BMWの6代目7シリーズ(形式G11セダン G12ロング)関連情報、歴史やスペック特徴などのカタログ情報を解説します。G11セダン G12ロングホイールベースの形式ラインナップです。
BMW G11 G12の概要
BMWのフラッグシップ・モデル7シリーズの6代目となるG11型セダン、G12型ロングホイールベースモデルです。先代F01モデルを踏襲したスタイリングですが、グリルと繋がったレーザーライトやLEDの使い方が2015年時点のデザイントレンドを受け継いでいます。エクステリアデザインは永島譲二氏です。
グレードとエンジンバリエーションは先代同様の3リッター直6ターボと4.4リッターV8ターボに加え、V12ターボも追加されています。CFRP素材などを用いて、先代比で130kgの軽量化を達成しています。ステアリングを自動操舵して車線中央の走行を維持する「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」を全車標準装備。ジェスチャーで車載コントロール・システム操作ができる「ジェスチャー・コントロール」やリモコンキーの操作でドライバーが車外から駐車ができる「リモート・コントロール・パーキングなど最新の装備を備えています。
直列6気筒ターボ、V8気筒ターボ、V12気筒ターボとトップモデルに相応しいエンジン・グレードラインナップとなっています。
- 740i
- 740i ラグジュアリー
- 740i Mスポーツ
- 740Li エクセレンス
- 740Li Mスポーツ
- 740d xDrive ラグジュアリー
- 740d xDrive Mスポーツ」
- 740Ld xDrive エクセレンス
- 740Ld xDrive Mスポーツ
- 745e ラグジュアリー
- 745e Mスポーツ
- 745Le xDrive エクセレンス
- 745Le xDrive Mスポーツ
- 750i xDrive ラグジュアリー
- 750i xDrive Mスポーツ
- 750Li xDrive エクセレンス
- 750Li xDrive Mスポーツ
- M760Li xDrive
- M760Li xDrive V12エクセレンス
BMW G11 G12の歴史
7シリーズ 第7代目(BMW G70型)へ:2022/4
7シリーズ 第7代目(BMW G70型)へバトンタッチ
BMWジャパン40周年限定車:2021/5/24
40周年を記念したシリアル番号のバッチを含む専用装備
- 745Le xDrive 40thアニバーサリーエディション:1600万円
- 740Ld xDrive 40thアニバーサリーエディション:1614万円
- 750Li xDrive 40thアニバーサリーエディション:2114万円
750Li xDrive 40th
- インディビデュアルのボディカラー:アズライトブラック
- インディビデュアルのフルレザーメリノシート:スモークホワイト&ナイトブルーバイカラー
- アルカンタラルーフライナー:ナイトブルー、グレーポプラウッドインテリアトリム
745Le xDrive 40th/740Ld xDrive 40th
- ボディカラー:ブラックサファイア
- 20インチアロイホイール
- ブラック:エクスクルーシブナッパレザーシート
- グレーポプラ ウッドインテリアトリム
750Li xDrive Pure Metal Edition限定2台:2020/12/23
「BMWと日本の名匠プロジェクト」内装トリムを人間国宝の奥山峰石氏が制作
750Li xDriveエクセレンスをベースに、打込象嵌(ぞうがん)の銀板トリムや車体色「BMW Individualピュアメタリックシルバー」を装備。後席はエグゼクティブラウンジシートやクールボックスる、桜の花の文様をあしらったつち目打ちの純銀製カップ(2個)が付属。価格は2650万円。
西日本地域限定745e Mスポーツ マイスターヴェルク:2019/10/10
西日本地域(近畿、中国、四国、九州、沖縄地方)の限定販売
プラグインハイブリッドモデル「745e Mスポーツ」をベース
3色のボディカラー「ブラックサファイア」「ルビーレッド」「スピードイエロー」のモデルをラインナップする。
- BMW Individualハイグロス シャドーライオンプラス
- ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、リヤガーニッシュ、テールパイプ
- ジェットブラックの20インチMライトアロイホイール スタースポーク 817M
- BMW Individualピアノフィニッシュブラックインテリアトリム
- 専用インテリアバッジ・シリアルナンバー入り
ルビーレッドのモデルは、クロームラインエクステリア(ウインドウフレームモールディング、エアブリーザー)
ブラウン系のナッパレザーシートを組み合わせたグレーポプラウッドインテリアトリム
ビッグマイナーチェンジ実施:2019/6/24
