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BMWアルピナ モデル別の試乗記・インプレッション

ALPINA情報

BMWアルピナ モデル別の試乗記・インプレッション

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B3 (E36)試乗

【モデル名:ALPINA B3 3.2(E36)】
BMW3シリーズ(E36)をベースにした、ALPINAのエントリーモデルともいうべき、B3は1997年1月に登場されました。

10.5の圧縮比、シーメンスDME MS41.1エンジンマネジメント・システム等から成り立つスペックは、最高出力271ps/7400rpm、最大トルク33.6mkg/4400rpmを発揮する。DOHC4バルブヘッドは従来通りVANOSを用いて、マーレ製鍛造ピストンやステンレス製エグゾーストシステムの採用でALPINAの流儀にチューンが施されています。

更にエンジンに付いて触れておくと、伝統の味わい深いストレートシックスに、ALPINAのマジックがかけられ魅了されます。積極的に高回転域を多用したくなり、絹のような滑らかさを保ったままスムーズに吹け上がり、官能的なサウンドが加わり、また柔軟性も確保され楽しめます。

サスペンションに関し旧B3 3.0と比較し改善され、しなやかさの中にも強靭さを併せ持ち、サスペンションがストロークする過程で一貫したソリッドな動きに終始する為、不安感を覚えず安定しております。ALPINAのサスペンション・チューニングは一流であり、大幅にスプリングレートや減衰力が強化されているにもかかわらず、乗り心地がソフトで柔らかい。

ALPINA B3 3.2はドライビングプレジャーを突き詰め、振り回して楽しめるクルマです。さてエンジンですが街乗りは、3.2Lの馬力で引っ張るというより、低トルクでもストレスない感じで非常に乗りやすい車です。ただし、街中でスイッチトロニックスのモードに切り替えると、エンジンが唸りをあげるように吹き上がります。また車間をあけて加速すると、2速で前に追いついてしまうほどの加速です。したがってスイッチトロニックスは、高速に乗る時に活躍する程度ですが、制限速度までぶっちぎりの加速です。

なお山路は足回りが硬すぎす、柔らかすぎずなので、ドライビングしていて左右に振られずに安定してコーナーに突入することができます。

街乗り、山路、高速、どれをとっても安心感あるハンドリングをするので、非常に乗りやすい車です。E36のboxyなフォルムを好む方、程度のいいAlpina B3を見つけたら迷わず、乗車してみてください。普通のファミリーカーとスポーツカーの両方を楽しめると思います。

by hn0725hnさん



D3 BiTurbo (E90)試乗

【モデル名:ALPINA D3 Biturbo(E90_D3)】
ディーゼルとは思えない高回転域の伸びの良さが実感できる、ALPINAならではのスポーツディゼルD3の登場です。

ALPINAチューニングが施されたD3の搭載エンジン・123dは、2Lの直列4気筒ディーゼルにはツインターボが組み合わされ、最大出力は214psになり最大トルクは45.9kgmを発揮します。
高回転域の伸びの良さは、グォーンと太く力強いエンジン音を響かせ5000rpmから始まるレッドゾーンを振り切り、パワーの頭打ちは感じ取れません。
ALPINAが“スポーツ”と位置づけるエンジンに仕上がっております。
当然ながら燃費も優れており、市街地ではハイブリッドカーがリードするが、高速道路等を含めた総合燃費では良い結果を残しております。

エクステリアは、より低いフロントスポイラーと小ぶりなトランクリッドのリップスポイラー、19インチのアロイホイールはALPINA流儀です。
インテリアはALPINAの標準から抑制され、BMWそのままの素の状態に近い。
この控えめさは良いと思う、感想をお持ちの方も少なくは無いことでしょう。

価格は破格の設定、6,980,000円で日本市場に投入されました。
新しい価値を提供する、ALPINAビジネスに見合う価格設定です。

D3は、燃費が良くて環境への負荷が少ない上に、楽しく乗れる価値を付加しております。
5200rpmまで回せるディーゼルエンジンは魅力的で楽しいです!

by アル君



B3 BiTurbo (E90)試乗

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E90)】
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BMW3シリーズ(E90)をベースにした、ALPINAのコンパクトリムジンで、2007年登場のモデル。

