ATFの劣化と交換について
No.1989 なべっち [E34 520i(93年式)] : 2002/08/29(Thu) 13:33:50 :
現在9万キロで、前回ATFを交換してから、8千キロほど走行しております。
kyama20012001 さんのコメントによると、ATFもラジエータで冷却しているため、
ラジエータ液の漏れで、オーバーヒートぎみを繰り返していたのなら、ATFも劣化
しているとのことでした。みなさんは、こういう可能性に対して、ありえるとおもわ
れますか?(kyama20012001さん、するどいご指摘ありがとうございます。)
E34の場合、エンジンルームにATFゲージがないので、全交換できないと聞いてい
ます。全部交換できていないということは、ATFの交換サイクルは、1年から2年
くらいと考えていいのでしょうか。(下抜きで)
また、メルセデスの場合、ATFのオイルパンをはずすと、フィルターを交換できる
らしいですが、E34には、フィルターはついているのでしょうか。
頻繁にATFを交換すると、オイルの洗浄作用により、内部のスラッジが溶け出して
ATFが壊れやすいとも聞きますが、ATFを壊しにくいテクニックはあるのでしょ
うか。(たとえば、オイルパンをはずして、底にたまっているスラッジをきれいに除
去するなど)
ATFの劣化と交換について(1)
なな(男)/[B10 3.5/1] : 2002/08/29(Thu) 18:23:04 :
なべっちさん、こんにちは!
私はこの初夏に電動ファンスイッチ、ファンカップリングの劣化により、水温上昇する
回数が多かったこともあり、車検時に合わせてATF交換しました。
(前回交換から7000キロ走行です)
で、ATFは全部交換というのはなかなか難かしいようですね。
なお、92’525も91’B10(535)もストレーナがあったと思います。
スラッジの問題は、前回交換して大丈夫なら、問題は無いのではないでしょうか?
除去する方法は知りませんが、何回かATF入れ替えをやる方法があるようです。
コスト高ですけどね。。。(^^;
ATFの劣化と交換について(2)
JG@げんこ/[540TR’94] : 2002/08/29(Thu) 22:53:08 :
ATの壊れる原因、ナンなんでしょうね。オイル交換頻度もいろいろココで取り沙汰されます
が、”これだけはハッキリしている”といえるものは少ないようです。例えば私とファルコン
さんは540で同じ形式のZFですが、乗り方(エンジンの労わり方?)は全然違うと思うん
です。ところが同じような時期に同じ症状で突然即死状態になりましたし。
そりそろATF換えよカナとは思っていた時期でしたが、不調はありませんでしたね。直前ま
で。ミッション部ではなく、前進トルコンそのものが×になるのは皆さんほぼ共通しているよ
うです。
ATFの劣化と交換について(3)
おいも/['89 525i ACS ver] : 2002/08/29(Thu) 23:17:10 :
よく言われるのは「全入れ替えすると滑る」というものですね。
そのため、賢明なところは「半入れ替えを期間をおいてする」ら
しいです。
なべっちさん、こんにちは。
「オーバーヒートしたらATF交換」これは行っている方、多いと思いますよ。
ただATは油圧をで動いているので基本的には無交換でいいのでは、と思います。
ATF交換したら滑る、という説ですがこれは新油効果によるOリング等の油圧逃げが
主な原因かと思います。
ATFの交換方法と、特に量には要注意です。
GSなんかで、一時よりATF交換を積極的でないのも何となくお分かりでしょう。
もしオイルパン内部を洗浄しないなら、中のゴミを攪拌しないようにそっと注入するのが
ベストです。
ななさん、JG@げんこさん、おいもさん、KOUさん、こんにちわ。みなさんのおかげ
で、ATF交換の勇気がでました。昨日、ラジエータを自ら交換したのですが、オイ
ルクーラーもこれで冷却されやすくなると思います。ATFを交換してから8千キロ
しか乗っておりませんが、ギヤノイズが大きくなったのは、オートバックスの普通の
オイルで交換したことも、理由のひとつなんでしょうね。
いろいろ雑誌をみていると、オイルパンを外して鉄粉を掃除するのがいいという記事
をよく見かけます。オイルを交換すること自体はいいことのようですが、それによっ
て、鉄粉が溶けて流れ出すのがいけないということのようです。今回、初めてオイル
パンを外してみる予定ですが、オイルパンの掃除だけでなく、オイルパンの底に強力
な磁石をくっつけるというテクをやってみようかなと思います。
もし、”ATが壊れた”というのは、ほとんど、”トルクコンバータだけが壊れた”
