530iの光軸調整について
No.3224 にゃにゃ ['02 E39 530i Mスポ] : 2008/09/06(Sat) 23:59 :
こんばんは。後期ライトの光軸について教えていただきたく。
530iの光軸は自動調整とのことで、525iと違って
フォグのとなりに光軸調整ダイヤルがついていませんが、
この「自動調整」ってどういう仕組みなのでしょうか?
手動調整だとロッド折れの場合はダイヤルを動かしても
光軸がかわらない(調整できない)ということで車検も
NGになるそうですが、530iはロッドが破損すると
どういう状況になるのでしょうか?なぜ車検NGなのでしょうか?
折れているかどうかは、どうすれば判断できるのでしょうか?
また、ハロゲンとキセノンでもロッドの構造は同じでしょうか?
530iはキセノン標準ですが、交換用としてハロゲン用のASSYを
購入しておいて、バラストとバーナーを移せば使えるでしょうか?
前回のDでの車検時に光軸折れを指摘されましたが、ASSYが
5年保証とのことで、ギリギリで無償交換(工賃のみ)でした。
次回のことを考えると、興味半分で自分でいぢくり回して
壊したりしたらと、腫れ物に触るような感じなので、
ちゃんと構造を見たりするのが怖いです。。。
以上、よろしくお願いします。
530iの光軸調整について(1)
しらかば/ : 2008/09/07(Sun) 00:37 :
自動調整は、サスアームにセンサがあり、サスの沈み込みに応じて光軸をモーターでコントロールしています。よって、手動でコントロールできないのです。
キセノンはハロゲンよりも明るく、光軸がずれた時の対向車に対する影響が大きいため、このようなシステムになっていると考えられます。
ロッドは1度交換されている様なので、しばらくは大丈夫だと思います。
バルブを交換する際に、上下方向にバルブに力を加えたりしなければ、大丈夫だと思います。壊れてしまった場合は、大先輩が助けてくれるはず。
この掲示板って本当に素晴らしいですね。
530iの光軸調整について(2)
ミッチョ/ : 2008/09/07(Sun) 07:21 :
光軸調整は手動式・自動式にかかわらず、ライトを車両に取り付けた状態でライト本体の調整ネジで規定に合わせます。
その後、乗車人数や荷物の積み方で起こる姿勢変化で、対向車を幻惑させないための補正を、手動で行うか自動で行うかの違いです。
その仕組みは、しらかばさんか書かれているとおりで、車検に合格する位置に車が勝手に調整してくれるという意味ではありません。
ロッドが折れると光軸調整が不能となるため、どの車両でも車検に通らなくなります。
ハロゲンでもキセノンでも光軸調整の構造は全く同じで、ロッドも同じものが使われていますが、ロービームのプロジェクターライトが違います。レンズ口径もリフレクターのサイズにも違いがあり、バルブの取り付け部分も違うため、ハロゲンライトにキセノンのバラストとバーナーを無加工で取り付けることはできません。
純正の光軸調整ロッドは「PBT」と呼ばれる樹脂(照明器具のソケットなどに使われています。)で作られています。新しいうちは良いのですが、加水分解によって劣化するともろくなります。E39のライトの場合、5年程度で必ずといってよいほど折れます。現在折れていなくても、バルブ交換などでリフレクターに少し力を加えると簡単に折れてしまいます。
ロッドが折れると、リフレクターが固定できなくなります。ライト背面のバルブ部分を持って、上下左右に動かしてみると判定できます。上下方向にグラつけば上下調整ロッドが、左右方向にグラつけば左右調整ロッドが折れています。
内部構造や修理方法は、DDさんのHPに記事がアップしてあるので参考にしてください。
http://dd.jpn.org/BMW_HP/e39index2.shtml
この記事で紹介したアルミ製ロッドに交換したい場合は、ご連絡ください。
530iの光軸調整について(3)
にゃにゃ/['02 E39 530i Mスポ] : 2008/09/08(Mon) 23:58 :
しらかばさん、ミッチョさん、レスありがとうございます。
「大先輩」からの直接のコメントありがとうございます!
同じイカリングでもハロゲンとキセノンでは違うのですね。。。
また、サスアームにセンサーがあり、車両の状態によりモータを
動かして調整って。。。そんな高度な機能がついているんですね。
折れて調整できなくなっても、その時点で正常な光軸が確保
できていれば車検でも文句ないのでは?と思っていたのですが、
どこぞのページで見ましたが、ロッドが折れると、光軸が下を
向きっぱなしになるとか。車検が通らないってのも納得しました。
車検でASSY交換してまだ1年弱なので、光軸は大丈夫だろうと
思い込んでいます。ライト背面のバルブ部分を持ってグラつくか、
この行為自体でロッドを折ってしまわないかビビッてしまいます。
DDさんのHP上にあるミッチョさんの記事では大変勉強させて
いただいております。
これから先、いつか必ず折れる日がやってくるでしょうから、
その際にはぜひアルミ製ロッドでの蘇生術をお願いします!
ちょっとイカリングが理解できました。ありがとうございました。