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加速時のTrans Fail Progの点灯原因と対応策

過去記事No7462

加速時のTrans Fail Progの点灯原因と対応策

No.7462 Verdandi [E39 528i] : 2019/04/14(Sun) 17:35 :

 こんにちは、Verdandiです。

 いつも皆さんには、お世話になっております。
タイトルにあるように、本日、高速道路のPAのランプウェイから本線に合流した後の走行中(加速時※)、
4速から5速へのシフトアップ時に嫌な警告音と共にインパネに「Trans Fail Prog」が表示されました。
う〜ん、遂に来たか…。
(※シフトアップ時に3,000回転を超えていたと思います。)

皆さんもご存知のとおり、この警告が点灯すると、ミッションが3速に固定されてしまうので、80km/hでも
4,000回転くらいになってしまいます。否が応でも60〜70km/hくらいに減速して第一通行帯をユックリと、
そして、最寄りのICで降りてすぐのコンビニ駐車場までソロリソロリと走行…。

インパネには、見たくなかった「Trans Fail Prog」の文字が…、う〜ん。エンジンを切り、再始動させると
警告メッセージ自体は、表示されなくなり、一般国道を60km/hで走行するも、いつもと変わらぬシフト
アップ。そこで、迷いながらも再度、高速道路に乗るも、いつもと変わらぬシフトアップ感で5速まで
順調に加速し、違和感なし…。結局、その後、高速道路、一般国道、市中を合わせて、170〜180km
くらい走行しましたが、警告メッセージが表示されることはありませんでした。

そこで、このような現象、もしくは、類似した現象に遭遇された、E39に限らず、E36、E38、そして、E46
くらいまでの現オーナ様、もしくは、過去オーナ様で、その後の結果をお持ちの方がおられましたら、
情報共有させて頂けると大変幸甚に存じます。

#先日、他にオーナ様にミッション修理(ZF社認定ショップ)のデルオートさんを紹介いたしましたが、
  先に自分がお世話になる可能性が出てくるとは…。ちなみに現在、365,700kmを超えているので、
  修理(リビルド品への換装やオーバーホール)には、さすがに躊躇しており、このまま、再警告され
  ないことを願っておるのですが…。

Re: 加速時のTrans Fail Progの点灯について(1)

 ググル/ : 2019/04/15(Mon) 20:15 :

複数の原因があるようですね。

トランスミッションの機能に異常があると、Emergency Programが働いてフェールセーフモードが起動される。このプログラムはトランスミッションで不適切なギアにつながれるのを防ぎ、安全な運転を確保するものである。フェールセーフモードが働くのは次の場合である。
(1)TCM内部リレーを通じてすべてのシフトギヤ切り替えソレノイドにエネルギーが供給できなくなる(TCM内部リレーで電源が断たれてシフトギヤ切り替えソレノイドが働かなくなる…の意味だと思われます)
(2)圧力調整ソレノイドにエネルギーがなくなり最大限の圧力になる(同じくバッテリーの電圧不足などにより圧力調整ソレノイドが満足に働かなくなる…の意味だと思われます)
(3)トルクコンバーターのクラッチが不作動になる
(4)後退をロックする機能が殺される
(5)シフトギヤ切り替えソレノイドにエネルギーがなくなる(電源電圧不足などによりシフトギヤ切り替えソレノイドが満足に働かなくなる…の意味だと思われます)
(6)故障表示が点灯する(車種によって表示される故障は違ってくる)

フェールセーフモードではトランスミッションは高いギヤのほうに移り(3速〜5速、ただし場合による)車がサービスを受けられる所まで運転できるようにしてある。たとえばA5S360Rでは機能不全では5速に、TCMによるパワー(電源電圧)不良では4速になる。

以上のことから、トランスミッションそのものに異常がある場合以外に
オルタネータの故障を含むバッテリー電圧の異常低下など
さまざまな要因が考えられます。
オイル量の不足やセンサーそのものの異常もあり、軽症による検知だと良いですね。

Re: 加速時のTrans Fail Progの点灯について(2)

 Verdandi/[E39 528i] : 2019/04/15(Mon) 21:44 :

 ググルさん、こんばんは。Verdandiです。

 早速の詳細な情報提供を有難うございます。オルタネータやバッテリーに関しては、
そろそろ自信が無い頃合いではあります。バッテリーは、ここ数年は、交換していない
ですし、オルタネータは、一度、走行中に発電不可となり、交換して以来、15〜16万kmも
走っているので、怪しい可能性はあります。

ひとつ気になったこととして、今回、本線に入って、アクセルを踏んで加速しても、なかなか
シフトアップしないまま、回転数が上がっていきました。3,000rpmを超え、3,500rpmまで
上がってもシフトアップしないので、違和感があったのですが、そろそろシフトアップかな?と
思った辺りで変速ショックがあって、5速にならず、3速になり、警告メッセージが出ました。

