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BMW1シリーズ情報(歴代1シリーズの型式・スペック)

1シリーズ
BMファン君
BMファン君

BMW1シリーズの歴代モデル型式やスペック、故障情報を解説します。
開発コードE87/F20/F40型のマイナーチェンジ、フルモデルチェンジ、サイズの変遷・歴史をまとめました。

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1シリーズ概要

1シリーズは、自動車のCセグメントに属し、BMWのエントリーモデルとなります。メルセデスAクラスがCセグメントにおけるライバルに相当します。日本では初代モデルから5ドアハッチバック形状のボディが導入されています。兄弟モデルの上位としては3シリーズセダンが、それに当たります。初代モデルではクーペとカブリオレも1シリーズとして登場しています。

FR駆動の初代および2代目1シリーズ

他社のCセグメント車は駆動方式に横置きFFを採用して室内容積などの実用面を重視しているのに対し、初代および2代目の1シリーズはFRを採用し、フロントアクスルとリヤアクスルへの荷重をほぼ50:50の均等に配分することにこだわり、走行性能を追求しているところが特徴でした。これは同社全シリーズ一貫した姿勢であり、「駆けぬける歓び」を世界共通のキャッチフレーズとしている。FRレイアウトにより、他メーカーのFFモデルと比べて後席の居住性等でハンデを負うが、独自のコンセプトは、ライバルを寄せ付けない魅力を放つ。
5ドアセダン、3ドアクーペ、3ドアカブリオレなど多彩なモデル構成となっている。2004年にデビューした初代1シリーズは、デビューから6年で100万台を達成。

クーペとカブリオレは2代目より、2シリーズへ移行

クーペモデルは偶数、セダンモデルは奇数という流れにより、1シリーズのエントリーモデルとして存在したクーペ、カブイリオレは、2シリーズへ移行しました。

FF駆動の3代目1シリーズ

2020年モデルとなる3代目1シリーズ(F40型)は、MINIや2シリーズツアラー(F45/F46)で培われた技術を全て活用したFF化が進んでいます。他メーカー同様、居住性も大幅に改善し、使い勝手も向上しました。BMWミニや2シリーズで鍛えられたFFの足回りは、FF化した1シリーズでもBMWらしいハンドリングを味わえます。

1シリーズ・ボディサイズの変遷

歴代1シリーズの形式別、ボディサイズ一覧です。

開発コード 全長・全幅・全高 ホイールベース 駆動形式
E87:1代目 4240x1750x1430mm 2660mm FR
F20:2代目 4335x1765x1425mm 2690mm FR
F40:3代目 4329x1800x1434mm 2670mm FF
F70:4代目 4329x1800x1434mm 2670mm FF

1シリーズの形式別情報

1シリーズ型式一覧

  • 初代型式:E87 E82 E88(2004年-2011年)
  • 2代目型式:F20(2011年-2019年)
  • 3代目型式:F40(2019-2024年)
  • 4代目型式:F70(2024-202x年)

E87 E82 E88情報 初代(2004年-2011年)

E87 1シリーズ

E87 E82 E88情報 初代(2004年-2011年)

E87/5ドアセダン、E82クーペ、E88カブリオレ:
116i/118i/120i/135i/Mcopue
初代1シリーズとして、世界でも類を見ないコンパクトなFRセダンとして人気を得た。

F20情報 2代目(2011年-2019年)

F20 1シリーズ

F20情報 2代目(2011年-20xx年)

F20/5ドアセダン:116i/118i/118d/120i/M135i
2代目として1.6リッター直噴4気筒ターボエンジンにリニューアル。8AT化により、燃費性能と運動性能が向上。ディーゼルエンジン追加、FRとしては最後のモデルとなった。
クーペとカブリオレは、2代目から2シリーズへ移行しています。

F40情報 3代目(2019-2024年)

F40情報 3代目(2019-2024年)

F40/5ドアセダン:118i/118d/M135i
3代目:FRからFFモデルへ変更し、居住性スペースの拡大を果たした。
新プラットフォームによる運動性能向上、インテリアはiDrive7.0で装備が充実。

F70情報 4代目(2024-202x年)

F70情報 3代目(2024-202x年)

F70/5ドアセダン:120/118d/120d/M135xDrive
3代目ボディをベースに48Vマイルドハイブリッド追加した新エンジンとインテリアを刷新し、iDrive9.0を搭載。内燃エンジン最後のモデルとなり、フル電動化モデルはなし。

中古車購入ガイド(1シリーズの形式別の注意点)

BMWの1シリーズは、輸入車プレミアムコンパクトセダンとして希少なFR(フロントエンジン・リヤ駆動)を採用し、BMWモデルのエントリーモデルとして一番コンパクトなサイズに設定されています。
新車価格設定は300万円からとなり、比較的購入しやすい価格帯と日本の道路事象にベストマッチしたボディが人気となっています。
中古車としても比較的購入しやすい価格帯であることから外車初心者にもおすすめです。

