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BMW E60 E61情報(5シリーズの歴史やスペック情報)

5シリーズ
BMファン君
BMファン君

BMW5シリーズ(5代目)となるE60セダン・E61ツーリングの関連情報です。
525i 530i 540i 545i 550i M5 B5のラインナップ、諸元を解説します。

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BMW E60 E61の概要

5シリーズとしては、5代目となったBMW E60セダン/E61ツーリングは、エッジの効いた鷹の目をイメージするシャープなヘッドライト、テールランプが特徴です。この大胆なスタイリングのエクステリアデザイナーは、フェラーリ360モデナやプジョー406を担当したダビデ・アルカンジェリ氏で、このE60が遺作となりました。スタイリングは、ユーザーからの評価もかなり高まると同時に他メーカーにも影響を与えています。シャーシの前半部をアルミ製として、前後重量配分を50:50の理想的なバランスに設定し、大柄なボディはアクティブステアリングにより、取り回しも楽に扱えます。
ライバルと比べても軽量ボディはオーナーズサルーンとして期待を裏切らないハンドリングを備えています。
E60のフロントiDriveによるインテリアの変化も7シリーズからの新しいBMWの流れを受け継ぎ、室内空間やトランク容量もアップしました。アダプティプヘッドライトなど充実装備もポイントです。
ワゴンモデルのツーリングは、車高調整のセルフレべリングシステムやガラスハッチのリヤウインドウなど使い勝手・機能にも優れています。

M5は、5L-V10の507psエンジンを搭載し、SMG7速の2ペダルMTを装備したスーパースポーツセダンである。

BMW E60のボディサイズ

  • 全長、全幅、全高:4855mm x 1845mm x 1470mm
  • ホイールベース:2890

E61 M5ツーリング
公式ビデオ

BMW E60 E61の歴史

M5生産終了:2010/07

2004年デビューM5も新型の登場により、生産が終了した。
セダン19523台+ツーリング1025台=20548台は、E39を凌ぐ。
国別ランキング:アメリカ8800台、イギリス1776台、ドイツ1647台、日本1357台の順。

6代目、5シリーズ発表:2009/11

6代目、5シリーズとなるF10セダン、F11ツーリングのリリース発表
F07「5シリーズGT」グランツーリスモが、本国デビュー。セダンとSUVが融合した新しいボディがラインナップに加わる。
日本では、2010年フルモデルチェンジにて、新型にバトンタッチ。

5シリーズ累計生産台数555万5555台を達成:2009/11

初代E12型(1972年)、2代目E28、3代目E34型、4代目E39、5代目E60型まで37年間で5,555,555台を達成。

純正のiDriveは第3世代に進化:2009/06

・コントローラの後ろに1つのキー配置(2009/前期)
・コントローラの周りにショートカットキーを配置し、利便性を向上(2009/中期)
・さらに、ミュージックサーバー機能。高解像度ディスプレイ。DVDビデオの再生(2009/後期)

オプション無料キャンペーン2009/05

1972年に誕生のBMW 5 シリーズは、全世界累計500万台を達成
達成記念として、BMW 525i、525i
ツーリングにM Sportsパッケージ、またはHi-Lineパッケージを無料で装備のキャンペーン実施

日本 セダン・ツーリング大幅マイナーチェンジ2007/06

ライトのクリアレンズ化、LEDリアテールランプ、バンパー形状の変更、新開発ATシフトノブの変更(電気信号伝達式:シフトバイワイヤ化)、530iは272psへアップ、アダプティブ・ヘッドライト+コンフォート・アクセスを標準装備、運転席ウッドドアトリム、ドアバー、スイッチの形状変更、センターコンソール(灰皿位置変更)、新型ステアリングの形状変更・質感アップ
>今回追加となった標準装備
525i:ウッドトリム
530i:ダコタレザーシート、ランバーサポート
540i:PDC、ガラスサンルーフ、ランバーサポート
550i:ヘッドアップディスプレイ、クライメートコンフォートガラス

日本 530xiツーリング・モデル追加:2007/06

左ハンドルのみの設定。アクティブステアリング未装備の代わりにフルタイム4WD(xDrive:トルクスプリット電子制御4WD)、他装備は530iツーリングに準拠。4WDに伴い重量は80キロ増加。

M5ツーリングショーデビュー:2007/03

BMW最強のツーリングワゴンがデビュー。2007 Geneva International Auto-Salon

本国 大幅マイナーチェンジ:2007/02

本国にてマイナーチェンジ。フロントバンパー等リニューアル。6気等エンジンの直噴化し新型のエンジンに入れ替え。(日本仕様とは異なります)

550iツーリング追加:2006/10

4.8リッターV8(367ps/50.0kgm)
6AT、ダコタ・レザー(運転席・助手席シートヒーター)、PDC、ガラスサンルーフ、7バンドイコライザー、スタースポークスタイリング123アルミホイールなどを標準装備化。価格1004万円

ニューエンジン530iツーリング追加:2005/06/21

バイ・キセノン・ヘッドライト、ランフラットタイヤ、HDDナビを標準装備化
軽量マグネシウム&アルミ合金ニュー直列6気筒エンジン(バルブトロニック)
525iは218ps/6500rpm(26psアップ)
530iは258ps/6600rpm(27psアップ)
ツーリングのリアサスはセルフレベリングコントロールを標準装備化

