BMWをローンで購入する場合に気になるのが、ディーラーローンの審査でしょう。
ディーラーローンは、ローン審査が通りやすいとも言われてますが、実際のディーラーローンの審査基準や銀行系カーローンとの違いを解説します。
BMWのローン審査は厳しいのか
ディーラーローンの審査は?厳しいのでしょうか?。緩いのでしょうか?。その実態と理由を解説します。
当然、ローン支払いのために一定の収入が必要
毎月の支払いとなりますので、ローン支払いのために一定の収入は必要です。与信によりチェックされます。
通常のローンとの違いは、担保がある事
単純に自動車購入用として、お金を貸す銀行系ローンと異なり、ディーラー名義の車が一番大きいです。ディーラーローンの場合、契約者が購入する車を担保にしてローン契約を結んでいることが挙げられます。
ローン返済が終わるまで車の所有権はディーラーにあるため(正式には「所有権留保」という)、もしも契約者の返済が滞った場合は、その車を売却して残債の返済にあてることができます。
ローン完済まで、ディーラー名義である点が大きい
ローン完済後の名義は契約者になります。
ディーラーローンは金利が高い
ディーラーローンは銀行系カーローンなどに比べると金利が高く設定されていると言われています。
実際に高いケースもありますが、最近は金利低下もあり、キャンペーンなどでは銀行系ローンに比べて安いケースは多いです。
ディーラーローンのメリット
申込みが簡単
BMWディーラーローンを組む場合、車を購入した店舗でそのままローンの契約手続きもできます。マイカーの購入がスムーズで、簡単に行うことができるメリットがあります。
土日・祝日も対応
BMWディーラーは、土日・祝日も営業しています。そのため、週末でもローンの契約や審査に対応してもらえるので、とても便利です。平日にはなかなか休みが取れないという方でも、余裕を持って車の購入手続きができるので安心です。
ローン審査も早い
銀行系ローンなどの場合では、ローン審査に時間がかかるため、申込みから数日してから審査結果の返答があるというのが一般的です。しかし、BMWディーラーローンの場合は、最短なら数十分でローン審査が完了するという場合もあります。通常はローン審査の基準のひとつである職場への在籍確認も行われないケースも多いため、ローン審査がスムーズに行われます。
キャンペーンとの合わせ技
ディーラーローンを組んで車を購入する場合、交渉や状況次第で、車両本体価格を値引きしてくれる可能性もあります。ディーラーローンでは、ディーラーや信販会社が利息や手数料で利益を得ているため、「ディーラーローンを組む」ことを条件に車両本体の値引きが可能になるからです。
ディーラーローンの審査基準
当然、無収入ではローン審査は通りません。ローン審査基準を予め把握した上で申し込む必要はあります。
無職や専業主婦、学生の場合
家族の収入や保証人に立てる必要が生じることもあります。
一定以上の年収
年収は、契約者がローン返済を滞りなく進められるかどうかを審査する上で、重要な基準となります。
- 年収額は高いほど、審査は容易に通ります。
- 毎月安定した収入が継続的あることが重要
- ローン契約では年収に対する返済負担率(融資限度額は年収の3分の1以内が一般的)をクリアする事が必要
- 返済率に応じたローン借入額への調整が必要
職業
職業は、どのような仕事に就いているのかを確認するための審査基準です。
- 正社員
- パートやアルバイト、派遣社員
- 反社会的勢力に属していない事が必須
勤続年数
勤続年数も、安定した収入が継続してあるかどうかを確認するための基準となります。
- 1年以上の勤続年数が望ましい
- 勤続年数が短い場合は、保証人がいれば可
過去のブラックリストに入っていない事
信用情報とは、それまで他社のローンやクレジットカードの支払い状況について、個人信用情報機関への照会により審査されます。
- クレジットカードの支払いを滞納履歴
- 自己破産や債務整理
- 信用情報の保存期間は5から10年の間にブラックリストに入っていない事が重要
ディーラーローン審査に落ちないコツ
頭金を多めに用意
頭金が多いということは、計画的に購入資金を用意している結果です。
ローン会社にとってもリスクが軽減されます。
当然、ローン審査にも通りやすくなります。
自分の信用情報を確認
過去のローン支払いで不安のある方は、自分で照会可能です。
- 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関である「CIC(CREDIT INFORMATION CENTER)」のホームページにある「自分の信用情報を確認」から、情報開示の申請
- 手数料として、インターネットや郵送での開示の場合は1,000円
- 窓口での開示の場合は500円
審査前や審査中に転職不可
ローン契約では、何年も継続してローンを返済していくことになるため、安定した収入があるかがチェックされます。
- 勤続年数が長い事が条件
- 転職は不利になります
連帯保証人を用意
- 年収が少ない、無職
- 勤続年数が少ない
- 専業主婦や学生、非正規やフリーランス
事前に保証人を確保しておくことが必要です。
ローン契約時の注意点
事前に他社のローンと比較する
BMWのキャンペーンなどで、比較的低金利となっていますが、銀行系のカーローンなども比較のために調べておいて損はないでしょう。返済の総支払額をシミュレーションして比較検討することが重要です。
ボーナス併用は避ける
最近では、コロナリスクなど勤務先の収入が減少したりする可能性もあります。
基本、会社の業績に左右されやすいボーナス払いは極力抑え、月払いで支払い可能な範囲とすることをお勧めします。
もしローン返済が滞った場合
最近のコロナリスクにより、ローンの返済が滞りそうなケースは多く発生しています。
支払いを延滞したままでは、そのまま車は売却されてしまいます。
さらに、売却額をローン残額から引いてもまだ残額が残っていれば、それを引き続き完済しなければなりません。
最悪、車を手放すケースもありますが、早めにローン会社に連絡・相談することが重要です。
返済計画を見直すなど、アドバイスも得られます。
金融機関の返済比率(返済負担率)の審査基準はおおむね30~35%程度
カーローンと住宅ローンを同時に組みたい場合、気になるのはいっしょに組めるのか、それぞれいくらまで借りられるのかでしょう。2つのローンを組むときに重要となるのが、返済負担率です。
返済負担率(%)= 年間返済額 ÷ 年収 × 100
年収500万以上であっても30-35%以下に収めるのがお勧めです。
ディーラーローン審査のまとめ
- ディーラーローンは審査に通りやすい反面、金利が高いのがデメリットです。
- 審査に通すためには、一定の頭金確保が有効です。