BMW3シリーズ情報(歴代3シリーズの型式・スペック)

BMW3シリーズの旧型から最新モデルまでの歴史・スペック、故障関連情報を整理しました。

BMW3シリーズの概要

bmw 3シリーズ
コンパクトスポーツセダンの代名詞。1975年6月の3シリーズ登場以降、ライバルのメルセデスCクラスや国産ミドルセダンのベンチマークモデルとして数多くの模範的な車となっています。1981年からBMWにより日本に輸入販売された。2008年時点で42万台以上も登録されました。最近ではやや大型化し、BMWエントリーモデルのポジションを1シリーズへ譲りましたが、BMWの屋台骨となる主力の最多売モデルとなっています。
1998年から10年連続で日本におけるナンバーワン輸入セダンとなり、2015年にセダンは累計生産1000万台(40周年)で達成しました。基本スペックとしては、FRの後輪駆動セダンの5人乗りをベースとして、ワゴンタイプのツーリングモデルがラインナップされています。過去tiコンパクトというモデルもありましたが、現在、1シリーズ、2シリーズという3シリーズよりもコンパクトサイズのシリーズが追加され、エントリーモデルの役割を担っています。
4輪駆動モデルに加え、ディーゼルエンジン、ハイブリッドエンジン、プラグインハイブリッドエンジンなど多彩なエンジンラインナップを備えています。

Dセグメントのベンチマーク

歴代BMW 3シリーズ
最近ではプレミアムセダンのベンチーマークとも呼ばれるようになりました。自動車のセグメントとして、3シリーズは、Dセグメントに属し、メルセデスCクラスやレクサスisがライバルとなります。

車種別形式別

E21情報 初代(1975-1983)


318i/320i/323i
全長4355全幅1610全高1380mmのコンパクトなボディ。2ドアセダンとしてデビュー。

※映画「汚れた英雄/1982」より北野晶夫の愛車ALPINA C2.3 (323iベース)とヤマハYZR500のワンシーン

E30情報 2代目(1983-1994)

E30情報 2代目(1983-1994)
E30カブリオレ 3シリーズ
318i/320i/325i/M3
ボディサイズを一回り大型化。クーペだけでなく、4ドアセダン、ツーリング、カブリオレ、M3を追加。

E36情報 3代目(1990年-1998年)

E36情報 3代目(1990年-1998年)
E36セダン 3シリーズ
318i/320i/323i/325i/328i/M3
ボディサイズを一回り大型化。コンパクトセダンのスタンダードな地位を築いたモデル。安全性、空力ボディ、DOHCヘッド、VANOSなど性能向上が著しい。

E46情報 4代目(1998-2005)

E46情報 4代目(1998-2005)
E46クーペ 3シリーズ
セダン:318i/320i/323i/325i/328i/330i
クーペ:318Ci/328Ci/330Ci/M3/M3-CSL
ツーリング:318i/325i/328i
カブリオレ:328i/330i
ボディサイズを一回り大型化し3ナンバーボディへ。コンパクトセダンとして不動の地位を築いたモデル。走りの性能向上だけでなく、高級感・快適性の装備が向上した。

E90 E91 E92 E93情報 5代目(2005-2012)

E90 E91 E92 E93情報 5代目(2005-2012)
E90 M-sport 3シリーズ
セダンE90:320i/323i/325i/330i/335i/330xi
ツーリングE91:318i/325i/335i
クーペE92:320i/335i/M3
カブリオレE93:335i
衝突安全性を考慮して、車幅が1800ミリを超えた。iDrive、6AT、3リッターターボエンジンの追加、M3のV8化など、性能向上も著しい。

F30 F31 F34 F80情報 6代目(2012-2019)

F30 F31 F34 F80情報 6代目(2012-2019)
F30 3シリーズ
セダンF30:320i/320d/328i/Ah4
ツーリングF31:320i/320d/328i/335i
グランツーリスモF34:320i/328i/335i
新開発の直列4気筒直噴ターボを追加、8ATとエコプロモード、アイドリングストップなど環境性能向上。直列4気筒2リッターの直噴ディーゼルターボも初導入。ロングホイールベース化し後席の居住性を拡大したF34グランツーリスモを追加。

F34のF32クーペとF33カブリオレは4シリーズへ移行。
M3は、ノーマルモデルと型番が別になりF80に移行。

G20 G21情報 7代目(2012-)

G20 G21情報 7代目(2012-)
F30 3シリーズ
セダンG20:320i/320d/330i/340i
ツーリングF31:320i/320d/330i/340i
ボディサイズは旧5シリーズ(E39)並みに大型化し、居住性拡大やインテリアの質感向上。3眼カメラなど快適安全装備の拡充。10/12.3インチモニターなどの大型化

モデル形式別の中古車動向と注意点

3シリーズ中古車
BMWの3シリーズは、輸入車コンパクトセダン中古車市場において、メルセデスCクラス、アウディA4を比べて人気をリードしています。国産車からステップアップしやすい価格帯や日本の道路事象にベストマッチしたボディサイズが人気の理由でしょう。

また、FRでありながら十分な居住性と、BMWならではのスポーティなハンドリングは、ライバル他車に圧倒的なアドバンテージがあります。3シリーズも年々大きさを拡大し、ボディサイズが国産ミドルクラス並になりつつありますが、装備内容もアップし、お買い得感もアップしています。直4、直6、トップモデルとしてM3など車種のラインナップも多く、流通量はかなり多いことで、 中古車探しも容易です。タマ数としては320i、ついで323/325iが多いようですが、中古車市場では4気等よりも6気等モデルの方が値下がり率が若干大きくお勧めは、323/325iとなります。 コンパクトセダンといえども320iでは1.4トンを超える車重ですから、予算が許せばなるべく大きな排気量を選びたい所です。

10年超の低年式、8万キロを超える多走行車の購入には故障のリスクが伴います。メンテナンス費用として購入時費用とは別に50万円は用意し、愛車のトラブル・コンディション維持に備えましょう。 中古車初心者は、BMW認定中古車(アプルーブドカー)を選びましょう。

F30 F31 F34中古車の注意点・ガイド

2012年からのモデルとなるF30。直噴ターボと8AT化で圧倒的な低中速域のトルクと燃費が向上。

2014年

3シリーズF30発売から2年が経過してセダン中古車のタマ数はかなり増えてきました。主力の320iは2リッター直噴ターボエンジンは8ATとの相性も良く動力性能も燃費も向上しています。また、320dのディーゼルモデルも登場し、こちらも狙い目でしょう。328iもレザーシート装着車などが多く、新車を買うのであれば、中古車は装備的にもお買い得感が高いです。
色と装備がマッチしたタマが見つかれば文句なく買いです。

2015年

320dの出物が増えてきました。ディーゼルの違和感から早期に手放す方も覆いのかもしれません。新車の価格はガソリン車より高く、中古車は同等レベルなので買いは320dです。アクティブハイブリッド、328iの値落ちも大きく新車の価格帯からすれば、これらのグレードもお買い得です。
タマ数もかなり増えてきましたので首都圏であれば希望の車を探せるでしょう。
程度はどれも良くて保証も付いており中古車としても今が狙い目です。

2017年

中古車市場のタマ数も豊富です。320dのディーゼルエンジンの出物が多くあり、音が気にならず燃費重視なら買いです。320iのガソリンも8ATの滑らかさとトルクのあるエンジンでE90よりも乗りやすいです。程度もまだまだ良く、前期型が非常にお買い得です。後期型でアクティブクルーズコントロールなどの安全装備が充実したタイプはまだまだ高いですが、出物があれば文句なく買いです。
長く乗るのであれば、後期型の安全装備充実タイプを選んでおくと、満足度も高いです。