ググルさんが書かれている内容に合致する内容があるとすれば、シフトギア切り替えが
できない、クラッチが切れない?状況でしょうか…。残りは、全てソレノイド不良(電圧低下)と
思われるので、消去法で(3)を考えました。

週末までは、乗る機会が無いので、次の土曜日に運転してみますが、まずは、ディーラに
行って、ディフェクト履歴を読み出して、少しでも原因特定を図りたいと思います。その上で、
現象が再発するようであれば、次は、ミッション修理業者からもご意見を貰おうと思います。

詳細で貴重な情報を有難うございました。また、何か進展がありましたら、報告いたします。

 以上です。

Re: 加速時のTrans Fail Progの点灯原因と対応策(3)

 Naky/[E46 325i Msp] : 2019/04/15(Mon) 23:25 :

Verdandi さん今晩は。
私の経験をお知らせします。

4年前まで乗っていたE46 320iですが、一度Trans Fail Progの点灯がありました。
深夜に高速道路走行中、前方にフラフラ走っている車がありそれを追い越し、
離れたいため急加速してスピードを上げ、次にアクセルを戻した際にTrans Fail Progが点灯し、
その後3速固定になってしまいました。
そのときの状況は大きな声で言えないのですが、4速5000回転以上まで引っ張り
アクセルオフした直後点灯しました。
このような場合通常は4速のままエンジンブレーキが掛かると思いますが、
そのときは5速シフトアップとも違うクラッチが滑っているような感覚がありました。
幸いすぐ先にパーキングがあり、停止してスイッチオフ、暫く待ってスイッチオンで
警告ランプ消灯、その後異常はありませんでした。
後日主治医に確認してもらったところこのようなことは時々あるということ、
エンジン回転数、シフトポジション、速度がマッチしていないとエラーになるとの事でした。
その半年後走行60,000kmでATF交換、160,000kmまで再発はありませんでした.。
因みに、E36 320i でも一度ありましたが再発していません。

ご参考まで。

Re: 加速時のTrans Fail Progの点灯原因と対応策(4)

 Verdandi/[E39 528i] : 2019/04/16(Tue) 05:38 :

 Nakyさん、こんにちは。Verdandiです。

 大変貴重な経験談の書き込みを有難うございました。E36とE46で起きた現象とのこと
ですが、今回の小生の現象発生時ととても良く似ています。第一通行帯に入って加速中に
第二通行帯を追い抜く車がいたので、それにつられて加速していきましたが、回転数だけが
上がって、シフトアップしないままでした。いつもは、そろそろシフトアップかな?と思った
ときに、確かに滑った感があって、シフトダウン(4速→3速固定)となりました。

その後の症状も全く同じようなので、Nakyさんが書かれているように、

> 後日主治医に確認してもらったところこのようなことは時々あるということ、
> エンジン回転数、シフトポジション、速度がマッチしていないとエラーになるとの
> 事でした。

なのかもしれません。このことを頭に入れつつ、今後暫く様子を見ようと思います。

 この度は、貴重なコメントを有難うございました。

Re: 加速時のTrans Fail Progの点灯原因と対応策(5)

 Verdandi/[E39 528i] : 2019/04/28(Sun) 22:23 :

Nakyさん、皆さん、こんばんは。Verdandiです。

少し間が空いてしまいましたが、その後の状況をお伝えします。
結論から申し上げますと、Nakyさんから頂戴したコメントの通りで、その後は、再発していません。
もちろん、4速から5速へのシフトアップの際のエンジン回転数が上がり過ぎないように気を付け
ながら運転しているので、その結果、再発しないだけだと思いますが、不便があるわけではない
ことから、今後も同じ調子で運転し続けようと考えております。
ちなみに3速でエンジン回転数を上げてしまっても、4速には、シフトアップしますので、4速から
5速へのシフトアップ時のみ気を付ければ良さそうです。

Google先生のお力を借りる等して、ATのショックや滑り、シフトアップ遅れなどの原因を探りましたが、
もう36.6万kmを超えた超過走行車においては、現状維持で乗り続けること以外の策がないようですし、
1速から4速までは、変速ショックがあるものの、滑りを感じないので、シフトアップしない等の不具合が
出るまでは、このまま様子見で乗り続てみます。

これまでATF無交換で、クラッチディスク?の摩耗も進み、ATFの粘度も低くなっていて、全体として、
劣化しつつも絶妙なバランスを保って機能している状態だと思いますので、この状態を楽しみます。

コメントを頂いた諸兄に感謝いたします。

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