225xeのPHVモデルが追加。

  • 1.5リットル直列3気筒ガソリンターボ(6AT):136ps、22.4kgmで前輪駆動
  • モーター:88ps、16.8kgmで後輪駆動
  • EVモードで41kmの走行可能
2015/9

メガシティ・ステュディオのショールーム(東京虎ノ門)オープン

BMW-i8 BMW i Megacity Studioが東京虎ノ門にオープン

  • i3とi8を常時展示
  • カー・シェアリングでi3を貸し出し
  • ショールームはソーラーパネルによる照明とi3への充電システムを設置。
2015/6

インターナショナルエンジンオブザイヤー2015を受賞のi8

タイヤメーカーでおなじみのコンチネンタルだが、i8向けのターボを製造していた。

  • i8エンジンの受賞
  • インターナショナルエンジンオブザイヤー2015
  • ベストニューエンジン2015
  • 排気量別の1.4-1.8リットル部門
2015/4

ネット通販大手のアマゾンでi3の発売開始

ローン、またはリースのどちからで支払い可能。購入方法は通常のアマゾンと同じ。
新車販売がネットで可能となるのは、アマゾンとしては日本初。

2015/1

2014年のiブランド販売台数は約1万8千台

iブランドの世界販売1万7793台。i3が1万6052台。i8が1741台となる。

2014/10

日本カーオブザイヤー2014-2015で、i3がイノベーション部門を受賞

受賞理由として、生産から廃棄までのエコ思想や、軽量化技術のCFRP(カーボンファイバー)の量産化が評価された。

2014/09

i3が2014World car Awardsをダブル受賞

2014ワールドカーデザインオブザイヤーと2014ワールドグリーンカーをダブル受賞。
デザインの斬新さとクリーンな車体リサイクルのコンセプトが世界的にも認められる。

2014/09

フォーミュラE公式パートナーに認定

FIAフォーミュラE選手権は、フォーミュラーカーの電気自動車版であり、BMWが公式パートナーに認定された。
全10戦が世界10都市で開催され、i8とi3で計4台、セーフティカー・コースカーにて活躍する。

2013/08

コンセプトX5 eドライブ発表

フランクフルトモーターショー2013にて、3代目X5にプラグインハイブリッド(PHV)で4気筒のガソリンエンジンを搭載するモデルが登場。
モーター出力は、95psでリチウムイオンバッテリー使用し、航続距離最大30km。最高速120km/hでの単独EV走行可能。
欧州複合モード燃費は26.3km/リットル

2013/07

BMW i3デビュー

BMW初の市販電気自動車としてi3がデビュー。
電気自動車として重くなりがちな車両重量を1195kgに抑えた。モーター出力170HP、最大トルク250Nmを発生。
フロア下部のリチウムイオン・バッテリーで航続距離最大160km。
バッテリー充電用エンジンとして、オートバイ用650cc2気筒ガソリンエンジン34psを搭載したレンジエクステンダーのグレードを設定。
電気残量の低下時に発電を行い、航続距離を約300kmまで延長。

2012/03/22 Activehybrid f10

F10 アクティブハイブリッド5 市販開始

直列6気筒3リッター直噴ツインスクロールターボエンジン(306ps)を搭載する535iセダンをベースにモーター追加したハイブリッドモデル。 電動モーターは55ps/21.4kgm
最大出力時の総合出力は340ps。モーターのみで60km/h以下での単独走行が可能。
ベースとなる535iに比べ、燃費消費率を約15%向上。価格も10万円アップの850万円は、バーゲンプライス。
インテグレーテッド・アクティブステアリングを標準装備

2009/07 i8

Vision EfficientDynamicsが登場

その後、2013年の東京モーターショーにて、i8コンセプトとして市販化に向けての進化と遂げる。 駆動用モーターやバッテリー、直列3気筒ターボエンジン、6ATトランスミッション、サスペンションなどを組み込んだアルミ製のドライブモジュール上に、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のキャビン部分が革新的。

  • ボディーサイズは4689×1942×1298mm(全長×全幅×全高)ホイールベース2800mm。
  • フロントに96kW(131PS)/250Nm(25.5kgm)を発生するモーター
  • リアに170kW(231PS)/320Nm(32.6kgm)の直列3気筒1.5リッターターボエンジン
  • システム全体で266kW(362PS)を出力。

