MINI(ミニ自動車)のモデル形式、開発コード一覧

(Last Updated On: 2020年6月22日)

MINI(ミニ自動車)のグレードとは

2代目ミニ
ミニ (Mini) は、ドイツの自動車会社であり、BMWが2001年に設立した自動車ブランドです。1994年にBMWがローバーを傘下に収め、生産を始めとするミニに関する全ての権利を取得。当初はイギリスを拠点としてローバーが中心となって開発がスタートし、1997年のジュネーヴ・モーターショーで一般公開。2001年初代が発売開始となります。
当ページでは、ミニのモデル型式・形式コード、開発コード、モデル・グレード形状の一覧を解説します。

グレード 内容
ワン(one) エントリーモデルの設定が「ワン」である。装備品などが簡素になり、価格設定としても購入しやすい価格になる。
クーパー スタンダードモデルとしての設定となるのが「クーパー」である。ワンよりもパワフルなエンジンを搭載。
クーパーS クーパーをベースとした高性能スペシャルなモデル。よりパワフルなエンジンを搭載。
ジョンクーパーワークス(JCW) クーパーSをベースとして、さらにパワフルにチューンされたエンジンを搭載するモデル。内外装もチューニングが施されるスポーツモデル。

車体番号ルール

車体番号(VINコード:Vehicle Identification Number)

桁目 コード:内容
1-3
  • 1桁目:生産国(製造国)
  • 2桁目:メーカー識別コード1
  • 3桁目:メーカー識別コード2
  • WMW:ドイツ・Werk Oxford オックスフォード
  • WBX:オーストリア・マグナ・シュタイアー
4-7
  • 車両識別コード
8
  • 安全装置識別(フル装備のBMWにとってはあまり意味が無い)
9
  • チェックデジット(数字チェック項目)
10
  • 製造年コード
11
  • コード:地名(工場)
  • A/F/K:ドイツ・ミュンヘン
  • B/C/D/G:ドイツ・ディンゴルフィン
  • E/J/P:ドイツ・レーゲンスブルグ
  • T:イギリス・ライプツィヒ
  • V:ドイツ・ライプツィヒ
12-17
  • シリアルナンバー

モデルコード(開発コード)

初代目ミニ

  • BMWモデルコードの先頭の頭文字の略語「E」は、Entwicklung(ドイツ語)の開発や発展を意味ですが、初期の「R」は前ミニ・ブランドの所有メーカーであるRover社の頭文字という説があります。
  • 最新モデルでは、モデルコードの先頭の頭文字の略語「F」は、Futurum(ドイツ語)の未来モデルを意味しています。
  • 頭文字のRやFの後の数字は、開発の順番として、開発コードを表記しています。

ミニ(BMW) 型式別(年表)

BMW製となる前の元祖ミニ

Miniマーク1 (1959-1967年)

1959年8月発売。コード形式(ADO15)オースチンとモーリスミニから3ドアボディ発売。
排気量は、848/997/998/1071/1275ccエンジンに拡大。

Miniマーク2 (1967-1970年)

小変更のマイナーチェンジモデル。

Miniマーク3 (1969-1990年)

ドアの三角窓を廃止。エクステリア変更のマイナーチェンジモデル。

Miniマーク4 (1990-2000年)

エアバッグ等、安全装備向上のマイナーチェンジモデル。

BMWミニのマーク

初代 (2001-2006年)

2001年以降、BMW製ミニとして復活したモデルの形式別一覧


型式 コード 説明
R50 RA-16 3ドア:エントリーモデルのワン(ONE)とミッドモデルのクーパー
R52
  • クーパー
    RF16
    ABA-RF16
  • クーパーS
    RH-16
    ABA-RH16
3ドア:コンバーチブル。ソフトトップ・オープン。(2005-2008年)電動ソフトトップは約15秒でオープンとなる。
R53
  • クーパー
    RE-16
  • クーパーS
    ABA-RE16GP
3ドア:クーパーのトップモデルのクーパーS。クーパーのパワーアップ版(スーパーチャージャー)

2代目(2006-2013年)

