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BMWのフルモデルチェンジ、マイナーチェンジの時期予想

新車情報
BMファン君
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BMW新型車登場のフルモデルチェンジ時期、マイナーチェンジ時期、LCIの実施予想、新型車デビュー・モデルチェンジ予想、新車スクープの周期やタイミングを解説します。

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フルモデルチェンジとは

BMWはモデル開発コードによって、形式別に整理されています。
フルモデルチェンジとは、この形式コードが変わり、新しい番号が採番されることを意味します。

BMW型式・開発コード(モデルコード)の一覧
BMWの開発コード(モデルコード)、型式(形式)の一覧における製造国、製造番号の識別方法。シリーズ別のボディ形状、プラットフォーム、新旧モデルラインナップ(種類)を解説します

現在は、Gxx型やUxx型が割り当てられています。

フルモデルチェンジのサイクル

BMWは欧州や米国での先行デビューが多いですが、最近では世界同時発売のモデルも多くなっています。その登場時期から下記の期間でフルモデルチェンジするケースが多いでしょう。

フルモデルチェンジの期間

  • 最短で5年
  • 平均で7年
  • 最長で9年

発売時期から上記の期間を目安にすると買い替えタイミングの計画を立てることも出来るようになります。現在、発売されているモデルが発売から何年経過したのか、マイナーチェンジは実施済なのか、調べておきましょう。すでにBMW車を所有済であればセールス担当者へ聞いてみるのも手です。

フルモデルチェンジのタイミングを知る方法

過去の事例を振り返ると、発売の1年前には「風呂敷模様」の試作車、プロトタイプ車のスクープ写真がネット上に掲載されます。ディーラーのセールス担当よりも、ネット情報の方が早いケースも多いです。情報をキャッチできれば、新型登場を待ってから考えるなど、購入計画の見直しも出来るでしょう。
変更タイミング、時期を予測したうえで、モデル末期の熟成モデルを狙ったり、在庫処分モデル狙う計画も立てられるでしょう。

フルモデルチェン時期のメリット、デメリット

購入者は、次期モデル登場時期の規則性を理解して購入計画を立てれば、後々の後悔も少なく済むでしょう。
セールス担当も顧客が質問しなければ、あえて説明しないケースや最新情報を知らないケースもあります。(ディーラー向け社内情報より、ネット情報の方が早いケースも多い)

登場間もない時期のメリット

  • 注目度が高い
  • 特に発売直後は注目を浴びる
  • 次のフルチェンまで、現行モデルとして通用する
  • 初期モデルの完成度が高ければ、マイナーチェンジを待つ必要もない

登場間もない時期のデメリット

  • 値引きが渋い
  • モデルの熟成前、改善されていないウィークポイントがあるケースもある(技術的な部分でなく、デザインや使い勝手の部分)
  • 技術的な刷新部分が多いほど、不具合の発生率が高い(過去の話)
  • 2010年以降のモデルは、部品の共通化率を高めています。車種固有のトラブルは減少しているため、あえて、発売間もないモデルだからと敬遠する必要はありません。

モデル末期のメリット

  • 改良を重ね、ユーザーの不満点について熟成が進んでいる
  • 在庫処分として、お買い得な限定車が発売されるケースがある
  • 値引き率が高いケースがある
  • 新型モデルのスクープ画像に失望し、末期モデルを指名買いする方もいる

モデル末期のデメリット

  • まもなく、新型が登場することで、旧型になってしまう
  • 新型モデルに見慣れてくると、旧型モデルがやけに古く感じるようになる
  • 購入後、新型車の内容を見て、新型車を待てば良かったと後悔するケースがある

マイナーチェンジ、フェイスリフト、LCIとは

LCIの概要

BMWでは、マイナーチェンジのことを「LCI」と呼びます。
LCIとは、ライフサイクルインパルス(Life Cycle Impulse)の略です。
主にBMW独自で使われている用語のようであり、ドイツを含む欧州でも一般的では無いようです。
また、北米で使われる用語としては、フェイスリフト(Facelift)があります。