という意味なのですか?そうだとしても、おそらくディーラーなどでは、ATの全体
交換をしてしまうと思うのですが、AT全体の交換ではなく、トルクコンバータだけ
を交換できるのですか?それなら、すこし安くなると思うのですが。
誤解を恐れず申しあげますと、ATFの耐熱温度は最大で110〜120℃です。この耐熱温
度と言うのは、ATFはエンジンオイルと違って添加剤のカタマリですから、各種添加剤の性
能保持限界温度と思ってください。ですからオーバーヒートしたならATF交換をされた方が
ベターですが、オーバーヒートぎみ(この“ぎみ”と言うのが難しいのですが、大体90〜1
00℃未満)であるなら特に問題ありません。オーバーヒートぎみを1年も放置しております
と当然ATFの劣化は通常環境より早まります。まあ、ラジエター利用のATF冷却ですが、
オーバーヒートして何時間も運転していなければ120℃の高温にはなりません。その前にエ
ンジンがストップします。
ATF全量交換の件ですが、これは出来ますし、しなければ意味がございません。(エンジン
オイルも半分交換で許せますか?)出来ない工場(ディーラーも)は技術もポリシーも無いと
考えてください。まず、E34は約5リットルATFが入ります。吸引器によって3リットル
強吸い取ります。次にオイルパンを外して時間をかけて自然に1リットル落とします。でもど
うしても細部のオイルは落とせませんので、新しいATFを注入して吸い取る作業を2回繰り
返します。これによって細部の旧オイルが新オイルで洗われ吸い取られます。このためATF
オイルは8〜10リットルと倍必要になりますが、完全に交換と洗浄が出来ます。
ほんとうはエンジンオイルも2回に1回は倍の量を使用して交換するとベターです。
フィルターはJATCO、ZFとも性能に差がありますがあります。
最後に「ATF交換後壊れた。」と良く聞きますが、ほとんどは既にATの不具合を感じてい
て、ATF交換で直るだろうと安易(AT検査をせず)にした結果と考えます。「交換すると
スラッジで目詰まりを起こす」なんて工場が言っているのならそこは信用に値しません。オイ
ルパン底のスラッジ量とストレーナーの汚れ、ATFオイルの色を見ればAT自体の不具合は
大体判断できるのです。ATF交換不要としている製品は、素人が安易に手を入れないよう
に、性能の違うATFを注入しないように製品保護策として開発されてます。ですが「交換す
る必要がない」のであって「交換してはいけない」のではないのです。巷の素人噂話を信用し
ないでキチンとした工場で見てもらいましょう。ATSJ(オートマティック トランスミッ
ション サービス ジャパン)などの加盟店やZF社提携工場(東京、デルオート)はお奨め
です。
なっべっちさん、はじめまして。
以前乗っていた93年式525はジャトコ製のATでした。
ATフルードのレベルゲージが無いのがZFで、
ある方がジャトコ製であったと思います。
カーショップで交換されたことがあるのなら、
レベルゲージのあるジャトコ製のような気がします。
V8エンジンはZFが搭載されています。
私は4万キロでオイルパンを外してATFとストレーナーの交換をしました。
オイルパンには磁石がちゃんと2個ついていて、鉄粉が結構ついていました。
強力な磁石を増やすのもいいかもしれませんね。
作業はショップで自分も手伝いながら行いました。
ZFの場合レベルゲージが無いので下抜きです。オイルパンには2個のボルトがあって、
それぞれドレンと注入口です。オイルパンを外すと白いストレーナーが見えます。
オイルパンを洗浄しガスケットを交換して取り付けてから、
注入口からATFがあふれるまで注入します。エンジンをかけてセレクターレバーを動かすと、
ATFが吸われますのですぐにATFをあふれるまで追加します。
油温がすぐに上がり、触れなくなるのですばやく作業をする必要があります。
これで1/3〜1/2くらいのオイルがかわるそうです。これを数回繰り返すと
全量に近い量の交換ができます。
そのときに撮影した写真が数枚ありますので、ご希望なら送ります。
ATミッションは、複雑で細いオイルラインがいりくんでいて、セレクタレバーで
オイルラインを切替えています。そのバルブがいかれることが多いと聞いています。
ですから、オイルに気泡やほこり等が入らないように慎重な作業が要求されるようです。
要領は見ていて分かりましたが、自分で行う勇気はありません。
bmw0310さん、ミッチョさん、こんにちわ。とても具体的で参考になる意見をありがと
うございます。確かに、ショップに頼みたいところですが、なんとか自分でやってみ
ます。問題は、オイル注入器を、どのようにつくるかということです。まず、ドレン
