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BMW iDriveの機能概要と世代別OSの歴史

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BMファン君
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BMW iDrive上で稼働する歴代オペレーティングシステムの変遷から、最新のオペレーティングシステムまでを解説します。

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iDriveの概要

車内通信およびエンターテイメントシステムとして、初代は2001年のE65型7シリーズに搭載されたiDriveが最初に登場となります。

  • 初代はWindows CEベースのOSを搭載。その後、RTOS(VxWorks)へ変更
  • 高いビットレートを持つ多重化MOSTバス/バイトフライト光ファイバーデータバスを採用

ATシフトノブの横に設置されたコントローラで操作する形態は、現在と同様です。
当時はタッチパネルよりも安全性が高いという発想です。ただ、カーナビなどは階層が深くなり操作性が市販ナビより劣っていたようです。
その後、徹底的な改良がされ、市販ナビと車両コントロールの統合システムに進化しています。

ナビ・オーディオ

  • ナビゲーション機能
  • BMWヘッドアップディスプレイ
  • オーディオビジュアルシステム(FM/AM、TV、CD/DVD、ハンズフリーテレフォン)

ドライビング

  • ドライビングパフォーマンスコントロール
  • アクティブクルーズコントロール

セーフティ

  • ドライビングアシスト
  • 車両情報のモニタリング
  • BMW Connected Drive
  • リアビューカメラ、トップビュー+サイドビューカメラ
  • パーキングアシスト
  • ETC

iDriveのバージョン確認方法

下記順で操作することにより、iDriveのソフトウエアバージョンを確認します。

  1. メニュー
  2. iDrive設定
  3. ソフトウェア更新
  4. 現在のバージョン表示

ヘッドユニットの世代一覧

種別名称が異なる世代間のソフトウエアバージョンアップは基本的に不可です。

ヘッドユニット世代 ヘッドユニット種別名称
第1世代 CCC
第2世代 CIC
第3世代 NBT
第4世代 EVO ID4
第5世代 EVO2 ID5
第6世代 EVO2 ID6
第7世代 MGU18
第8世代 MGU21
第8.5世代 MGU22
第9.0世代 MGU22

ヘッドユニットのモデル別一覧

ヘッドユニット種別 シリーズモデル
CCC (Car Communication Computer)
1-Series E81/E82/E87/E88
3-Series E90/E91/E92/E93
5-Series E60/E61
6-Series E63/E64
X5 Series E70
X6 E72
CIC (Car Information Computer)
1-Series E81/E82/E87/E88
1-Series F20/F21
3-Series E90/E91/E92/E93
3-Series F30/F31/F34/F80
5-Series E60/E61
5-Series F07
5-Series F10
5-Series F11
6-Series E63/E64
6-Series F06
6-Series F12/F13
7-Series F01/F02/F03
7-Series F04
X1 E84
X3 F25
X5 E70
X6 E71
Z4 E89
NBT (CIC-HIGH, also called the Next Big Thing – NBT)
1-Series F20/F21
2-Series F22
3-Series F30/F31
3-Series F34
3-Series F80
4-Series F32
4-Series F33
4-Series F36
5-Series F07
5-Series F10/F11/F18
6-Series F06/F12/F13
7-Series F01/F02/F03
X3 F25
X4 F26
X5 F15
X5 F85
X6 F16
X6 F86
i3
i8
NBT Evo (the Next Big Thing Evolution) ID4
1-Series F20/F21
2-Series F22
2-Series F23
3-Series F30/F31/F34/F80
4-Series F32/F33/F36
6-Series F06/F12/F13
7-Series G11/G12/G13
X3 F25
X4 F26
NBT Evo (the Next Big Thing Evolution) ID5/ID6
1-Series F20/F21
2-Series F22
3-Series F30/F31/F34/F80
4-Series F32/F33/F36
5-Series G30/G31/G38
6-Series F06/F12/F13
6-Series G32
7-Series G11/G12/G13
X1 F48
X2 F39
X3 F25
X3 G01
X4 F26
X5 F15/F85
X6 F16/F86
i8 I02
i3 I01
MGU18 (iDrive 7.0)(Media Graphic Unit) 3-Series G20
4 Series G22
5 Series G30 LCI
6 Series G32 LCI
7 Series G11 LCI
8-Series G14/G15 LCI
M8 G16 LCI
i3 I01
i8 I12 / I15
X3 G01 LCI
X4 G02 LCI
X5 G05 LCI
X6 G06 LCI
X7 G07 LCI
Z4 G29 LCI
MGU21 (iDrive 8.0)(Media Graphic Unit)
CPU:Intel Atom
3 Series G20 LCI
iX1 U11
i4 G26
iX I20
MGU22 (iDrive 8.5)(Media Graphic Unit)
CPU:クアルコム社製Snapdragon
X1 U11
5 Series G60
7 Series G70
MGU22 (iDrive 9.0)(Media Graphic Unit)
CPU:クアルコム社製Snapdragon
X2 U10

iDriveの種別

iDriveの世代毎の特徴と外観からの見分け方を解説します。
モデル開発年次により、iDriveバージョンが前後しているケースがあり、画面操作の特徴から判断する手法となります。

