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BMW E28情報(5シリーズのスペック・カタログ情報)

5シリーズ
BMファン君
BMファン君

BMWのE28関連情報。5シリーズ(2代目)の歴史やスペック情報を掲載。E28型のボディ形状はセダンのみです。
グレードとして518iA/528eA/533iA/M525iA/523tdA/M5のラインナップ。

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BMW E28概要

初代5シリーズのE12型から1981年に2代目5シリーズのE28型です。

  • 生産工場:ドイツ・ディンゴルフ工場、南アフリカ・ロスリン工場
  • デザイナー:クラウス・ルーテ
  • 総生産台数:722,328台

BMW E28の特徴

  • 直列4気筒と直列6気筒のエンジンラインナップ。
  • ディーゼルエンジンを搭載した初のBMWモデル
  • センターコンソールをドライバーに傾けた初のBMWモデル
  • ABSをオプション装備化とした初のBMWモデル
  • チェックコントールのパネルを装備した初のBMWモデル
  • 初のBMW M5はE28型より登場。(M88/3およびS38の直6エンジンを搭載)
  • 528eは、エンジン回転を5000rpmまでとしたイータエンジンを搭載し効率を高めた、いわば燃費スペシャル車両
  • 車名の付け方「520i」として、「シリーズ名+エンジン排気量+仕様」で表記するネーミングルールは、E28からスタートしています。

日本の販売グレード(正規ディーラー)

  • 初期:518iA、528eA、533iA
  • 追加:520iA
  • 変更:533iAを廃止し、M535iAへ
  • さらに追加:524tdA、M5

並行輸入車として上記以外のグレード528i等の輸入実績も多数あり。
当時の正規ディーラーは、バルコムが総代理店となっていました。

E28のボディサイズ

  • 全長・全幅・全高:4620mm・1700mm・1415mm
  • ホイールベース: 2625 mm

E28の歴史

  • 1981/4:生産工程開始
  • 1981/6:プレスリリース
  • 1981/9:一般向けショーデビュー
  • 1983:フェイスリフト(マイナーチェンジ)
  • 1984/秋:M535i/M5を導入
  • 1986/3:ディーゼルの524td登場。2443ccのターボディーゼル搭載車
  • 1986:北米モデル生産開始
  • 1986:520i触媒モデル追加
  • 1987/12:E28の生産終了
  • 1988/1:次期3代目5シリーズのE34型へバトンタッチ

E28は1988年にE34 5シリーズに置き換えられました。

1984:フェイスリフト

  • フロントバンパー変更、空力性能向上:CD値0.37
  • 535i登場、518と533iのグレードは廃止
  • 自動アンテナ
  • スイッチの一部形状変更
  • ドライバーのエアバッグ追加

販売終了後のイベント

2018年公開の映画ミッションインポッシブル「フォールアウト」のアクションシーンに登場

E28のスペック・サイズ・エンジン

グレード 販売期間 エンジン 排気量 最高出力
528eA 1982年-1988年 直列6気筒SOHC 2,693cc 120馬力/後期129馬力(1987-)
518iA 1982年-1986年 直列4気筒SOHC 1,766cc 100馬力
533iA 1983年-1984年 直列6気筒SOHC 3,210cc 180馬力
524tdA 1984年-1986年 直列6気筒SOHCディーゼル 2,443cc 115馬力
M535iA 1985年-1988年 直列6気筒SOHC 3,430cc 185馬力
520iA 1987年-1988年 1,990cc 129馬力

ゲトラグ製のMT4速/5速トランスミッション
ZF製のAT3速/4速トルクコンバータ

E28 M5概要

E24のM635CSiを直系とし、M535i(SOHC/218ps)をベースにDOHC24バルブヘッドで強化したモデルがM5となります。

  • 1980年:初代M535iを発表した。218馬力。その後、触媒装着モデルは185馬力にダウン
  • 1985年:初代「M5」登場、8万マルク(約570万円)
  • 1986年:84,900マルク(約605万円)