から市販のプラスチックのトレーに捨てて、その量を測るところからはじめます。作
業が進んだら、再度投稿します。
kyamaです。
御自分での交換されるようなので、御役に立てば・・。
オイル注入用のポンプですが、私は、ラジコン用の手回しポンプを使いました。
途中でギアがこけてOUTです。他の方法ですが、電動のオイル交換用のポンプを
購入する。。または、空缶にパイプを半田付けして空気を送り込む物を作る方法
もあります。予算と知恵で考えてください。
注入時の注意ですが、抜けた量を入れるのに苦労すると思います。作業が
遅れるとOILが温まり、ドレンからあふれて来ます。最後の300cc位
を入れるのに半日を要しました。
(注入はDレンジでストール状態にしないと入りきりませんので・・・。)
最後にOILですが、
欧州車はDⅡが多いと聞きます。でも一部のBMWはジャトコなので多分?違う。
一般的にはDⅢが入手しやすいです。BP、カストロール(私はBPです。)
参考ですが、ロックUP付きのATの場合には日産車はニッサンマチックフルードCです。
トヨタはキャッスルオートフルードT-Ⅱ(DⅢ相当)とT-Ⅲ、T-Ⅳです。
上記のATFは電子制御とか、ロックアップとかのAT用に各社が準備した
オリジナルのATFです。と言う事なので、どれを使うかは悩んでください。
悩むのが嫌な場合にはBMW指定が一番です。値段はわかりませんが・・。
私の予測ですが、ニッサン5AT=ジャトコ=BMWなので、ニッサンのDタイプが
純正の次に安心できそうな気がします。
それと、添加剤系メーカーのATFは何を添加しているのかわからない
ので使わない方が安全と思います。オートバックスオリジナルの無印OILの
方がまだ安全です。(余計な添加剤無し、純粋なDⅢ相規格のATFです。)
ATFは、内部の湿式クラッチ板の摩擦係数・摩擦特性の調整もしているので、
特性に変化を与える添加剤、特性を無視した配合がされたATFは寿命低下
などのトラブルを呼びます。怖くて使えません。
それと、添加剤も「泡立ちの抑制」、「ショック低減」、「スムーズな変速」
とか書かれてますが、DⅢ・DⅡ全てのATFはすでに配合済みです。
交換するのであれば、特性が変わるので不要と思います。
では、頑張って見てください。
kyama20012001さん、ありがとうございます。ディーラーに問い合わせたところ、僕の
は、ZFのATなので、デキシロン2をいれるということでした。純正も、ZF用は
デキシロン2だそうです。また、ディーラーの人は、ZFのATには、デキシロン3
も多分いけると思うといっていました。BMWの純正は、1リットル缶で1800円
でした。
あと、「Dレンジで、ストール」とは、どういう意味なんですか?Dレンジにしたま
ま、リヤタイヤを浮かして、空転させるという意味ですか?
ZFはD2なのですが、D3をいれてもいいとおもいますか?D2よりも、D3の方
が高性能なわけですから、OKと考えてもいいのでしょうか。
予定的には、とりあえず安めのD3を入れて循環させ、それを捨てた後、純正のD2
を入れたいと思います。というのは、ご指摘のとおり、D2の缶が、オートバックス
などの自動車用品店に小売してないのですよ。(業務用で、ピットにはあるそうです
が小売できないそうです) だから、内部の循環と洗浄用には、BPのD3を使おう
と思います。
こんにちは。
ラジエーター交換&エア抜きが出きるのであれば、ご自分でチャレンジするのも
いいかもしれませんね。
私の535はD2が指定ですので、トヨタ純正のD2を入れてます。
近所の大規模ホームセンターで4L、2500円で販売されてます。
これを2Lずつ、レベルゲージから交換していましたが今のところ
変速時のタイミングもよく、不具合はないです。
たぶんトヨタの部品共販に行けば、安く手に入ると思いますよ。
(日産の部品共販でも取れるところがあります)
それと注入時には量に注意してください。 私の535も、整備工場の方の
アドバイスで、半日くらいかけてレベルゲージとにらめっこしてました。
少なすぎてもダメ、入れすぎると気泡が発生して内部の油圧が落ち、どんなトラブル
を誘発するか分かりません。
ATの詳しい資料でしたら、私も見たことがありませんが「自動車工学」の別冊あたりが
いい資料になるかと思います。 私も出入りの工場で「遊星ギアが..」と言われても
さっぱりです(笑)。 このへんはいろいろ勉強しなければなりませんね。
kyamaです。
ZFがDⅡ指定であればDⅡが良いです。DⅡ指定にDⅢの混入、使用は問題ないはずですが、
摩擦剤の違いで変速ショック・すべりが発生するかもしれません。
オートバックスでも良いですからDⅡ品が入手できないか聞かれては?