ボディ形状は、リムジン(Limousine)と呼ばれる4ドアセダンとなる。
エンジンは直列6気筒ツインターボ(ビターボ)。
最高出力370馬力を発生し、ZF製ALPINA SWITCH-TRONIC(6速AT)と組み合わせ、ノーマル335iよりも遥かに強力な性能に仕上がっている。
B3 BiTurbo全モデルは、4本のエキゾーストマフラーをテールパイプを備えている。
このマフラーの触媒によってより、クリーンな排ガス規制値を達成している。
外観は、前後異形サイズのALPINA CLASSIC 18インチホイールとMICHELIN Pilot Sport 2タイヤを装着しており、インテリアは、ダコタレザー、ALPINA専用ベロアフロアマット、ドアシルプレート、専用ウッドを装備する。
左ハンドル専用で、価格は9,950,000円より。写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E93)】
BMW3シリーズ(E93)をベースにした、ALPINAのコンパクトクーペ・カブリオレ。B3は2007年登場のモデル。

ボディ形状は、カブリオ(Cabrio)と呼ばれる2ドアクーペで(カブリオレ・コンバーチブル・オープンスタイル)となる。エンジンはセダンと同様。左ハンドル専用で、価格は11,630,000円より。

写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。


B3S Biturbo (E92)試乗

【モデル名:ALPINA B3S BiTurboクーペ(E92_B3S)】
E92ベースのB3 BiTurboクーペに“S”の称号を付加した、B3Sクーペは2010年3月に登場しました。

公認チューナーが仕立てたハイパフォーマーだが、ALPINAは単に速さを追求する事は無い。
高度に磨き上げられたエンジンやシャシーが齎す上質、これぞALPINAの魅力です。

エクステリアはいつもながらBMW純正部品のようにインテグレートされ一見しただけでは分り難いが、クーペではリア・スポイラーのハイトが高く、リアフィニッシャーにはディフューザー風のリブを3本並べてスポーティな雰囲気を醸し出している。ホイールは、ニューCLASSIC・スタイルングⅢを装着する。インテリアはほぼB3の意匠のままであるが、変わらぬ洗練な仕上がりは完璧です。華美に流行らず、落ち着いた上品さはまさにALPINAの真骨頂である。

搭載するツインターボの直6エンジン、排気量は「BMW335i」と同じ2979ccだが、ALPINAにより高度に洗練されマーレ製のピストンを採用して圧縮比を10.2から9.4に落とし、それと引き換えに最大過給圧を1.2バールに引き上げて、410ps/6000rpm、55.1kgm/4500rpmへと大幅なパワーアップを果たしている。
従来のB3より“S”の称号が意味するのは、最高出力で40ps、最大トルクで4.1kgmのエクストラを獲得している。これは、徹底したフリクションの排除、エアフローシステムの改良、新たにインタークーラーの追加、新開発した直下型キャタライザー等による高度に洗練された賜物です。

エンジン・フィールは、スロットルのレスポンスもターボユニットとは思えぬほど敏感で、排気量の大きな自然吸気ユニットのようである。しかもストレート6が奏でるビートは、ALPINAの手により官能的です。そして、ドライバーとクルマの間にとても緊密なコミュニケーションが成立している。

ミッションは、このエンジンと相性の良いZF製スポーツAT(6HP19TU)です。
トルクコンバーター特有の滑らかさと優しさに加え、スウィッチトロニックを選択すれば、ドライバーの管理下に置かれ知的で快感です。シャシーもALPINAが進化させたコンベンショナルなもので、電子制御に委ねること無くスポーツ性と快適性を高い次元で融合させている。

当画像のB3Sはオーナー(ニコニコ様)の意思より、ダイオプサイトブラックのカラーに、ALPINAのアイデンティティー(identity)であるデコラインは無し(デコレス)、エンブレムも無い究極のアンダーステートメントです。(外見はほぼノーマル、中身は特別なALPINA)

圧倒的なエンジン・パワ-と快適さの二律背反を見事にバランスさせたB3S BiTurboクーペです!

by アル君





B3-GT3 (E92)試乗

【モデル名:ALPINA B3 GT3(E92)】
サーキットに還ってきたALPINAのDNAを受け継ぎ、サーキット走行を意識したロードモデルです!(限定99台の硬派モデル)

始まりは2009年、ALPINAは20年振りにモータースポーツの世界へ復活した。
その為のコンペティションマシンとして、E63型6シリーズをベースとしたB6GT3を開発。
B6GT3で、華麗なる且つ圧倒的な強さを発揮し、ADAC・GTマスターズを制覇しました。
制覇・チャンピオンシップを獲得、この歴史的な快挙を記念しB3GT3が誕生しました。