E90 E91 E92 E93中古車の注意点・ガイド

2005年からのモデルとなるE90。ボディの大型化で、居住性アップ。

2007年

3シリーズE90発売から2年が経過してセダン中古車のタマ数はかなり増えてきました。 主力のバルブトロニック2リッターエンジンを搭載した320iは燃費も良いです。値段的には320iでも300万を切るもの物も多くなりつつあります。 ツーリングはタマ数的にはかなり少なく、好みのグレード・カラーがあれば買いでしょう。年式的にも走行距離が少なく、程度の良い車が多く、E90自体がトラブルの発生の少ない車なので、 発売から2,3年を経過したぐらいが買い時かもしれません。
室内の高級感もアップし、サイズもE46に比べて拡大したことから、E60を探している方にとっても 330iは狙い目です。

2008年

E90中古車

まもなく、ビッグマイナーチェンジが予定されていることから、マイナーチェンジモデル登場後は、マイナー前のモデルの価格帯が下がると予想されます。
2007年モデルの中古車であれば、在庫処分の新車との価格差が接近するので、新車の方がお買い得です。 お勧めのモデルは、300万を切った323iでしょうか。法定速度内では、325iと同等のパワーフィールでお買い得感が高いです。
320iとのパワーフィールは歴然としており、コストパフォーマンスNo1の323iです。 次のお勧めは、335iで新車からの値下がり率も大きく、圧倒的なパワーフィールと装備は満足度大です。
中古車の場合、年式を落として、より高いグレードが狙えるもの魅力の一つです。 全般的に走行距離1万キロ未満の車は、程度も良く、長く付き合える一台です。

2009年

中古車相場は160-680万となる。メインの320iを中心に供給過多のタマ数となっているため、市場価格的には、一段と下落傾向。320iがお買い得なのは言うまでもないが、グレード全体に値下がりが波及している状態になっている。2008年のマイナーチェンジにより、マイナー前モデルがワンランク安くなった。全般的に程度の良いタマが多いので、予算が許すかぎり、320iを外して、上級グレードの高年式・低走行を選ぶことをお勧めしたい。また、中古車初心者は、認定中古車を迷わず選びたい。

2010年

初期型05年モデルは、140万から狙える。Mスポーツモデルは2,30万アップとなる。選び方としては、人気のMスポーツを外して年式・グレードをアップする買い方は、中古車としての品質もアップする。
E90は、故障の頻度も少なくなったが、高年式・低走行車を選ぶことに変わりない。中古車初心者は、認定中古車を迷わず選びたい。

2012年

新型F30が登場後、相場的にはかなり大きく落ちたようである。E90の初期モデル320iであれば、200万を切るモデルも多くなってきた。323iや330iも低年式であれば見つかるだろう。タマは豊富にあるため、比較的選びやすいだろう。Mスポーツはやや高くプラス15~25万アップとなる。前期から後期型への改修が容易ではないため、デザイン的な好みは妥協しないように最初から選んでおこう。比較的故障も少なく安心して選べる車体である。6気筒最後の搭載モデルとなってしまった3シリーズとして、後期型を選ぶ価値は多いにあるだろう。程度の良い最終年式は人気になる可能性もある。

2014年

初期型05年モデルは、100万切るタマも登場。新型F30が登場後、相場的には下げ止まった感がある。狙い目は前期の325i、335iである。
Mスポーツはやや高くプラス15~25万の差がある。後期型はLEDを採用したり外観の変更箇所もあるため、デザインは前期・後期の差異を見極めて選びたい。
比較的故障も少なく安心して選べる車体である。6気筒最後の搭載モデルとなってしまった3シリーズとして、後期型を選ぶ価値は多いにあるだろう。
後期の直噴2リッター4気筒の320iはパワー特性も良く、燃費も良いので、バランスの取れたモデルであり、直6モデルよりもキビキビ走ると感じるシーンもあるかもしれない。中古車として一番選びやすい個体が多いので、時間をかけ試乗してジックリ選びたい。

2015年

4気筒物は100万以下の価格帯が増えてきた。E36,E46,E39が故障で乗り換えるタマとしては安心感があるのがE90。故障は少ない。一方、6気筒モデルにプレミアが付いたわけではないが価格は下げ止まった感がある。ツーリング、335i、Mスポーツこれが人気のため、相場的にも強気の価格帯を形成している。
とは言っても新型が出て順調に値は下がるので気長に探す事をおすすめします。

2017年

狙い目は後期型です。前期型は価格的にお買い得ですが、そろそろ部品の劣化が目立つ年数となってきました。特に6気筒モデルは維持費が増加してくる年式になります。長く乗るのであれば、後期型の直噴エンジンモデルを選んでおくと、満足度も高いです。

E46中古車の注意点・ガイド

1998-2005年のモデルとなるE46。装備も日本並みの水準に追いついた。

1999年

3シリーズE46E46中古車もかなり見かけるようになってきました。まだまだ新車価格に近く割高感がありますが、中古車ならば1つ上のグレードが狙えます。 程度、SFW残は問題無いのでオプション装着品が好みのものであれば狙い目です。E46になり車幅は1740ミリとなり3ナンバーとなっています。 特に320iを検討している方にとって、E46は全車3ナンバーですから自動車税にこだわりが無ければ、323/325iを購入対象の候補に入れたいものです。 323/325になれば排気量は2.5リッターとなり、320に比べてあらゆる場面で余裕の走りが出来ます。
またトルクがある分、アクセルを踏む量も減り、燃費が逆転する場合も出てくるでしょう。 燃費が変わらないか、むしろ良い場面もあるとなれば、わずか年間5500円の税金の差も縮まると思います。お買い得感のベストは323iです。

2000年

またE46は発売当初からDVDナビがオプションとなっていますが、 2000/08にリニューアルしたDVDと比較して絶対的に機能不足になってしまいました。
中古車の装備品としては魅力半減です。割高なナビ装着車を選ぶより、後付けした方が ナビは社外品を自由に選べる事もできますし、満足度も高いでしょう。
CDやカセットは5年10年たっても機能&性能に不満はないでしょうか、 ナビはどんどん進化していきますので、車内の不要品になる可能性大です。
(携帯電話やパソコンの劇的な進化と同様)。 社外品ナビ(インダッシュ)を後付けする場合には邪魔にもなりますので、純正ナビ装着車は選択肢から外しましょう。2000年8月に一新した純正DVDナビとて例外ではありません。

2001年

325/330の登場により、323/328の中古車価格がワンランクダウンし、 お求め安くなります。1998年登録の車検満了に伴う買い替えも予想され、E46のタマも増えてくるでしょう。

2004年

マイナー前、後では同一年式でも50万の開きがある場合もあります。 人気はスポーツパッケージですが、ノーマルを選びエンジンをグレードアップするのが賢い買い方です。やはりエアロは後からどうにでもなりますが、エンジンは買い換えがききません。

2006年

低年式車は、価格も落ちてきましたので、排気量の大きいモデルを選ばれると 満足度が高いです。多走行車は、避けた方が無難でしょう。

2007年

E90の登場により、市場に出回るE46中古車の供給量が格段に増え、やや値下がりスピードも加速気味です。かなりお求め安い価格に落ちてきました。 セダン・クーペ共に後期モデルの程度が良い状態でも200万台前半を切るものが多く、基本的に100万台後半です。人気のMスポーツも落ちてきましたが、狙い目は、Mスポーツではない325/330iです。 前期モデルは100万円台となり、程度が良ければ文句無く買いでしょう。足回りやブッシュ類も走行距離に応じて傷んできますので、部品をリニューアルするとE46本来の走りも復活します。 距離が5万キロを超えていたら購入時に交換も検討しましょう。
電装系は特に格納式ミラーにトラブルが多いので、電装系は一通り確認しましょう。 コンパクトTiモデルは、市場でも不人気のようで、タマ数的にも少なく気に入ったら迷わず買いです。
ローダウンや18インチ装着モデルは、ボディへの負担も大きくスタイリング重視派でなければ 購入時の車としては避けたいところです。