10年超の低年式、8万キロを超える多走行車の購入には故障のリスクが伴います。メンテナンス費用として購入時費用とは別に50万円は用意し、愛車のトラブル・コンディション維持に備えましょう。 中古車初心者は、BMW認定中古車(アプルーブドカー)を選びましょう。

E87 E82 E88中古車

2004年からのモデルとなるE87型。5ドア、2ドア、2ドアカブリオレがラインナップされる。

2006年

中古車市場のタマ数は少ない。 程度は良い為、希望のカラーが合えば買い・・・である。
新車に比べ、中古車は116/118/120の価格差が接近する為、なるべく高グレードを狙いたい。 後席に乗せる機会がほとんど無い、318/320iユーザーは、1シリーズも狙い目。
130iのタマ数はほとんど無い。

2009年

中古車の価格帯は、120-480万となる。低年式のタマは比較的多くなっており、100万円台から選べる。比較的年式も新しく、程度の良いものが多いが、多走行車はなるべく避けたいところ。E46の中古車を考えている方にとっては、E87も選択枝に加えてもよいかもしれない。後席はやや狭いが、利用頻度が少なければ、コンパクトな車体はE46よりも使い勝手が良い。2007年にマイナーチェンジを実施。予算が許せば、後期モデルを狙いたい。クーペ/Mスポーツは、やや割高だが、値落ちが進んできている。中古車初心者は、迷わず認定中古車を選びたい。

2010年

05年式の120iが、170万からとなり、値落ちも順調に進んでいる。
116i/118iと比較的タマは多いが、装備内容の充実度やエンジンなど、120iのお買い得感が高い。
できれば、118i/120iを選ぶのがポイントになる。ハイパワーな130iも240万程度から狙えるようになってきた。BMWのエントリーモデルとしても、E46からの乗り換えとしてもベストマッチな1シリーズの認定中古車をお勧めする。

2012年

05年式の4気筒モデルは、100万を切るモデルも多くなってきた。6気筒の130iのタマは少ないが初期モデルが200万を切る。新型F20の登場により一段と根落ちのスピードが進むだろう。
クーペ、カブリオレは絶対的なタマ数が少なく高値安定。ボディサイズさえ許せば、3シリーズのクーペの方が選びやすいかもしれない。Mスポーツは標準モデルに比べて、15~25万の割高となる。
コンパクトなFRサルーンとして他メーカーのFFモデルには無い魅力の1シリーズは中古車としての旨みもアップ。比較的故障も少ないが認定中古車を選びたい。

2015年

120i、118i、116iの4気筒モデルは、100万を切る価格帯が多くなった。デザイン的にこのモデルを選ぶ方も多いので、この価格帯まで落ちると人気も安定してくる。予算が許す限り高年式モデルを選びたい。とくに120iが狙い目。6気筒の130iのタマは少なく、程度のバラつきも多い。

2016年

次の車検では、修理代が大きくなるケースが多くなってきています。100万円以下の購入価格では、低走行、高年式のモデルを探しましょう。116iはパスして、118i/120iを選ぶのが満足度が高いでしょう。6気筒の130iのタマは少なく、程度の良いタマが少ない傾向です。

2017年(最終)

E87の5ドアモデルに関しては、程度のバラつきが大きくなっています。
もしF20型の購入予算があるのであれば、こちらをお勧めします。
130iの指名買いとクーペ・カブリオレモデルは、タマ数が少なく、程度の良いものが少なくなっています。しっかりと試乗・確認して購入しましょう。
走行距離が8万キロを超える多走行モデルは、前オーナーの整備状況をふまえて選びましょう。
価格だけで飛びつくとリスクの大きい年式になりつつあります。

F20中古車

2011年からのモデルとなるF20型。5ドアがラインナップされる。2ドア版は2シリーズに変更。

2015年

特徴的なフロントフェイスで人気が大きく分かれる。
8ATとターボを採用し、動力性能は先代に比べて格段にアップ。燃費・トルクともに使い勝手は大幅に向上している。4気筒モデルの116iでも十分である。その中でもMスポーツとナビを装備したモデルの人気が高い。135iは圧倒的な動力性能であるが値落ちも大きく割安感が高いがタマがかなり少ない。新車価格からすれば、3シリーズ以上に割安感が高く中古車としても狙い目である。
まだ登場から新しく、どのタマを選んでも失敗は少ないが走行距離と装備の良いタマを選ぶことがポイントである。

2016年

マイナーチェンジが実施され、フロントのライトやテールランプ形状が大きく変更されました。
この大幅なデザイン変更により、マイナーチェンジ前モデルが急激に市場に出てきています。
程度の良いクルマが多く、F20のマイナーチェンジ前がお買い得です。
マイナー後モデルの新古車も数多くでていますが、割安感はあまりありません。

2017年

後期モデルのタマ数も増えてきました。マイナー前モデルが多くあり、選択にも困りません。
グレードにより装備も異なりますので、予算の許す限り程度の良いものを選びましょう。まだまだ程度は良いものが多いので、外車初心者でも失敗は少ないでしょう。

