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BMWアルピナ モデル別の試乗記・インプレッション

ALPINA情報
BMファン君
BMファン君

BMWアルピナ モデル別の試乗記・インプレッション

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B3 (E36)試乗

【モデル名:ALPINA B3 3.2(E36)】
BMW3シリーズ(E36)をベースにした、ALPINAのエントリーモデルともいうべき、B3は1997年1月に登場されました。

10.5の圧縮比、シーメンスDME MS41.1エンジンマネジメント・システム等から成り立つスペックは、最高出力271ps/7400rpm、最大トルク33.6mkg/4400rpmを発揮する。DOHC4バルブヘッドは従来通りVANOSを用いて、マーレ製鍛造ピストンやステンレス製エグゾーストシステムの採用でALPINAの流儀にチューンが施されています。

更にエンジンに付いて触れておくと、伝統の味わい深いストレートシックスに、ALPINAのマジックがかけられ魅了されます。積極的に高回転域を多用したくなり、絹のような滑らかさを保ったままスムーズに吹け上がり、官能的なサウンドが加わり、また柔軟性も確保され楽しめます。

サスペンションに関し旧B3 3.0と比較し改善され、しなやかさの中にも強靭さを併せ持ち、サスペンションがストロークする過程で一貫したソリッドな動きに終始する為、不安感を覚えず安定しております。ALPINAのサスペンション・チューニングは一流であり、大幅にスプリングレートや減衰力が強化されているにもかかわらず、乗り心地がソフトで柔らかい。

ALPINA B3 3.2はドライビングプレジャーを突き詰め、振り回して楽しめるクルマです。さてエンジンですが街乗りは、3.2Lの馬力で引っ張るというより、低トルクでもストレスない感じで非常に乗りやすい車です。ただし、街中でスイッチトロニックスのモードに切り替えると、エンジンが唸りをあげるように吹き上がります。また車間をあけて加速すると、2速で前に追いついてしまうほどの加速です。したがってスイッチトロニックスは、高速に乗る時に活躍する程度ですが、制限速度までぶっちぎりの加速です。

なお山路は足回りが硬すぎす、柔らかすぎずなので、ドライビングしていて左右に振られずに安定してコーナーに突入することができます。

街乗り、山路、高速、どれをとっても安心感あるハンドリングをするので、非常に乗りやすい車です。E36のboxyなフォルムを好む方、程度のいいAlpina B3を見つけたら迷わず、乗車してみてください。普通のファミリーカーとスポーツカーの両方を楽しめると思います。

by hn0725hnさん



D3 BiTurbo (E90)試乗

【モデル名:ALPINA D3 Biturbo(E90_D3)】
ディーゼルとは思えない高回転域の伸びの良さが実感できる、ALPINAならではのスポーツディゼルD3の登場です。

ALPINAチューニングが施されたD3の搭載エンジン・123dは、2Lの直列4気筒ディーゼルにはツインターボが組み合わされ、最大出力は214psになり最大トルクは45.9kgmを発揮します。
高回転域の伸びの良さは、グォーンと太く力強いエンジン音を響かせ5000rpmから始まるレッドゾーンを振り切り、パワーの頭打ちは感じ取れません。
ALPINAが“スポーツ”と位置づけるエンジンに仕上がっております。
当然ながら燃費も優れており、市街地ではハイブリッドカーがリードするが、高速道路等を含めた総合燃費では良い結果を残しております。

エクステリアは、より低いフロントスポイラーと小ぶりなトランクリッドのリップスポイラー、19インチのアロイホイールはALPINA流儀です。
インテリアはALPINAの標準から抑制され、BMWそのままの素の状態に近い。
この控えめさは良いと思う、感想をお持ちの方も少なくは無いことでしょう。

価格は破格の設定、6,980,000円で日本市場に投入されました。
新しい価値を提供する、ALPINAビジネスに見合う価格設定です。

D3は、燃費が良くて環境への負荷が少ない上に、楽しく乗れる価値を付加しております。
5200rpmまで回せるディーゼルエンジンは魅力的で楽しいです!