2009/11

アクティブハイブリッド7(F04)登場

エンジン→モーター→トルコン→AT→後輪という流れで駆動力を伝達するパラレルハイブリッド。エンジンとモーターは常時回転。トータル出力449ps

1987

325iX Electric

  • DCモーター出力:-KW(ピーク:-KW)
  • 電源プラグを搭載。(フル充電:約-時間)
  • バッテリー:22kw/h(重量-kg、ナトリウム硫黄電池)
  • 最高時速:100km/h
  • 航続距離:150km
  • 0-50km加速:9秒
1975

LS Electric

  • DCモーター出力:8KW(ピーク:17KW)
  • 電源プラグを搭載。(フル充電:約14時間)
  • バッテリー:10.8kw/h(重量318kg、鉛蓄バッテリー)
  • 最高時速:65km/h
  • 航続距離:30km
  • 0-50km加速:11.4秒
1972

1602 Electric

  • モーター出力:12KW(ピーク:32KW)
  • バッテリー:12.6kw/h(重量350kg、鉛蓄バッテリー)
  • 最高時速:100km/h
  • 航続距離:30km〜60km
  • 0-50km加速:8秒

巨大なバッテリー群は、エンジンの代わりにフロントに搭載され、ミッション部分にモーターを搭載したFRレイアウトである。
1972年のミュンヘン・オリンピックで長距離走とマラソンの伴走車として活躍したスペシャルモデルである。
マラソンランナーや環境にも優しいEV車であったが、航続距離や性能面でガソリンエンジンの代替とは、ほど遠い性能であった。
しかし、今後の電気自動車開発がスタートすることになる。


ActiveHybrid ハイブリッドのモデル一覧
  • パラレル式ハイブリッドとは:エンジンとモーターを直結し、どちらか単独での走行は不可。
  • シリーズパラレル式ハイブリッドとは:エンジンとモーターは別々に稼動。単独での走行が可能。

BMWアクティブハイブリッド7L(F04)

アクティブハイブリッド7L (F04・7シリーズ)


4.4リッターV8ツインターボエンジン:449ps/5500〜6000rpm、66.3kgm/2000〜4500rpm
モーター:20ps/16.3kgm
0-100km/h加速:4.9秒
燃費:JC08モード9.1km/l

エンジン+シングルモーターに8速ATを組み合わせたパラレル式ハイブリッド

2012年9月のマイナーチェンジにより、3リッター直6ハイブリッドへダウンサイジングを実施。


BMWアクティブハイブリッド5 (F10)

アクティブハイブリッド5 (F10・5シリーズ)


3リッター直列6気筒 DOHC直噴ターボ:306ps/5800rpm、40.8kgm/1200-5000rpm
モーター:55ps
0-100km/h加速:5.9秒
燃費:JC08モード13.6km/l

BMWアクティブハイブリッド3 (F30)

アクティブハイブリッド3 (F30・3シリーズ)


3リッター直列6気筒 DOHC直噴ターボ:306ps/5800rpm、40.8kgm/1200-5000rpm
モーター:55ps
0-100km/h加速:5.3秒
燃費:JC08モード-.-km/l

BMWアクティブハイブリッドX6 (E71)

アクティブハイブリッドX6 (E72)


4.4リッターV8直噴ターボ:400ps/5500-6400rpm、62.2kgm/1750-4500rpm
燃費:JC08モード-.-km/l

X6 50iエンジンと6速ATとのハイブリッドシステム(シリーズパラレル方式)
トータル485ps

  • 2種類のモーター(低速用91ps、26.6kgm、高速用が86ps、28.5kgm)
  • 3種類のプラネタリーギア
  • 4セットのクラッチギア
  • 液冷式の高圧ニッケル水素バッテリー

i3


i3 4人乗りモデルのコンパクトカーである。
電気モーターとリチウムイオン電池を搭載し、満充電で最大約130-180km走行。
レンジ・エクステンダーは、発電専用エンジン(650cc)を搭載し、EV車よりも130k増となるが、航続距離は約300kmまで延長。
EV単体の後続距離や充電スタンドの設置数では、バッテリー切れの不安が付きまとうため、発電エンジン必須である。
充電時間は家庭用200Vコンセントで7,8時間で、日本のCHAdeMO(チャデモ)方式の充電に対応。(約30分/80%)
カーボンファイバー(炭素繊維)製のボディパーツにより、車両重量1195kg
  • 最高出力170ps・最大トルク25.5kgm
  • 全長4010mm×全幅1775mm×全高1550mm
  • 155/70R19という大径の極細タイヤが燃費に貢献する。
  • 0-100km加速:7.2秒


i8


i8
iブランド初のスーパースポーツクーペ
プラグインハイブリッド、5kWhリチウムイオンバッテリーを搭載。
エンジンとモーターのトータル出力362ps、0-100km/h4.4秒、燃費40km/l
カーボンファイバー(炭素繊維)製のボディパーツにより、車両重量1490kg
  • EVのみの最高速度:120km/h
  • ハイブリッド走行時:250km/h
  • EV単独走行:35km
  • ハイブリッド後続距離:500km
  • 前輪:96kw電気モーター(131hp、25.4kgm)
  • 後輪:1.5リッター直列3気筒直噴ターボ、なぜか6AT(231hp、32.6kgm)