LCIの目的

LCIの実施により、最新のデザインや技術トレンドを取り込み、モデルの若返りと延命を図ることが目的です。日本では美容整形として使われるケースが多いのですが、フルモデルチェンジ後の外観の小変更に用いられるケースが多いようです。新型デビュー後、顧客から不満の声が少なく、支持されているケースでは外観は小変更に留めるケースもあります。(キープコンセプト)
不人気のケースでは大胆な変更が加えられるケースがあります。

  • BMWでは、不人気→人気回復へのリフレッシュとしてのLCIを行うケース
    (前後ライトの形状変更、バンパー形状の大掛かりな変更を実施)
  • モデルラインナップとしてのデザインコンセプト変更を受け入れてのLCIの2タイプがある。
    (メーカー全体のデザイン路線変更に準拠した変更)

LCIの変更内容

基本的にモデルの鮮度維持を図るために、モデルライフの期中に行われる変更を指し、最新トレンドのデザインやメカニズムを反映するのがLCIです。
ただし、設計年次が古い場合は、最新トレンドを全て反映できない場合もあります。
イヤーモデルとして、年次変更など小刻みに反映するケースしたり、LCIでも新技術の対応を見送り、フルチェンジまで待たされるケースもあり、規則性はありません。

  • グリル、前後バンパー、ライト形状など変更
  • インテリアの各種装備のアップグレードや各種装備の充実
  • 搭載エンジンの仕様変更、新型エンジン搭載

上記のX7では、デザイントレンドの大きな変革時期にあたり、LCIモデルでは大胆なデザイン変更を実施しています。安全装備の充実やディスプレイの大型化、搭載O/Sなども一新されるケースもあり、フルモデルチェンジとも言えるケースもあります。
過去モデルにおいては、デザインが不作だった場合は、フロントマスクを中心に大胆なリニューアルLCIが実施された過去事例もあります。

LCIの期間

新型登場からフルモデルチェンジまでの期間は5年~9年における中間時期に実施するケースが多いです。

  • 最短で3年
  • 平均で4年
  • 最長で5年

LCIがフルモデルチェンジまでの大型変更まで、基本的に一回のみです。
ただし、後述のイヤーモデルにより日々改良しており、大型の変更要素を区分けし、「前期、中期、後期」などと呼ばれるケースもあります。
発売時期から上記の期間を目安にすると買い替えタイミングの計画を立てることも出来るようになります。

イヤーモデル(年次改良)

価格改定、装備充実、不具合の改善、グレードの整理統廃合などは、日々実施しており、LCIとは異なる短い頻度で変更を実施しているものです。これをイヤーモデルと呼んでいます。こちらは、メディアで変更内容が発表されるケースとそうでないケースがあります。
購入時の装備内容について、カタログとの差異有無など、注意深く確認しておくことが重要です。(売れ残り前年モデルか、当年モデルか、納得の上での購入が重要です)

納期遅延、部品不足による仕様変更

近年、半導体や部品不足により、生産遅延が発生しており、新車のラインナップや装備内容に大きな影響が出ていますので、こちらも確認してください。

BMWの半導体、部品供給の不足による納期遅延とは
BMWも近年の半導体や部品供給難により、生産、納期遅延が発生しています。また、標準仕様やオプション装備がカットされたり、モデルの整理統合も発生しています。その理由と今後の動向を解説します。

フルモデルチェンジ時期予想、マイナーチェンジ時期予想

  • 過去のモデルライフサイクルの実績から、次期モデルのフルモデルチェンジやLCIの時期を予想し、一覧として整理しました。(最新情報もとに適宜更新します。)
  • 愛車の買い替えサイクル、車検延長の計画を立てると良いでしょう。
  • あくまで過去データから推測した時期になります。
    (表中の「Y」:イヤーモデルの小変更)
モデルコード シリーズ 発売
時期
LCI
予想
新型
予想
F40 1シリーズ 2019 2024 2027
F44 2シリーズグランクーペ 2019 2024 2027
U06 2シリーズアクティブツアラー 2022 2025 2028
G42/G43 2シリーズクーペ 2021 2024 2027
G20/G21/G28 3シリーズ(i3中国専用) 2019 2022 2025
G22/G23/G26 4/i4シリーズ 2019 2023 2026
G60 5シリーズ(セダン) 2023 2026 2029
G61 5シリーズ(ツーリング) 2024 2027 2030
G32 6シリーズ(グランツーリスモ絶版) 2017 2020 2022
G70 7シリーズ 2022 2025 2028
G14/G15/G16 8シリーズ 2019 2022 2025
G90/G99 M5セダン、ツーリング 2024 2027 2030
G29 Z4シリーズ 2019 2023Y 2026
U11 X1 2022 2025 2028
U10 X2 2024 2027 2029
G01 X3 2017 2021 2024
G02 X4 2018 2021 2024
G05 X5 2019 2023 2026
G06 X6 2019 2023 2026
G07 X7 2019 2023 2026

