BMWが6速ATから7速DCTに変更の意味

BMWが6速ATから7速DCTに変更の意味

BMWのDCT搭載車は減少傾向

BMWのDCT(ダブルクラッチトランスミッション)は、減少傾向となっていました。
現在では、M2,M3,M4のみDCT搭載車となっています。
先代E90-335iなどでは、トップグレードのハイパワーモデルには、DCT搭載車が設定されていましたが、その搭載車も最新モデルでは8ATが採用されています。

最新のM5(G30/F90)は600馬力の4WDとなり、その大パワーをDCTでは受け止められないため、ZF製の8速ATが採用されたとされています。

ハイパワーモデルはMモデルですらDCT廃止の傾向

生産台数の少なさから、BMWに搭載しているDCTはATに比べてコストが高いのではないかと推測されます。
これは、VWのように不評ながらも一般モデルに採用しているメーカーとは情勢が異なります。

最新のM5ですら、8ATを採用したところを見ると、スポーツ性能よりもコストダウンを優先したのかでしょう。
また、6MTよりも8ATの加速性能が良いため、7速DCTは性能的に最新8ATと同等レベルに追いついたとも言えます。

DCTが嫌われる理由

日本では、ATやCVTが普及しており、欧州のようなMT車を好まない傾向にあるようです。
あくまでも発進も変速もスムーズさを追求し、燃費も向上したCVTの普及率が日本車で高いことも、それを物語っていることでしょう。
DCTは、ATのような変速フィールを持たせていますが実際には、かなりのギクシャク感を伴います。
それは、北米でも同様でありメルセデスやBMWが一般車両にDCT(DSG)搭載車を増やさない理由でもあります。

2017年にBMW X1 sDrive18iについて

先代E90-3シリーズやE60-5シリーズでは、ZF製6ATが搭載されていましたが生産中止に伴い、全て8ATに置き換わっています。
一方で、MINIなどのFFモデルは、ボディサイズの制約上のコンパクトさが求められる日本のアイシン精機の6速ATが搭載されています。
現行F48 X1のsDrive18iも当初は、この6ATが搭載されていましたが、2017/9には7速DCTが搭載されたようです。

日本製なので信頼性が高いと思っていましたが「アイシン 6AT トラブル」などのキーワードで検索するとかなりのトラブル事例が出てきます。
6ATに見切りを付けた理由としては、ZF製に代替6ATが無い。8ATは大きすぎる点とFFモデル未対応な点で搭載出来ないなどの理由が考えられます。

今後のBMW FFモデルはDCTが搭載されるのか

少なくとも4気筒エンジンモデルは8速ATが搭載されており、対象としてはFF3気筒エンジンモデルがその対象になりそうです。
そもそもDCTは一般モデルに向かずラインナップから排除した経緯を考えると拡大する可能性は低いと考えられます。
しかし、FF用6速ATの選択が無い以上、DCTを搭載するしかないのかもしれません。 

コメントを残す