BMWとトヨタとの提携(ハイブリッド戦略)

>:201207

トヨタ自動車との提携。これはBMWの焦りとも受け取れる。
BMWアクティブハイブリッドX6 水素自動車に直墳ディーゼルターボと数年前までは、ハイブリッドという日本の技術には見向きもしなかった。
また、完全な電気自動車は、製造コストと充電時間、航続距離など数多くの問題を内包しており、ガソリン・ディーゼルエンジンやハイブリッドを凌駕するには、まだまだ時間がかかるだろう。

その点、エンジンとモーターとの組み合わせたハイブリッド技術は、より現実的であり、製造コストと燃費向上のメリットでは圧倒的な強みを発揮していることは明らかだった。
GMやメルセデスベンツとのHV提携も日本車に追いつくには程遠い状況であった。

その焦りが、ホンダやトヨタに対して提携を打診するキッカケとなったのである。

今回のBMW・トヨタのHV技術を含む包括提携は、BMWにとって出遅れの面が否めない状況に打破する起死回生の一発なのである。


トヨタ86 スポーツ車にまで踏み込んだ今回の提携は、トヨタにメリットがあるのかと言えば微妙である。
現状、スポーツカー市場は縮小の一途であり、ニッチなマーケットとなってしまっている。
BMWのスポーツ車で言えば、コーナリングスピードなど絶対性能を追求した車というよりも操縦安定性や感性に訴えるハンドリングを重視した車造りだからである。
絶対性能だけでいえば、LFAなどは、どのBMW車よりもコーナリングスピードは上回るし、 86やMR-S、スープラ、セリカなどスポーツ車を多く生産してきた実績もある。
それらのスポーツ車としての技術とハイブリッド技術を天秤にかけることは無意味ですらある。

トヨタ プリウス プラグインハイブリッド 最先端の日本製ハイブリッド技術を供与させることのデメリットの方が遥かに大きいことは明らかではある。
ただ、トヨタ側にメリットが全く無いかと言えばそうでもない。
EU市場は、ディーゼルエンジンが多くのシェアが高いが、トヨタ製のディーゼルエンジンは、HVに開発の重点を置いたため、質・量ともに技術に対する出遅れ感は否めない。
また、EUの新排気ガス規制は、かなり強化されており、その対応には莫大なコストがかかる。
そのため、BMW製ディーゼルエンジンを搭載することで最新鋭の直噴ターボディーゼル車を市場に投入できるのである。

  • BMW→トヨタ:ディーゼルエンジン技術、スポーツ車
  • トヨタ→BMW:ハイブリッド技術
しかし、その提携効果が目に見えるカタチになるには、もう少し時間がかかるだろう。

今後の提携効果により、BMWは最新鋭のハイブリッドを搭載することが出来る。
シルキーシックスを捨て、合理的な直墳4気筒、3気筒ターボというダウンサイジングにガソリンとディーゼル路線を選んだ戦略は、回転フィール云々よりも燃費性能が第一なのである。

ライトホファー社長の合理主義は、トヨタとの提携という、今までの保守的なBMWが心機一転し、出遅れたHV市場での巻き返しを図る戦略である。

BMWファンにとっては、トヨタ製HVエンジンを搭載した車がラインナップに加わる可能性やHV専用モデルの開発など、オマケ的なHVから本格的なHVが加わることで、選択枝の幅が一気に広がるのである。

勿論、BMWユーザーの中にはトヨタ嫌いな方も多いだろう。
ただ、HVに限っていえばGMやメルセデスとの協力関係では市場の流れについていけないという判断が今回の提携に結びついている。
HV嫌いなユーザーは、純粋なBMWエンジンを選べば良いのである。

今後の動向に注視していきたい。

>:2013/1/24
下記の3項目について正式契約を締結

  • 燃料電池(FC)システムの共同開発(次世代リチウム空気電池)
  • スポーツカーの共同開発
  • 軽量化技術の共同研究開発