雪道でDSCの効果を体感して効果に関心しました
No.966 ィェール [E90 320i] : 2008/01/13(Sun) 01:06:18 :
こんばんは。
昨年末のE90 320iを購入致しましたィェールといいます。
昨日スキー場へ行く途中の山道を流してきました。途中、広い退避場所があり、10センチぐらいの新雪が積もっておりました。そこで、街乗りでは試すのが難しいDSCの機能を体感しようと思い立ち、いざと突入しました。
(退避場所は、電灯で明るく照らされ大型トラックが数台配置できる広さで、私以外の車は一台もいない状況でした。広く安全な場所と考えます)
以下、体感したままに。素人の主観です。
DSC機能状態:アクセルを深く踏んでもスラロームが出来るほどの安定性。アクセル開度に対するタイヤの回転を強く押さえ込む感覚。ハンドルをフルで切った状態からフルアクセルで、円形走行が出来るのには驚愕しました。
DSC一段階解除状態:DSC機能状態と大きな差は感じませんでした。
DSC全解除状態:深く踏むとタイヤ空転で一瞬で5000回転まで吹けあがり。それ以降怖くて試していません・・・
昨年だったでしょうか、BMWウィンタードライビング講習で、「DSCは最後の砦、これで補えなければどうしようもない。出来るだけDSCを作動させない運転を心がけるのが大切」との内容をネットで見た覚えがあります。
DSCに守られていることに慢心せず、今後もライフを楽しんでいこうと思っております。
雪道でDSCの効果を体感して効果に関心しました(1)
レーステック/[E90 325 ダイナミックパッケ・>] : 2008/01/16(Wed) 01:05:01 :
はじめまして(^^)
書き込み内容、興味深く拝見しました。
トラクションコントロールの特性をよく体感されたようですね☆
さて、雪道の場合、雨よりも低速でスリップし、さらに、通常のオープンデフでは、駆動輪であるリヤの片側がスリップしきってしまえば、もう片側からの駆動も抜けて、まともに走りません。それらのため、グリップの範囲内で駆動制限するDSCは有効ですし、(釈迦に説法ながら)BMWウィンタードライビングでの講習コメントの通りでもあります。
ところで、スタッドレスタイヤは、どグリップよりもスリップするギリギリのところが美味しく駆動伝達できます(このタイヤのみに限りませんが)。DSCの拡張機能は、この辺りを上手く引き出しています。さらに、雪道では、回旋動作として、ハンドル操作のみに頼ることができないことも大きいです。十分なフロント荷重〜リヤの駆動力を使った旋回動作でハンドル操作には強く頼らないことが効きます(ガオガオとした排気音を出しながら元気良く走ります)。
BMは初期アンダーステアを感じさせやすく、結果として、ブレーキング・アンダーステアも誘発でき、とても安全に配慮されていると存じます。
雪道での運転について、新たな発見があったら、また、お願いします(^_^)
雪道でDSCの効果を体感して効果に関心しました(2)
ィェール/[E90 320i] : 2008/01/16(Wed) 19:16:20 :
レーステックさん、こちらこそはじめまして。
DSCの初めての経験であり、ちょっと嬉しくなってしまい投稿させていただきました。
私自身、DSCの理論としていかなる制御が起こっているのか理解できていないことが多くありますが、オン・オフの比較と通して体感できたことが貴重と考えています。
雪国在住でして、スタッドレスの数ヶ月間、FR駆動でも安心できる(もちろん慢心しない前提で)運転が可能と思える経験でした。スキー場は運転40分の白馬スキー場です。
DSC制御の機構の違い及び使用目的の違いについて疑問に感じる点がありました。
①.DSC一段階解除状態:DSC機能状態と大きな差は感じませんでした。と書きましたが、機構の違いがあるはずだと考えます。その違いを体感することが出来ませんでした。
②.DSC全解除状態ですと、説明書では雪路スタック時の脱出としてあえてタイヤの空転を許すということが書かれていますが、それでもその空転が怖く感じました。空転を許さずとも、(空転がない方がより容易に)雪路脱出が出来たスタック状況であったため、DSC全解除状態の旨味を味わえなかったのかとも思います。
長くなりましたが、もしよろしければ、レーステックさんならびに皆様の博学あふれる解説よろしくお願いいたします!
雪道でDSCの効果を体感して効果に関心しました(3)
レーステック/[E90 325 ダイナミックパッケ・>] : 2008/01/16(Wed) 22:06:16 :
白馬スキー場の近傍、急激な高低差や極端にきつい道は少ないことから、BMWに困難な
道は少ないような気がします☆(白馬なら八方和田野の会社保養所へたまに行きます)
スキー場が近くてイイですねー。羨ましいです(*_*k)
さて、疑問について、
① DTCとDSC、両者に大きな違いを感じなかった。
DTCは駆動伝達の最大付近、ギリギリにスリップしながら路面を掴みます。
より積極的にクルマを前進させようとします。
一方、DSCは、グリップ限界を超えないよう駆動制御します。
あたかも強制的なグリップ走行の性質を付与します。
3,000回転越でパワーが乗るグリップ限界にて、アクセル開閉を試し、ハンド
ルの重さの変化(グリップレベルの変化)からも両者の違いを体感できるかもしれ
ません(定常円旋回での比較ができれば端的)。
② スリップ全開となるDSC全解除、また、駆動伝達の最大付近でスリップする
DTC、これらは言われる状況で有効です。
要アクセル開度の積極さですが、支援車(者)なし,脱出用具なし、での実験
ならばオススメしません。
FR,標準のオープンデフでは、やはり雪道に不利なことは否めません。
全解除、アクセル全開でタイヤが潜ったら、後が難儀になります。
(私のDP仕様の車高では雪かきするのも大変でした)
スノードライビング、安全に十分配慮したうえで色々と試されてはと存じます(^^)
やや長文にて失礼しました。
愛用のATMIC RACETEC Ti14からハンドルネーム「レーステック」とした
スキー馬鹿より(*_*o)
詳しいご解説、大変勉強になります。
①DTCとDSCのご解説、なるほどです。私の運転技術では違いを体感出来るかわかりませんが、次の機会に試せればと思っております。
②雪路脱出時での全解除は万能ではないということですね。万が一のスタック時に、DTCやDSCで充足できるならばそちらを優先に機能させたいと考えます。
レーステックさんのお言葉、
>スノードライビング、安全に十分配慮したうえで色々と試されてはと存じます 。
まさにその通りと重く受け止め、安全運転に努めていこうと思います。
ご教示ありがとうございました。
追伸.
スキー板のメーカーは、FISCHERでした。テニスもしておりまして、昔使用していたラケットがフィッシャーで、その受け売りでスキー板もフィッシャーにしていました。
最近は長野県人らしからず、滑走していません。
寒さに弱い 長野県人です。
度々失礼します。
深雪でのスタックからの脱出時には、DSCでは強制的な駆動伝達を抑えますので、DTC制御をベストとしてオススメします。DSC全解除は、あまりオススメしません。
再度のスノードライビングの後に、改めてThe joy of Drivingを読み返せば、殊更にその記述に納得されることがあるかもしれません(^^)
ではでは☆
追伸) スキーのフィッシャー、硬派〜軟派まで非常に優れた製品ラインナップで感心
します(プロショップ試乗会スタッフとして気に入っていた記憶あり)。
テニスでもありますね。私は中高の硬式部活の延長でYONEXです(笑