1シリーズの中古車、価格相場表

2018年2月カーセンサー買取価格

年式・型式 査定相場価格レンジ
平成28年(2016年) 型式 1R15
118i 153~180万円
118i Mスポーツ 222~247万円
118i スタイル 174~201万円
118i スポーツ 159~186万円
平成28年(2016年) 型式 1S20
118d Mスポーツ 242~267万円
118d スタイル 200~226万円
118d スポーツ 193~219万円
平成27年(2015年) 型式 1A16
116i 105~132万円
118i Mスポーツ 171~198万円
118i スタイル 146~173万円
118i スポーツ 126~153万円
平成27年(2015年) 型式 1R15
118i 158~185万円
118i Mスポーツ 189~215万円
118i スタイル 165~192万円
118i ファッショニスタ 217~242万円
平成26年(2014年) 型式 1A16
116i 124~151万円
116i Mスポーツ 142~169万円
116i スタイル 119~146万円
116i スポーツ 115~142万円
116i ファッショニスタ 122~149万円
120i Mスポーツ 156~183万円
120i スポーツ 125~152万円
平成26年(2014年) 型式 1B30
M135i 240~265万円
平成25年(2013年) 型式 1A16
116i 85~108万円
116i Mスポーツ 120~147万円
116i スタイル 99~125万円
116i スポーツ 110~137万円
116i ファッショニスタ 152~179万円
120i Mスポーツ 163~190万円
120i スポーツ 122~149万円
平成25年(2013年) 型式 1B30
M135i 249~274万円
平成24年(2012年) 型式 1A16
116i 76~97万円
116i Mスポーツ 114~141万円
116i スタイル 84~106万円
116i スポーツ 83~105万円
120i 125~152万円
120i Mスポーツ 150~177万円
120i スタイル 88~112万円
120i スポーツ 114~141万円
平成24年(2012年) 型式 1B30
M135i 251~276万円
平成24年(2012年) 型式 UC20
120i Mスポーツパッケージ 122~149万円
平成24年(2012年) 型式 UC30
135i 145~172万円
平成23年(2011年) 型式 1A16
116i 67~85万円
116i スタイル 67~85万円
116i スポーツ 67~85万円
120i 88~112万円
120i スポーツ 90~114万円
平成23年(2011年) 型式 UC20
120i Mスポーツパッケージ 110~137万円
平成23年(2011年) 型式 UC30
135i 150~177万円
平成23年(2011年) 型式 UD20
120i 68~86万円
平成23年(2011年) 型式 UE16
116i 45~56万円
116iスマートセレクション 34~42万円
平成22年(2010年) 型式 UC20
120i 81~101万円
平成22年(2010年) 型式 UC30
135i 200~226万円
平成22年(2010年) 型式 UC35
135i 158~185万円
平成22年(2010年) 型式 UD20
120i 59~73万円
120i Mスポーツパッケージ 73~92万円
120i ハイラインパッケージ 60~75万円
平成22年(2010年) 型式 UD30
130i 90~114万円
平成22年(2010年) 型式 UE16
116i 37~45万円
116i Mスポーツパッケージ 59~73万円
平成22年(2010年) 型式 UL20
120i カブリオレ
120i カブリオレ Mスポーツパッケージ 104~131万円
平成22年(2010年) 型式 UM20
120i カブリオレ 135~162万円
平成21年(2009年) 型式 UC35
135i 137~164万円
平成21年(2009年) 型式 UD20
120i 44~55万円
120i Mスポーツパッケージ 69~87万円
平成21年(2009年) 型式 UD30
130i 39~48万円
平成21年(2009年) 型式 UE16
116i 27~33万円
116i Mスポーツパッケージ 62~77万円
平成21年(2009年) 型式 UL20
120i カブリオレ Mスポーツパッケージ 116~143万円
平成20年(2008年) 型式 UC35
135i 122~149万円
平成20年(2008年) 型式 UD20
120i 30~37万円
120i Mスポーツパッケージ 52~65万円
120i ハイラインパッケージ 51~63万円
平成20年(2008年) 型式 UD30
130i Mスポーツ 73~92万円
平成20年(2008年) 型式 UE16
116i 24~30万円
116i Mスポーツパッケージ 40~49万円
平成20年(2008年) 型式 UL20
120i カブリオレ 82~103万円
120i カブリオレ Mスポーツパッケージ 105~132万円
平成19年(2007年) 型式 UD20
120i 25~31万円
120i Mスポーツパッケージ 37~45万円
平成19年(2007年) 型式 UD30
130i Mスポーツ 61~75万円
平成19年(2007年) 型式 UE16
116i 13~15万円
116i Mスポーツパッケージ 37~45万円
平成19年(2007年) 型式 UF16
116i 18~21万円
116i Mスポーツパッケージ 22~26万円
平成19年(2007年) 型式 UF18
118i 26~32万円
118i Mスポーツパッケージ 32~39万円
平成19年(2007年) 型式 UF20
120i 53~66万円