走行距離による中古車の選び方と査定時の加点・減点ポイントとは

中古車を選ぶ時の優先順位とは何でしょうか?

  • 車種:当然ですね。
  • グレード:これも指名が多いです。
  • ボディカラー:これも決め打ちですね。
  • 年式(前期・後期・イヤーモデル):デザインが大きく変わる場合は重要ですね。
  • オプション装備:無ければ諦めるしかない

次に気になるポイントとして

  • 走行距離:距離の多さと価格の安さが気になるポイント
  • 内外装の程度:痛みが激しいと気になります。
  • 車検残:やや気になるポイント

走行距離は、中古車選びとして重要なポイントになってきます。

走行距離の平均的な目安はあるのか?

一般的に、年間1万キロと言われています。

上記に当てはめれば、走行距離は下記になります。

  • 5年経過時:5万キロ
  • 10年経過時:10万キロ

また使う用途によっても変わってきます。
例えば、土日に近所買い物専用であれば、年間1千キロで10年で1万キロというケースも有り得るのです。
一方、最初の2年は年間1万キロペースで利用していたが、残りの8年はほとんど放置していたというケースも有ります。
単純に走行距離が少ないから良い車となるわけではなく、定期的にエンジンを動かした車のコンディションが良いのです。
年数の割に走行距離が少ない車は記録簿を確認するとともに注意が必要です。

利用用途によって車の痛みが変わってくる

自動車の利用には様々なケースが考えられます。

  • 土日の買い物用途
  • 長距離の旅行・移動用途
  • 営業車での利用
  • 通勤での単距離移動
  • 通勤で渋滞路の移動
  • 通勤で田舎道の移動

特に車への負担が高いのは下記のケースです。

  • 短時間の移動でエンジン始動、停止(エンジンが温まらない状態)
  • 通勤で毎日の渋滞(熱の影響とゴーストップによる負荷)
  • 営業車で複数人が共用利用(乱暴な使用)

この場合、走行距離が少なくても安心出来ません。

利用用途に応じた適切なメンテナンスが生死を分ける

少ない走行距離でも放置であれば車の痛みや状態も悪化します。
多走行でも負荷の少ない高速道路の移動なら車の痛みも少ないです。
前オーナーの声を聞いたり、記録簿から車の利用状況を推測するのは難しいことです。

ただディーラー記録簿を通して適切なメンテナンスが実施されていれば一応は安心出来るでしょう。
特に認定中古車であれば多走行でも消耗部品のメンテナンスと補償が得られるので、中古車の購入初心者にとっては安心できます。

減点と加点のポイント

車種や走行距離により細かく分類されています。
これは買取査定業者によって一律決まっているものではなく、各社の企業秘密です。

以下、一般的な中古車の使われ方であれば、大きな減点は免れます。

表1

車の年式 年間走行距離
5年まで 1万キロ
6~9年まで 8千キロ
10年以降 7千キロ

5年で走行距離5万キロであれば、減点はゼロになります。
ただし、5年で3万キロであっても大きな加点とはなりません。良くて数千円から数万円の加点です。
大きな加点効果が出てくるのは年間2,3千キロケースですが、5年を超えると下取り査定額も大きく下がってきます。
加点については大きな期待はしない方が良いでしょう。

車の査定を気にして走行距離を延ばさない考え方はNGです。
加点は微々たるものですので、表1に満たない距離であれば、どんどん使い倒した方が愛車も喜ぶでしょう。

車を売る売買契約時のトラブル事例と回避策

自動車の売買に関わる項目は多岐に渡ります。
金額も高額になりますのでトラブルにならないよう注意点をまとめます。

一番注意したいのは、危なそうな業者とは取引しないことです。
その点でズバット買取査定は安心して紹介できます。

ケース1:売買契約で売る契約にサイン後、後悔して解約したいが不可と言われた。

  • 愛車を売る契約書にサインした。
  • 翌日、売ったことに後悔してキャンセルを申し出たが、すでに買い手が付き不可と言われた。
  • 契約書上もキャンセル不可が明記されている。クーリングオフ不可

基本的に契約書上にキャンセル条項がない限り、一度サインしてしまうとキャンセル不可となります。
大事にお乗りになった愛車を処分する前にご自身やご家族に確認してから、売買契約書にサインを行うことをお勧めします。

