スーパーパワープラスという価格合成オイルのフィーリングと効果とは
No.566 5HP19 [525iM-Sport] : 2002/01/03(Thu) 最終更新日2022/4/1 :
エンジンオイルの話題につきまして、続けさせてください。
ラウダさん、ディーラーで交換される場合は、スーパーパワープラスという
化学合成系の5W-30を入れられると思いますが、こちらのお値段は1リッター
2000円です。(その上は0W-40で2800円)。
私は現在このオイルを使用中ですが、純正品の中では品質の良い部類と思い
ます。しかし、メーカーが主張する25000Kmを無交換で乗り切れるかという
点については、問題はでないかもしれないが、正直なところ、フィーリング
等の変化を考慮すると、もっと早く交換しても良いかと個人的には思って
います。
私の場合、エンジン音や回り方などのフィーリングが自分好みに保たれる
範囲内で交換しています。やはり折角のシルキーシックスなので、いつも
いい音で乗りたいという、単純な動機ですが・・・
初回の交換は、2000Km程度走ってからでしたが、さしてフィーリングには
大きな変化もなく、廃油もきれいなものでした。
今のBMWエンジンのオイルは、相当にロングライフなので、あまり神経質に
なる必要はないと思われます。
余談ですが、もし交換される場合は、エレメントも毎回一緒に換えられた方
がよいかもしれませんね。
スーパーパワープラスという価格合成オイルのフィーリングと効果とは(1)
ラウダ/[E39-525Mスポ] : 2002/01/03(Thu) 22:28:52 :
なるほどーー・・・。
新車を買うたびに1000km毎にオイル交換していたものですから、
なんか「儀式」のように「しなければならない」ような錯覚に
陥っていました。 10000kmまで、大丈夫かな?
私は無神経なので、エンジンのフィーリングの変化が体感できないと
思いますので、ほうっておくと、オイル交換って
忘れる可能性があるんですよ。
まあ、サービスインターバルインジケータもついていますし、
お金もないから(?)、神経質になるのは、やめときます。
しかし、お詳しいですねえ。
どこで、勉強されるのですか?
スーパーパワープラスという価格合成オイルのフィーリングと効果とは(2)
5HP19/[525iM-Sport] : 2002/01/03(Thu) 22:40:14 :
take^2さん、エンジンオイルの話題はいろいろ教えていただきまして
ありがとうございました。
以前のOMEGAについてのお話の中で、トルクアップまで実感できるオイル
と評されております。私としては、今まで使用してきたオイルの中では
こういった実感を得たことがなかったので、非常に惹かれます。
初歩的な質問で申し訳ないのですが、トルクアップが実感できるという
要因については、例えばフリクションの低減によるものなのでしょうか?
本当は、実際に入れてみてからお聞きするのが順番だとは思いましたが、
申し訳ありません。
スーパーパワープラスという価格合成オイルのフィーリングと効果とは(3)
DFB/ : 2002/01/03(Thu) 22:46:17 :
私はE46ですが、1.000kmの時点でオイル交換をお願いしたら、少なくとも3.000kmは走って
ください。最初に入っているオイルは品番は同じでも慣らし用の特殊なものですから...との
ことで受けてくれませんでした。正式な通達はないけど添加剤も入っているらしいと言ってい
ました。最近はメルセデスも同様の対応だそうです。
最初に入っているオイルは確かに特殊なものだそうです。
色も緑がかっていて、なにかギアオイルのような感じでした。
私の場合、これを2000キロ時に交換しましたが、エンジンフィールは劇的に良くなりまし
た。
最初に入っているオイルは、慣らし用とのことですが、あまり長く使うのは良くないような気
がします。
5HP19さん、
OMEGAのオイルは、油膜が非常につよいので、レースユースでも、0W40でOKです。
それに加えて、”メガライト”という減摩剤が配合されているようで、
このメガライトがOMEGAのパワー感の秘密、という噂もあります。
最近は、メガライトが配合された添加剤も販売されているようです。
個人的には、オイル添加剤の類は使うべきではないというのが、持論ですが、
この添加剤は使ってみようかな?という気になりますね。
えーっ! 本当ですか?