Mスポーツパッケージ:2004/11

車高15ミリダウンのMスポーツ・サスペンション、ドアシルMバッジ、専用18インチアルミホイール、専用ボディカラー、専用エアロ等、カーボンパネルインテリア

※写真のトランクスポイラーとアルミは実車とは異なります。

M5追加:2004/08

4代目E60 M5デビュー。初の90度VV10 エンジン(形式名S85B50)507ps/53kgm!。 0-100km/hは4.7秒。7速SMGのみの設定。ドイツ本国で約1165万円(2004レート)

525iツーリング追加:2004/06

6,350,000円
ロールアップ式のラゲッジ・エリア・カバーが自動的上方開閉。オプションのオートマチック・テールゲート・オペレーションを装備で、リモコンキー操作でテールゲートが全自動開閉。ラゲッジ・ルームのフロア完全フラット。ラゲッジルーム容量500L。最大1615L。先代モデル比95L容量増。重量は先代モデル70キロ増。

8年ぶりのニュー5シリーズ日本導入:2003/08

8年ぶりのニュー5シリーズ日本導入
5シリーズの4代目(BMW E39)よりバトンタッチし、5代目のE60がデビューとなる。
iドライブやアクティブステアリング、クリス・バングル氏デザインのスタイリングが斬新
旧E39比で全長66、全幅48、ホイールベース62ミリの大幅サイズアップ
スモールシックスの直6の525/530i、V8の545iのバリエーション
サスペンション、エンジンブロックはオールアルミ製
旧E39比で8キロ軽量の6HP19型6速AT、プロペラシャフトもアルミ製
ランフラットタイヤを標準
バルブトロニック(545i)

E60の特徴

525i REAR

アクティブステアリング

ラック&ピニオンのステアリングのコラム側にプラネタリーギヤを駆動する電動モーターにてハンドルの回転数をコントロールする。ロックツーロックは1.8回転で、低速域では最低限の操作で、素早いハンドリングが可能。高速域では安定感のあるハンドリングへ変化する。

DSC

ダイナミックスタビリティコントロールにより、4輪の滑り出しなどスリップをコントロールし、車体を安定的に保つ。

6速AT

6HP19型となる6速ATトランスミッション。E39に比べて8キロ軽量化された。6速化に伴い、ギヤ比は22%もワイド&細分化された。

ランフラットタイヤ

標準装備となるランフラットタイヤは、パンク交換を不要とする画期的なタイヤである。サイドウォールが硬い特殊なタイヤであるが、サスペンションの適正化により、安定感と乗り心地を両立している。スペアタイヤ不要となり、トランクルームの容量アップにも寄与。

BMW E60の前期と後期の違い(マイナーチェンジ)

BMW E60における前期モデルと後期モデルの違い、2007年を境に前期と後期の見分け方を解説します。

アクティブステアリングのプログラム変更

違和感の無い操舵フィールに変更された。このプログラム変更により、若干慣れが必要だったハンドル操作の違和感が軽減された。尚、このアクティブステアリングは、M5とXi(4WD)は未装備。

3リッターエンジンのパワーアップ

各種チューニングにより、14馬力の出力向上が図られた。他のモデル同様、欧州仕様にある直噴エンジンの搭載は見送りとなっている。

530xiツーリングが設定

4WDモデルとなり、SUVの用途を含む多彩なシーンに適合する。左ハンドルのみの設定が惜しい。先進のxDriveを搭載し、前後4:6のトルク配分が自動的に行われるあたり、FRベースのBMWのコンセプトが際立つ。

6速ATの変速がシフトバイワイヤ化

マイナー前・後を見分ける大きなポイントの一つ。「シフトノブの形状変更」。ギヤの変速が電気信号化されたことにより、機械的なロスを無くし、変速パターンを含む統合的な電子制御が可能になった。高機能化が進んだ。

  • ブレーキを踏みながらスタートボタンで、エンジンスタート
  • セレクターのボタンでロック解除、Dレンジへ
  • 左に倒すとスポーツモード(ステップトロニック)
  • ストップボタンで、自動的にPレンジに入る。
  • Nレンジでの停車は、Nレンジでストップボタン

Driveの操作性アップ

  • iDriveコントローラ周辺のボタン「1つ」から「5つ」へ進化
  • 8個のプログラマブルボタンが設定。ナビの目的地、任意のチューナーメモリが設定できる。
  • エアコンの操作パネル変更、ダッシュボードパネルの色調変更
  • MAXボタン追加。RESETボタン削除。(機能に変更なし)
  • 上部パネルをブラック、下部を内装と同一にするカラー変更。

フロント、リヤのランプレンズ変更

クリアレンズのフロントヘッドライトで、外観上も雰囲気を一新。
リヤテールレンズの上部ホワイト部分の両端がLED化
M5 REAR

フロントバンパー形状変更

バンパーのエアーインテーク形状変更

フロントの内装ドアパネル変更

  • 前期ドアグリップ:ウッドパネル一体型
  • 後期ドアグリップ:成形ドアハンドル、ドア上部へウッドパネル移行

オプションだった装備の標準装備化

アダプティブヘッドライト(コーナリング補助ライト)、コンフォートアクセス(リモコン施錠・解除・エンジンスタート)