始動後回転数ばらつきエンスト発生
PAL - (2008/09/21(Sun) 01:37:43)
知人のＢＭＷの調子が悪く僕の働く整備工場に入庫しました。
担当の整備士の方はＢＭＷ自体あまり強くないらしくってなかなか直りません。
症状としてはエンジンを始動すると回転数が７００ＲＰＭあたりを行ったり来
たりして『ストン』とエンストします。ただエンジンをかけるだけでは何度
やってもエンストします。しかし、アクセルを全開にして７０００ＲＰＭ程度
に何度か吹かすと突然アイドリングが安定して通常どおり走行できるようにな
ります。アイドリング安定後にエンジンを一度切って再度かけ直すと、また同
じ症状が出ます。低速走行時にも稀にエンストすることもあります。
●実施した作業内容
アイドルバルブ交換
フュ?エルストレーナー交換
プラグ交換
各気筒点検(全て圧縮、点火問題なし)
どなたか経験のある方ご意見をお待ちしています
こんにちは。
エンジン始動後の回転数の不安定、エンスト発生、一度吹かすと、調子が改善する
などの現象は、E38以外の車種(E34?E46)にも多く出る症状です。基本的に製造後、
ある程度の時間が経過した(走行した)車体に出るため、E34?E46に多く見られます。
このサイトでも類似不良を拝見することがありますが、原因の多くは、センサー系と
吸気系です。
・カムシャフトセンサー、またはクランクシャフトセンサーの不良
・吸気系(空気の流れ)のラバーブーツのひび割れ(裂け)
を疑ってみて下さい。
エンジンは、上記センサーの出力をベースに回転数(燃料の濃さ等)を制御するため、
センサーから正しい値が得られないと、エンジン回転が落ち着かないとか、エンスト
する等のケースが見られます。
また、吸気系のラバーブーツの裂けは、空気を余計に吸ってしまうため、燃調が
狂ってしまい、同様にアイドリングが不安定になり、エンストするケースがあります。
ということで、まずは、ディフェクトメモリーコール(不具合履歴の読み出し)を
してみると良いです。センサー不良ならば、多くの場合、不具合履歴が残っていると
思いますよ。また、ラバーブーツ裂けは、エンジンルーム内を隈なく＆細かく目視
確認するとか、空気を吸っている音を聞くなど、注意深く観察してみて下さい。
もしかしたら、切れや裂けの場所が見つかるかもしれません。
実は、私のE39が現在、類似した不具合で入庫中でして、本日、修理が終わって
戻ってくる予定なのです。他の車種のコーナーに類似不良が報告されていますので、
そちらも参考にして下さい。
僅かですが、少しでも参考になれば幸いです。
以前のっていましたE39ですが同じような状況でO２センサー汚れが主な原因で
した。確か2個ほど交換して治りました。参考までに