最初に入っているオイルが慣らし用って!
全然知らなかったです・・・。
妻が喜びそうなお話しです。
情報ありがとうございます。新車のオイルが違うとは知りませんでした。
でも、言われてみれば初回の交換後はフィーリングが良くなったような
気がします。
気になるのは、慣らしスペシャルの添加剤が何か?ということですね。
慣らしというのは、いろいろな見方がありますが、金属同士をピカピカ
に磨くような方向になっては必ずしもいけないという意見があるようです。
理由は、油膜保持のために、適度の凹凸が存在した方が都合が良いという
ことらしいです。そのためのものなのか、極圧剤なのかわかりませんが、
いずれにせよ、慣らし用の添加剤なのであれば、慣らし終了(2000Km)
時点でオイル交換したくなりますね。
私も添加剤に関しては慎重論者です。どうも私が使った大部分の添加剤は
エンジンオイルの寿命が短くなったり、油圧が低下したり、といいことが
ありませんでした。まるで低粘度の鉱物油を使用したかのようなフィーリ
ングは私は好みではありませんでした。
しかし、レーシングユースで0W-40がOKというようなオイルや添加剤なら
話は別ですね。油膜の強さが保たれる添加剤なら歓迎です。
これは私もS13シルビアの時、色々試してみましたが、
どれもこれといって効果がありませんでした。
「気分的なものかな?」という効果さえなかったです。
もっとも私は日常的な使い方でしたので、
サーキット走行等はやったことがありませんでしたので、
関係なかったのかもしれませんが。
それより、ハイオクガソリンを入れた時の方が
効果てき面でした。(Q'Sでしたのでレギュラー仕様でしたが)
「エンジンを長持ちさせる」にはオイルも重要なのですが、
エンジン内でガソリンを良く燃やすことも必要、
エンジン内浄化剤が入っているハイオクはかかせません。
もっともBMWの場合、ハイオク指定ですから、
ここではあまり関係ありませんね。
ただ、妻が「レギュラーでも走るんでしょ?」と
恐ろしいことを言いますもんで・・・。
ハイオク使用のクルマにレギュラーガスを入れるとパワーはかなり下がります。
これは、ノックセンサーが作動して、ECUが点火時期などを自動的に調整してしまうためで
す。ガソリンのせいだけではないのです。
ハイオクには、種々の添加剤が入っていてオクタン価を高めていますが、
これらは、決してエンジンのためによいとは言えません。
シール系に影響を与える可能性がありますし、燃焼も実はレギュラーの方がクリーンなので
す。
ハイオクに入っている”エンジン内浄化剤”というのは、このハイオクに入っている種々の添
加剤がもたらす汚れに対応するもの、であるわけです。
オイル交換についてはディラーごとに対応が様々のようです。1.000km以下でもホイホイとや
るところもあるらしいです。ディラーとしては頻回に交換してくれた方が収益があがるわけな
んですけどもね。
私のところはサービスフロントの方がかなりメカに詳しく、信頼できると思ったので、指示に
従うことにしました。25.000kmまで交換しなくても壊れたという報告はないとのことでした
が、その時点のエンジンのコンディションを定期的に交換していたものと比べたら解りません
が....とのことでした。
ドイツ本国では廃油処理の環境問題が問われるために、交換のインターバルを長くせざるを得
ないという事情があるらしいのです。まもなくオイルは無交換という時代になるかもしれませ
ん。
私も旧い人間なのでそこまで交換しないというのは精神衛生上耐えられないので3.000kmで交
換しました。BMWではありませんが、オーバーホールしたエンジンのときは10.000kmまで
そこそこのオイルを1.000kmごとに交換していたぐらいですから。
個人的には、添加剤はいれないほうがよいと思っております。
理由は、添加剤はほとんどがオイルとくらべて、質管理や、テストがなされていないことで
す。
