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BMWアルピナ モデル別の試乗記・インプレッション

ALPINA情報
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B6 (F13)試乗

【モデル名:ALPINA B6 BiTurbo Coupe(F13)】

BMW6シリーズ(F13)をベースに、スポーティネスとエレガンスを完璧なる融合させた、B6は2011年12月に登場。2012年4月には、スーパー・スペック仕様が登場。

ALPINAラインナップの中、最もラグジュアリーでスポーティな演出し、秘めたる高性能ぶりを隠していないモデルです。エクステリアのディテールは、フロント・スポイラーの下にはレーシーなカーボン・ファイバ-製のリップ・スポイラーを追加。リア下部には、ディフューザーを装備し揚力を低減。4本出しテール・ピースのマフラーは、モータースポーツの世界では著名なブランドであるアクラポビッチ製の高強度チタン・エキゾースト・システムを採用。
此のエキゾースト・システムは、低く響きの良いサウンドスケープ(音景)を生み出します。
又、力強くスポーティーでありながら、インテリジェントに操作できるエキゾースト・フラップにより騒々しいということは全くありません。ドライバーは、ドライブ・エクスペリエンス・ボタンで素晴らしいサウンド効果を体験できます。

エンジンは、B7(F01)やB5(F10)と同様に4.4LのV型8気筒がベースとなる。
Vバンクの間には2基のターボチャージャーが配置され、ハネウェル・ギャレット社との共同開発によりタービンを大型化。コンプレッサーのインペラを変更し過給効率を向上させ、燃焼温度の上昇対応にALPINAエンジン定番のマーレ社と共同開発した専用ピストンを採用。
エンジンの制御も独自であり、トルクが二次曲線的に盛り上がり、刺激の度合いが一段と高まる。
結果、最高出力550ps(405KW)と最大トルク74.4kgm(730Nm)を発揮する。
性能データーでは0→100km/h加速を4.3秒、巡航最高速度は320km/hです。

乗り心地は、驚くほど洗練度の高さを獲得している。ダンパーの減衰力を連続可変制御するダイナミック・ダンピング・コントロールを装備。此の装備により、エンジンの応答性、8速ATのシフト制御、電動パワーステアリングの手応え、DSCの設定と統合され、走行モードの制御が可能となる。

洗練を極めた走りはALPINA本来の価値だが、B6ならではの刺激も存分に楽しめる。
スポーツ性とパフォーマンスに於いて、ALPINAの世界で頂点に立つものです!

by アル君




 

B7 (E65)試乗

【モデル名:ALPINA B7(E65_B7)】
BMW7シリーズ(E65)をベースにした、ALPINAのフラグシップサルーンとして、B7は2003年10月に発表されました。

〈B7の特徴〉 搭載されるエンジンは、ベースとなる745iの4398ccバルブトロニックV8。
排気量はそのままALPINA自製のコンロッド、鍛造クランクシャフト、不等長マニフォールド付き排気システムを装着し、ノーチラス型スーパーチャージャーの過給(最大0.8bar)により、ベースユニットの50%増にあたる最高出力500ps(368KW)/5500rpmを発生する。最大トルクも56%増の71.4mkg(700Nm)/4250rpmに達する。
フラットトルクの極致、速さを感じさせないスーパーチャージドV8。
バルブトロニックと過給機の組合せは初の試みで、バルブ開度とブースト圧を緻密に調整している。
その結果、ALPINA・BMWロードカー史上最速のデータは、単調とすら言いたくなる展開の中で記録された。又、自動車の最高速度を計測するイタリアのナルド・テスト・コースにて、B7は最高速度325km/hという驚異的な数字を叩き出しました(ドイツの自動車専門誌『auto motor und sport』調べ)。[325km/hの衝撃! 世界最速リムジン!]

変速機は、ZF社の6速ATを基本に、ステアリング上のスイッチによる容易なマニュアル・シフトを可能とした、ALPINAのアイデンティティといえる、スイッチトロニック機構を組み合わせた。増大されたトルクに対応すべく、強化されると供に冷却フィン付きアルミ製のオイルパンを採用、最終減速比の変更等に手が加えられている。

足回りは、フロントスプリングのみALPINA専用で、その他は純正品を流用している。
前後スタビライザーは欧州仕様745iスポーツ要を、リアサスペンションは745Li用エアサスペンションを採用し、フロントダンパーは745i用のままです。
ブレーキシステムは、前後ブレーキディスクとキャリパーを欧州仕様760Li用(大容量)に換えている。ブレーキのキャパシティも十分である。

エクステリアには、ALPINA自身が掲げる「フォーム・フォローズ・ファンクション(機能のための形状)」というコンセプトを具体化し、控えめであるものの確実な性能向上を果たすモディファイが行われている。前後のスポイラーは高速走行時のリフト量を低減させ、冷却性も確実な効果を発揮している。 ホイールはCLASSICホイール、20本スポーク・デザインの21インチ径。
ミシュラン製タイヤのサイズは、フロントに245/35R21、リヤに285/30R21となっている。キャビンの仕上げは、まさに高品質の極みといった印象。
その贅沢な空間に身を委ねることも、ALPINAというブランドを選択する大きな理由となる。

〈B7のインプレッション〉
「‘上質・上品’である」全てに渡り、ぜんぜん威圧的なところが無く、‘上質・上品’である。
500psのエンジン、アクセルをドンと踏んでも驚かさせる事なく、スムーズに超高速域まで引っ張っていく。但し、踏み込めば、高回転域では爆発的に回る怒涛の加速が体感できます。
路面の状況悪いとDSCが介入するし、リアの太いタイヤを簡単にホイールスピンさせる500psの実感を味わえます。スーパーチャージャーのメカニカルノイズが少なく、アクセル開度以上のパワーとトルクが体感でき、それでいて平然としていられる。どこからでも加速する、スーパーチャージャーの効果は大きい。

足が良い。実はこれがALPINAをもっとも実感させる部分です。どの領域でもダンパーがガツンとは絶対に動かない。ちゃんとストロークするから、しなやかです。このセットアップ能力の高さ、ダンパー性能は世界最高峰です。

エンジン・サウンド音は敢えて静かで、それでもV8独得のビートはハッキリ認識でき、この加減が上手い演出です。マフラーに関して、このB7は片側出しテールエンドを採用しています。
これは、全てのシリンダーからの排気が同じ強さで共鳴するようパイピングをまとめることで、倍音成分が増加し、より官能的なサウンドを発揮させております。又、フラーの出口の一つに可変式バルブが付いており、ALPINAの拘りを感じます。

まさに‘上質500ps’。このパワーに対し、質の高い足を持つ。さすがは「ALPINAマジック」と謳われるだけの世界観です!

by アル君






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