メルセデス・ベンツのウェルカムプランとは・目次




.メルセデス・ベンツの自動車ローン解説

1.ウェルカムプラン・ローンとは

残価据置設定(ざんかすえおき)が出来るローンです。一般的な通称名は残クレという呼び方もあるようです。
最長5年(60回払い)の設定が可能で、最初に数年後の愛車の下取り額を設定(据置価格)します。購入時の金額から、据置価格を引いて、残った残高を毎月の支払いローンとして返済していくシステムです。
新車、認定中古車のどちらも利用可能です。
法人向けに3年で70%の減価償却が可能なプランも用意されています。

(1)イメージ

新車購入価格 − 数年後の下取り価格(据置価格) = 残高(毎月支払うローン)

(2)ローンの最終支払いの回目に、据置価格に対して、下記の方法が選択可能です。


  • 据置価格を再ローン・・・愛車を乗り続ける。
  • 現金一括支払い・・・愛車を乗り続ける。
  • ディーラーへ車を返却。

新車の場合は、数年後(最大5年)でも下取り額がゼロになる事はありません。
しかし、10年以上経過した中古車の場合は、価値がほとんど無くなる事も予想されます。
BENZ認定中古車(アプルーブドカー)の場合は、車両の程度も良く商品価値が維持する為、ウェルカムプランのローンも選択が可能となっています。

(3)支払い例

4,450,000円の新車を購入のケース。
新車4,450.000 − 頭金800,000 = 残3,550,000(ローンで払う金額)
  支払額 支払い回数 支払い額計
頭金 800,000 1 800,000
初回 26,854 1 26,854
毎月(58回) 21,000 58 1,218,000
ボーナス(年2回) 150,000 10 1,500,000
最終回支払額 1,440,952 1 1,440,952
総支払い合計     4,985,806

CLA180AMG支払い例(2017) 新車価格3,999,000

1頭金1,293,200円
2初回14,495円
335回払13,000円 x 35 = 665,000円
4ボーナス6回56,000円  x 6 = 399,000円
3年分支払い合計2,371,695円
下取り最終回(残価)2,030,000円

2.メリット

  • ローンの支払い総額を軽減出来る。
  • 支払い額が少なくなる事で、購入対象のグレードや装備をアップ出来る
  • 収入が少ない若年層でも負担が減る。
  • メンテナンスプラスや保証プラスを、ファイナンスプランに組み込むことで、5年間安心のメンテナンスライフ。(注:5年のみ)

3.デメリット


  • ローン完済時に、愛車の査定額が下がった場合に差額(追徴)が発生する
    例えば、愛車の価値が下がるような大きな事故、ボディに手を加えるような改造はマイナスです。多走行車も減点。
  • 通常のローン VS 残価設定ローン(+残価決済)では、前者の方が総支払い総額は少ない。
  • そういった意味では、ローン期間中だけリースしているイメージであり、決して自分の車ではない。
  • 下取り額は、ディーラーの言い値である事。買取専門店などは、この下取り額を大きく上回る可能性が高い為、支払い総額では損をしていることになる。


4.ローン返済中、何らかの理由により買換えたくなった場合・・・。車を売却したい場合


  • ローン返済期間中、経済的事情や他に良い車が発売されて買換えたくなる場合など、
    色々なケースにより、返済期間中に車を売却したくなることが考えられます。
    車を購入する際は、「ローン返済中は、買換えない事」を前提に考えましょう。


  • 割安なローン設定にて支払中ですから、「一括返済」することになり、かなり割高な支払いが待っています。

    ディーラーでの買い取りは、買い叩かれる可能性が高いですから、買取店で売って、一括返済に充当しましょう。

    支払い例(5年ローン)
    ・A:購入価格:600万
    ・B:支払いローン総額:500万(金利を含む)
    ・C:下取り:200万
    ・D:借金:B + C = 700万

    →例えば、3年後に、買換えを行った場合。
    ・E:ローン払済分:300万
    ・F:ローン残高:B − E = 200万
    ・G:買取店での買取額:250万
    ・H:不足分:700万 − (E + G) = 150万

    この不足分の150万を現金で用意して、一括返済する必要がありますし、
    新しい車の購入資金も必要となりますので、非常に厳しい状況となります。
    ※ウェルカムプランローンを利用する際は、今後の愛車ライフと返済計画を十分に練って利用しましょう。


5.サティスファクション・プラス

新車購入約1年経過時のオーナー向けにお得なローン継続乗り換えプランです。

  • 対象:新車購入から9〜13か月目のオーナー限定
  • 内容:下取り/ファイナンス契約の精算を、今乗っているメルセデスの月額支払額とほぼ同じレベル(+α)で、最新モデルに乗り換えることが可能。

C180ローレウスエディションの場合、現在支払額とほぼ同等の月額7万2900円(37回払い)で、C200アバンギャルドに乗り換え可能となります。


6.まとめ


法人など減価償却(利益圧縮目的)必要経費軽減の目的で、3〜5年のサイクルで車を買い換える場合は、ウェルカムプランローンは手軽でしょう。メリットを活用した購入に利用できます。
しかし個人が目先だけの支出費用を抑えることを目的として、安易に残価据置ローンに飛びつくのは避けたいものです。
購入前に「ローン支払い中は、乗り続ける固い意思」を自身に確認する事。

ディーラーも残価設定ローンで車を売り、残価を償却(買い取ってもらう)することを意図しているのではなく、ローン終了後に、また新車を購入(ローンで)を狙っているのである。ディーラーとしては、新車を一定期間で買換えてもらうメリットがある。ユーザーは、一定期間で新車に乗り換えるキッカケともなるが、ローン地獄?からは抜けられない。