B3GT3、世界初公開の舞台は、2011年の東京モーターショーでお披露目されました。
先ずはエクステリ、B3Sビターボ・クーペ以上に刺激的な専用パーツで、カーボンが活用(フロントのスプリッター、リアウイング)され、「GT3クラシック」と呼ばれるフィンタイプ19インチ径の鍛造アルミニウム製ホイール、アクラポビッチ製のチタンマフラー等で武装しております。
(GT3クラシックは、従来の同サイズホイールと比較して、約25%の軽量化を実現した)

サスペンション・ユニットもB3GT3の為のスペシャルで、オンロード用とサーキット用に、メカニカルで車高調整および減衰力調整が可能なシステムとなります。
ブレーキは、ALPINA・ブルーにペイントされたキャリパーで、フロントは6ピストン、リアは4ピストンが採用。タイヤはミシュラン製のフロント245、リアは265のサイズです。

エンジンは、2979cc仕様の直列6気筒DOHCビターボで、最高出力は410ps/6000rpm、最大トルクは540Nm(55.1kgm)/4500rpmを発揮する。
ミッションはZF製の6速ATで、ALPINAのスウィッチトロニックが組合せられる。
車重が1565kgに抑えられたB3GT3、0→100km/h加速を4.6秒で、最高速度は300km/hを可能とします。

99台の限定車、この中で日本市場に於いては30台が販売されます。
この特別な限定車は、究極のALPINA車として絶賛される事でしょう!

by アル君



B3 BiTurbo Cabrio (E93)試乗

【モデル名:ALPINA B3 Bi Turbo(E93)】
BMW3シリーズ(E93)をベースにした、ALPINAのコンパクトクーペ・カブリオレ。B3は2007年登場のモデル。

ボディ形状は、カブリオ(Cabrio)と呼ばれる2ドアクーペで(カブリオレ・コンバーチブル・オープンスタイル)となる。エンジンはセダンと同様。左ハンドル専用で、価格は11,630,000円より。

写真のモデルは、前期型(2007年モデル)になる。

D3 BiTurbo (F30)試乗

【モデル名:ALPINA D3 BiTurbo(F30_D3)】
ALPINAならではのクルマ作り、圧倒的な速さと傑出した快適さ、それらの調和の妙こそがALPINAです。D3 BiTurboは2013年フランクフルトショーにてデビューされ、圧倒的に高性能かつ上質なディーゼルセダンの誕生です。ALPINAのディーゼルと云えば、1999年に初めて「5シリーズ」ベースの「D10 BiTurbo」を発表、「3シリーズ」ベースのD3 BiTurboは先代E90ベースに続いて2代目となる。

ALPINA流儀によるエクスクルーシブな外観。フロント・スポイラーの機能的な形状により、さまざまな冷却モジュールとブレーキ・エアダクトの効率的な空気の流れが実現されています。
リヤ・スポイラー、特に高速走行時の走行安定性を著しく高める優れた空力特性が実現します。
前車軸には軽いダウンフォースがかかり、後車軸にはわずかなリフトしか生じません。

エンジンは排気量3リッターのBMW総アルミ製6気筒をベースとしており、最新型コモンレール式ダイレクト・インジェクション、可変タービンジオメトリー付きシーケンシャル・ツイン・ターボチャージャーなどを備えることにより、多くの卓越した特徴を誇っています。
ピークパワーとトルクは350ps/4000rpmと71.4kgm/1500-3000rpmを発揮する。
71.4kgmの最大トルクは1500rpmで最大値に達するので速く、右足をスロットルペダルに載せたぐらいで吸い込まれるように加速していく。
又、かつてのディーゼルエンジンの様にトップエンドで回転フィーリングが重く渋くなることはなく、ストレスなく滑らかに吹け上がってスムーズに回る。
そして、ディーゼルノイズやバイブレーションも走っている限りまったく感じ取れない。
テクニカル・データは0→100km/h加速を4.6秒で、最高速度(最高巡航速度)は278km/hを可能とします。付け加えJCO8モード燃費は17.0km/リッター、2015年9月に迫ったユーロ6規制にも適合している。