E28 M5スペック

  • 全長:4620mm
  • 全幅:1700mm
  • 全高:1400mm
  • ホイールベース:2625mm
  • エンジン:直列6気筒DOHC 24バルブ(型式名:M88)
  • 排気量:3453cc
  • ボア×ストローク:93.4×84.0mm
  • 最高出力:286ps/6500rpm
  • 最大トルク:34.7kgm/4500rpm
  • トランスミッション:5MT
  • サスペンション:ストラット/セミトレーリングアーム
  • 燃料噴射:デジタルエンジンエレクトロニクス
  • ブレーキ:フロントにベンチレーテッド、4ピストンキャリパーの284ディスク
  • 車重:1430kg
  • 価格:1120万円
  • 総生産台数:2241台(右ハンドル車187台)
  • 0~100km加速:6.1秒
  • 最高速:251km/h

M88エンジンをベースとした直系モデル

E26/M1モデル

BMW E26情報(BMW M1のスペックや歴史)
スーパーカーブーム世代にとって「ランボルギーニBMW」と呼ばれていた車があります。それがBMW M1(E26型です)。開発から市販化に向けて苦労と紆余曲折の歴史、レース戦績を解説します。

E28オーナーの愛車写真

愛車E28 ALPINA B9 3.5 1984年式



ポルシェさん(三重県)
愛車E28 ALPINA B9 3.5 1984年式
■購入経過
1986年 ドイツ本国から買付け と言うのは 当時はヨーロッパ仕様のほうが馬力がありエンジンが気持ちよく吹け上がったからどうしてもヨーロッパを走ってた車を購入したかった 案の定、エンジンはすこぶる快調で足回りもしなやかだった。しかし、スポイラー、デコ、ALPINAエンブルムなど一切付いていなかった。前オーナーは素の状態で乗っていたようです カッコいい!!
■メンテナンス履歴
1995年8万kmでエンジンをオーバーホール  この22年間大きなトラブルはない タイヤはミシュラン、ブリジストンを選択 純正はピレリーP6
■セースルポイント
気持ちよく吹け上がるシルキー6と4000回転からの爆発的な加速とトルク感には舌を巻いてしまう それと乾いたエキゾースト・ノートもドライバーの気持ちを高揚させます それとボクシーなスタイルと1350kgと軽量のことでしょうか
■愛車との思い出
運転する歓びを教えてくれた車です。だから20年以上乗り続けられたのかも 最近は他車も乗るため 乗る機会も少なくなりましたがそれでも快晴の早朝ドライブには欠かせません
■同じオーナーへのメッセージ
かなり個体が少なくなった今では同じオーナーさんを探すのが大変です 目に止まったらご連絡ください

愛車E28-M5(1986)


Bimmer暁!さん(神奈川県)
愛車E28-M5(1986)
■購入経緯
PolePositionという中古車屋さんで見かけました。一晩たってもM5の姿が忘れられず翌日買いに行きました。もともとE39の525もあるのですが故障もしないんです。故障とかしていろいろ手間隙をかけてあげられるような、車がほしいと思って古い5シリーズを探しました。
■メンテナンス履歴
タイヤはBSのRE01Rをはかせました。するとコーナリング時のブレがなくなり、剛性感ある走りができるようになりました。
■セールスポイント
駆けぬける歓びが健在していること。20年前の車とは思えないほどに、5シリーズらしさがあります。
■愛車との思い出
分解できる部品ははずして清掃しました。豚鼻もはずして、お風呂場でごしごし洗ってあげましたところ、光るようになりました。当初は真っ黒にさびていました。
■コメント
古い車の割りに駆けぬける歓びがあることに私自身驚いています。車との一体感というか駆けぬける歓びが十分にあるんです。しかも、M5だから直線はもちろん早いのですが、軽量1500kgしかないためコーナリングも3シリーズの4気筒車なみに軽快なんです。駆けぬける歓びのエッセンスがぎゅっと凝縮したそんな車です。並みの5シリーズに飽きてきたオーナーにはぜひお奨めしたい。