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BMW i3
BMW i3には、通常の鉄やアルミ素材の代わりに炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が採用されている。バッテリーで重くなりがちな電気自動車(EV)の対策として期待されている。
また、CFRP素材の採用による軽量化、部品点数の簡素化により、製造コストの大幅な削減が可能となった。iブランドのボディ量産のため、米国の炭素繊維メーカーSGLグループ(ワシントン州)と合弁会社を2011年より設立。i3のボディ表面はプラスチック製で塗装コストもダウン。
金属性に比べて、防食処理が不要となることもCFRPのメリットである。
BMW i8
BMW iという新しいブランドが作られ「未来への駆け抜ける喜びがついに日本へ」というフレーズとともに、i8市販モデルがデビュー。初の量産型プラグイン・ハイブリッドで、リッター40km/l(EU)を達成。2009年でショーデビューした「BMW ビジョン・エフィシエントダイナミクス」のコンセプトカーベースに市販化に漕ぎ着けた。直噴1.5リットル3気筒ターボエンジンと5kWhのバッテリー・モーターは、重量バランスやボディサイズを考慮。
車重1490kgを達成。ボディ外装をCFRP製するなど各部に軽量化素材を採用している。
i8は、エコ時代のスーパースポーツとなり、加速やサーキットタイムを重視した車ではない。