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BMW G60 G61情報(8代目5シリーズ・カタログ)

5シリーズ
BMファン君
BMファン君

BMW5シリーズ(8代目)のG60 G61関連情報として、歴史やスペックなどを整理しました。セダン(G60) ツーリング(G61) のラインナップです。

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BMW G60/G61 5シリーズの概要

2023年5月にデビューした、上級FRセダンとしてBMWの主力モデルに位置するBMWの5シリーズの8代目となるセダン(G60型)とツーリング(G61型)です。初代5シリーズのデビュー(1972年)から、高級ミドルクラスのサルーンとして、メルでセスベンツEクラスとのライバル関係を築いてきました。トップモデルとしてM社チューニングを施したM5も同様にラインナップされます。エクステリアデザインは上位モデルの7シリーズ(G70)とは異なり、最新のBMWデザイントレンドを受け継ぐ流れとなっています。
※G61ツーリングは、2024年上旬発売を予想します。
中国向けロングホイールベースのセダン(G68型)となります。

電動化専用モデルのBMW i5も加わりました。
プラグインハイブリッドモデルの530eも純EV走行は101キロの性能となり、遠距離移動でなければ、ほぼ純EV走行が可能となりました。
ボディサイズは、先代7シリーズ並みの全長5mを超えたサイズとなり、7シリーズは5400mmに迫るサイズとなった関係で、中間サイズを補完する関係からか、先代G30型よりも100mm程大型化しています。

操作系のiDriveは、最新のBMWオペレーティングシステム8.5に進化。
12.3インチの運転席メーターと14.9インチのセンターモニターを装備。
インテリアの車内のイルミネーションやiDriveの操作パネルも最新のBMWトレンドに従いクリスタル化しています。
ドアハンドルの形状が先代のグリップ型から、フラット型(フラップ型)に変わりました。
ドイツのディンゴルフィング工場で生産されます。

モデル形式コード

  • セダン:G60
  • ツーリング:G61
  • 中国向けロングホイールべースのセダン:G68
  • M5セダン:G90
  • M5ツーリング:G99

ボディサイズ

  • 全長:5,060mm
  • 全幅:1,900mm
  • 全高:1,515mm
  • ホイールベース:2,995mm

先代G30モデル:全長4,975mm、全幅1,870mm、全高1,480mm

特徴

トランク・ルーム容量:520L(ガソリン)、490L(BEV)と電気自動車も30Lの差に留まっており、広大な容量を確保している点がポイントです。

ソフトな乗り心地

E60型以降、ランフラットタイヤを装着していた5シリーズですが、今回はノーマルタイヤを装着し、ソフトな乗り心地となっています。

燃費性能

48Vマイルドハイブリッドと8ATを組み合わせたシステムにより、燃費性能はさらに向上。アイドリングストップからの再始動もスムーズかつ、パワフルに加速をアシストします。
523iのWLTCモード燃費は14.4km/Lを達成。高速燃費は、実測で15~18km/L台をマークします。

空力性能

5シリーズ伝統のシャークノーズを採用したデザイン。ベースモデルで「CD値:0.23」を達成。
電動化を重視し、フロアにバッテリー搭載モデルの影響で車高3.5センチアップを考慮したデザインへとボディの大型化による居住性の向上。

センターモニターでゲームが可能に

BMWグループは、ゲームプラットフォーム「AirConsole」と提携し、新型「5シリーズ」で初めて車内ゲームを提供。ドライバーや同乗者は、車が停止中に車内でプレイ可能。
「AirConsole」は、PCブラウザベースやAndroid TV、Google TV、Amazon Fire TVに提供されているゲームコンソールで、スマートフォンをコントローラーとして使用し、BMWカーブドディスプレイで直感的に接続することができる。

BMW G68

中国国内向けのロングホイールベースのニーズに応えた、ホイールベース延長のリムジンセダン
G68型という専用の開発モデルコードが割り当てられています。

  • 31.3インチの後席用モニター(7シリーズ同様)をオプション装着可能
  • 窓枠、グリル、バンパーのブラックアウト両端のチタニウムブロンズ仕上げが特徴的、大型のホフマイスター・キンクなど、中国専用の豪華装備

