AUDI Sローンとは


アウディSローン(据置価格設定型ローン) アウディが提供するSローンとは、残価据置設定(ざんかすえおき)が出来るローンです。このようなローン形態は残クレと呼ばれているようです。 従来はソリューションズローンと呼ばれていたようです。名前が分かりずらいので省略形のSローンとなったのでしょう。
アウディでは、このローンを「据置価格設定型ローン」とも読んでいます。
ローン期間は1年から最長5年(60回払い)までの設定が可能で、最初に数年後の愛車の下取り額を設定(据置価格)します。 購入時の金額から、据置価格を引いて、残った残高を毎月の支払いローンとして返済していくシステムです。
新車、認定中古車のどちらも利用可能です。

具体的には

Sローン(据置価格設定型ローン)は、車両本体価格の一部のお支払いを数年後に据え置くことで、「初期費用を抑える」「月々のお支払額を軽減する」といった、 お支払いプランの設計が可能になります。今すぐAudiを手に入れ、常に最新のAudiへ乗り換え続ける、新しい車の乗り方です。
上記はメーカーサイト掲示文を抜粋していますが、何か夢のような支払方法に見えませんか?
しかし、実際は資金に余裕のない方が、短期購入購入売却を繰り返すリスクがあるのです。

購入・支払いのイメージ

1.新車購入価格 − 数年後の下取り価格(据置価格) = 残高(毎月支払うローン)

2.ローンの最終支払いの回目に、据置価格に対して、下記の方法が選択可能です。

 (1)据置価格を再ローン・・・愛車を乗り続ける。
 (2)現金一括支払い・・・愛車を乗り続ける。
 (3)ディーラーへ車を返却。

新車の場合は、数年後(最大5年)でも下取り額がゼロになる事は無いが、
中古車の場合は、価値がほとんど無くなる事も予想される。

AUDI認定中古車(アプルーブドカー)の場合は、車両の程度も良く商品価値が維持する為、Sローンも選択が可能となっている。

3.支払い例

4,450,000円の新車を購入のケース。
新車4,450.000 − 頭金800,000 = 残3,550,000(ローンで払う金額)

  支払額 支払い回数 支払い額計
頭金 800,000 1 800,000
初回 26,854 1 26,854
毎月(58回) 21,000 58 1,218,000
ボーナス(年2回) 150,000 10 1,500,000
最終回支払額 1,440,952 1 1,440,952
総支払い合計     4,985,806

メリットとデメリット、リスク

■メリット
  • ローンの支払い総額を軽減出来る。
  • 支払い額が少なくなる事で、購入対象のグレードや装備をアップ出来る
  • 収入が少ない若年層でも負担が減る。

■デメリット
  • ローン完済時に、愛車の査定額が下がった場合に差額(追徴)が発生する
    例えば、愛車の価値が下がるような大きな事故、ボディに手を加えるような改造はマイナスです。多走行車も減点。
  • 通常のローン VS 残価設定ローン(+残価決済)では、前者の方が総支払い総額は少ない。
  • そういった意味では、ローン期間中だけリースしているイメージであり、決して自分の車ではない。
  • 下取り額は、ディーラーの言い値である事。買取専門店などは、この下取り額を大きく上回る可能性が高い為、支払い総額では損をしていることになる。


■ローン返済中、何らかの理由により買換えたくなった場合・・・。車を売却したい場合
ローン返済期間中、経済的事情や他に良い車が発売されて買換えたくなる場合など、
色々なケースにより、返済期間中に車を売却したくなることが考えられます。
車を購入する際は、「ローン返済中は、買換えない事」を前提に考えましょう。


割安なローン設定にて支払中ですから、「一括返済」することになり、かなり割高な支払いが待っています。

ディーラーでの買い取りは、買い叩かれる可能性が高いですから、買取店で売って、一括返済に充当しましょう。

支払い例(5年ローン)
・A:購入価格:600万
・B:支払いローン総額:500万(金利を含む)
・C:下取り:200万
・D:借金:B + C = 700万

→例えば、3年後に、買換えを行った場合。
・E:ローン払済分:300万
・F:ローン残高:B − E = 200万
・G:買取店での買取額:250万
・H:不足分:700万 − (E + G) = 150万

この不足分の150万を現金で用意して、一括返済する必要がありますし、
新しい車の購入資金も必要となりますので、非常に厳しい状況となります。
※アウディSローンを利用する際は、今後の愛車ライフと返済計画を十分に練って利用しましょう。


アウディSローンのまとめ

法人など必要経費軽減の目的や3〜5年のサイクルで車を買い換える場合は、アウディSローンは手軽である。
個人が、目先だけの支出費用を抑えることを目的として、安易に残価据置ローンに飛びつくのは避けたい。
購入前に「ローン支払い中は、乗り続ける固い意思」を自身に確認する事。
ディーラーも残価設定ローンで車を売り、残価を償却(買い取ってもらう)することを意図しているのではなく、ローン終了後に、また新車を購入(ローンで)を狙っているのである。ディーラーとしては、新車を一定期間で買換えてもらうメリットがある。ユーザーは、一定期間で新車に乗り換えるキッカケともなるが、ローン地獄?からは抜けられない。