2023年のフルモデルチェンジ、LCI実績

  • 4シリーズ(G26)LCI。カーブドディスプレイ採用済
  • 5シリーズ(G60)セダンFMC。
  • X2シリーズ(U10)FMC
BMW G26情報(i4シリーズ・カタログ)
BMWの初代i4シリーズ(G26型)の情報。i4シリーズ(G26型)の概要、特徴や装備、スペックのカタログ、歴史などの関連情報を解説します。eDrive40、M50のラインナップです。
BMW G60 G61情報(8代目5シリーズ・カタログ)
BMW5シリーズ(8代目)のG60 G61関連情報として、歴史やスペックなどを整理しました。セダン(G60) ツーリング(G61) のラインナップです。
BMW U10情報(X2シリーズ・カタログ)
BMWの2代目X2シリーズのU10型の型式・スペック情報。モデルの変遷、ボディサイズやエンジンの特徴などを解説します。iX2のBEVも登場

2024年のフルモデルチェンジ、LCI予想

  • LCI:マイナーチェンジ
  • FMC:フルモデルチェンジ
モデルコード シリーズ 2024年:LCI/FMC
F70 1シリーズ (F40)の型番変更LCI
F74 2シリーズグランクーペ (F44)の型番変更LCI
G20/G21 3セダン、ツーリング 2024/7(イヤーモデル)
G26 4/i4シリーズ 2024/2(LCI)
G45/G97 X3・iX3/X3Mシリーズ FMC
G46/G98 X4・iX4/X4Mシリーズ FMC
G61 5・i5ツーリング 2024/2(FMC)
G80 M3 LCI
G82 M4 LCI
G90/G99 M5セダン、ツーリング FMC

1シリーズF40→F70、2シリーズグランクーペ(F44→F74)

1シリーズ(F40→F70)、2シリーズグランクーペ(F44→F74)のビックマイナーチェンジ(LCI)を予想します。型番の頭文字Fのままであり、現行モデルのライフサイクル延長のためのテコ入れです。前後のデザイン変更、カービングディスプレイiDrive9.0の採用となります。
国内大手自動車専門サイトが、マイチェン飛ばしてフルモデルチェンジと書いていますが誤りです。(海外大手誌サイトの信憑性は低く、和訳しただけの国内スクープサイトがネタを拡散してしまいます)
ボディパネルの変更は無く、「実質LCI」と判断します。ただし、F4xからF7xに番号変更となることから、メーカー的にはフルモデルチェンジと言い切るかもしれません。

3シリーズ、2024イヤーモデル

  • アイコニックグロー(グリルが光る)
  • クリスタルなコントローラ採用
  • 48Vマイルドハイブリッド化(可能性50%)
  • iDirve8.0から9.0へ(可能性50%)

X3(G45)、X4(G46)フルモデルチェンジ

2024年、X3/X4の次期フルモデルチェンジの公式発表がありました。(詳細時期未定)
プラグインハイブリッド車(PHEV)を、2024年後半から南アフリカロズリン工場で生産開始。
BEV/ICEともにCLARプラットフォームによる共用モデルで登場します。

  • グリルと下部インテークが一体化したようなブラック塗装
  • LED4灯から2灯となるライト
  • グリル周囲が光る点

テールLEDは、X5後期型のX字風となります。

G26 4シリーズ マイナーチェンジ(LCI)