2008年

E90の中古車も流通台数がかなり多くなり、E46の価格はさらに下がりました。 長く乗ることを考えるのであれば、E46の後期モデルを選びましょう。程度が良いものは200万円台であり、若干割高感もありますが、お勧めはパワー、装備とも文句なしの330iでしょうか。 320i-Msportは、人気が高くかなり割高感が強いので避けたいところです。前期モデルは、そろそろ経年劣化のトラブルが出て来る可能性もありますので、メンテナンス履歴をチェックし、 予算が許せば、新しい年式の車を選びましょう。
トータル的には、全年式共に323/325iです。

2009年

中古車相場としては、30-190万となる。タマ数が多く、供給過多のため、価格は一段と下落傾向にある。狙い目の一台である。予算が許せば2001年以降の後期型で低走行車を選びたい。低年式では、ボディ各部の劣化も目立ってきているので、メンテナンス履歴等、十分な事前チェックが必要。中古車市場はE90に移りつつあるため、思わぬタマに出会える可能性もあるので、なるべく多くの車を比較して選ぶことがポイント。低年式モデルは劣化も目立ってきているため、割高となるが認定中古車を選んでおいたほうが、無難である。

2010年

後期型01年モデルでも、100万を切るものから、最終型330iMスポの200万強まで、タマ数が多く選ぶのは容易。予算が許せば2001年モデル以降を必ず選びたい。
ツーリングは2,30万高めのプライスである。320iを外して、上級グレードの高年式・低走行を選ぶことをお勧めしたい。また、中古車初心者は、認定中古車を迷わず選びたい。

2011年

後期型も100万を切るものが大量に出回ってきています。02年型の320iがお勧めという話もある。しかし2.2リッターの排気量は、2.5リッターの自動車税がかかる。
であれば325iになるだろう。さらに予算があれば330iを選びたい。S54型の直6エンジンを積むのがE46のM3である。343psの馬力と1560kgの今となっては軽量ボディは、最強のパフォーマンスを発揮する。M3は高値安定傾向であったが、最近価格も200万円台が多くなり手頃感も増している。
シーケンシャルMTのSMG2のタマも多くなってきたが、SMGは修理代も高額な為、コンディションの確認は細心の注意が必要。できれば通常の6MT搭載モデルを選ぶ方がトラブルは少ないだろう。マシンの性格が性格だけに、手荒く乗られた車もあるので、試乗チェックは欠かせない。

2014年

E90の値落ちの影響もあってE46の相場も落ちてきており、マイナー後(2002年以降)も安くなってきている。
お勧めは2003年以降で予算がゆるせば、2004,5年式の末期モデルを狙いたいところ。タマは豊富にあるため、比較的選びやすいだろう。Mスポーツはやや高いかもしれないので、通常モデルで低走行車を探したい。

先々代モデルとなったE46は、さらに値落ちが進んだ。E90も程度によっては、追加投資で買える価格帯でもあるため、スタイリングや装備でコダワリが無ければE90を狙いたいところである。必要十分なフル装備ではあるため、社外品ナビなどが装備されていれば、ポイントも高いだろう。ABSなど定番の故障修理が行われていれば、足代わりとしては長く付き合えるモデルでもある。
Mスポーツは若干高めであり、ツリ目の後期モデルが狙い目であることに変わりは無い。後期の低走行モデルを根気強く探す事をお勧めする。

2015年

M3を除き、セダン・ツーリングは全て100万円以下となった。程度の良い極上物で120万円以下という価格帯である。狙い目は320/325/330iの後期物でMスポーツ。この年式になるとE46好きであることが前提。上物の80万円以上の価格帯で狙いたい。いくら上物でも年式的に突発的な故障は避けられないので運も左右する。

2017年(最終)

E46御指名でなければ、中古車としてはお勧めしません。程度の良いものを除き、価格帯は旧車レベルになっています。BMWに強いショップでの購入・メンテナンスが愛車と長く付き合うコツです。E46は、リビルドパーツやサードパーティのパーツが出回っており、メンテナンスの心配は当分ありません。
安価にメンテナンスできるショップを見つけることが、長期所有に繋がります。

E36中古車の注意点・ガイド

1991-1998年のモデルとなるE36。
一回り大きくなったコンパクトセダン。

1998年

3シリーズ中古車E46登場によって高年式、希少車問わず、1ランク(30~100万)落ちてます。 その後の値落ち具合は、現在と変わらないでしょう。と言うことでお求めやすい価格帯に下りています。
希少なM3やアルピナも、E46登場で1ランク以上は確実に落ちてますが
(特に高年式車の下げ幅が大きい)流通量の少なさもあり、一段落した後は高値安定です。tiは中古市場では不人気な事もあり、下落傾向なのでE36の中でも一番のお買得モデルです。1991/1992年式はそろそろタイミングベルト、オルタネータや 各部のOHが必要となっている車があるそうです。
この年式の320iはZF製ATの為、信頼性が不安です。 (これは通説で、この年式が一概に悪いわけではありません)
1992年以降はJATCO製。318iはGM製4ATで信頼性は高いです。
低年式でも直6モデルはVANOSが装着された93年式以降が、お勧め。
そしてさらにいえばWエアバックの1995年式以降が中期型。
そしてオールアルミエンジンの328i/323i/320iが後期型となりますが、
中古市場では、まだ高めのプライスタグです
10万キロを越えていても、しっかりメンテナンスされている車はBMW本来の輝きを失いません。しかし一般論で言えばあまりお勧め出来ません。
BMW全般に言えることですが、マイナーチェンジを重ね熟成していくので
予算の許す限り高年式を選びましょう。 そして外車初心者はディーラー認定中古車を迷わず選んでください。 お勧めは96年式323iです。程度の良い320iとの価格差は僅かですから、5ナンバー&2リッター派のあなたも敬遠する理由はありませんね。

2001年

初期モデルでは、100万を切る価格帯も多くなってきました。やはり多走行&低年式モデルが多く購入には注意が必要です。メンテナンスも予想外の出費を強いられる場面もありますから、 購入資金だけでなく、維持&補修費の予算も確保しておきたい所です。割安感では325iがトップです。年式は325i末期の1995年式がベストですが、同年発売の328iがあまり変わらない値段で見つける事ができれば、こちらの方がお勧めです。

2006年

1995年以降の高年式もかなりお求めやすい値段になってきました。 タマ数も豊富ですが、多少無理するとE46も買えてしまう為、迷う所です。E36のスタイリングが好きなら迷わず325 328 の高年式を選んでおきましょう。 程度の良いものが少なくなっていますので、認定中古車が無難。

2007年

M3やカブリオレを除き、後期モデルでも100万円を切る車がほとんどです。 50万以下の前期モデルは、程度もピンキリで素人には難しい車選びとなります。
試乗と合わせて電装系の確認や保証範囲や期限も細かくチェックしましょう。 タマ数が多く、比較的選びがしやすいです。10年以上前の車となり、多走行や年式によるゴムやベルトの劣化が目立ってきます。購入時は徹底的に消耗部品を新しくする様、予算(+30万)も確保しておきたいです。 装備品として電動格納式ミラーは無く、リモコンドアロックが未装備の車が多いので、E36に快適装備を求める派には、E46以降を勧めます。