by アル君



B3 BiTurbo (E90)試乗

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E90)】
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BMW3シリーズ(E90)をベースにした、ALPINAのコンパクトリムジンで、2007年登場のモデル。

ボディ形状は、リムジン(Limousine)と呼ばれる4ドアセダンとなる。
エンジンは直列6気筒ツインターボ(ビターボ)。
最高出力370馬力を発生し、ZF製ALPINA SWITCH-TRONIC(6速AT)と組み合わせ、ノーマル335iよりも遥かに強力な性能に仕上がっている。
B3 BiTurbo全モデルは、4本のエキゾーストマフラーをテールパイプを備えている。
このマフラーの触媒によってより、クリーンな排ガス規制値を達成している。
外観は、前後異形サイズのALPINA CLASSIC 18インチホイールとMICHELIN Pilot Sport 2タイヤを装着しており、インテリアは、ダコタレザー、ALPINA専用ベロアフロアマット、ドアシルプレート、専用ウッドを装備する。
左ハンドル専用で、価格は9,950,000円より。写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E93)】
BMW3シリーズ(E93)をベースにした、ALPINAのコンパクトクーペ・カブリオレ。B3は2007年登場のモデル。

ボディ形状は、カブリオ(Cabrio)と呼ばれる2ドアクーペで(カブリオレ・コンバーチブル・オープンスタイル)となる。エンジンはセダンと同様。左ハンドル専用で、価格は11,630,000円より。

写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。


B3S Biturbo (E92)試乗

【モデル名:ALPINA B3S BiTurboクーペ(E92_B3S)】
E92ベースのB3 BiTurboクーペに“S”の称号を付加した、B3Sクーペは2010年3月に登場しました。

公認チューナーが仕立てたハイパフォーマーだが、ALPINAは単に速さを追求する事は無い。
高度に磨き上げられたエンジンやシャシーが齎す上質、これぞALPINAの魅力です。

エクステリアはいつもながらBMW純正部品のようにインテグレートされ一見しただけでは分り難いが、クーペではリア・スポイラーのハイトが高く、リアフィニッシャーにはディフューザー風のリブを3本並べてスポーティな雰囲気を醸し出している。ホイールは、ニューCLASSIC・スタイルングⅢを装着する。インテリアはほぼB3の意匠のままであるが、変わらぬ洗練な仕上がりは完璧です。華美に流行らず、落ち着いた上品さはまさにALPINAの真骨頂である。

搭載するツインターボの直6エンジン、排気量は「BMW335i」と同じ2979ccだが、ALPINAにより高度に洗練されマーレ製のピストンを採用して圧縮比を10.2から9.4に落とし、それと引き換えに最大過給圧を1.2バールに引き上げて、410ps/6000rpm、55.1kgm/4500rpmへと大幅なパワーアップを果たしている。
従来のB3より“S”の称号が意味するのは、最高出力で40ps、最大トルクで4.1kgmのエクストラを獲得している。これは、徹底したフリクションの排除、エアフローシステムの改良、新たにインタークーラーの追加、新開発した直下型キャタライザー等による高度に洗練された賜物です。

エンジン・フィールは、スロットルのレスポンスもターボユニットとは思えぬほど敏感で、排気量の大きな自然吸気ユニットのようである。しかもストレート6が奏でるビートは、ALPINAの手により官能的です。そして、ドライバーとクルマの間にとても緊密なコミュニケーションが成立している。

ミッションは、このエンジンと相性の良いZF製スポーツAT(6HP19TU)です。
トルクコンバーター特有の滑らかさと優しさに加え、スウィッチトロニックを選択すれば、ドライバーの管理下に置かれ知的で快感です。シャシーもALPINAが進化させたコンベンショナルなもので、電子制御に委ねること無くスポーツ性と快適性を高い次元で融合させている。

当画像のB3Sはオーナー(ニコニコ様)の意思より、ダイオプサイトブラックのカラーに、ALPINAのアイデンティティー(identity)であるデコラインは無し(デコレス)、エンブレムも無い究極のアンダーステートメントです。(外見はほぼノーマル、中身は特別なALPINA)

