
BMファン君
BMWの購入方法として高い人気を誇るのが「残価設定ローン(BMWバリューローン)」です。複数のBMW人気モデルの金利別、残価設定ローンのシミュレーション事例の試算画面を用意しました。
本記事では、残価設定ローンの概要からメリット・デメリット、注意点も解説します。
残価設定ローン(バリューローン)とは
残価設定ローンとは、3〜5年後の下取り額(=残価)をあらかじめ差し引くことで、月々の支払額を大幅に抑えられるローン方式です。BMWでも「バリューローン」として提供されています。
- 3〜5年後の残価をあらかじめ設定
- 残価を除いた金額を分割支払い
- 最終回に「乗り換え・返却・買取」のいずれかを選択
特にBMWのようなリセールが安定している輸入車では、残価設定ローンが非常に利用しやすい仕組みとなっています。
残価設定ローンの事例(適用金利別)
本記事では以下の代表モデルの金利設定シミュレーションを行います。
なお、金利とモデル設定は、2025/12時点となりますので、あくまで参考値として捉えてください。
- 金利0.99%:i4、iX3
- 金利1.99%:1シリーズ、2シリーズ、3シリーズ、4シリーズ、X1~X7、i5、i7
- 金利2.99%:2シリーズクーペ、4シリーズクーペ、5シリーズ、7シリーズ、8シリーズ、Mモデル
各モデル別の入力設定
各項目説明
- 車両本体価格:新車販売価格エントリーモデルの例
- 3年残価率:3年後下取り時の愛車価値(%)
- 残価:残価率を円換算したもの
| モデル | 車両本体価格(概算) | 3年残価率(目安) | 残価(円) |
|---|---|---|---|
| 1シリーズ | 3,980,000 | 40% | 1,592,000 |
| 2シリーズ | 4,200,000 | 42% | 1,764,000 |
| 3シリーズ | 6,200,000 | 45% | 2,790,000 |
| 4シリーズ | 6,800,000 | 46% | 3,128,000 |
| 5シリーズ | 8,500,000 | 43% | 3,655,000 |
| 7シリーズ | 14,500,000 | 38% | 5,510,000 |
| X1 | 5,200,000 | 48% | 2,496,000 |
| X2 | 5,400,000 | 48% | 2,592,000 |
| X3 | 7,900,000 | 46% | 3,634,000 |
| X4 | 8,400,000 | 45% | 3,780,000 |
| X5 | 11,500,000 | 42% | 4,830,000 |
| X6 | 12,800,000 | 41% | 5,248,000 |
| X7 | 14,800,000 | 38% | 5,624,000 |
入力フォームで初期値として設定できるシミュレーション(資産画面)を用意しました。
上記表の
残価設定ローンシミュレーション
- 車両本体価格:新車販売価格エントリーモデルの例
- 3年残価率:3年後下取り時の愛車価値(%)
- 頭金:新車購入時の頭金として支払える額
- 支払い回数:36/48/60回
金利0.99%の試算
金利 0.99% シミュレーション
金利1.99%の試算
金利 1.99% シミュレーション
金利2.99%の試算
金利 2.99% シミュレーション
入力結果の注意事項
残価設定ローンを利用する場合は以下の点に注意が必要です。
- 走行距離制限:年間1万kmなどの制限を超えると残価保証が外れる場合あり
- 修復歴・損傷の有無:返却時に査定減額が発生する可能性あり
- 金利は固定ではない場合がある
- ボーナス併用払いはシミュレーションと実際が異なる場合あり
特に返却・乗り換えを前提にするなら、走行距離と車両状態を常に意識することが重要です。
試算結果は、あくまで目安です。ディーラー見積前の概算数字として捉えてください。
残価設定ローンのメリット・デメリット
メリット
- 月々の支払いが通常ローンより安い
- BMWの新車に乗りやすい
- 数年ごとに新型へ乗り換えしやすい
- 残価が保証されることが多くリスク低い
デメリット
- 走行距離制限がある
- 返却時の傷・凹みによる査定減額リスク
- 長期所有には向かない
- 最終回支払いが大きいため買取時の負担が残る
まとめ
BMWの残価設定バリューローンは、新車をリーズナブルに楽しみたいユーザーに最適な購入方法です。本記事で紹介したシミュレーションを利用すれば、複数の車種で支払額の比較が簡単にできます。購入前の検討材料として活用してください。