2008年

中古車市場でも見かける機会が少なくなってきました。 M3やカブリオレを除き、一般のグレードの流通台数は、かなり少なくなっています。
E36選びのポイントは、95年以降の後期モデルで、走行距離6万キロ以下となりますが、 非常にタマ数が少ないでしょう。 数十万の価格帯であるがゆえに、気に入ったボディカラーとグレードがあれば、即決しても良いのですが、電装品のチェックと車の試乗、ボディの修理歴など、購入前の入念なチェックは欠かせません。 E36は、ディーラーおまかせの場合、維持費が高額になるケースがあります。
民間の工場を賢く利用するなど、維持・整備に自信の無い方は、避けた方が無難です。

2009年

中古車相場としては、10-80万となる。中古車のメインはE46に移り、E36の価格低下は一段と進んだ。年式的には、旧車となり価格相場を形成していないため、程度が全てである。主力はMTモデルとなる為、程度の良い低走行のセダンは狙い目かもしれない。タマ数はかなり多いため、まよわず1995年以降の後期モデルで低走行車を探したい。年式的に各部の劣化が進んでいるため、メンテナンス履歴を確認し、適切な部品交換が実施されている車が安心である。どちらにしても、古い車となった現在、年式相応のリスクを覚悟して、整備費用を多めに確保して購入に望みたい。DIYや民間の修理工場も手堅く利用しないと思わぬ出費が待っている。
BMW E36 M3中古車購入時のチェックポイント
S50エンジンのVANOS(可変バルブタイミング機構)は、強度不足によるボルトの劣化が故障を誘発するケースがあるので、エンジンヘッドの異音やアイドル不調、
低中速のトルク不足な車には注意したい。 初期モデルのSMGは、故障の頻度が高く、メカニズム的に注目されるが、中古車として見た場合は、迷わずMTモデルを選びたい。

2010年

程度の良い車体でも50万以下で探せる。通常の足として使うならE46の方が信頼性が高い。予算が許せばE46を探そう。マニアな領域に入りつつあるので、多めの維持費を用意し、愛情持ってメンテナンスをしておきたい。

2012年

中古車相場としては、ぎりぎりの値段が付く相場であり旧車の部類に入りつつある。低走行車のタマも少なくなった。E36モデルでなければという強い思い入れがなければ、E46で探した方が後々のメンテナンスで後悔することは少ないだろう。

2014年(最終)

E36御指名でなければ、中古車としてはお勧めしない。価格帯としても50万以下となった。BMWに強いショップでの購入・メンテナンスが愛車と長く付き合うコツである。場合によってはオーバーホールや新品、リビルド品へのパーツ交換なども有効。

E30中古車の注意点・ガイド

1982-1991年のモデルとなるE30。コンパクトセダンとしてバブル期に人気のモデル

2007年

3シリーズ中古車バブル期に一世風靡したE30は、15年、20年も昔の車となり、マニアな年式になっています。
走行距離は言うに及ばず。年式による各部の劣化もあり、車選びは慎重に行う必要があります。 M3を除いて車両価格は50万円を割り込んでいるものが多く、100万程度の予算があれば、消耗部品の交換もそれなりに可能でしょう。 多少、メンテナンスに自身のある方は、自分で整備するのも良いでしょう。 とにかく程度の良いタマが少なくなっており、値段や概観の綺麗さだけで飛びつかないようにしましょう。
BMWや外車初心者には、E46以降の車を勧めます。

2008年

中古車市場でも、一般のグレードを見かける機会が少なくなってきました。 流通のメインはM3ですが、程度はピンキリです。価格も相場が存在せず、マニアックな車になりつつあり、車のコンディションを入念にチェックする必要があります。 メンテナンスに自信があり、信頼できるショップがあれば、格安でライトウェイトなBMWが楽しめますので
コンディションの良い車があれば、楽しめるでしょう。

2009年

中古車相場としては10-100万となる。この年式になると指標となる価格は無く、全て販売店が決めた価格になり、程度に左右される。
前オーナーのメンテナンスの仕方や、ショップの補修により、車のコンディションが決まってくる。ボディの状態だけでなく、内装・エンジンとチェック項目は多岐に渡るため、DIYでの補修や旧車に強いショップ確保も重要。
タマ数、補修パーツも比較的容易に入手可能であるが、古い車を維持する上で、50万程度の維持費は用意しておきたい。

2010年

旧車の仲間入りとなった今、マニアとしての購入・維持管理が必要となる。
多めの維持費を用意し、愛車への愛情を持ってメンテナンスをしておきたい。

2012年(最終)

完全に旧車の仲間入りとなった今、マニアとしての購入・維持管理が必要となる。
BMWに強いショップでの購入・メンテナンスが愛車と長く付き合うコツである。場合によってはオーバーホールや新品、リビルド品へのパーツ交換なども有効。