圧倒的なエンジン・パワ-と快適さの二律背反を見事にバランスさせたB3S BiTurboクーペです!

by アル君





B3-GT3 (E92)試乗

【モデル名:ALPINA B3 GT3(E92)】
サーキットに還ってきたALPINAのDNAを受け継ぎ、サーキット走行を意識したロードモデルです!(限定99台の硬派モデル)

始まりは2009年、ALPINAは20年振りにモータースポーツの世界へ復活した。
その為のコンペティションマシンとして、E63型6シリーズをベースとしたB6GT3を開発。
B6GT3で、華麗なる且つ圧倒的な強さを発揮し、ADAC・GTマスターズを制覇しました。
制覇・チャンピオンシップを獲得、この歴史的な快挙を記念しB3GT3が誕生しました。

B3GT3、世界初公開の舞台は、2011年の東京モーターショーでお披露目されました。
先ずはエクステリ、B3Sビターボ・クーペ以上に刺激的な専用パーツで、カーボンが活用(フロントのスプリッター、リアウイング)され、「GT3クラシック」と呼ばれるフィンタイプ19インチ径の鍛造アルミニウム製ホイール、アクラポビッチ製のチタンマフラー等で武装しております。
(GT3クラシックは、従来の同サイズホイールと比較して、約25%の軽量化を実現した)

サスペンション・ユニットもB3GT3の為のスペシャルで、オンロード用とサーキット用に、メカニカルで車高調整および減衰力調整が可能なシステムとなります。
ブレーキは、ALPINA・ブルーにペイントされたキャリパーで、フロントは6ピストン、リアは4ピストンが採用。タイヤはミシュラン製のフロント245、リアは265のサイズです。

エンジンは、2979cc仕様の直列6気筒DOHCビターボで、最高出力は410ps/6000rpm、最大トルクは540Nm(55.1kgm)/4500rpmを発揮する。
ミッションはZF製の6速ATで、ALPINAのスウィッチトロニックが組合せられる。
車重が1565kgに抑えられたB3GT3、0→100km/h加速を4.6秒で、最高速度は300km/hを可能とします。

99台の限定車、この中で日本市場に於いては30台が販売されます。
この特別な限定車は、究極のALPINA車として絶賛される事でしょう!

by アル君



B3 BiTurbo Cabrio (E93)試乗

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E93)】
BMW3シリーズ(E93)をベースにした、ALPINAのコンパクトクーペ・カブリオレ。B3は2007年登場のモデル。

ボディ形状は、カブリオ(Cabrio)と呼ばれる2ドアクーペで(カブリオレ・コンバーチブル・オープンスタイル)となる。エンジンはセダンと同様。左ハンドル専用で、価格は11,630,000円より。

写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。

D3 BiTurbo (F30)試乗

【モデル名:ALPINA D3 BiTurbo(F30_D3)】
ALPINAならではのクルマ作り、圧倒的な速さと傑出した快適さ、それらの調和の妙こそがALPINAです。D3 BiTurboは2013年フランクフルトショーにてデビューされ、圧倒的に高性能かつ上質なディーゼルセダンの誕生です。ALPINAのディーゼルと云えば、1999年に初めて「5シリーズ」ベースの「D10 BiTurbo」を発表、「3シリーズ」ベースのD3 BiTurboは先代E90ベースに続いて2代目となる。

ALPINA流儀によるエクスクルーシブな外観。フロント・スポイラーの機能的な形状により、さまざまな冷却モジュールとブレーキ・エアダクトの効率的な空気の流れが実現されています。
リヤ・スポイラー、特に高速走行時の走行安定性を著しく高める優れた空力特性が実現します。
前車軸には軽いダウンフォースがかかり、後車軸にはわずかなリフトしか生じません。