足回りは締め上げられているというよりラグジュアリーな感じで、それなりに上下動を許す。
但し速度が上がってもその動きが大きくなって煽られるようなことはなく、スタビリティーも高い。
又、ガソリンユニットより重いはずのディーゼルエンジンを積んでいるとは思えない程、ハンドリングはリニアで十分にシャープである。最新のALPINAモデルは快適方向に振られているのかもしれない。

車両本体価格は977万円。怒涛のトルクに低燃費、理想的グランドツアラー且つドラマチック・スーパースポーツ・ディーゼルです。

by アル君



B3 BiTurbo Touring (F31)試乗

【モデル名:ALPINA B3 BiTurbo Touring(F31)】
3シリーズF31ベースのB3 BiTurbo Touringは、2013年3月のジュネーブショーで発表されました。日本ではF30リムジン(955万円~)とF31ツーリング(1028万円~)が販売されています。

パワートレインは、335iの直噴直列6気筒ターボ(N55)をベースに、ツインターボに換えたほか、いずれもオリジナルの鍛造クランクシャフト、クランクケース、吸気パイプ、高圧燃料ポンプ、大容量インタークーラー、ステンレス製のエキゾーストパイプといった専用部品を組み込んで“ALPINA化”を施している。その結果、得られた最高出力は410ps、最大トルクは61.2kgmを発揮する。こうした高性能化に対応する為、8速ATは5シリーズ用のユニットをベースに改良を加えたものが搭載され、B3ビターボのツーリングは0→100km/h加速が4.3秒で、最高速度は302km/h(リムジンは4.2秒と305km/h)と圧倒的なパフォーマンスです。

シャーシでは、B3では初となるALPINAのアダプティブ・スポーツ・サスペンションが標準装備となった。電子制御式ダンパーや、専用スプリングとスタビライザーによって構成され、BMW車と同様に「エコ・プロ」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ・プラス」と4つのモードからセッティングを選定できる。小気味よい走りと快適性を両立しております。

エクステリアは、当然ながらALPINAのアイデンティティーが用いられております。
フロント・スポイラーは控えめながら機能的な形状により、さまざまな冷却モジュールとブレーキ・エアダクトの効率的な空気の流れが実現され、機能面も進化させている。
20インチのALPINA CLASSICCホイール、オーバル形状のマフラーエンドを持つ左右各2本出しのアクラポビッチ製ステンレス・エキゾースト・システム、ブルーに塗装されたキャリパーを持つブレンボ製の高性能ブレーキシSテムが装着され、ALPINAのスポーティ且つラグジュアリー存在感を与えています。

インテリアは、最高品質の天然素材や比類なき高級感が特徴です。
ALPINA専用のドアシル・プレートや、フロアマット、インストルメント・パネル、シートのバックレスト上部を飾るALPINAメタル・エンブレム、手縫いのLAVALINAレザー巻きステアリング・ホイールなどがALPINA独自の雰囲気を作り上げています。

ALPINAの伝統的な手法を頑なまでに伝承し、相変わらず仕上がりの洗練度が高くチューニングカーにありがちな猛々しさを感じない。B3 BiTurboはALPINAのメーカーとしての、自信の現れです!

by アル君



 

B5 (E60)試乗

【モデル名:ALPINA B5(E60 B5)】
BMW5シリーズ(E60)をベースにした、ALPINAのフラグシップサルーンです。特徴的なSpecificationのみを記載しておきます:E60 – B5

  • エンジン仕様: 510 PS @ 5,500 rpm, 71.4 kg・m @ 4,250 rpm
  • 排気ガス規制に於けるモードエミッション: 294 g/km
  • 最高速度: 314 km/h

E60型B5は、全域トルク発生型ではなく、私の印象では、高回転域でとんでもないトルクを発生する印象があります。実際、カタログのトルクカーブをみると、最近の V8ツインターボのような低速からのトルクは発生していません。先日、美ヶ原高原の方にドライブしましたが、狭い山道のワインディングは得意ではないよう です。やはりアウトバーンを300km/h以上で巡航する方が合っている気がします。高速でアクセルを踏めば、まるで別のエンジンが回りだしたかのごとくに加速します。しかも、静かに。これは人によっては、迫力がないとか、エンジン音がねぇー、と評される方もいらっしゃるかもしれません。でも、静かで馬鹿っ速い車をジェントルに乗る、というスタイルを標榜している(私だけ?)ALPINA乗りとしては、こちらの方が遥か満足です。(ちななみ、最近のAMGのV8は、昔々のアメリカンV8のような排気音で、これはこれで、いいかもしれませんが)。