G11前期と後期の違いとは
G11前期と後期の違いとして、以下の6点が大きな変更点。主にエクステリアデザインを刷新
- 約40%大型化したキドニー グリル
- グリルに繋がる横長のヘッドライト
- 水平に伸びるクローム加飾ガーニッシュを備えたサイドビュー
- 左右リヤランプを繋ぐように直線のクローム加飾ガーニッシュ
- インテリアは、新たに12.3インチのコントロールディスプレイとフルデジタル式メーターパネルを搭載
- BMW インテリジェント パーソナル アシスタント標準装備
エンジンも前期と後期の違いとしては、パワーアップが図られています。
プラグインハイブリッドモデル「745e」「745Le xDrive」に最高出力286PSを発揮する新開発の3.0L直6DOHCターボエンジンを搭載
「745Le xDrive」にインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」
「750i xDrive」「750Li xDrive」には最高出力530PSを発揮する新開発の4.4L V8DOHCツインターボエンジンを搭載
先進装備も前期と後期の違いとしては、以下の機能改善が図られています。
「ハンズ オフ機能付き渋滞運転支援機能(ソフトウェア改善)」
「リバース アシスト」、「トラフィック サイン アシスト(速度制限認識)機能」
740i ドライバーズエディション特別仕様車が登場:2018/9
740i Mスポーツをベースとし、主に後席の快適装備を削ったお買い得モデル。
ベースモデルより142万安い1232万円。
- Mストライプの専用ダコタレザーシート
- 特別専用色シンガポールグレーを設定
750Li Individual Edition限定車30台:2017/10
750Liエクセレンスのロングホイールベースのグレードを元に各種Individual仕様のパーツを追加した限定車。
1955万円から
全車右ハンドル
Individualボディーカラー3色
V8 4.4リッターBMWツインパワー・ターボ
ボディカラー | メリノレザーシート | インテリアカラー |
アズライト・ブラック | スモーク・ホワイト | ユウカリ・スモーク・ブラウン・ハイグロス |
ムーンストーン | タルトゥーフォ | ピアノ・フィニッシュ・ブラック |
ルビー・ブラック | キャラメル | アッシュ・グレイン・ブラック/レッド・ハイグロス |
- Individual Edition専用標準装備
- ホイールVスポーク・スタイリング649I
- アルカンタラ・ルーフ・ライニング
- マルチ・ファンクション・レザー・ステアリング・ホイール(ウッドトリム)
- スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ
- ヒート・コンフォート・パッケージ
- リヤ・マッサージ・シート
- Bowers&Wilkinsダイアモンド・サラウンド・サウンド・システム
- アンビエイト・エア・パッケージ
- エグゼクティブ・ラウンジ・シート
740e iPerformance登場:2016/10
プラグインハイブリッド車のサブネーム(iPerformance)が登場。
1169万円から
- 直列4気筒2.0L直噴ツインパワーターボ + モーター
- エンジン出力:258ps/40.8kgm
- モーター出力:113ps/25.5kgm
- ミッション:8速AT
- バッテリーは、200Vの普通充電4時間で満充電可能
- 最高速140km/h、最長42kmまでEV走行可
- 0-100km/h加速:5.4秒
M760Li xDrive登場:2016/10
フラッグシップ「BMW 7 シリーズ」のトップ・エンド・モデルが登場
M760Li xDriveとM760Li xDrive V12 Excellenceは、M社がチューニングしたV12ターボエンジン。
610ps/5,250~6,000rpm、800Nm/1,500~5,000rpm
0-100km加速3.7秒
2420万円から
740i/740Liへエグゼクティブドライブプロを標準装備:2016/10
- 車載カメラで前方の路面の凹凸を検知し、サスペンション制御を行い優れた走行快適性を実現。
- ダイナミック・ドライブ(横揺れ防止)により、コーナーや直線走行時のボディの傾きを最小限に抑える。
- 価格は740iが1225万円、740Liが1354万円。
750Li Celebration Edition限定70台:2016/05
750Liをベースとしたセレブレーション・エディション・インディビジュアルの限定車は70台(1880万円)
- 特別な標準装備の数々
- アズライト・ブラックのボディカラー。光加減で青い石にも見える特別カラー
- 20インチIndividualタイリング649アルミ
- キャラメルカラーのメリノレザーシートとアルカンターラの天井素材。
- ピアノブラックのインテリアトリム
- リモート・パーキング