改善要望

日本の狭い道路事情において、5m超えに拡大した大柄ボディを考慮すると、日本市場だけは、インテグレーテッドアクティブステアリングを全車標準とすべき最優先装備です。
アクティブサスを含むパッケージオプションとは切り離すべきでしょう。

BMW G60/G61 5シリーズのスペック

BMW i5 M60 xDriveスペック

  • 電気モーター:442kw/601ps
  • 最大トルク:795Nm
  • 駆動方式:4輪駆動
  • 0-100km/h加速:3.8秒
    モーター駆動ならでは、圧巻の加速です。

標準装備(523i First edition/2023/5)

  • アダプティブ・サスペンション
  • インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング(前後輪統合制御ステアリング・システム)
  • ドライビング・アシスト・プロフェッショナル
  • パーキング・アシスト・プロフェッショナル
  • アラーム・システム
  • コンフォート・アクセス(スマート・オープン/クローズ機能付)
  • オートマチック・テールゲート・オペレーション(オープン/クローズ)
  • 20インチ M ライト・アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング938M
  • パノラマ・ガラス・サンルーフ(電動ブラインド付)
  • サンプロテクション・ガラス
  • BMWアイコニック・グロー
  • ウェルカム・ライト・カーペット
  • アダプティブLEDヘッドライト
  • M アルカンタラ/ヴェガンザ・コンビネーション・シート(ブラック)
  • スポーツ・シート(運転席&助手席)
  • グレー・ブルー・アッシュ・ファインウッド・トリム(ダーク・シルバー・アクセント)オープンポアード
  • BMWインタラクション・バー
  • アンビエント・ライト
  • クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ
  • ワイヤレス・チャージング*3
  • 4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー(ナノ・ファイバー・フィルター〔花粉除去機能〕付)
  • HiFi スピーカー・システム harman/Kardon(205W、12スピーカー)*4
  • トラベル&コンフォート・システム

523i スペック

  • ボディサイズ:全長5060 全幅1900 全高1515mm
  • ホイールベース:2995mm
  • 車両重量:1760kg
  • エンジン:直列4気筒DOHCターボ
  • 総排気量:1998cc
  • 最高出力:140kW(190PS)/5000rpm
  • 最大トルク:310Nm(31.6kgm)/1500-4000rpm
  • トランスミッション:8速AT、FR駆動
  • サスペンション形式:前ダブルウィッシュボーン 後マルチリンク
  • ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
  • 0-100km加速:8.1秒

523d スペック

  • エンジン:直列4気筒DOHC BMWツインパワーターボディーゼルエンジン
  • 総排気量:1,995cc
  • システムトータル最高出力:145kW(197ps)
  • システムトータル最大トルク:400 Nm(40.8kgm)
  • 駆動方式:4輪駆動

BMW G60/G61型の変遷、歴史

ワールドプレミア:2023/5/24

専用サイトから、全世界向けに公開されました。
5シリーズ8代目が登場。モデル形式はG60型となります。

BMW i5 M60 xDriveは遅れて導入。523i/i5 eDrive40の2モデル日本導入

BMW 523i THE FIRST EDITION登場:2023/5/25

限定車200台発売

  • 4ドア 右ハンドル
  • 9,340,000円(税込)
  • 直列4気筒DOHC BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジン
  • 総排気量:1,998cc/最高出力:140kW〔190ps〕/最大トルク:310Nm〔31.6kgm〕
  • 全長×全幅×全高:5,060×1,900×1,515mm
  • トランク・ルーム容量:520L
  • ミネラル・ホワイト/ブラック・サファイア 各100台