多くの添加剤はフリクションを減らすことが目的となっていますが、
減摩剤として、モリブデン、テフロンなどがつかわれています。
モリブデンは触媒に影響を与える可能性がありますし、
テフロンはオイルに溶けないので、エマルジョンになっています。
しかし、このようなオイルに溶けないものをオイルにいれてしまうのは、
かなり怖いことです。
テフロン系の添加剤を使うと、この成分が沈殿し、サンプを目詰まりさせてしまうことがある
ようです。
もっとこわいのは、添加剤に入っている成分が十分に吟味されていないことがあり、
エンジン内のシール系を痛めてしまうことがあるようです。
私は依然、ポルシェ911に某有名なメーカーのテフロン系添加剤をつかい、
バルブシールをやられてしまった苦い経験があります。
えーっ!ハイオクの添加剤も・・・。
「知らない」って、恐いことですね・・・。
これからも、もっと勉強させてください。
さすがにBMWでは試してはいませんが、実家の三菱レグナムGDI(ハイオク指定車)
に母親がレギュラーガスを入れてしまいました。その時の燃費は、リッター2Kmも
落ちてしまい、燃料代経済のつもりがかえって高くついてしまいました・・・
希薄燃焼車と同一には語れませんが、BMWも比較的高圧縮比ですので、同じ傾向が
最悪出るかもしれません・・・
オイルの交換サイクルについてですが、私も精神衛生上、指定の交換サイクルが
守れない類の人間です。
無交換の代表的な例として、ATFがありますが、これとて途中交換が現実的です
ので、ましてやエンジンオイルは・・・と思えます。国産車や同じBMWでも昔の
タイプに比べると、オイル、エンジン両面の進化等により、オイルのライフが
長くなっていることは認めるにせよ、です。
オイル缶の中で保存するのと違い、現実のエンジン内のオイルは様々な劣化
要因が考えられます。(発熱、水分、ブローバイガス、空気、燃料希釈等)。
また、金属粉等の異物を定期的に排出する意味でも、あまり長く引っ張るの
は、やや抵抗がありますね。ただ、サーキット走行などで油温を上げること
がなければ、現実にE36の320i(M52)でも(化学合成油なら)7000Km位は
フィーリングの悪化もありませんでした。
、
添加剤は人間に例えれば薬のようなものだと考えます。
車も人間も、やはり薬漬けは良くないと思います。
take^2さんが仰るとおり、私も添加剤の成分とテストに対する不安を
抱いています。
まず、テフロン系ですが、全てそうかはわかりませんが、テフロンは
800℃位で化学変化を起こすという話です。燃焼を終えた排気の温度
を考えると、化学変化した物質がどのような作用をするのかについて
詳しいテスト結果を知りたくなります。
また、モリブデン系の微粒子の場合は、ハイドローリックラッシュ
アジャスター(HLA)の油圧制御部分に微細なオイル通路があり、
これを詰まらすと、最悪バルブ系を壊すそうです。
ここに書いたことが杞憂であれば良いのですが、現実に添加剤を
使用してエンジンを焼き付かせたなどという話を聞きます。
また添加剤の発売元から具体的なテスト内容等が公表されないこと
もあり、今ひとつ不安が拭えないのです。
添加剤は、まさに薬ですよね。
ものによっては、すごく効き目が感じられますが、長期的に良いかどうかは問題で、
多くの場合は、強い副作用があります。
即効性を感じるものほど評判もよく、売れるのですが、長期的にエンジンに与える影響はあま
り考えられていないのが、実状のようです。
いまのオイルは十分に減摩剤成分の添加剤が入っていますので、
加えていれる必要は全くないのです。
もうひとつ、交換のインターバルに関してですが、M5は、とてもオイル消費が多いです。
3500km/lくらいでしょうか。
3000キロくらいで、オイルの1/8をつぎ足すわけですから、
それだけ定期的に新油が入ってきます。
オイル消費の多いクルマ、M5とか、ポルシェ911などは、
