BMファン君
BMWのオプション設定、上位モデルはレーザーライト標準装備車が増えてきました。レーザーライトは見た目も良いのですが、かなり高価なオプション価格がネックです。レーザーライトとLEDとの比較を解説します。
BMWレーザーライトの概要
BMWレーザー・ライトは、より遠くを照らし、ドライバーの視認性を高めてくれるシステムです。
従来のライトより、遠方の状況を正確に察知することが可能となります。
- ハイビームを照らした状態で速度が70km/h以上に達すると、元々点灯しているLEDハイビームヘッドライトに加え、レーザー・ライトが自動点灯。
- レーザー・ライトが点灯することで、LEDライトでは300m先までだった照射範囲が、約2倍の600mにまで伸びます。
BMWのヘッドライトはレーザーライトが頂点に
現在、BMWの主流を占めているライトとして「イカリング、キセノンヘッドライト(HID)」から、LEDヘッドライトの標準装備化が加速し、上位モデルは、レーザーライトが主流となっています。
これらのトレンドとなるイカリングについては、BMWが創り出したといっても過言ではないでしょう。BMW i8より、レーザーライトがオプション設定されています。
今後も装着車両は増えていくでしょう。
HID・HID・レーザーの性能差とは?
以下の図のように、遠くを照射する性能に優れています。
- HID:100m
- LED:300m
- レーザー:600m
見た目が大きく異なるレーザーライト
購入者として、一番気になる点は、外観の見た目が大きく異なる事です。
実際の明るさとしての差異よりも一目瞭然の違いが悩むところでしょうか。
写真はG20型3シリーズ(上:レーザー、下:LED)
LED比べてレーザーライトのアドバンテージ
- LEDヘッドライトに比べ30%省エネ
- 照射範囲は2倍、明るさは5倍
- LEDに比べた大幅な小型化も可能
カメラによるハイビームアシスタントと組み合わせなどは、従来からの機能も進化しています。
そして、一般車へのレーザーライトの導入されます。
2015年米国ラスベガスの「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2015」では『M4コンセプトIconic Lights』から導入です。
イカリングからレーザーライトがトレンドに
写真は、上がレーザー、下が現行LEDヘッドライト
- インテリジェント・レーザー・ライティングとして、カメラやセンサー、ドライバー・アシスタンス・システムと連携した照射を行う。
- ナビと連携し、道路の進行方向の予測検知により、最大で100メートル先に障害物をドライバーに警告。
画期的なシステムだが、LEDヘッドライトも高価なオプションになります。
キセノン、HIDやLEDを凌ぎ、これだけ高機能であれば、レーザーライトのコストダウンが望まれます。