価格相場表

2018年2月カーセンサー買取価格

年式・型式 査定相場価格レンジ
平成29年(2017年) 型式 8C20
320d Mスポーツ 317~342万円
平成28年(2016年) 型式 3D20
320d Mスポーツ 278~303万円
320d ラグジュアリー 264~289万円
320dツーリング Mスポーツ 314~339万円
平成28年(2016年) 型式 8.00E+15
318i 240~265万円
平成28年(2016年) 型式 8A20
320i 208~233万円
320i Mスポーツ 293~318万円
320i スポーツ 247~272万円
320iツーリング 208~233万円
320iツーリング Mスポーツ 299~324万円
320iラグジュアリー 240~265万円
平成28年(2016年) 型式 8C20
320d Mスポーツ 311~336万円
320d ラグジュアリー 288~313万円
320dツーリング Mスポーツ 350~375万円
320dツーリング ラグジュアリー 309~334万円
平成28年(2016年) 型式 8E20
330eラグジュアリー 264~289万円
平成27年(2015年) 型式 3B20
320i 153~180万円
320i Mスポーツ 238~263万円
320i スポーツ 174~201万円
320iツーリング Mスポーツ 237~262万円
320iラグジュアリー 192~218万円
平成27年(2015年) 型式 3D20
320d Mスポーツ 243~268万円
320d ラグジュアリー 216~241万円
320dツーリング Mスポーツ 287~312万円
320dツーリング ラグジュアリー 237~262万円
平成27年(2015年) 型式 3F30
アクティブハイブリッド3 Mスポーツ 272~297万円
平成27年(2015年) 型式 3X20
320iグランツーリスモ Mスポーツ 273~298万円
平成27年(2015年) 型式 8A20
320iラグジュアリー 262~287万円
平成26年(2014年) 型式 3B20
320i 131~158万円
320i Mスポーツ 226~251万円
320i スポーツ 179~206万円
320iツーリング 210~235万円
320iツーリング Mスポーツ 265~290万円
320iツーリング ラグジュアリー 225~250万円
320iラグジュアリー 196~222万円
平成26年(2014年) 型式 3D20
320d 185~212万円
320d Mスポーツ 228~253万円
320d スポーツ 208~233万円
320d ラグジュアリー 212~237万円
320dツーリング 215~240万円
320dツーリング Mスポーツ 278~303万円
320dツーリング スポーツ 212~237万円
320dツーリング ラグジュアリー 230~255万円
平成26年(2014年) 型式 3F30
アクティブハイブリッド3 Mスポーツ 207~232万円
平成26年(2014年) 型式 3X20
320iグランツーリスモ Mスポーツ 262~287万円
320iグランツーリスモ ラグジュアリー 218~243万円
平成25年(2013年) 型式 3A20
328iツーリング Mスポーツ 146~173万円
平成25年(2013年) 型式 3B20
320i 170~197万円
320i Mスポーツ 197~223万円
320i SE 138~165万円
320i スポーツ 145~172万円
320iツーリング 136~163万円
320iツーリング Mスポーツ 265~290万円
320iツーリング スポーツ 143~170万円
320iツーリング ラグジュアリー 190~216万円
320iラグジュアリー 209~234万円
平成25年(2013年) 型式 3B20 (4WD)
320i xDrive スポーツ 187~214万円
320i xDrive ラグジュアリー 210~235万円
320i xDriveツーリング Mスポーツ 165~192万円
平成25年(2013年) 型式 3D20
320d 191~217万円
320d Mスポーツ 205~230万円
320d スポーツ 209~234万円
320d ラグジュアリー 229~254万円
320dツーリング Mスポーツ 263~288万円
320dツーリング スポーツ 226~251万円
320dツーリング ラグジュアリー 242~267万円
320dブルーパフォーマンス 171~198万円
320dブルーパフォーマンス Mスポーツ 198~224万円
320dブルーパフォーマンス スポーツ 170~197万円
320dブルーパフォーマンス ツーリング 173~200万円
320dブルーパフォーマンス ツーリング Mスポーツ 231~256万円
320dブルーパフォーマンス ラグジュアリー 157~184万円
平成25年(2013年) 型式 3F30
アクティブハイブリッド3 Mスポーツ 263~288万円
平成25年(2013年) 型式 3X20
320iグランツーリスモ Mスポーツ 189~215万円
320iグランツーリスモ スポーツ 120~147万円
平成25年(2013年) 型式 3X28
328iグランツーリスモ Mスポーツ 214~239万円
平成25年(2013年) 型式 DX35
335iカブリオレ Mスポーツパッケージ 258~283万円
平成25年(2013年) 型式 KD20
320i Mスポーツパッケージ 146~173万円
平成24年(2012年) 型式 3A20
328i 115~142万円
328iスポーツ 171~198万円
328iモダン 183~210万円
328iラグジュアリー 184~211万円
平成24年(2012年) 型式 3B20
320i 157~184万円
320i Mスポーツ 184~211万円
320i SE 117~144万円
320i スポーツ 154~181万円
320iモダン 151~178万円
320iラグジュアリー 168~195万円
平成24年(2012年) 型式 3B20 (4WD)
320i xDrive ラグジュアリー 208~233万円
平成24年(2012年) 型式 3D20
320dブルーパフォーマンス 196~222万円
320dブルーパフォーマンス Mスポーツ 184~211万円
320dブルーパフォーマンス スポーツ 137~164万円
320dブルーパフォーマンス ツーリング 170~197万円
320dブルーパフォーマンス ツーリング Mスポーツ 174~201万円
320dブルーパフォーマンス ツーリング スポーツ 153~180万円
320dブルーパフォーマンス ツーリングラグジュアリ 224~249万円
320dブルーパフォーマンス ラグジュアリー 91~116万円
平成24年(2012年) 型式 3F30
アクティブハイブリッド3 Mスポーツ 280~305万円
平成24年(2012年) 型式 DX35
335iカブリオレ Mスポーツパッケージ 210~235万円
平成24年(2012年) 型式 KD20
320i 72~91万円
320i Mスポーツ・エディション 114~141万円
320i Mスポーツパッケージ 103~130万円
平成24年(2012年) 型式 KE25
325i Mスポーツパッケージ 129~156万円
平成24年(2012年) 型式 KG35
335i Mスポーツパッケージ 208~233万円
平成24年(2012年) 型式 PG20
320i Mスポーツパッケージ 112~139万円
320i ハイラインパッケージ 82~104万円
平成24年(2012年) 型式 Ph35
325i Mスポーツパッケージ 92~117万円
平成24年(2012年) 型式 US20
320iツーリング 95~119万円
320iツーリング Mスポーツパッケージ 117~144万円
320iツーリング ハイラインパッケージ 77~98万円
平成24年(2012年) 型式 UT25
325iツーリング Mスポーツパッケージ 139~166万円
平成23年(2011年) 型式 KD20
320i Mスポーツパッケージ 88~112万円
平成23年(2011年) 型式 KD20G
320i Mスポーツパッケージ 192~218万円
平成23年(2011年) 型式 KE25
325i 98~124万円
平成23年(2011年) 型式 PG20
320i 82~103万円
320i Mスポーツパッケージ 89~113万円
320i ハイラインパッケージ 68~86万円
平成23年(2011年) 型式 PG20G
320i 93~118万円
320i Mスポーツパッケージ 101~127万円
平成23年(2011年) 型式 Ph35
325i 115~142万円
325i Mスポーツパッケージ 108~135万円
325i ハイラインパッケージ 117~144万円
平成23年(2011年) 型式 US20
320iツーリング 98~124万円
320iツーリング Mスポーツパッケージ 116~143万円
320iツーリング ハイラインパッケージ 85~108万円
平成23年(2011年) 型式 UT25
325iツーリング 72~91万円
325iツーリング Mスポーツパッケージ 122~149万円
325iツーリング ハイラインパッケージ 78~99万円
平成22年(2010年) 型式 DX35
335iカブリオレ 200~226万円
平成22年(2010年) 型式 KD20
320i Mスポーツパッケージ 144~171万円
320i ハイラインパッケージ 69~87万円
平成22年(2010年) 型式 KD20G
320i 43~54万円
320i Mスポーツパッケージ 118~145万円
平成22年(2010年) 型式 KE25
325i Mスポーツパッケージ 84~106万円
平成22年(2010年) 型式 KG35
335i Mスポーツパッケージ 203~228万円
平成22年(2010年) 型式 PG20
320i 53~66万円
320i Mスポーツパッケージ 77~98万円
320i エクセレンスエディション 116~143万円
320i ハイラインパッケージ 60~74万円
平成22年(2010年) 型式 Ph35
325i 88~112万円
325i Mスポーツパッケージ 74~93万円
325i ハイラインパッケージ 76~97万円
平成22年(2010年) 型式 US20
320iツーリング 68~86万円
320iツーリング MスポーツカーボンED 93~118万円
320iツーリング Mスポーツパッケージ 73~92万円
320iツーリング エクセレンスエディション 62~77万円
320iツーリング ハイラインパッケージ 83~105万円
平成22年(2010年) 型式 UT25
325iツーリング Mスポーツパッケージ 112~139万円
325iツーリング ハイラインパッケージ 92~117万円
平成22年(2010年) 型式 VA20
320i 46~57万円
320i Mスポーツパッケージ 101~127万円
320i ハイラインパッケージ 64~81万円
320iスタイルエッセンス 52~65万円
平成22年(2010年) 型式 VB25
325i 73~92万円
平成22年(2010年) 型式 VR20
320iツーリング 47~59万円
320iツーリング Mスポーツパッケージ
320iツーリング スタイルエッセンス 46~57万円
320iツーリング ハイラインパッケージ 91~116万円
平成22年(2010年) 型式 VS25
325iツーリング Mスポーツパッケージ 98~124万円
平成22年(2010年) 型式 WA20
320i 76~97万円
平成22年(2010年) 型式 WL35
335iカブリオレ 142~169万円

BMW G20 G21 F80情報のスペック・カタログ情報

BMWのG20セダン、G21ツーリングの特徴やスペック、歴史を解説します。

BMWのG20 G21 F80の概要

欧州コンパクトセダンのスタンダードとしてDセグメントというカテゴリーに属し、BMWの3シリーズの7代目となるFR駆動のセダン(BMW G20型)です。
ツーリング(BMW G21型)も同様にラインナップ。BMWとしては、主力となる最多売のグレードになります。初代がデビューから40年以上となり、世界での累計販売台数は1500万台以上に達しています。M社チューニングのM3(BMW G80型)もラインアップしています。中国専用のロングホイールベースモデル(BMW G28型)が存在します。また、先代のグランツーリスモ(F34型)は廃止となり、G番台としては、継承されませんでした。

