BMWの衝突回避・被害軽減ブレーキの機能と今後の自動運転システム

(Last Updated On: 2020年7月23日)

最近のBMW車の安全装備とは

欧州車や国産車でも安全装備が物凄い勢いで進歩し、衝突回避により事故発生率も大きく軽減されてきています。
BMWおける衝突回避について整理してみました。

最近のBMWには数々の安全機能が装備されています。今後も性能向上により、各種センサーを用いて性能向上が図られると予想します。
「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」
前車接近警告機能には、事故回避ステアリング機能も装備されています。
これらは、上級車種においては、ほぼ標準装備となります。

前車接近警告機能

前車接近警告機能とは、カメラとミリ波レーダーセンサーから得た走行情報を計算し、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発します。
先行車に接近すると警告灯で注意を喚起します。
急速に接近した場合は、緊急警告音を発します。

  • フロントバンパー前方下部のミリ波レーダーセンサー
  • ルーム・ミラー内の二つのステレオ・カメラ(車種によりカメラ数に差があり)

上記により前方をモニターしています。
先行車や障害物の接近を検知すると、予備警告として、メーター・パネルおよびBMWヘッドアップ・ディスプレイの警告灯で注意を促します。

前車接近警告機能
ルーム・ミラー内の二つのステレオ・カメラとフロントのミリ波レーダー・センサーで、常に前方をモニター、

※各モデルにより、カメラ数やセンサーの仕組みは異なります。

※前車接近警告の稼働速度は、5-210km/hです。

衝突回避・被害軽減ブレーキ (事故回避ステアリング付)

前方の走行車や障害物を避ける動作

前述の前車接近警告機能により、ステアリングやブレーキの操作など、ドライバーによる事故回避行動がないまま、衝突が不可避と判断された場合、
システムが自動的にブレーキをかけて先行車や歩行者との衝突回避・被害軽減を図ります。

ブレーキによって衝突が回避できない場合は、ステアリングが介入します。走行中の予期せぬ危険を予防することで常にリラックスしてBMWならではの走りを愉しむことができます。

さらに、急速に接近した場合は緊急警告が作動し、警告音を発して、衝突を避けるように強く促します。
システム的に予見し、ブレーキ圧を高めておき、ブレーキが踏まれた場合に最大の制動力を発揮できるよう備えています。
また、ステアリングやブレーキの操作など、ドライバーによる事故回避行動がないまま、衝突が不可避と判断された場合、システムが自動的にブレーキをかけて先行車との衝突回避・被害軽減を図ります。

前方の人を検知し避ける動作

同様の操作は、前方走行中の車だけでなく、対人に対しても早期に検知し、危険回避動作が行われます。

  • 衝突回避・被害軽減ブレーキの稼働速度域は、5-210km/h
  • 歩行者検知機能の稼働速度域は、10-60km/h

3眼カメラ+衝突回避・被害軽減ブレーキ

G20型の3シリーズ以降に発売されたモデルでは、3眼カメラを備え、より検知効率が向上しています。
高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシストを実現させた、BMWの3眼カメラです。
車両周辺監視用、中距離検知用、長距離検知用の3機の単眼カメラを搭載し、検知された情報を毎秒2兆5000億回の演算能力を持つ「EyeQ4」で処理することによって、より正確なレーン・キーピング、より長距離の危険予測、より高角度視野での周辺危険予測を実現します。
また、広視野角もサポートする単眼カメラは、進行方向だけではなく横の死角からの歩行者飛び出しを検知するため、ドライバーと歩行者への安全をより高めています。

ステアリング&レーン・コントロール・アシスト

ステアリング&レーン・コントロール・アシストとは、フロント・ウインドーに設置されたステレオ・カメラが車線と前方車両を検知します。
車線の中央付近を走行するようにステアリングを自動でアシストします。
この運転支援システムにより、渋滞時は先行車追従走行を行う部分自動運転を可能とし、長距離運転や渋滞時のドライバーの疲労を大きく軽減します。

レーン・ディパーチャー・ウォーニング

レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)は、フロント・ウインドーのカメラで車線表示を検知します。
70 km/h 以上での走行時に車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを軽く振動させてドライバーに警告します。
ターン・インジケータの操作された意図的な車線変更の場合には警告は行われません。

障害物の検知センサーはBMWの場合は単眼カメラとミリ波レーダーを採用しています。

レーン・チェンジ・ウォーニング

リヤ・バンパーに組み込まれたセンサーが、ドライバーから死角になる左右後方の車両や、追い越し車線上を急接近してくる車両を認識・検知します。
ドア・ミラー内側に組み込まれたインジケータを点滅させ、ドライバーに警告します。
注意喚起に気づかず、ドライバーがそのまま車線を越えた場合には、ステアリング操作に介入し、車線維持をサポートします。

後方センサーを搭載する車種は一部上級車種に限られます。(G30以降のモデル)

BMWの「ハンズ・オフ・アシスト」自動運転機能

この機能は、「高速道路渋滞時」限定というのがポイントです。

  • 条件としては、下記の場合です。
  • 高速道路で時速60㎞/h以下
  • 渋滞走行中で前車がある
  • ハンドル左側の「レーンキープアシスト」のスイッチON>セット>押下
  • ディスプレイに「ASSIST PLUS READY」のホワイト文字表示
  • システム判断でOKならグリーン文字表示
  • アシスト開始(ハンドルもグリーンに点灯)

通常のACCでは15秒以上手をハンドルから離すと自動解除されますが、ハンズオフアシスト機能では、それ以上の時間でも「手放し走行」が可能です。

まとめ

初期のオートクルーズコントロールが進化し、ACC(アクティブクルーズコントロール)となり、前方認識やレーン認識、障害物検知により、新型モデル登場の度に飛躍的な性能向上が図られています。
また、オプション装備から標準装備化へ、コストダウンも確実に進んでいます。
今後も性能向上により、各種センサーを用いて性能向上が図られると予想します。
これらの安全装備により、事故発生率は確実に下がっているようです。

さて、現時点の「ハンズ・オフ・アシスト」では一定の条件下でしか作動しません。
自動運転としては、まだまだ厳しい条件下であり、法整備もこれからです。

しかし、精度・性能向上により、自動運転のレベルが向上していくことを期待しています。

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