KOUさんのように、トヨタのDⅡを入手された方が安いです。
(BPのDⅢでも1L1100円から1200円です。トヨタ安い!)
それと、DⅢだから高性能ではありません。ATの特性に合わせて配合を変えた!と
考えるのが正しいと思います。
ATFの交換の方法ですが、本屋の立ち読みで、ミッション通路内のATFを排出させる
為に、R〜D2まで繰り返すとありました。ストール状態ですが、サイドブレーキを
強く引くか、ブレーキを踏むかしてタイヤは空転させないほうが安全です。
アクセルを踏む必要はないです。書いてはなかったですが、気泡とかが発生する
と厄介と考えてます。オイルパン外しだけでは4L前後です。エンジンオイル交換
のように自然落下はしてきません。強制的にだしてやらないとでてきません。
でも全量はでません。ただし、一回に交換できる量が多いだけなので、気泡噛み込み
の心配もあるので、ストールの作業は無視して、交換回数を増した方が安全と思います。
ラジエター交換ができる方なので可能かもしれませんが、ラジエターにつながるATFクーラー
の接続ジョイントにアダプターを自作してそこから、強制的に交換する方法もあります。
IN側に新しいATFを接続、OUT側から廃油を受ける。入れて・抜いての繰り返しよりは
準備するOIL量は少なく済むはずです。
問題はATFを入れる大きな缶が2個必要ですが・・・。
ジョイントも作る必要はありますが・・、
それと、新ATFは自然落下なので、エンジンより高い位置に置くか?吊るす必要は
あります。ZFであればレベルゲージもついているので注入量は確認しながらできま
すよね?ジャトコは下給油の下側レベル確認なので疲れました・・・。
頑張ってくださいな・・・。
KOUさん、こんばんわ。ご意見、ありがとうございます。入れすぎると気泡発生に
より問題がおきるということを了解しました。僕のATは、ZFなので、エンジンル
ームにゲージがないのですが、オイルパンの底から入れる方式です。エンジンをDレ
ンジにして、ストールにしながら注入するようですが、ストールとは、どういう意味
なのでしょうか。
とりあえず、ドレンからオイルを抜いて、オイルパンをはずし、掃除をしました。磁
石は、ドーナツ状のものが1個ついていました。オイルパンの磁石には、すこしだ
け、パウダー状の鉄粉がついていました。また、オイルパンの底は、ティッシュで吹
拭くと、少し、黒いものがつく程度でキレイでした。当然、AT内部もむき出しにな
ったのですが、すべて、もともとの金属の色のままでキレイでした。ストレーナを外
してみたのですが、細かい汚れがたまっているようでした。ちなみに、ストレーナ
は、ディーラーで4500円で、注文しました。
僕が意外に思ったのは、鉄粉というよりも、黒いパウダーということです。ざらざら
したものは、いっさいありませんでした。でも、このパウダーレベルの細かいゴミ
が、よくないのだろうと思いました。
抜けたATFは、全部で4,8リットルありました。エンジンも停止状態で、勝手に
落ちてきたものです。色は、適度に赤黒かったです。(前回から8千キロ走行)
日曜日は、循環・洗浄のためのATFを気泡が発生しないように5リットル入れる予
定です。また、投稿します。
別の、自動車用品店の表をみてわかったのですが、BMWは、ほとんどすべてD3が
よいと書いてあったのです。ということは、ZFの人は、D2でもD3でもいいみた
いです。みなさん、なにかコメントをよろしくお願いします。
kyama20012001さん、ありがとうございます。D3とは、D2より高性能という意味で
はなく、新型のATの特性に合わせているという考えかた、了解しました。やはり、D
2でも、D3でも、鉱物油と、100%化学合成油を比較すると、2倍以上の値段の
差がありました。あと、ストールとは、Dレンジで、サイドブレーキにすることも、
了解です。日曜も、続きをがんばります。