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車高調整付サスペンション

過去記事No5657

車高調整付サスペンション

No.5657 e36m3c [E36 M3C] : 2020/11/04(Wed) 13:55 :

BMWは前後重量配分が50:50でバランスが良い、とのクルマ雑誌では盛んに喧伝されている。
BMWのカタログにも50:50は説明されている。しかし、通常の運転では実感することはない。
実感されてはまずいのではないだろうか?ノーマル状態でサーキットでの走行会にも参加したが、
安定志向に仕上げてあり、「だからどうなの」程度しか、わからなかった。
今回、タイヤをミシュラン4Sに替えた。直前はスーパースポーツだった。ともにグリップ力が
強く公道上では何事もなく済んでしまう。スタッドレスタイヤに履き替えた時、この違いは出た。

少し前にサスペンションをkwのver.1にした。車高調整付でオーバーホール不可だった。その前は
ビルシュタインの純正形状タイプだ。ビルシュタインは少し硬いと思っていたが、劣化してもっと
硬くなっていた。そこでkwにした。

懇意の整備工場にお願いした。いわゆるドレスアップのショップと違い、器具を使用しての測定に
信頼した。kwも同工場のオススメだ。そこで本来、車高調の目的は前後左右の重量を測定して
クルマの重量を車体中央に集める、と言うことだった。純正形状タイプでは車体本体上の配分しか

できず、より中央に寄せることはできない。目的は前後左右をもっと50:50に近づけることだ。
作業前に現状も測定したところ、規定値内ではあるが、わずかに差があった。ブッシュのヘタリと
の説明だった。ビルは硬いのでkwにして、よりセンターを出す方向でお願いした。

冬季にスタッドレスを履き、峠道を走る機会を得た。路面は通常のドライだ。2速にダウンして、
ハンドルを切る。前つんのめりの姿勢になり、リアが少し浮き足立つ。次の右カーブ、もう少し
進入スピードを上げる。もう少し流れる。その次の左コーナーは、ラインに合わせてブレーキと

ステアそしてアクセルをゆっくり開けると徐々にスライドも止まる。理想的なコーナリングだ。
BMWの言う、50:50ニュートラルステアだ。e36m3cもBMWだったのだ。タイヤのグリップが
低いスタッドレスだから峠道レベルで、特徴を確認できた。スタッドレスはミシュランXice3+だ。

これも良いタイヤだ。キレイにスライドする。

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