540Iのトルコンスリップ
バイオ - (2002/04/22(Mon) 17:01:17)
E−39 540i(2000年式)走行13,000Kmの中古車を先月購入しましたが、次の理
由でZF ミッションのトルコンの滑りが大き過ぎるのではと心配しています。
1)エンジンの回転は上がっているのに、スピードがついて来ていない感じがする。
2)燃費が悪い。 都内では4Km/Lを下回り、高速道路を100Km/H 順速でも
7Km/L位。
3)クリープが通常のミッションと比較し、かなり弱い。
以前に乗っていたE−39 528i(98年式)のJATCOミッションと比較し、この
ZFは、ソフトタッチで少しトリッキーな変速をするミッションですが、ZFのトラブル
暦からして、起こりうる故障ではと心配しています。 昨日、 BMWデーラーに見ても
らったとろでは、”問題無し”とのことですが、本当でしょうか。どなたか540のトル
コンに詳しい方、トルコンスリップ等についてお教え願えればと思います
Re:540Iのトルコンスリップ (1)
No.213 5HP19 - (2002/04/22(Mon) 20:31:35)
V8系のATは5HP24系のはずですが、これはE38にも採用されていますね。
そちらを試乗した限りでは、735iでも740iでも、特に滑りを感じることはなく、
低回転から食いつき感は良いと感じました。
過去に所有したり試乗したBMWや日産車のJATCOの5ATよりは、むしろ
滑りは少なく感じたのですが.....。
強いて言えば、1速がやや緩いかなと感じる程度でした。
クリープについては、ディーラーの営業によると、同型の以前のものに比べ
て弱くなったという話でした。比較的緩い坂道でブレーキを放して、後退す
る程で後続車にぶつかった人が実際にいたそうです。
乗ってみても、クリープはJATCOの5速よりかなり弱めに感じました。
ちなみに私のは5HP19なので、参考にはならないかもしれませんが、慣ら
しの終了の頃から何となく出だしが悪いなと感じ、ある時強く踏み込んで発
進したところ、TransSafeProg?表示が点灯して、結局AT交換になってしま
いました。おそらくは初期不良だと思うのですが、強く踏み込むまでは認識
できなかったので、早めにいろいろなパターンでテストされた方が良いかも
しれませんね。
滑りの原因として、トルクコンバータ部分の他にも、変速部(遊星ギアセット
やブレーキ、クラッチ、油圧制御系)が原因の場合もかなり多いようです。
Re:540Iのトルコンスリップ (2)
No.214 バイオ - (2002/04/24(Wed) 09:44:34)
BMW Dealerよりは渋滞時などは2速発進となるのでクリープが小さくなるとの説明ありま
した。現在のところは、食いつきの悪いミッションとの感じですが、もう少し様子をみて
悪化するようでしたら点検に持ちこみたいと思います。 アドバイス有難うございまし
た。 大変に参考になりました。
Re:540Iのトルコンスリップ (3)
No.215 光敏 - (2002/04/25(Thu) 22:24:05)
このミッション自体に、学習機能が付いています。
変な学習している可能性が高いので、一度、リセットしてみては、どうでしょうか?
確かによく2速発進もします。
エンジンのトルクが太いため、ミッションが、頻繁に変速しないようになっていま
す。
気になるのでしたら、常に、ステップトロニックで、運転した方が、気持ちよく走
りますよ。
Re:540Iのトルコンスリップ (4)
No.216 バイオ - (2002/04/26(Fri) 10:49:31)
原因の一つはやはり2速発進と思われます。 ミッションの学習機能にも
問題が有りそうです。この程度の学習機能なら、Snow/標準/Sport モード
手動選択の方が賢明ではと思いますが!
ZFミッションの耐久性は心配しています。 10年程前に6年間ドイツに駐在
していましたが、735iでも現地では殆どマニュアルでしたから、その当時
BMWはオートマチックで乗る車ではなかったです。
確かに15年位前のZFの耐久性は今ひとつという評価で、壊れる話を頻繁に聞き
ました。ただ、その後5速化された時に、電子制御が積極的に導入されるなどの
改良がなされ、その当時のものより格段に信頼性、耐久性は上がっている...、と
ディーラーのメカニックから聞いたことがあります。
5HP24は、E32、E34のV8が登場した時に新開発されたものと記憶していますが、
もちろん新しい世代の電子制御式です。同じくディーラーの話ではこれもそう壊れ
るATではないという話でした。そろそろ、9年の実績に達するATですから、それな
りに改良は加えられているものと推測します。
ちなみに、最近ではJATCO搭載車がAT不調で入庫する例が非常に多いとのこと
です。
このディーラーの例だけで全てを語ることはもちろんできませんが、日本製のAT
は壊れないという神話も、信憑性には?ですね。
最近では、ドイツでもATの普及台数が多くなってきています。7シリーズでもE38の
場合、728iにマニュアルの設定があったそうですが、V8、V12は全てATだそうです。
今度の7(E65)は新設計の6AT(6HP26)だという話ですし、ある程度の市場規模に
なれば、品質面でも安定していくのではないのでしょうか。
ご説明により、今のZFミッションの性能に自信が持てるようになってきました。
アドバイス有難うございました。
5HP24のロジックは詳しくは知らないのですが、5HP19の場合は、2速発進に
なった(というより停止時に1速に落ちなくなる)場合に、セレクターをS
に動かした時に1速に落ちます。その後すぐにDに戻せば、通常通りの変速
スケジュールで1速発進ができるので、右折待ちなどの場合に使えます。
また、積極的に引っ張るドライビングをしていると、2速発進になりにくく
なるような学習をするようです。
現在は、前のユーザーの乗り方を学習して、感覚に合わない変速をしている
ことも考えられ、長く乗っているうちに乗り方に合った変速に変わる可能性
はあります。
ATの耐久性は、乗り方の要素も大きいので、少しアクセルを戻してシフト
アップを誘うとか、ちょっとした配慮でも長く乗ると大きな差になるという
こともいわれます。