ボディ、プラットフォーム

ボディサイズは、全長4715×全幅1825×全高1440mm、ホイールベース2850mm(320i)。先代F30型比で、70mm長く、25mm幅広く、車高は同じで、ホイールベースは40mm長い。4代目5シリーズ(E39型/1996年)に迫るサイズ感となります。G20 3シリーズはクラスターアーキテクチャ(CLAR)プラットフォームを採用し、高強度鋼およびアルミニウムの使用を増加し、軽量化を進めた結果、ボンネットフードや左右フロントフェンダー、フロントサスペンションタワー、エンジンサブフレームなどが軽量化され、約55kgの軽量化を達成しました。
G20は、マクファーソンストラットのフロントサスペンションとリヤ・マルチリンクリアサスペンションを備え、衝撃を吸収する油圧ダンピングシステムを備えています。重量配分は、50:50を維持し、新プラットフォームにより、ボディの剛性が50%増加しています。

エクステリア、インテリア

フロントのキドニーグリルと4灯風ヘッドランプ、サイドウインドウ後端のホフマイスター・キンク、L字型のリアコンビランプは、BMWセダンとしてのデザインコンセプトを踏襲しています。フロントガラスは二重ガラスを使用し、Aピラーは断熱材を増加しています。パーキングブレーキは、手動式から電気式へ変更されています。センターモニターは、10.25インチディスプレイとインパネは12.3インチのモニターを装備。オペレーティングシステム7.0( iDrive 7.0) により、音声制御アシスタント機能により、各種機能を制御できます。

先代と比べた変更の特徴

  • 全長の拡大:F30/4645mm→G20/4715mmと70mm拡大
  • 4WD(xDrive)モデルの拡大:F30/320i→G20/320i/M340i
  • MTモデル消滅:F30/320i→G20/無し

オーナーの話題全般

オーナーズルーム掲示板
G20やG21用のアクセサリー、ホイール、マフラー、コーディングや隠しコマンドなどのカスタム、スタッドレス、不具合、値引きなど、日々のオーナーとしての話題全般

オーナーからの投稿写真

G20 PHOTO


BMW G20スペック・サイズ・エンジン

グレード 320i STD 330i Mスポーツ
エンジン 1998cc直噴・直列4気筒ツインスクロールターボ
ハンドル
全長 4715mm
全幅 1825mm
全高 1440mm 1430mm
ホイールベース 2850mm
車両重量 1560kg 1630kg
最高出力 184ps/5000rpm 258ps/5000rpm
最大トルク 30.6kg-m/1350-4000rpm 40.8kg-m/1550-4000rpm
モデル エンジン
型式
馬力 トルク 0-100
km/h
318i B48B20
直4 2.0L
ターボ
115 kW (156 PS)
4,500-6,500 rpm
250 Nm
1,300?4,300rpm
8.4 秒
320i B48B20
直4 2.0L
ターボ
135 kW (184 PS)
5,000-6,500 rpm
300 Nm
1,350?4,000rpm
7.1 秒
330i B48B20
直4 2.0L
ターボ
190 kW (258 PS)
5,000-6,500 rpm
400 Nm
1,550?4,400rpm
5.8 秒
330e B48B20
直4 2.0L
ターボ
185 kW (252 PS) 420 Nm 5.9 秒
M340i B58M30
直6 3.0L
ターボ
285 kW (387 PS)
5,800-6,500 rpm
500 Nm
1,800?5,000rpm
4.4 秒
Alpina B3 S58B30
直6 3.0L
ツインターボ
340 kW (462 PS)
5,500-7,000 rpm
700 Nm
2,500?4,500rpm
3.8 秒

BMW G20セダン、G21ツーリングの歴史

2018/10:パリショーで第7世代となる「3シリーズ」(G20型)デビュー

第6世代目の「3シリーズ」(F30型)からのバトンタッチ。

第7世代となるG20型は、運転支援システムが機能が向上。

運転支援システムのカメラに3眼カメラが採用。長距離用、中距離用、車両周辺監視用と用途が分けられ、3眼カメラとレーダーが組み合わせられることによって長距離かつ広視野での危険予測が可能。
「リバースアシスト」機能は、時速35km以下で走行中に直前の50mの道のりを自動で記録。バック走行を自動自走します。
「BMW インテリジェント パーソナルアシスト」は、AI機能で音声操作による各種コントロールが可能となるもの。
デフォルトでは「OK、BMW」で起動しますが、任意のキーワード設定も可能です。

2019/1:第7世代「3シリーズ」(G20型)セダン発売開始

第7世代となる「3シリーズ」(G20型)セダンを、日本で発売開始。
発売日2019年3月9日、予約開始1月30日

  • BMW3シリーズ(G20)のラインアップと価格(税込み)
  • 320i SE:4,520,000円
  • 320i Standard:5,230,000円
  • 320i M Sport:5,830,000円
  • 330i M Sport:6,320,000円

2019/5:320i PURE ELEGANCE/596.8万円で首都圏限定100台

  • サテン・アルミニウム・サイド・ウインドー・フレーム・モールディング
  • プラス・パッケージ
  • 17インチVスポーク・スタイリング778ホイール 7.5J×17ホイール+225/50R17
  • ハイグロスブラックインテリアトリム/パールクロームハイライト
  • インテリアのアンビエントライト
  • LEDフォグ・ランプ(フロント)
  • コンフォート・パッケージ
  • オートマチックトランク(オープン/クローズ)
  • USB-TYPE-C
  • HiFiスピーカー・システム(205W、10スピーカー)
  • ランバー・サポート(運転席&助手席、電動調節式)
  • ヴァーネスカレザーシート(カラー:モカ)
  • パーキングアシストプラス/3Dビュー、サイドビューカメラ
  • 専用インテリア・バッジ

2019/8:PHVの330eセダンが欧州発売(燃費62.5km/Lを達成)

最大出力184hpのエンジンと最大出力113hpのモーターでPHVシステム全体で、252hpのパワーと42.8kgmのトルクを発生。(先代と同様)。
さらに「エキストラブースト」モードを新たに追加し、一時的に40hpアップの292hpを発生。
0~100km/h加速5.9秒、最高速230km/h。

リチウムイオンバッテリーは10.3kWh(先代比+80%)
EVモード航続距離66km(先代比+50%)
EVモード最高速140km/h、欧州複合モード燃費62.5km/L

2019/9:3シリーズ・ツーリング(G21型)発売

後部のラゲッジスペースは、500L(先代比+5L)。
後席を倒すことで1510L(先代比+10L)。
リヤハッチのガラスドア、オートマチックテールゲートオペレーション標準装備
その他、先進・安全装備はセダンと共通。

M340i xDriveツーリング:ガソリン3L直列6気筒ターボ/387ps
330iツーリングMスポーツ:ガソリン2L直列4気筒ターボ/258ps
320iツーリングMスポーツ:ガソリン2L直列4気筒ターボ/184ps
320d xDriveツーリングMスポーツ:ディーゼル2L直列4気筒ターボ

計7グレード:価格494万円~1005万円

2019/11:特別限定車 Citrine Black Edition(首都圏限定88台)

M sportベースのシトリン・ブラック・エディションが登場
BMW Individualカラーのシトリン・ブラック:カラー
オイスター色:ヴァーネスカ・レザー・シート
アッシュ・グレーブラウン・ファイン・ウッド:インテリア・トリム
シトリン・ブラック・エディションには、ハイライン・パッケージ、コンフォート・パッケージ及びパーキング・アシスト・プラス装備
19インチ M ライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング791M バイ・カラー(ジェット・ブラック)ホイール
・320i Citrine Black Edition:6,290,000円
・320d xDrive Citrine Black Edition:6,760,000円

