BMWのアイドリングストップを常時停止させる方法

(Last Updated On: 2020年9月19日)

現在、BMWではアイドリングストップ機能が標準搭載されています。
アイドリングストップの動作、特に停止や始動時の音や振動に耐えられず、止めたいと考える方も多いようです。
効果的な解除方法を解説します。

BMWアイドリングストップの導入背景と概要

燃費の向上や環境への配慮すべく、BMWのアイドリングストップは、2007年のEfficient Dynamics Strategyより搭載されています。
当時、1シリーズと3シリーズの全4気筒エンジンに搭載後、他のモデルにも展開しました。

BMWも2012年頃から搭載されるようになり、現時点では全車搭載されています。
停車すると自動的にエンジンの停止・再始動を行うため、燃費も向上します。
エコカー減税としてもアイドリングストップ機能が対象となるため国産・外車を問わず装備車両が増えた背景もあります。
BMWとしてもエフィシェントダイナミクスのコンセプトによる環境対策としても一役買っています。

インテリジェントエンジンストップスタート(IESS)

アイドリングストップは停車時間が長いほど有効ですが、エンジンの停止・再始動に必要な燃料はアイドリング時よりも多くなります。
そのため、停車時間が短すぎると、アイドリングストップによって得られる燃費削減効果をエンジン停止・再始動による燃料が上回るデメリットが発生します。
BMWの試算ではその境界はおおむね3秒となっています。
そこでBMWは2017年の5シリーズ(G30型)から、道路状況に合わせて臨機応変に対応する新しいアイドリングストップを搭載しています。
BMWはこれをインテリジェントエンジンストップスタート(IESS)と呼びます。
仕組みは、ナビゲーションとカメラ、レーダーの情報を統合し、エンジンの停止時間が短くなりそうな場面を予測し、アイドリングストップの動作をコントロールする仕組みです。
※ドライバーの意思により、長時間の停止を行う場合は、ブレーキペダルを強く踏むことでドライバーは強制的にエンジンを停止することができます。

アイドリングストップの仕組み

アイドリングストップは、その名の通り、アイドリング中にエンジンが停止します。
停止中は燃費を消費しないため、燃費が良くなるという機能です。

停車した際に自動的にエンジンが停止する

手前の信号が赤になり、ブレーキで車速を落とし、完全にスピードがゼロになり、ブレーキを正しく踏んでいる状態を検知して、エンジンを停止させます。

ブレーキの踏みが甘いとエンジンが停止しない

ブレーキを強く踏んだ信号を検知して、エンジンを停止します。
よって、ブレーキの踏み方によっては作動しないケースがあります。
また、踏み方により、エンジンを停止させない事が可能です。

ブレーキからは足を離すとエンジンが始動

次の走行に備える動作として、ブレーキからは足を離した瞬間に即エンジンが始動します。
そのタイムラグは0.4秒以下とされており、ストレスなくエンジンが始動している状態になっています。
ブレーキから足を離し、アクセルペダルに足を載せる前にエンジンが始動しているわけです。
また、ハンドルを動かしたり、車体を動かすアクションに繋がる場合もエンジンを始動させます。

停止と始動の仕組みがセット

上記の動作を検知し、アイドリングストップはエンジンの停止と再始動を自動的に繰り返し行う流れです。

アイドリングストップの注意点

3秒以内の停止であれば、燃費に逆効果

エンジンの再始動時には、多めの燃料を消費しますので、エンジン停止時間が短い場合、アイドリングストップは逆効果となります。
前述のIESSは、ムダなエンジン停止を抑止する機能です。

大量の電力消費がバッテリーに負担をかける

エンジンの再始動時、大量の電力を消費しバッテリーに負荷がかかります。
アイドリングストップ車は、従来よりも1.2~1.5倍の大容量バッテリーが搭載されています。
ディーラー交換費用込みで6万~12万と容量相応に高価です。
また、電力消費が大きく、バッテリー寿命を早める(2年で交換)結果となります。
BMWのバッテリー交換費用と寿命延長のポイント

質問:アドリングストップを停止させる方法とは

回答:アイドリングストップ機能の解除方法

「Start/Stop」ボタンの側にあるアイドリングストップ解除スイッチをOFFとすることで解除できます。
この機能は、エコ機能として減税対象でもあり、ユーザー側で常時オフとすることは基本的にできません。
エンジンを停止し、再始動するとアイドリングストップ機能はONになるので、その都度OFFとする必要があります

コーディング・設定変更によるアイドリングストップOFF

コーディングという操作を行うことにより、アイドリングストップの機能をオフにできます。
コーディングのツールを用いて、BMWのコンピュータ設定を書き換えることをコーディングと呼びます。
正規ディーラーでは、この対応を行うことは保証の対象外となるため、ユーザーの自己責任で行うことが必要となります。

まとめ

全く動かない大渋滞では、積極的にエンジンを停止しましょう。
数秒、数十秒程度の停止が続く、ゴーストップは、バッテリーの寿命を短くし、燃料コストよりもバッテリー交換コストが上回ってしまう結果となります。
よって、エアコンやヒーターで電気を大量消費する次期や夜間はアイドリングストップをオフ。
バッテリーにも優しく、燃費にも優しい兼ね合いを見つけながら、使い分ける事が重要です。