型式 コード 説明
R55
  • ワン
    ABA-ME14
    CBA-SR16
    DBA-SR16
  • クーパー
    ABA-MF16
    CBA-SU16
  • クーパーS
    ABA-MF16S
    DBA-SV16
    DBA-SU16
  • JCWキット
    ABA-MFJCW
3ドア:クラブマン。観音開きドア:運転席側後部ドアあり。(2008-2014年)
R56
  • クーパー
    ABA-ML16
    CBA-ZF16
    DBA-ZF16
  • クーパーS
    ABA-MM16
    DBA-ZG16
  • JCWキット
    ABA-MMJCW
3ドア:標準モデルの3ドアハッチバック。エントリーモデルのワン、ミッドモデルのクーパー、トップモデルのクーパーS、スペシャルモデルのジョン・クーパー・ワークスのグレード構成
R57
  • クーパー
    ABA-MR16
    CBA-ZF16
    DBA-ZN16
  • クーパーS
    ABA-MS16
    DBA-ZP16
  • JCWキット
    ABA-MSJCW
3ドア:コンバーチブル。ソフトトップの屋根は電動式。
R58
  • クーパー
    DBA-SX16
  • クーパーS
    DBA-SX16S
  • JCWキット
    ABA-SXJCW
3ドア:クーペ。2シーターとなり、ルーフのエンドが下がりスポーティなスタイリング。
R59 3ドア:ロードスター。2シータークーペをベースとしたオープンボディ。ソフトトップの屋根は手動式。
R60
  • ワン
    CBA-ZA16
  • クーパー
    DBA-ZA16
  • クーパーS
    DBA-ZC16
    CBA-ZC16A
    DBA-ZC16A
5ドア カントリーマン5ドア:カントリーマン(クロスオーバー)。ミニ初の4ドアで、SUVモデル。(2011-2017)
R61 3ドア:ペースマン。カントリーマンをベースのSUVクーペ。(2012-2016)
オーストリアのマグナシュタイア工場生産。販売台数の伸び悩みから本モデルで生産終了。(後継モデル無し)

3代目(2013-201x年)

形式 説明
F54 5ドア クラブマン
クラブマン5ドア:ミニ5ドアに比べて、全長4253mm(+253mm)、ホイールベース2670mm(105mm)のクラブマン。特徴だった観音開きドアから通常の後部ドアへ変更。グレードとして、エントリーモデルのワン、ミッドモデルのクーパー、トップモデルのクーパーS
新プラットフォーム(UKL、UKL2)となり、シャーシ性能は格段に向上。
ホイール大型化に伴う走行性の向上(4穴→5穴へ変更)PCDサイズの変更(100→112)
F55 F55 5ドア MINI5ドアハッチバック:グレードとして、エントリーモデルのワン、ミッドモデルのクーパー、トップモデルのクーパーS
F56
3ドアハッチバック:グレードとして、エントリーモデルのワン、ミッドモデルのクーパー、トップモデルのクーパーS、JCWモデル設定有り。
先代比で全長95mm、全幅40mm、ホイールベース30mm拡大。全高15mmダウン
F57 F57 5ドア MINIクラブマン
3ドア:コンバーチブル。ソフトトップの屋根は電動式。
F60 F60 5ドア MINIクロスオーバー5ドア:SUVモデル(カントリーマン・クロスオーバー2代目)BセグからCセグにボディを大型化。(2017-202x)