ケース2:妻が愛車の売買契約にサインしてしまった。できればキャンセルしたい。

  • 家族が勝手に愛車を売る契約書にサインした。
  • 翌日、売られた事に気づき買戻しを申し出たが、キャンセル料金として高額の代金を要求された。
  • 契約書上もキャンセル不可が明記されている。クーリングオフ不可
  • キャンセル料は契約書上に明記されているが非常に高額である。一般的に10万円が多い。

基本的に契約書にサインした以上、妻が勝手にした行為ではありますが、法的に効力が発生しておりキャンセル料が発生します。

ただし、高額のペナルティを支払うことでキャンセルできる場合もありますが、買い手が付いてしまった場合はキャンセルできない可能性もあります。
なお、未成年や痴ほうの方が勝手に売買契約を結んだ場合は、法的にキャンセルできる場合もありますので、法律のプロに相談しましょう。
大切な愛車を処分されないよう、ご家族内での話し合いや実印の取り扱いが重要です。

ケース3:売買契約成立後のキャンセルを申し出たが、買い手に対するキャンセル料も請求された。

  • 愛車を売る契約書にサインした。
  • 3日後、売った事に後悔し、買い戻りを申し出た。すでにオークションで買い手に売買済で買い手に対するキャンセル料を上乗せして請求された。
  • 契約書上に書かれた金額を超えるキャンセル料を払う必要はあるのか?
  • 契約書上、1週間以内はキャンセル料を払えばキャンセル可と明記

この場合、1週間以内のキャンセルは可となります。
一週間以内にオークションに出品したのは買取業者のミスですから、契約書に記載のキャンセル料を払えば買戻しできることになります。
法的に揉める場合は、法律のプロに相談しましょう。

ケース4:愛車の買取金額3万円に後悔し、キャンセルしたいがキャンセル料が高額。

  • お金に困り、愛車を売る契約書にサインした。
  • 3日後、売った事に後悔し、買い戻りを申し出た。キャンセル料は10万円を請求された。
  • 買取金額の3万円よりも高い、キャンセル料5万円を払う必要はあるのか?

この場合、お金に困り3万円に目がくらんで愛車を処分してしまった事が問題です。
キャンセル料の10万円は法的にも支払う義務があります。
その一か月前に車検で20万かかっていても、消耗部品が新品に交換されていても多少の査定アップに繋がっているだけです。
買取価格3万円の市場価値は、ほとんどゼロに近いのです。
車検済であれば、お金に換えるよりも乗り続けるほうが安上がりケースも多いのです。

このようなケースにならない様、中古車価格がゼロに近い愛車の処分には注意が必要です。
車検を取って乗り続けた方が良いのか、10万円以上の査定額が付く段階で処分するのか、タイミングが重要になってきます。

ケース5:クーリンオフできると騙され契約した。

  • クーリングオフできると説明があり、あとでキャンセルすれば良いと考え契約書にサインした。
  • クーリングオフは虚偽の説明であり、契約書にはクーリングオフは不可の記載があった。
  • この場合、クーリングオフは出来るのか?

言った言わないの水掛け論となった場合、最終的には契約書が有効となってしまいます。
(ボイスレコーダーなどの証拠がない場合)
よって、安易に契約書にサインせずに納得するまで契約書の詳細に目を通してからサインを行うようにしましょう。

大手の業者であれば、基本的にお客を騙すようなケースは皆無です。
しかし、セールストークを鵜呑みにせず、キッチリと契約書を理解した上でサインすることが重要です。

ケース6:愛車査定で業者に預けたところ、他の客に車を売られてしまった。

  • 出張査定後、もう少し詳しく調べると言われ、契約書にサインしていない段階で車を業者に預けた。
  • すでに他の客に売れたので、売買契約にサインして欲しいと言われた。
  • これは詐欺か?警察に言うべきか?