ALPINAの速度レンジについてお話しましょう。AMG E55やM5なども同様ですが、それらの速度レンジは日本ではありえないですね。300km/h越えの世界、体験できるのは、新幹線くらいでしょうか(笑)。でも、そうした車をDriveする満足感が、”ALPINAの魅力”につながっている気がします。

何を基準に車を選ぶかについて考えてみると、私の場合、結構重要 な要素は、1)スタイリング、2)動力性能(加速指標、最高速度指標)、3)静粛性、4)ハンドリング、などです。B5は、このいずれの要素でも、最高点かというと、いろいろありますが、私の中では、E60/B5が、どれも高得点でした。E60型B5に行き着いた経緯をお話します。まずは、ベースがBMWであることから出発してました。BMWの始まりはE39 540iからでした。結構乗りまして8万km位乗ったと思いますが、E60が記事に出て、スタイリングがピピンと来てしまい、E60型545iに。そして、それからE60 型を3台も乗り継ぐことに…当時、初の試みであったアクティブ・ステアリングには、仰天しました。いろいろ賛否両論ある中、私はすごく気 に入ってしまいました。中速までは、実にQuickで、これが違和感になっていたと思いますが、慣れると超便利。まるでゴーカートのようでもあり、ワイン ディングが面白いし超楽。また、車庫入れも超楽。まあ、話はALPINAから横道にそれてしまいましたが、まずはベースが、超大好きに…この後、550が 出始めて、Engine Power/Torqueが上がったため、移行。走行しているうちに試乗会があり、M5, B5それぞれに乗る機会が…これが、また、B5に移るきっかけに。それまで、ベースのE60でも結構気に入っていたものが、アクティブス テアリングがないことに後ろ髪を引かれましたが、B5の圧倒的なPower / Torqueのパフォーマンスで吹っ飛び、ついに、E60 B5に、という経緯でした。紆余曲折(それほど、行ったり来たりじゃないかもしれませんが)の後、”(すごろくの)上がり”の選択に行き着いてしまいました。E60型からF10型に移行した現在、F10のB5も気になるかと思いきや、実はE60型B5の方が、まだまだ行ける、なんて感じています。まさに上がりの選択ですね。 あ と、MとALPINAでALPINAを選んだ理由は、Mは排気音が豪快で、頼もしいのですが、私は静かで早い車が好きなもので、どうしてもMは選択肢に 乗ってこないのです。多分、サーキットを楽しむのであれば、Mの方が楽しいと思います。

次の話財は、クラフトマンシップ。ヨーロッパには未だに超精密機械式腕時計を作るマイスターがいっぱい活躍していると 聞きます。これらと共通する、超精密な加工、組立を、熟練マイスターが一台一台作り上げるフル・オーダーシステムをとっている。そのため、それぞれ一台一 台に、通し番号がふられていますよね。コンソールの上部にそれらが、貼られています。単なる順番としての番号というより、多分、それぞれの車が、世界で1 台しかない、ということを証明しているようなものでしょうね。

さて、続きでインテリア周りと、ステアリングです。ドアのアームレストなどには、アルピナのステッチが入っていますし、ステアリングもそうです ね。こうしたところにも、細かいこだわりがあるのでしょうね。さらに、ステアリングには、+と-の表示がさりげなく、ステッチされています。これが、実 は、スイッチトロニック、ですね。初めて、アルピナに触れた頃は、なんのことかわかりませんでした(笑)。ステアリングの裏にエンベッドされた、シフトダ ウン、アップのスイッチは、ステアリングから全く手を離さずに、マニュアル・シフトを可能にしてくれます。Dレンジでは、このマニュアル・シフトを利用し ても、数秒たつと、通常のDレンジ操作に戻ってくれますし、Sレンジでは、そのまま、本来のフル・マニュアル・シフトに移行できる。このあたりのUser Interfaceは、大変使いやすいです。山岳路など、ちょっとしたワインディングを走る際にに、このスイッチトロニックは、他車で採用しているレバー タイプのシフト操作より、明らかに優れていると思います。