開発コード・形式一覧表

開発コード 型式 ボディ形状 モデルタイプ・グレード
R50 RA16 3ドアHB ミニワン/ミニクーパー
R53 RE16 3ドアHB ミニクーパーS
R53 RE16GP 3ドアHB ミニクーパーS  JCW GPキット
R52 RH16 コンバーチブル ミニクーパー
R52 RF16 コンバーチブル ミニクーパーS
R56 ME14 3ドアHB ミニワン
R56 MF16 3ドアHB ミニクーパー
R56 MF16S 3ドアHB ミニクーパーS
R56 MFJCW 3ドアHB ミニJCW
R55 ML16 クラブマン  ミニクーパー
R55 MM16 クラブマン ミニクーパーS 
R55 MMJCW クラブマン ミニJCW
R57 MR16 コンバーチブル ミニクーパー 
R57 MS16 コンバーチブル ミニクーパーS 
R57 MSJCW コンバーチブル ミニJCW
R56 SR16 3ドアHB ミニワン
R56 SU16 3ドアHB ミニクーパー
R56 SV16 3ドアHB ミニクーパーS
R56 SUJCW 3ドアHB ミニJCW
R56 JCWGP 3ドアHB ミニJCW GP
R55  ZF16 クラブマン  ミニクーパー
R55 ZG16 クラブマン ミニクーパーS 
R55 MHJCW クラブマン ミニJCW
R57 ZN16 コンバーチブル ミニクーパー 
R57 ZP16 コンバーチブル ミニクーパーS 
R57 MRJCW コンバーチブル ミニJCW
R58 SX16 クーペ  ミニクーパー 
R58 SX16S クーペ  ミニクーパーS 
R58 SXJCW クーペ  ミニJCW 
R59 SY16 ロードスター ミニクーパー
R59 SY16S ロードスター ミニクーパーS
R59 SYJCW ロードスター ミニJCW
R59 SYJCWR ロードスター ミニJCW
R60 ZA16 クロスオーバー ミニワン/ミニクーパー
R60 ZB16 クロスオーバー ミニクーパー ALL4(M/T)
R60 XD16 クロスオーバー ミニクーパー ALL4(A/T)
R60 XD20F クロスオーバー ミニクーパーD
R60 XD20A クロスオーバー ミニクーパーD ALL4 
R60 ZC16 クロスオーバー ミニクーパーS
R60 ZC16A クロスオーバー ミニクーパーS ALL4
R60 ZB20 クロスオーバー ミニクーパーSD
R60 XDJCW クロスオーバー ミニJCW ALL4
R61 SS16 ペースマン ミニクーパー 
R61 SS16CA ペースマン ミニクーパー ALL4(M/T)
R61 RJ16CA ペースマン ミニクーパー ALL4(A/T)
R61 RS20 ペースマン ミニクーパーD
R61 SS16S ペースマン ミニクーパーS
R61 SS16SA ペースマン ミニクーパーS ALL4
R61 SSJCW ペースマン ミニJCW
F56 XM12 3ドアHB ミニワン
F56 XM15 3ドアHB ミニクーパー
F56 XN15 3ドアHB ミニクーパーD
F56 XM20 3ドアHB ミニクーパーS
F56 XN20 3ドアHB ミニクーパーSD
F56 XMJCW 3ドアHB ミニJCW
F55 XS12 5ドアHB ミニワン 
F55 XS15 5ドアHB ミニクーパー
F55 XT15 5ドアHB ミニクーパーD
F55 XS20 5ドアHB ミニクーパーS
F55 XT20 5ドアHB ミニクーパーSD
F54 LN15 クラブマン ミニワン/ミニクーパー
F54 LN20 クラブマン ミニクーパーS/クーパーS ALL4
F54 LR20 クラブマン ミニクーパーD/ミニクーパーSD
F57 WG15 コンバーチブル ミニクーパー
F57 WG20 コンバーチブル ミニクーパーS
F57 WGJCW コンバーチブル ミニJCW

プラットフォーム一覧

自動車におけるプラットフォーム(PLATFORM)とは、ボディ設計の基本部分を指す。「シャーシナンバー」や「車台」とも呼ばれる。
莫大な開発費用を投入するため、一定期間、複数のモデルで共有する。

プラットフォーム 搭載するモデル形式
L3プラットフォーム MINI(R56)
UKL1(Untere Klasse,lower class in German)プラットフォーム MINI(F55,F56,F57)
UKL2(Untere Klasse,lower class in German)プラットフォーム MINI(F54,F60)

ボディタイプ一覧

ボディタイプ 特徴
2ドアハッチ 2ドア構成。リヤがハッチバック形状のボディタイプを指す。ワン、クーパー、クーパーSがこのタイプ。
4ドアハッチ 2ドア構成のミニの4ドア版。でリヤがハッチバンクのボディ。ワン、クーパー、クーパーSに設定。(2015年以降)
クーペ 2ドア構成、通常のハッチバックよりも全高が低くスポーティなボディ形状。
ロードスター 2ドア構成のクーペをベースモデルとしたコンバーチブルのボディがこのタイプ。
カブリオレ 2ドア構成。屋根がオープンカーとなるタイプ。材質がレザーの屋根がソフトトップ
クラブマン(初代) 2ドアハッチ版のホイールベースを延長し、観音開きのドアを運転席側に装備するのがこのモデル。
クラブマン(2代目) 4ドアハッチ版のホイールベースを延長し、荷台スペースと居住性をアップさせたのがこのモデル。(2015年以降)
カントリーマン
クロスオーバー
ミニのデザインコンセプトを継承したSUVモデル。腰高のボディで4ドアハッチバックのボディとなる。

モデル別スペック

BMWミニ初代 クーパー
全長・全幅・全高 3650x1690x1455mm
ホイールベース 2465mm
排気量 1598cc
エンジン形式 直列4気筒DOHC
出力・トルク 116ps/5500rpm、15.2kgm/4500rpm
ミッション CVT
車両重量 1140kg