- LEDによるスカイラウンジパノラマガラスルーフ
- Bowers&Wilkinsのサウンドシステム(1400W、16スピーカー、10チャンネル)
- リアシートのマッサージ機能
M760Li xDriveがショーデビュー:2016/03
- スイスのジュネーブショーにおいてM760Li xDriveがワールドプレミア
- 6L-V型12気筒ツインパワーターボエンジンは600PS/5500rpm、800Nm/1500rpm。
- 大パワーを4WDで分散し駆動するxDriveで0-100km/h加速3.9秒。
- 20インチホイールが標準
7シリーズ 第6代目(G11 G12) が日本デビュー:2015/10
保守的なデザインの7シリーズ 第5代目(BMW F01 F02型)の流れを受け継ぎ、
BMWの新しいデザイントレンドを取り入れたG11(740i/750iセダン)G12(740Li/750Liロングホイールベース)モデルの6代目7シリーズがデビュー。
ボディの大幅な軽量化やプラグインハイブリッドモデルの追加による燃費向上により、エフィシェントダイナミクスを進化させたモデルでもある。
3.0L直6直噴ターボは326ps、4.4LV8直噴ターボは450psに進化。ATは8ATのままである。
- 3.0L直6ターボ 740i:1217万円~1288万円
- 3.0L直6ターボ 740Li:1346万円~1432万
- 4.4LV8ターボ 750i:1485万円~1537万円
- 4.4LV8ターボ 750Li:1649万円~1701万円
BMW G11 G12スペック
G11 G12スペック(740i/740Li/750i/750Li) | |
全長、全幅、全高 | 5110×1900×1480mm 5250×1900×1485mm(Li) |
ホイールベース | 3070mm 3210mm(Li) |
最小回転半径 | 5.5m 6.0m(Li) |
トレッド | F1611/R1650 |
車両重量kg | 1800kg/1845kg/1945kg/1990kg |
エンジン | B58B30A・直6-DOHC24Vシングルターボ V型8気筒DOHC32Vシングルターボ |
総排気量 | 2997/4395 |
最大出力 | 326ps/5500rpm 450ps/5500-6000rpm |
最大トルク | 45.9kg・m/1380-5000rpm 66.3kg・m/1800-4500rpm |
内径×行程/圧縮比 | 11.0/- |
燃料タンク | – |
操舵装置 | ラック&ピニオンパワー(車速感応式) |
トランスミッション | 8AT(ステップトロニック) |
サスペンション | Fダブルジョイントストラット、Rインテグラルマルチアーム/ Fダブルジョイントストラット、Rエアサス |
ブレーキ | F/Rベンチレーテッドディスク |
アルミ/タイヤ | FR245-40R18(740i) F245-45R19/R275-40R19(750i) |
10・15モード燃費 | 7.8km/L |
装備 | |
|
G11 G12スペック(M760Li xDrive) | |
全長、全幅、全高 | 5250×1900×1485mm |
ホイールベース | 3210mm |
最小回転半径 | 6.0m |
トレッド | F1620/R1620 |
車両重量kg | 2140kg |
エンジン | V12-DOHC48Vツインターボ |
総排気量 | 6592 |
最大出力 | 610ps/5500-6500rpm |
最大トルク | 81.6kg・m/1550-5000rpm |
内径×行程/圧縮比 | 10.0/- |
燃料タンク | 78L |
操舵装置 | ラック&ピニオンパワー(車速感応式) |
トランスミッション | 8AT(ステップトロニック) |
サスペンション | Fダブルジョイントストラット、Rインテグラルマルチアーム/ Fダブルジョイントストラット、Rエアサス |
ブレーキ | F/Rベンチレーテッドディスク |
アルミ/タイヤ | F245-40R20/R275-35R20 |
10・15モード燃費 | -.-km/L |
装備 | |
|
BMW G11 G12 レビュー
登場時点では、自動パーキング機能はオプション設定されず、狭い駐車場では機能制限もあるので過大な期待は禁物。
外装はグリルと繋がったLEDライトやなど最新デザイントレンドを継承したデザインとなっている。
ボディは100キロ超の軽量化により、動力性能と燃費の向上が期待できるだろう。
ボディサイズの拡大はストップし、サイズ的には先代同様で、むやみな大型化には歯止めがかかっている。
愛車フォトギャラリー
Matsunoyuさん 愛車G12 M760Li Xです。 |
ビーナスラインにて |
Matsunoyuさん 愛車G11 750i本日納車された、G11 750iです。スタイルも思ったより良く、緻密な走行感覚が魅力です。 |