E60型B5をOwnすることになってから、3年程ですが、若輩ながらE60 B5を中心としたImpressionを投稿させて頂きます。他にもALPINAは、 いろいろなモデルがあるし、年代を遡っても、はたまた、新世代のALPINAも、それぞれの時代での魅力があると思います。ですので、是非、興味を持たれていらっしゃる方、これからALPINA Worldに入られる方、計画を練っている方、もちろん、それぞれのOwnerの方、いろいろなお話できればうれしいです。

by アルピナ君





D5 (F10)試乗

【モデル名:ALPINA D5 Turbo(F10)】
D3に続いて、日本市場の為に特別に開発されたディーゼルエンジンを搭載するD5 Turboが投入されました。

3Lの直列6気筒エンジンは、コモンレール・ダイレクト・インジェクションと可変タービン付きターボチャージャーを組み合わせる。最大トルクは61.2kgmに達し、最高出力は280psを獲得、圧倒的な力強さが得られる。更には、B5 BiTurboから引き継がれた排気システムにより、ディーゼルでありながら高回転域では驚くほど刺激的なサウンドを響かせます。
アクセルを踏み続けば一気に5000rpmを超えるまで吹き上がり、ディーゼルエンジンとは気づかない滑らかで力強い走りを実現している。それでいてすぐれた燃費です。

エクステリアには当然ながらALPINA流儀のエアロパーツやストライブ、20インチのタイヤ&CLASSICホイールは勿論、インテリアも同様です。
トランスミッションは8速スポーツATとなり、ALPINA独自のスイッチトロニックを組み合わせている。

サスペンションにはダンパーの減衰力を連続可変制御するダイナミック・ダンピング・コントロールを組み合わせる。コストを惜しまず高精度で生産されており、その動きはスムーズそのもで軽快な走りです。

ALPINAとディーゼルはイメージが一致しない様に思えるが、BMWより先駆け日本にディーゼルエンジンを導入(D3)。ALPINAのディーゼル、エンジン特性はスポーティです。

D5 TurboはALPINAマジックにより、至高のエレガンスに秘められた驚異のエフィシェンシーです!

by アル君



B6 (E63)試乗

【モデル名:ALPINA B6(E63_B6)】
ALPINAの、性能と豪華さが日常生活における高い実用性と結びついた、新たな可能性をもつ真のマシンB6(E63)が2005年9月に登場です。ALPINAにはクーペの伝統がある。
欧州のレースシーンを圧倒した3.0CSL、ターボを採用した6シリーズベースのB7ターボ クーペ、300km/hの最高速を誇る8シリーズベースのB12 5.7クーペ。
そして、その伝統をB6クーペが引継ぐ!

当時はALPINAラインナップの中、最もラグジュアリーでスポーティな演出です。
エクステリアのエアロパーツはデザイン的には控えめだが、単なるアクセサリーでは無く優れた空気力学的な効果を生み出し、ボディに発生する揚力を抑える。それだけに、高速域になるほど直進時の安定性が向上します。スタイルは抜群!!!

インテリアのウッド・トリムはElmと呼ぶALPINA専用仕様であり、深みのある艶やかさをたたえる。ステアリングは5シリーズ用だが、リム部は形状を含めALPINA専用デザインです。
又、スポークとリムの接合部の裏側にはスイッチ(スイッチトロニック)が装着され、それを押す事で6速ATをマニュアル操作できる。セレクターの手前にはEDC用の切替スイッチを装備。
メーターもALPINA専用デザインです。

ALPINAデザインのダコタ・レザー・インテリアとスポーツ・シート。
例によってシリアルナンバーが刻まれた銀メッキ仕上げのプロダクションプレートが天井の前方に装備される。タイヤはミシュランのパイロット・スポーツ2を装備。

搭載するエンジンは、4400ccのV型8気筒エンジンにASA社製のラジアル・コンプレッサー(スーパーチャージャー)を組合せ510psのパワーを獲得。
当時のM5、M6がV10エンジンを引っ提げて登場したのとは実に対象的である。
「Mは低速は要らない考え方だからV10でも良いが、基本的にV10とATの組合せは振動の問題で無理があるから、ALPINAの方法はセダン系の大パワーに対する方向性だと思います。
バルブトロニックは高回転には向かないが、逆に此のバルブトロニックの御蔭でタービンタイプのスーパーチャージャーにより、効率の良さを実現化されている。