その分交換のインターバルを長くしてもOKだと思います。
M5のオイル消費は意外に少ない?のですね。
E36のM3Bや、E34のM5だと、1000〜2000Km/Lという話を聞いたもので・・・
M系ではない、普通のBMWエンジンの場合、例えばM52の前期型辺りでは、
今のものより減りが早かった印象ですね。
1000-2000km/lというのは、すこし大げさのような気がしますね。
ポルシェ911でも2500位でした。
低回転を使っていると早く減る傾向もあるようですね。
8リッターくらいのオイル要領で1000km/lも減ってしまったら、
いつも注ぎ足していなければなりませんね。
オイルレベルメーターも必須になりますね。
ただ、いまのM5のレベルでも、やはりオイルレベルには常に気を遣う必要があります。
個人的には、それほどイヤなことではないですけど。
1000Km/lだと、ちょっとした遠出でも問題になる程ですよね。
M3等のオイル消費の話は、ディーラーのメカニックから聞いたのですが、
最悪のケースという意味かもしれませんね。
ところで、ポルシェ911というのは、空冷のものですか?
空冷といっても冷却のある部分をオイルが担うはずですので、オイルには
厳しそうな車に思えます。
私も、時々オイルは見るので、オイル消費は例えあったとしても、それほど
気にはなりませんね。
むしろ、古い部分が適当に燃えてくれて、減った分新しいものが入るという
点ではエンジンにとっては歓迎できる気もしますが、最近はオイルを見ない
人も多いのでメンテナンスフリーの方向になるのは仕方ない?ですね。
>ポルシェ911というのは、空冷のものですか?
その通りです。空冷のポルシェは、油冷ともいわれていますからね。
オイルはドライサンプで、13リッターくらい入ります。
しかし、交換のインターバルは10000kmごとが指定でした。
911系は乗ったことはありませんが、大好きです。
ハイパフォーマンスで空冷ということを考えると、10000Kmサイクルというのは
立派だと思います。(水冷化された996モデルではもっと楽になりそうですね)。
むしろ、古いタイプだとオイルよりタペット調整のインターバルの方が厳しそう
ですね。
話題がそれますので、多くは語れませんが、911は本当に良いクルマでした。
964型までは、ソリッド・リフターですので、10000キロごとにタペット調整が必要で
した。エンジンを降ろしますので、これだけで10万円の工賃が必要になります。
しかし、993型になってからは、ハイドロリック・リフター(ラッシュ・アジャスター)が
つきましたので、その点、とても経済的になりました。
フェラーリF355は、ラッシュアジャスター付で8500回転を実現しましたので、
ポルシェとしても、そうせざるを得なかったでしょうね。
時代も時代ですし・・・
BMWがハイドロリック・リフターを採用したのは、M系のエンジンでは、
S62以降と記憶していますが、やはり時代の要求なのかもしれませんね。
最近のものは、HLAの弱点とされる高回転時の追従性がクリアされた
という背景があるのかもしれません。
最近の国産車は、コスト低減のためか、逆にHLAを嫌っているものが
多いようですね。三菱がローラーロッカーアーム+HLAを好んで使って
いる以外は、調整すらできない方式も多くなっていますね。
もっとも、三菱についてもタイミングベルトが先にダメになりますが・・・
すみません。オイルの話題から離れてしまいましたね。
今回は貴重な情報・知識等を開示して頂きまして大変勉強になりました。
また、オイルの話題がありましたら、参加させて頂きたいと思います。
皆様、ありがとうございました。
このスレッドはおもしろかったですね。
今度は、タイヤの話でもしましょう。
>このスレッドはおもしろかったですね。
そうですね。久しぶりに言いたいことがいえました。
タイヤの方も立ち上げてみますね。
この分野は素人なので、ついていけるかどうか不安ですが・・・