ATFの交換時期とATF交換の方法
No.1066 レーステック [E90 325 DP] : 2008/05/24(Sat) 19:40:38 :
どうもです(^^)
納車から2.5年、走行距離40,000km、たまにスポーツ走行、そんな私のクルマです。
エンジンオイル,デフオイル(機械式LSD装着)およびブレーキフルードについては、
走行状況より適宜的に交換してきました。
一方、ATFについては今般まで無交換できましたが、少しづつタレてきてことから、
この度、交換しました。
費用と簡便さを勘案し、ドレンボルトからの2回抜およびオイルパン注入口からの2
回交換としました。
ただし、通常、E90ではATF無交換を前提とし、レベルゲージがエンジンルームにない
等の構造であるため、こうしたクルマでの作業実績を持つ整備工場へお願いしました。
(S30Z,SR311等を「現役ランナー」へフルチューンされる個性的な工場)
E90について、通常のATF交換のように循環交換、一度に抜けた量の倍の量を入れようと
する場合、ATの複雑構造,レベルゲージ無、暖気運転の油温上昇によるオイル量の不確
かさもあり、オイルレベルを適正とできない可能性もあるようです。
それに対し、こちらでは、ATF注入量,オイルパンでの油温傾向,エンジン作動によるポ
ンプ作動時のATF送り、これらを全て見ながらの作業にて、6.5L/回×2回、ほぼ入れ替え
られました(*_*a)
ATFには、運転傾向や走行環境を鑑みて、NUTEC ZZ-51改を選定しました↓
(純正ATFはデキシロンDⅢ品)
http://www.nutec-japan.com/lineup/atf.htm
2回交換後の走行性能は、トラクション増,スムースかつダイレクトな変速となり、
その心象としては、総合的に頼もしい安心感を得ています。
今後は、スポーツ走行によりトラクション低下や変速ロスが顕著になったら、1回交換
(6.5L/回)をする予定です。
なお、交換部品は、ドレンボルトのみです(使い捨てのような記述のため2回分用意)。
私と同様に、スポーツ走行される方等への参考の一助になればと存じます。
追補) ATの構造として、ATFがラジエータコア端部のパイプを通るオイルクーラー
効果を併せ持ちますが、スポーツ走行をされる方については、ATF管理の注意を
お勧め(配慮した運転方法,空冷式オイルクーラーの追加装備等)。
ATFの交換時期とATF交換の方法(1)
レーステック/[E90 325 DP] : 2008/05/25(Sun) 20:49:58 :
失礼します。
追記です(^^;)
本日、ウェット路面の千葉〜東京、高速道路を走行(新宿まで)してみましたら、
選定したNUTEC ZZ-51改の特性、上述、トラクション増により、ドライ路面よりも
安定感をよく感じられました(*_*d)
LSDをアクセルオフ側でも効くようにセッティングしていることも相まって、
雰囲気、マニュアルトランスミッションのLSD装着車のようでした。
NUTEC ZZ-51改、クルマの性能を押し上げてくれ、オススメです☆
(熱に強いという特性もあります)
ATFの交換時期とATF交換の方法(2)
ライツ/[E90 323MSP] : 2008/05/25(Sun) 21:40:20 :
以前のW124は、50000キロで交換しました。やはり交換した方がいいのでしょうか?
それと、以前ディラーのメカニックに、デフのオイル交換は出来ない(オイル入れる所、ドレンは無い)と聞きましたが、どうなのでしょうか?
整備工場の人には、ミッションより、デフの交換サイクルは早い方がいいと聞いたんで・・・
レーステックさん自分は、長く(10年以上乗るつもりです)乗るので、こう言う話しどんどん
聞かしてください。
後工賃や費用など教えてもらうとありがたいです。
参考になります(^_^)
ATFの交換時期とATF交換の方法(3)
レーステック/[E90 325 DP] : 2008/05/25(Sun) 23:41:00 :
ライツさんへ
ATF無交換に関しての考え、先ず興味を持つところで同感です(*_*m)
BMW AGは、E90の走行環境としては、無論、一般走行とされていると存じます。
高い限界性能や操る愉しさも付与しながら、その環境で走るならば、ATFは、無交換でも
耐久性的には問題なし、環境負荷低減にも寄与できる、そんな考えと推察されます。
(上述の整備工場やNUTECの各担当者の考察,私もそうかなと)
一方、ATF交換は、その時期を逸して、著しくデポジットやスラッジ等を含む劣化状態の
ATFとなった場合にすれば、アリの巣のように複雑、かつ、細い流路でデポジット等が溜
まり、結果として、ATがスムースに作動しなくなるケースもあります。そうでなくとも、
交換作業が煩雑になります(交換回数増〜大幅な作業内容)。
ただし、走行環境のいかんによっては、やはり消耗品はかなり劣化します。
したがって、どのような走行をするか、実際にオイルは劣化しているか、それらを総合的
に鑑みて、ATFは、無交換、あるいは、適宜に交換、一義的な答えではなく、任意で判断す
べきかもしれません。そうは言っても、無論、交換するに越したことはありません(^^)
参考までに、NUTECのATFに関するQ&Aもどうぞです↓
http://nutec.jp/cat4/atf/
ところで、デフのオイル交換、ディーラーやドレスアップ主体のショップさん等では、
出来ない(難しい)と言われますが、できます(*_*a)
オイルチェンジャー使用,そのホースの径をボルトより小さくし、丁寧にオイル注入
ボルトより古いオイル吸入・新しいオイルを注入すれば、1.3L程度をキレイに入れ替
えられます(交換直前まで軽く走っていることもコツ)。
デフケースをバラした空の状態で1.6L程度入ることを併せ考えれば、通常のドレンプ
ラグから抜くことができる量と同程度です。ちなみに、M3のフィン付デフケースを
流用ならば、通常の作業で簡単、冷却にもヨシですが(*_*o)
なお、通常のオープンデフならば、機械式LSDほどオイル交換を神経質に考えなくて良
いかとも存じますが、任意です。
私の場合での工賃,費用は、ATFでは交換工賃\6,000〜ドレンボルトとオイル6.5L
含む総額\24,000/回×2、デフオイルでは交換工賃\2,100です(別途オイル料)。
上述を参考にすれば、経験のないショップさんでも、デフオイル交換はできると思われ
ます。他方、正確なATF交換は難しいかもしれません(^^;)
長文にて失礼しました。
レーステックさんいつも解りやすい報告ありがとうございます。
消耗部品など、交換される時や、よい情報がありましたら教えてください(^_^)
ライツさんへ
こちらこそ、丁寧な返信に感謝します(^^)
非常に良くできたクルマで、無交換や交換サイクルまで長期、という部分が幾つか見られ
ることは、無論、BMW AGの回答として納得します。
一方、クルマ好きにとっては、「でも、大丈夫?」と思ってしまうことも実質かもしれま
せん。少なくとも、私自身はそうです(*_*o)
似たような心象を持たれている方のコメントに対し、参考の一助になるようなことがあれ
ば、書き込みますので、ヨロシクです。
追伸) 現在進行中、消耗品のブレーキパーツ交換、経年変化による腹回りの部分塗装
等、内容がまとまり次第にでも、また紹介します。
レーステックさん楽しみにしています(^_^)
こう言う情報、参考になります。