BMWミニ2代目 クーパーS
全長・全幅・全高 3715x1685x1430mm
ホイールベース 2465mm
排気量 1598cc
エンジン形式 直列4気筒DOHC直噴ターボ
出力・トルク 175ps/5500rpm、24.5kgm/1600-5000rpm
ミッション 6AT
車両重量 1210kg

歴史(2015/9~)

年月 内容
2019/5

ジョンクーパー ワークス クラブマンの改良型が欧州で登場

  • 306hp/5000~6250rpm、最大トルクは45.9kgm/1750~4500rpmを達成
  • 直噴2L直列4気筒ガソリンターボエンジン/8速AT/4WD
  • 0~100km/h加速4.9秒
2018/1

限定車Southwark(サザーク)デビュー(329~367万円)

  • MINI Cooper 3 Door/5 Doorをベース車両。
  • 「Hot Style」「Fresh Style」「Sharp Style」の3グレード設定。
  • 伝統的な「赤」である、チリ・レッドを含めた人気の3色をボディ・カラーに採用
  • 日本のMINIモデルで初めてレザレット・シートを特別装備している。
  • MINI Cooperのオプション装備の中でも人気が高い装備を多数採用
  • Southwark Street(サザーク・ストリート)から、モデル名MINI Southwark(サザーク)が命名
2017/8

限定車アイス・ブルーを復刻カラー400台。

  • 1960年代ミニの人気カラーであったアイス・ブルーのボディカラーが特徴。
  • オフ・ホワイトの特別インテリア。
  • 400 台限定販売 。
2017/2

第2世代となるMINIクロスオーバー(F60)がデビュー

2代目クロスオーバーが登場。ボディサイズが一回り大型化し居住性が大幅アップ。BセグからCセグメントのカテゴリーへ。

スペック クーパー クーパーD クーパーS クーパーSD クーパーSE ALL4
排気量 1,499cc 1,995cc 1,998cc 1,995cc 1,499cc+モーター
最高出力 136hp 150hp 192hp 190hp 224hp
最大トルク 220Nm 330Nm 280Nm 400Nm 385Nm
ミッション 6AT 8AT 8AT 8AT
2016/2

第3世代となるMINIコンバーチブル(F57)がデビュー

  • 全長98mm、全幅44mm、全高1mm拡大(先代比)
  • MINIクーパー コンバーチブル:342万円
  • MINIクーパーS コンバーチブル:397万円
  • MINIジョンクーパーワークス コンバーチブル:483万円
  • 先進の安全装備やアクティブクルーズコントロールなどの快適装備(OP)が充実
2015/9

クロスオーバー(R60)に特別仕様車のPark Laneがデビュー

  • 価格377-414万円
  • 専用のインテリア・エクステリアを装備
  • ボディーカラーのアールグレーメタリックにオークレッドの専用ライン
  • 18インチアルミ(ターボファンスポークのデザイン)
  • Park Laneネームバッヂ(エクステリア/インテリア)
  • オークレッド・サイドスカットル(クローム仕上げ)
  • インテリア・サーフェス クロスストライプグレー
  • ドアシル
  • マルチファンクションステアリング
  • スポーツボタン

中古車相場・注意点

R50/52/53中古車相場

2015

初期モデルは底値に近い。おすすめはクーパーの高年式モデル。
クーパーSは価格が安いモデルでは程度に問題ありの車両も多い。
100万円以下の価格帯となると価格も手頃なだけに手を出しやすいが車選びにも注意が必要。
一般店の購入であれば走行距離が少なく保障範囲なども確実にチェックしておきたい。

R55/56/57中古車相場

2015

初期モデルは100万円台前半から。おすすめはクーパーの高年式モデル。
クーパーSの高年式は価格も割高。それ以外は順調に値下げが進んでいる。
特別仕様車や限定車などのカラーリングに惹かれるが、ノーマルグレードの不人気カラーが狙い目である。
当然、不人気色の高年式が中古車としてもお勧めになる。
5万キロ以上の走行距離であれば劣化も相応になるので予算の許す限り高年式の低走行車を選びたい。
当然、試乗や電装系統のチェックは欠かせない。

クラブマンはファミリー層やレジャー用途にも使えるため人気が高く割高になる。
程度が良ければ通常よりもおすすめである。

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