2019/12:インポートカーオブ・ザ・ヤー(2019-2010)はBMW3シリーズセダンが受賞

総合順位は、一位トヨタRAV4:436点、2位マツダ3:328点で次点、3位3シリーズ:290点。輸入車で最高得点3シリーズがインポートカーオブザヤーを受賞。

2019/12:B3リムジーネ(日本導入40周年記念モデル)

3リットル直列6気筒の直噴ターボは最高出力462ps、最大トルク700Nm
4WD/8速ATは、0-100km/h加速3.8秒。最高速度が303km/h
ボディサイズは、全長4719mm×全幅1827mm×全高1440mm、ホイールベースは2851mm。
価格は1229万円より

2020/8/3:エントリーモデルのセダン「318i」発売

BMW 318iのスペック:価格489万円より
最高出力156ps/4500rpm、最大トルク250Nm/1350-4000rpm
2.0L直列4気筒直噴ターボガソリンエンジン
燃費13.4km/リットル(WLTCモード)

標準装備も充実しています。

  • 高性能3眼カメラ、レーダーによる運転支援システム
  • 60km/hまでステアリングから手を離して走行できる「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」
  • アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
  • レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)
  • レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)
  • セーフティーサポートカー(サポカー)補助金対象モデル認定
  • パーキングアシスタント
  • BMWコネクテッドドライブ

2020/9/17:318iツーリング登場

  • 2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン最高出力156ps、最大トルク250Nm
  • 13.3km/リットル(WLTCモード)
  • ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」
  • アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
  • レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)
  • レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)
  • ステアリング&レーンコントロールアシスト
  • サイドコリジョンプロテクション
  • 衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)
  • クロストラフィックウォーニング
  • サポカー補助金対象モデル
  • 318iツーリング 523万円
  • 318iツーリングMスポーツ 584万円
  • 上記発売に伴い、320iSEツーリング廃止

2020/9:M3セダン(G80)登場

3シリーズのセダンベースにBMW M社がチューニングを施したハイパフォーマンスモデルが登場。
さらにチューニングした「コンペティション」も登場。

バンパーの下端にまで達する大型のキドニーグリルが新鮮
リアには4枚のフィンを備えた大型のディフューザーと4本出しマフラー採用
先代同様、カーボンルーフを装備。
3リッターの直列6気筒ツインターボエンジン
FR+6MTに加え、4WD+8ATも追加

  • ノーマルM3:
  • 全長 全幅 全高:4794×1903×1433mm
  • ホイールベース:2857mm
  • 車両重量:1730kg
  • エンジン形式:直6ツインターボ
  • 排気量:2933cc
  • 駆動方式:FR
  • トランスミッション:6MT
  • 最高出力:480ps/6250rpm
  • 最大トルク:550Nm/2650-6130rpm
  • サスペンション前/後:ストラット/5リンク
  • ブレーキ前/後:Vディスク/Vディスク
  • タイヤサイズ:前275/40ZR18、後285/35ZR19
  • 0-100km/h加速は4.8秒
  • M3コンペティション:
  • 510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpm(4WD/8AT)
  • 0-100km/h加速は3.9秒

六本木のカローラ(BMW E30型)とは?

六本木カローラの概要

六本木のカローラと呼ばれた理由

1986~91年のバブル期に東京都港区六本木という特定地域において、高級外車BMW E30型の発生頻度が、国産大衆車のトヨタ・カローラ並みに見られました。
その情景を表現したものが六本木のカローラとなった理由です。

バブル期のBMWの代表的な車種

1985年のE30デビューと当時のバブル期が重なり、国産車で言えばクラウンやマーク2、ソアラなどのスーパーホワイトのボディカラーのハイソカーが溢れていました。親の車としてだけでなく、ローンで購入した若年層も多かったことでしょう。
そうした車をギャルのナンパ目的に使用したのですが、BMWのナンパ用途としてのポテンシャルは高く、国産ハイソカーの比では無かったようです。価格的にもクラウンのプラス100~200万で購入出来たことから、当時のプチバブル層にも容易に手が出た価格帯だったことです。国産ハイソカーに飽き足らない小金持ち層にウケたのかもしれません。
六本木のジュリアナ東京などのディスコも社会現象的ブームとなり、ディスコ帰りのギャルを狙って、BMW3シリーズ(E30型)のナンパ車の人口密度が他のナンパスポットに比べて、異常に高くなったようです。これは、BMW 3シリーズ(当時のE30)が、東京・六本木という特殊なスポットで、当時の最多売車種・大衆車のトヨタカローラ並みに見られたことから、六本木では普通の車「六本木のカローラ」の形容詞が付く事になったのが背景・由来でもあります。

今のゆとり世代にとっては、なじみの薄いキーワードですが、バブル世代にとっては「六本木のカローラ」の意味は簡単にわかることでしょう。現在、都内ではバブル期よりも高い確率でBMWとすれ違うケースが多く、六本木だけでなくその普及率が向上、一般化したとも言えます。

六本木のカローラとは、BMWのE30型を指す

六本木のカローラとは、ビーエムダブリューのE30型を指します。BMW3シリーズとしては、2代目となるのがBMW E30型です。BMWの主力モデルは4ドアセダンであり、クーペ、カブリオレ、ツーリング、M3というラインナップが完成したのはE30型からです。
クーぺモデルにはM3というスポーツ専用にチューニングされたモデルが存在し、ドイツツーリングカー選手権(DTM)やグループAのレースシーンを席巻したM3は、1991年の生産終了まで約18000台が生産されました。E30型全体としては、約234万台が生産されたヒットモデルです。

コンパクトなボディがもたらす、キビキビしたハンドリングは、E30でしか味わえない。まさに日本の道路事情にはベストマッチのサイズでした。
現在でも中古車市場で程度の良いモデルは高値で取引されているようです。

カローラE9#型、BMW E30型の販売台数

バブル期のカローラ「6代目 E9#型(1987年 – 1991年)」は、最盛期の1990年の年間30万台という販売記録を誇っていました。今のプリウスのように、どこでも見られる車種でした。実際、BMW E30型も販売台数が多かったとは言え、日本では年2万台程度と比較の台数ではありませんが、バブル期と重なり、諸費用込400万円超の車が売れに売れていました。
また、E30はクーペとセダンの両方があり、当時はクーペモデルの人気も高かったのです。

BMW E30とサイズが近いのではなく、台数としての比喩

ボディサイズが近いからという説明をしているサイトもありますが、「カローラのように、どこでも見られる大衆車。という比喩」になります。よって、サイズ感がマークⅡよりもカローラの方が近いから、という説明は誤りです。

カローラE9#型のボディサイズは、全長4195mm、全幅1655mmとE30よりも一回り小さいサイズです。一方、E30は、全長4345mm、全幅1680mmと現在のセグメント基準とした場合、当時のカローラとは別セグメント・カテゴリです。
当時、実際の見た目でも、BMWの醸し出すオーラは、サイズ感の近いカローラよりもマークⅡレベルの車格以上のインパクトがあったのです。(ここが重要)

E30の同じ性能の日本車としては、FR、直列6気筒のマークⅡ以上の当時、ハイソカーと呼ばれたモデルになります。当時のハイソカーは、デジタルメーター、電動格納式ドアミラー、車速感応ドアロックなど、最新の装備を備えていました。
エンジンもDOHC24バルブ、ツインターボなど、エンジン、装備とも圧倒的なハイテク装備を誇る日本車でした。しかし、それでも簡素なBMWをこぞって購入したのは、ボディサイズやハイテク装備ではなく、BMWという外車(左ハンドル)のインパクト、オーラを求めていたのです。
価格的にもカローラの約3倍、マークⅡの約2倍もするE30が売れていたのです。