第1世代iDrive「CCC」

  • iDrive2.0
  • Car Communication Computer:カーコミュニケーションコンピュータ
  • メニューが十字形状のタイプ
  • DVDドライブ上のナビマップ
  • CCCのまま、CICコントローラを備えたタイプも存在

第2世代iDrive「CIC」

  • iDrive3.0
  • Car Information Computer:カーコミュニケーションコンピュータ
  • メニューのトップに「CD/マルチメディア」のタイプ(現在のメニュー形態へ)
  • 地図上の自車マークが赤色
  • HDDドライブ上のナビマップ

第3世代iDrive「NBT」

  • iDrive4.0
  • Next Big Thing:ネクストビッグシング
  • 2016年以前モデル
  • メニューのトップに「マルチメディア」のタイプ
  • 地図上の自車マークが青色
  • 後期モデルでコントローラのタッチパッド対応

第4世代iDrive「NBT-EVO」ID4

  • iDrive5.0
  • Next Big Thing:ネクストビッグシング
  • 2016年以降モデル
  • メニューのトップに「マルチメディア」のタイプ
  • 地図上の自車マークが青色
  • MEDIAの下にCOMボタン
  • 2GBメモリ

第5世代iDrive「NBT-EVO2」ID5

  • iDrive5.0
  • Next Big Thing:ネクストビッグシング
  • メニューが6個アイコン構成
  • 地図上の自車マークが青色
  • MEDIAの下にRADIOボタン
  • 4GBメモリ

第6世代iDrive「NBT-EVO2」ID6

  • iDrive6.0
  • Next Big Thing:ネクストビッグシング
  • 水平タイルのインターフェース
  • メニューが3個アイコン構成
  • 地図上の自車マークが青色
  • MEDIAの下にCOMボタン
  • 4GBメモリ、ジェスチャーコマンド対応、タッチスクリーン

第7世代iDrive7

  • iDrive7.0
  • 2018年のX5(G05)より導入。G20/30型以降のモデルより本導入
  • iDrive 6.0のアーキテクチャを合理化する新しいデザインをiDrive 7.0に導入
  • MGU(メディアグラフィックユニット)ヘッドユニット
  • BMWタッチコントローラー

第7世代iDrive8

  • iDrive8.0/8,5
  • 2021/3:iXよりデビュー
  • 12.3インチのドライバーディスプレイ
  • 14.9インチのセンターディスプレイ
  • 合計27.2インチで曲線を描くディスプレイ一体型
  • クリアガラス調デザインのコントローラへ

第7世代iDrive:BMWオペレーティングシステム7

BMWグループ(BMW Group)は2月22日、「BMWオペレーティングシステム7」の最新バージョン、「バージョン11/20」への無線アップグレードを開始。

今回はBMWブランドの20モデル以上、全世界で100万台を超える車両が、ソフトウェアの無線更新を受ける予定だ。欧州の自動車メーカーとしては、史上最大規模の無線アップグレードになるという。顧客は、車両のアップグレードが利用可能になるとすぐに、車またはスマートフォンの「BMWアプリ」でプッシュ通知を受け取る。

車内からスマートホームデバイスを制御可

最新のソフトウェアバージョンのハイライト機能には、5か国の言語に対応したアマゾン(Amzon)の音声アシスタント「アレクサ(Alexa)」の車載化がある。アレクサの車載化により、ユーザーは、自宅と同じ方法で、アマゾンの音声アシスタントを車内で利用できるようになった。その結果、買い物リストの編集、最新ニュースへのアクセス、音楽の再生がさらに簡単になるという。また、ユーザーは車内からスマートホームデバイスを制御できるようになった。

スマートフォンにダウンロードした「My BMWアプリ」でQRコードをスキャンすれば、個人の「BMWドライバープロファイル」を、レンタカーを含めた他のBMW車にすばやく簡単に転送できるようになった。エアコン制御とナビゲーション設定は、ドライバーのお気に入りとともに自動的に車両にインポートされる。シート位置、ドアミラー、先進運転支援システム(ADAS)の設定などの個人設定も、プロファイルに保存できる。顧客が自分のプロファイルを車両のキーにリンクさせている場合、その設定は車両のドアロックを解除した時に適用される。

BMW M ラップタイマー

「BMW M ラップタイマー」は、アクセル開度、エンジン回転数、G-など、車両のセンサーから収集したデータによって、サーキットでより大きなドライビングプレジャーを追求する。ラップタイム、運転時間、走行距離は、移動中いつでも表示できるため、顧客はサーキットでのパフォーマンスを向上させることができるという。セッションが終了すると、BMW M ラップタイマーからのすべてのデータがユーザーフレンドリーな形式にコンパイルされ、自由に分析できるようになる。

さらに、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントの最新のアップグレードにより、BMWMモデルのサウンドを味わうことが可能に。「ハイBMW、BMW M8はどのようなサウンドを発する?」などの質問に応えてくれる。