BMW G22 G23 G26情報(4シリーズ・カタログスペック)
BMWの2代目4シリーズ(G22クーペ、G23カブリオレ、G26グランクーペ)のカタログスペックや歴史を解説します。Mモデルは(G82/M4クーペ)、(G83/M4カブリオレ)、(G86/M4グランクーペ)と別のモデルコードが割り当てられます。
  • 4シリーズのフロントライト(逆L字)、テール内部のLED形状変更、ハンドル形状変更、iDrive8.5など実質のビックマイナーチェンジです。
  • M3(G80)、M4(G82)も4シリーズの変更内容に準拠した小変更が実施されます。

G61 5シリーズツーリング フルモデルチェンジ

  • 内燃車(ディーゼル)に加えて、iX5のBEVツーリングも登場。2024年2月のワールドプレミア。日本は、523dのディーゼルのみ、i5-eDrive40/M60xDriveの3車種登場
  • 520iツーリングは2024年末登場予定ですが、日本導入未定
  • GT(グランツーリスモ/6シリーズ)が登場すると語るメディアがありますが、次期モデルの登場ありません。

Z4クーペは登場するのか

「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2023」で登場したZ4ベースの「BMWコンセプトツー リングクーペ」ですが、Z4クーペの市販車は登場しません。

2025年のフルモデルチェンジ予想

次期3シリーズはEV専用モデルになるのか?

ノイエクラッセは、次期3シリーズ、次期iX3ではありません。明らかにサイズが小さいです。
ノイエクラッセは次期コンパクトセダン、次期コンパクトSUVの位置付けであって、現行モデルのリプレースではありません。3シリーズユーザーがこのサイズに移行するでしょうか?答えはノーです。(ボディサイズ拡大は許容できますが、サイズダウンは無理でしょう)
2030年の欧州CO2規制があるため、2025年に新たに内燃エンジン車を出す意味が無く、G20/G21のLCIモデルになるという記事がありますが、誤りです。
さすがに2019年登場モデルを2030年まで引っ張るのは無理があるでしょう。さらに、欧州以外では2030年以降もICEの販売は可能です。
現在のCLAR2プラットフォームは、新7/5シリーズ(G70/60型:ICE/BEV共用)で用いており、現i4/i3シリーズ(G26/G28型:BEV)でも市販済です。
このプラットフォームを用い、新3シリーズは、内燃とEVの共用モデルとして登場します。

  • CLAR2プラットフォーム:内燃エンジンとバッテリーEVの共有プラットフォーム

ノイエ クラッセ(EV専用プラットフォーム)登場

ノイエクラッセは、次世代のBEV専用プラットフォームとして登場し、セダン、SUVなどのモデル展開が実施されます。

ビジョンノイエクラッセの登場時期は2025年
最新のデザイン・コンセプト「BMW Vision Neue Klasse(ビジョン・ノイエ・クラッセ)」の登場時期、次期モデルの反映、ボディサイズ、スペック(主要諸元)を解説します。

2026年以降のフルモデルチェンジ予想

次期3シリーズは2026年を予想

  • モデル開発コード:G50セダン、G51ツーリング、G84 M3
  • グレード構成:318i、320i、320i、320d xDrive、330e、M340i xDrive
  • iDrive9.0(android)
  • バッテリーEVモデルとは完全分離

バッテリーEV専用モデル、ノイエクラッセの車種拡大

  • 2023年:ノイエクラッセのセダンモデルが登場(写真右)
  • 2024年:ノイエクラッセXのSUVモデルが登場(写真左)
  • 2025年:市販モデルのセダン登場、SUVも登場(3/X3とは別モデル)
  • 2027年まで:ノイエクラッセをベースモデルとした6車種拡大(SUVを含む)

現行X1と新SUV(ノイエクラッセ)との対比

タイヤ直径を同じ縮尺として比較したイメージです。
(上が現行X1、下がiX3とスクープされている新SUV)
X1よりも全長もホイールベースも短く、これがiX3とする記事が誤りであると判断します。↓
BMW『X3』次期型、曲面ディスプレイ初採用のコックピットを激写
ICE/X3はCLAR2で、iX3はノイエクラッセと別々のプラットフォームで、ボディも違うというムダなことは行いません。
そもそも、ノイエクラッセは、新世代のモデルなのです。

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