BMW i5 eDrive40 THE FIRST EDITION登場:2023/5/25

100台限定で登場

  • 4ドア 右ハンドル
  • 10,980,000円(税込)
  • 最高出力(電気モーター):250kW〔340ps〕/最大トルク(電気モーター):400Nm〔40.8kgm〕
  • 全長×全幅×全高:5,060×1,900×1,515mm
  • トランク・ルーム容量:490L
  • ミネラル・ホワイト/ブラック・サファイア 各50台
  • 0-100km/h加速:6.0秒
  • 最高速度:193km/h

プラグインハイブリッドの530eモデル追加:2023/5

プラグインハイブリッド車(PHEV)として先代同様に、「530e」グレード設定
純EV走行は101キロに到達。日本市場向けは、2023/5時点未設定

  • 2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン:最大出力190hp、最大トルク31.6kgm
  • 8速AT「ステップトロニックスポーツ」
  • モーター:最大出力184hp、最大トルク25.5kgm
  • PHEVシステム全体で、299hpのパワーと45.9kgmのトルク
  • 0~100km/h加速:6.4秒
  • 最高速:230km/h
  • リチウムイオンバッテリー:蓄電容量は19.4kWh
  • EVモード航続最大:101km(WLTP欧州規格)
  • バッテリー充電:出力7.4kWチャージャー約3時間
  • 200Vコンセント:約9時間48分

日本発売通常グレードのラインナップ:2023/7

シリーズ初のEV専用モデルが追加。523iに48Vマイルドハイブリッド搭載モデルラインアップ

モデル名 価格
523i Exclusive 7,980,000円
523i M Sport 8,680,000円
523d xDrive M Sport 9,180,000円
i5 eDrive40 Excellence 9,980,000円
i5 eDrive40 M Sport 9,980,000円
i5 M60 xDrive 15,480,000円

中国専用ロングホイールベースモデル追加:2023/8/8

ロングホイールベース版は中国専用モデルとして、過去の流れを踏襲。モデルコードG68型。
後席用31.3インチ大型モニターなど、各種豪華な装備を装着可能

550e xDrive、530eスペック(日本未導入):2023/10

550e xDrive セダン

  • 3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジン+モーター
  • 最大システム出力495PS(360 kW)、最大システムトルク700 Nm
  • バッテリー:7.4kW
  • 0-100km/h加速:4.3秒

530e セダン

  • 2.0リッター直列4気筒ガソリンツインターボ+モーター
  • 最高システム出力303PS(220kW)、最大システムトルク450Nm
  • バッテリー:7.4kW
  • 0-100km/h加速:6.3秒

BMW 523d THE FIRST EDITION登場:2023/5/25

ディーゼルエンジン搭載の4WDモデルでファーストエディション登場

  • BMW 523d xDrive Mスポーツをベース(期間限定生産):964万円
  • ボディカラー:ミネラル・ホワイト、ブラック・サファイア
  • バイカラー&スタースポークデザイン:20インチMライトアロイホイール
  • パノラマガラスサンルーフ
  • インテリア:ブラックのアルカンターラ/ヴェガンザ仕様

インタラクションバーの仕様変更:2023/8

523iの仕様で、5シリーズ装備の要でもあるインタラクションバーがサプライヤーの部品不足で仕様変更(8月生産車)となっているようです。このシンプルなアンビエントライトは悲しすぎます。
また、インテグレーテッドアクティブステアリング(後輪操舵)が選べないケースもあるなど、5060ミリに大型化したボディに欠かせない装備が選べません。昨今の半導体部品不足により、細かい装備内容に差異がありますので、購入時の確認をお勧めします。

G61ツーリング日本発売:2024/2/7

  • 523d xDrive ツーリングExclusive:890万
  • 523d xDrive ツーリングM sport:960万
  • i5 eDrive40 ツーリングExcellence/M sport:1040万
  • i5 M60 xDrive ツーリング:1600万

ツーリングの特徴でもあるラゲッジは、570/1700リットル
日本登場は、ディーゼルエンジンモデルのみとなり、BEVに力を入れている事がわかります。
装備やスペックは基本的にセダンに準拠しています。セダンに比べて42万アップとなっています。