ALPINAが採用したスーパーチャージャーはASA社製のラジアル・コンプレッサーであり、最大で15万rpmを許容する。それだけに、高回転域で高い過給圧が獲得できる余力を持っている。
アクセルを踏み込むとDレンジのままでもレブリミットまで一気に吹き上がる。
だが、エアコンのコンプレッサーぐらいの大きさがあるスーパーチャージャーや過給された空気を冷却して密度を高め充填効率を向上させる大型のインタークーラーを装備する為、フロント回りの重量増加は避けられない様だ。その為、前後重量配分は53対47になる。
FRとしては優れた配分だが、残念ながら50対50にはなっていない。

ところが、フロントヘビーな印象は全く感じない。さすがに、ステアリングを一気に切り込んで一気に向きを変えるといった操作には追従しないが、そもそもそうした走りはALPINAには似合わない。上質な本革を硬く細めに巻いたステアリングに軽く手を添えて、コーナーの曲がり具合に合わせてスーッとステアリングに与える舵角を増やすと、操作に合わせてB6の長いノーズが以外なほど軽快に向きを変えてくれる。実はこうしたステアリング操作に対する応答性の気持ち良さは、ALPINAが伝統的にもたらしてくれる特徴です!

情熱の内側に秘められたALPINAの高度な技術!!!






B6S (E63)試乗

【モデル名:ALPINA B6S(E63_B6)】

BMW6シリーズ(E63)をベースにした、ラグジュアリークーペのトップモデル、B6は2005年9月に発表されました。

〈B6の特徴〉ビッグサイズの2ドアクーペとしての優雅さにスポーティ&ラグジュアリーの雰囲気を兼ね備えたB6クーペである。カブリオレ設定もあり。

型式名E63のBMW 6シリーズをベースとしたV型8気筒4.4Lガソリンエンジンにメカニカル駆動のラジアル・コンプレッサーのスーパーチャージャーを追加。2500rpmから200PSを発生し、5500rpmでトップパワーの510PSを出力しています。

駆動系には、ZF製6速ATが強大なパワーを受け止め、20インチALPINAホイールにミシュランの大径タイヤ(F255/35 ZR20、R285/30 ZR20)がFR駆動で路面に伝えます。

インテリアは、ALPINAお馴染のウッドパネルとレザー張りに加え、3本スポークステアリング(SWITCH-TRONIC)、HDDナビゲーション・システム、盗難防止装置、クラッシュ・センサー付きセントラル・ロッキング・システム、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)を標準装備。価格は1995万円から2387万円まで。




B6 GT3 (E63)試乗

【モデル名:ALPINA B6 GT3(E63)】

ALPINAがモータースポーツから撤退して20年振りに戻ってきた。
それが、巨大なウイングが特徴的なB6 GT3です。
(FIA・GT3選手権に参戦するために開発されたレース専用車)

佇まいは、B6(E63)をベースに、思い切り低いエアダムスカートや大きく張り出したホイールアーチ、並外れて巨大なウイングがGT3レーサーを醸し出す。
ホイールアーチにおさまるミシュラン製のタイヤは、F300/65・18、R310/71・18です。アルミホイールはアルピナの伝統、20本スポークが装着される。
ステアリングとシートにはアジャストが残されており、快適なドライビング・ポジションにするのは簡単だが、実際にはシート位置がB6(E63)よりも後方なので、一見では前方のボンネットが大きく遠くに見える。

B6 GT3のエンジンは、ロードゴーイングバージョンのB6(V8 スーパーチャージド 4398cc)からの変更が全く施されていない。ノーマルでも最高出力530ps/5500rpmで最大トルク74.0kgm/4750rpmなのだから、戦闘力は充分です。
エンジン・サウンドは基本的には、V8特有の低音ではあるものの、より硬質な精密感を感じさせられる。

トランスミッションは変更されており、油圧式のパドルで操作する本格的なシーケンシャル6段式を採用している。発進時にはクラッチ操作を要するが、その後のギヤシフトにクラッチ操作は不要である。更にこのシステムは、シフトダウンでオーバーレブを起こしてエンジンを損傷しない様、パドルを操作しても無視する安全機構もあり、ドライバーには優しく有難いです。

ボディパーツにはカーボンファイバーを採用し、ノーマルのロードカーに比べて400kgの軽量化を実現化した。スパルタンな容貌だが、懐の深い扱い易さを兼ねるのは、ALPINAですネ!

by アル君



ALPINA情報
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