エンジンは排気量3リッターのBMW総アルミ製6気筒をベースとしており、最新型コモンレール式ダイレクト・インジェクション、可変タービンジオメトリー付きシーケンシャル・ツイン・ターボチャージャーなどを備えることにより、多くの卓越した特徴を誇っています。
ピークパワーとトルクは350ps/4000rpmと71.4kgm/1500-3000rpmを発揮する。
71.4kgmの最大トルクは1500rpmで最大値に達するので速く、右足をスロットルペダルに載せたぐらいで吸い込まれるように加速していく。
又、かつてのディーゼルエンジンの様にトップエンドで回転フィーリングが重く渋くなることはなく、ストレスなく滑らかに吹け上がってスムーズに回る。
そして、ディーゼルノイズやバイブレーションも走っている限りまったく感じ取れない。
テクニカル・データは0→100km/h加速を4.6秒で、最高速度(最高巡航速度)は278km/hを可能とします。付け加えJCO8モード燃費は17.0km/リッター、2015年9月に迫ったユーロ6規制にも適合している。

足回りは締め上げられているというよりラグジュアリーな感じで、それなりに上下動を許す。
但し速度が上がってもその動きが大きくなって煽られるようなことはなく、スタビリティーも高い。
又、ガソリンユニットより重いはずのディーゼルエンジンを積んでいるとは思えない程、ハンドリングはリニアで十分にシャープである。最新のALPINAモデルは快適方向に振られているのかもしれない。

車両本体価格は977万円。怒涛のトルクに低燃費、理想的グランドツアラー且つドラマチック・スーパースポーツ・ディーゼルです。

by アル君



B3 BiTurbo Touring (F31)試乗

【モデル名:ALPINA B3 BiTurbo Touring(F31)】
3シリーズF31ベースのB3 BiTurbo Touringは、2013年3月のジュネーブショーで発表されました。日本ではF30リムジン(955万円~)とF31ツーリング(1028万円~)が販売されています。

パワートレインは、335iの直噴直列6気筒ターボ(N55)をベースに、ツインターボに換えたほか、いずれもオリジナルの鍛造クランクシャフト、クランクケース、吸気パイプ、高圧燃料ポンプ、大容量インタークーラー、ステンレス製のエキゾーストパイプといった専用部品を組み込んで“ALPINA化”を施している。その結果、得られた最高出力は410ps、最大トルクは61.2kgmを発揮する。こうした高性能化に対応する為、8速ATは5シリーズ用のユニットをベースに改良を加えたものが搭載され、B3ビターボのツーリングは0→100km/h加速が4.3秒で、最高速度は302km/h(リムジンは4.2秒と305km/h)と圧倒的なパフォーマンスです。

シャーシでは、B3では初となるALPINAのアダプティブ・スポーツ・サスペンションが標準装備となった。電子制御式ダンパーや、専用スプリングとスタビライザーによって構成され、BMW車と同様に「エコ・プロ」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」と4つのモードからセッティングを選定できる。小気味よい走りと快適性を両立しております。

エクステリアは、当然ながらALPINAのアイデンティティーが用いられております。
フロント・スポイラーは控えめながら機能的な形状により、さまざまな冷却モジュールとブレーキ・エアダクトの効率的な空気の流れが実現され、機能面も進化させている。
20インチのALPINA CLASSICCホイール、オーバル形状のマフラーエンドを持つ左右各2本出しのアクラポビッチ製ステンレス・エキゾースト・システム、ブルーに塗装されたキャリパーを持つブレンボ製の高性能ブレーキシSテムが装着され、ALPINAのスポーティ且つラグジュアリー存在感を与えています。

インテリアは、最高品質の天然素材や比類なき高級感が特徴です。
ALPINA専用のドアシル・プレートや、フロアマット、インストルメント・パネル、シートのバックレスト上部を飾るALPINAメタル・エンブレム、手縫いのLAVALINAレザー巻きステアリング・ホイールなどがALPINA独自の雰囲気を作り上げています。

ALPINAの伝統的な手法を頑なまでに伝承し、相変わらず仕上がりの洗練度が高くチューニングカーにありがちな猛々しさを感じない。B3 BiTurboはALPINAのメーカーとしての、自信の現れです!

by アル君



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