出張査定であれば、愛車を業者に預けるケースはありません。
契約書にサインしていない段階では、勝手に処分することは出来ず、明らかに詐欺なケースです。
警察、もしくは法律のプロに相談しましょう。

ケース7:売買契約にサイン後、代金支払い前に業者が倒産してしまった。

  • 愛車査定で、契約書にサインし、各種書類と車自体は業者に引き渡し済み。
  • 代金支払いが無く、電話したところ倒産していたことが判った。

倒産前の計画的な駆け込み契約だった可能性もあります。
ただし、査定額が明らかに詐欺的な金額でない限り、それを証明するのは難しいです。

大手の買取業者は心配する必要はありませんが、近所の中古車店で「買取」の看板を掲げているお店などは注意が必要です。
大手の業者では代金支払い日なども確認できますので安心して売買できるシステムとなっています。

ケース8:売買契約の査定金額を後から減額すると言われた

  • 愛車の持ち主は、過去の事故歴を知らずに中古車を購入。
  • 査定業者は、過去の事故歴を見抜けず100万円で査定。事故車なら30万円
  • 愛車査定で、100万円の契約書にサインした。
  • その後、フレームの歪みが発覚し、30万円に契約を変更しないと代金支払いに応じないと言われた。

これは、業者側の査定ミスです。
たとえ愛車が過去の事故修理済であったとしても愛車の持ち主が車両のダメージ詳細を知らないケースもあります。
ボディの内外装のダメージを正しく査定するのは業者の義務であり、気が付かなかったミスです。
査定業者の要求に応じる必要はありません。
揉めるようであれば、法律のプロに相談しましょう。

ただし、車が半壊するような事故を起こし、保険で大修理を行っていたことを愛車の持ち主が知っていた場合、
その事実を査定時に説明する義務があったとすれば、それを怠ったことになります。

愛車の「委託販売」と「買取」販売の比較

最近では、あまり聞きませんが、委託販売は、一般中古車店のお店やネット上に自分の愛車を並べて掲載し、買い手が付いたら代金を受け取る方式です。

委託販売のメリット

売れるまでの間、中古車販売店へ保管料や管理料を支払います。
最近は、売れるまで自分で乗り続けるタイプの委託販売もあり、この場合、保管料は発生しませんが、少額の管理料を支払うことになります。
売値は自分で決めることができますし、一見すると、委託販売はお得な売り方のように見えますが、実際には損をする事も多いようです。

委託販売のデメリット

  • 車が売れないと保管料だけ徴収される
  • 売れないと売値を下げるように言われる
  • 最終的に安値で店に売ることになる

車がすぐに売れれば、買取店に売るよりも高額になることがありますが、売れない場合は悲惨です。売値を高く設定するとまず売れません。
売れない場合にどうなるかですが、売値を下げるように言われ、それでも売れないと、店の買取りに変わります。
最終的に店の買取りになる場合、時間が経っていますし、売れないことがわかっている車なので、始めから店に売っていた場合よりも安い金額での買い取りになります。

悪質商法に利用されるケース

委託販売は店側のメリットが大きいです。
ただ、委託販売が一般的な売却方法にならないのは、店側のメリットが大きく、消費者側のメリットが少ないからです。
店側にしてみたら、在庫を持たないのでコストが低く抑えられ、たとえその車が売れなくても保管料や管理料が受け取れます。
最終的に売れなければ、消費者に車を戻すか、安値での買取りになりますので、店側のメリットは大きいと言えます。
ひどい店になると、買い手が見つかった後に、「買い手が見つからないのでウチで買取りましょうか?」という連絡を入れて、安値で買い取って、売るようです。保管料を貰いつつ、車の売買でも利益を出すかなり悪質なやり方ですね。
車の売却方法は、他にもオークション代行や個人売買などがありますが、結局のところ、安心して高値で車を売るには、買取専門店に売るのが一番です。

どのようなケースの車に向いているのか

発売から15年以上が経過し、一般中古車価値が失われた車です。
一般に言うビンテージカーや旧車は市場価値が決めずらいものです。

国産車で言えば、25年経過したGTRなどが北米で輸入解禁となり思わぬプレミアが付いたケースもあります。

発売から10年未満の車は、通常買取をお勧めします。

まとめ

オークションなどに比べて、販売までの過程が委託側に不透明であり、お勧めしません。
もし利用するのであれば、中古車店と顔なじみであり、購入者とも会話できる状態であることが委託販売での安心にも繋がります。
特にビンテージカーや稀少車などで市場価値が「ASK」などになっているものにお乗りの方にお勧めします。

ある程度、ネット等での市場価値を見極めた上で、これが欲しいという購入者に当たれば思わぬ金額を提示される場合もあります。
しかし、このようなケースはレアケース(生産中止から40年以上経過したもの)です。

一般的には、売ると決めた時は旬なのです。即刻、買取業者へ見積を出すのがベストです。