安全かつ適切なタイミングでの車線変更を支援するために、アクティブナビゲーションがステアリングの拡張機能として提供され、レーン管理アシスタントが利用できるようになる。計算されたルートを走行する必要がある時はいつでも、車線変更を行うことを提案する。交通渋滞が検出された場合、アクティブナビゲーションは、渋滞が解消されてから、ドライバーに車線変更を促す。

My BMWアプリで画像とプロファイル同期可

パーソナライズされたプロフィール画像を、ユーザーのドライバープロフィールに追加できるようになった。My BMWアプリを使用すると、画像とプロファイルを簡単に同期できる。

顧客が車両を売却する時に、個人データとMyBMWアプリのリンクを削除できるように、顧客が車両を工場出荷時の設定にリセットすると、MyBMWアプリや「BMW ID」とのすべての関連付けがクリアされるようになった。リモートソフトウェアアップグレードでは、車両のオーナーズマニュアルも、最新の情報に更新される。

2018年以来、BMWオペレーティングシステム7とリモートソフトウェアアップグレード機能は、BMWのドライバーに、迅速かつ簡単な方法で最新のソフトウェアを提供し、車両を最新の状態に保つことを支援してきた。新しい機能は、無線で車両に簡単にインポートできる。インストールファイルは、バックグラウンドで車両に用意されている。大がかりなアップデートでも、インストールに20分以内に完了。

第8世代iDrive:BMWオペレーティングシステム8

第8世代iDriveの特長は、インフォメーションディスプレイとコントロールディスプレイをグループ化した「BMWカーブドディスプレイ」に進化しています。

レイアウトの変更が可能

  • 「ドライブレイアウト」ではディスプレイ中央に、カスタマイズ可能な情報を表示する。
  • 「フォーカスレイアウト」は、ダイナミックな走行シーン向けに設計されている。

BMW カーブドディスプレイとは

最新の人間工学に基づいた設計。ドライバーに向かってカーブを描く設置

  • 直感的なタッチコントロールが容易
  • 200ppiの高解像度ディスプレイモニターを採用
  • 12.3インチのドライバー向け情報ディスプレイ
  • 14.9インチのカーナビを含む情報ディスプレイ
  • 合計27.2インチのコントロールディスプレイが、1つのユニットに収められている。

eSIM活用の5G対応の車内向けWi-Fi利用が可能に:2022/3/1

  • コンシューマeSIMを活用した、5G対応の車内向けWi-Fiもセットアップ可能。
  • 車内でスマートフォンやタブレットを最大10台接続でき、5Gの高速データ通信を利用
  • コネクテッドカーサービスは、月額利用料(税込)550円のワンナンバーサービスの契約
  • BMWが提供する「My BMW」アプリまたは、「BMWポータルサイト」経由の利用

車内でゲームが可能にAirConsole:2023/5

ゲーム操作を行うスマートフォンと「BMWカーブド・ディスプレイ」があれば、車内のAirConsoleのアプリを起動し、BMWカーブド・ディスプレイのQRコードを読み込むと、スマートフォンと車両の接続が確立される。その後、プレイヤーはすぐにゲームを楽しめる機能。

  • 複数ユーザーの同時プレイに対応している。
  • 停車中は後席の乗員もゲームに参加することができる。
  • 一人で遊ぶことも、乗員全員で遊ぶことも、対戦モードで遊ぶことも可能。
  • G60・5シリーズ以降のモデルから順次搭載予定

BMWオペレーティングシステム8.5:2023/7

  • 2023年内:アップグレードのO/S8.5(サブメニュー廃止、QuickSelectを採用)
  • 2023/7:iX、i4、7シリーズへ搭載
  • 2023/8:X5、X6、X7、XM(MモデルはQuickSelectを搭載しない)

第9世代iDrive:BMWオペレーティングシステム9

第9世代iDriveの特長は、インフォメーションディスプレイとコントロールディスプレイをグループ化した「BMWカーブドディスプレイ」搭載車をベースとしています。

AndroidのO/Sベースに一新

O/SをAndroidベースのオペレーティングシステム9に一新しています。
VOLVOやホンダアコードなど、アンドロイドの採用例が増えています。

  • 「Android Open Source Project(AOSP)」ソフトウェアをベース
  • BMW iDrive withクイックセレクト:ホームのアイコンから直観的に起動可
  • 2023年登場の新型X2、LCIのX1へ順次搭載
  • なお、先代OS8.0/8.5搭載モデルにおいて、ソフトウエア更新による、OS9.0化は不可
    (理由:ハードウエア構成が異なるため)
  • 情報とエンターテイメントを表示するデジタルコンテンツの充実、機能更新サイクルの短縮、特定のオンラインサービスへのアクセス性の向上を実現する基盤となっている。

8.5/9.0のアップデート:2024後半

  • 多人数参加型ビデオゲームの機能追加
  • 映像視聴機能の改善
  • 遠隔駐車システムの改善
  • Alexa最新音声アシスタントの改善。大規模言語モデル(LLM)対応。(9.0のみ)
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