当時のライバル達との関係

当時の輸入車もメルセデスE190、アウディ80に加えて、ボルボやサーブなどのマイナー系もそれなりの戦闘力があったことは確かです。
ボディサイズが大きな国産クラウンやセドリックよりも、コストパフォーマンス(六本木での特殊用途)に優れており、左ハンドルと豚鼻グリルの人口密度が異常に高かったことがBMW E30が「六本木のカローラ」と形容されたことにも繋がります。現在の3シリーズの方が、当時の流通台数よりも多く、実際の普及率で言えば、現在の方がカローラになっているとも言え、六本木での特殊用途として考えると、ポテンシャルは大幅にダウンしていることは言うまでもありません。

六本木カローラとバブル経済

バブル時代、バブル期とは何か?。当時の六本木カローラを取り巻く時代背景やバブル期の自動車業界、六本木に関連する事情を解説します。

バブル期、バブル時代

1986年12月から1991年2月までの間に、日本における資産価格の上昇と好景気によって起こった一連の社会現象を指します。バブル期や平成景気、昭和・平成バブルなとども呼ばれる。土地購入者、株価の上昇などが代表的な事例で、高級車・外車ブームもその流れです。

ハイソカーブームって何

ハイソサエティカー(High society car)和製英語の略語であり、上流階級層をターゲットとした車種を指します。1981年のソアラ2800GTの登場を機に自動車に対する高性能と高級化路線に火が付きます。バブル景気の余裕と共に、日本車としても量から質へ、ユーザー嗜好が変化した時期でもあります。

トヨタクラウンやマーク2の三兄弟(クレスタ、チェイサー)のスーパーホワイトのボディカラーにダークレッドの内装が爆発的な人気を博します。
バブル期の中期では、このハイソカーブームにより、若者がカローラ、コロナ、マーク2、クラウンという段階的なステップアップを飛び越えて、いきなりクラウンに乗る現状もありました。トヨタの2000ccのDOHC24VAUVEに加えて、ツインターボを積んだ1G-GTEUエンジン搭載車も人気となりました。
TWINCAM24やGT-TWINTURBOのエンブレム、デジタルメーター、車速感応集中ドアロック、電動格納式ドアミラー、モケットシートも象徴的な装備でした。

いつかはクラウンって何

1983年(昭和58年)の7代目クラウン(MS120型)のCMコピーにて登場したキャッチフレーズです。
トヨタカローラの次の乗換え車として、コロナ、カリーナに乗り換え、次は、マーク2、クレスタ、チェイサーに乗り換え、最終的にはクラウンに乗り換えることを指します。ヒエラルキー(階層構造)としての成功体験とバブル期の上昇志向、経済発展をマーケティングとして表現したCMになります。CMは石坂浩二氏を起用していました。それも、クラウンの上位クラスとしてセルシオ(LS400)やクラウン・マジェスタが登場したあたりから、「いつかはクラウン」フレーズが崩壊していきます。

シーマ現象って何

500万を超えるセダンがバカ売れしたバブル期末期を象徴するキーワードとして「六本木カローラ」に近い存在感があります。バブル期の末期である1990年に登場したY31初代シーマ。セドリック、グロリアをベースモデルとして、丸みを帯びたボディは、クラウンとは異なる優雅さがありました。

255psを達成した3リッターV型6気筒DOHCシングルターボエンジン(VG30DET)は、トヨタのハイソカーセダンを完全に蹴散らすだけのパワーを誇っていました。
まさに柔らかいリヤサスがフルボトムし、フロントアップしながら走るシーンは、信号グランプリでも若造のスポーツカーに負けない直線番長も人気の理由でした。
当時は当たり前だったセンターピラーレスのハードトップと「セドグロよりも低い車高」も人気の理由でした。また、絶壁インパネ全盛の日産車の中でも丸みを帯びたインパネもシーマの存在感を際立たせていました。

これは、トヨタ・ハイソカー全盛の中で、スーパーホワイト、四角い立派なボディを避けて、周りとは一味違う高級セダンを求めた層が多かったというです。
これもバブル期がもたらした趣味趣向の多様性の現れでしょうか。
そのシーマ人気もバブル崩壊と共に2代目に継承されずに終わってしまいました。

アッシー君、御用達のパフォーマンスカー

「アッシー君」というキーワードにも、触れておく必要があるでしょう。
バブル期以降、女性の送り迎え用途として、便利に使われた送迎車を運転する運転手をアッシー君と呼びました。某女子大、短大の校門前には、アッシー君の高級車がズラリと並ぶ光景が見られたようです。
本命君は別におり、アッシー君は、送迎用途に使われるケースも多かったのですが、本命にジャンプアップ出来る可能性を求め、自発的なアッシー君を演じたのでしょう。そのようなアッシー君用途としても「六本木のカローラ」の戦闘力は高かったはずですが、本命君のトヨタカローラ1.5SEサルーンを凌駕するポテンシャルがあったかどうか・・・は定かではありません。

「赤坂サニー」よりも「子ベンツ」の方が有名

「コベンツ」と呼ばれたのはメルセデス190E(W201型)です。
車体の大きさは日本の5ナンバーサイズに収まり、上位モデル同様に質実剛健な設計がなされており、安全性能も見劣りしませんが、見かけが小ぶりな子ベンツでした。

現在のCクラスの先代モデルでもあり、1982年から1993年まで生産されたモデルです。(写真の右が190E)
主力のS/Eクラスに比べ、小粒感が「子ベンツ」と呼ばれました。
国産や欧州モデルと比べても十分高級なのであるが、ベンツとしては小粒感が漂ってしまうため、当時の六本木カローラを凌駕する力はありません。
別名「赤坂サニー」とも呼ばれますが、一般的な知名度は「子ベンツ」の方がメジャーでしょう。ネット上では同格に扱うケースがあるようですが、過去資料での登場頻度は少ないようです。

当時、カローラに対するライバル車の日産サニーを形容しましたが、実際の価格やステータス度では子ベンツの方が上です。しかし「赤坂」という場所や「サニー」と形容されたことで「六本木カローラ」に劣ることが、当時の実力を物語っています。

「三河ベンツ」に「広島ベンツ」

参考までに、バブル期を前後して、六本木以外で形容された名前を挙げます。
「三河ベンツ」(初代ソアラ初期型1981年-1986年)
トヨタの本拠地となる愛知県東部地域(三河)におけるトップモデルのソアラをベンツと形容したものです。

「広島ベンツ」(ルーチェHC型1986年-1995年)
ずばり、ベンツグリルにソックリであり、マツダの本拠地広島におけるルーチェをベンツと形容したものです。

当時のトヨタカローラ(1987)


バブル真っ盛りのトヨタカローラは、6代目となります。(FFとしては2代目)
搭載エンジンは、ハイメカツインカムという4A-F型1587cc直4DOHC16V(91ps)をとし、リアサスペンションには5リンク式リジッド。
4WDも新たに設定し、とくに降雪地などで販売台数を伸ばしていきます。
1989年5月になるとマイナーチェンジを行い、内外装のアレンジを変更するとともに、主力エンジンの1.5LをすべてEFI仕様にグレードアップする。

バブル期に見合ったクラスを超えるハイクオリティ車に発展した6代目カローラは、モデル末期の1990年では車名別年間新車販売台数で、歴代最高の30万8台を記録。2010年に同じトヨタ・ブランドのプリウスに抜かれるまで、年間新車販売台数の最多となります。まさに六本木のカローラの栄冠とベース車両となる「6代目カローラ」は、歴代カローラの中でも最高の盛り上がりを見せたのでした。

スーパーホワイトのボディに赤茶の内装はトヨタの最量販車種に相応しいクオリティを兼ね備えていました。六本木だけでなく東京、日本のセダンといえばカローラであったと言えます。

時期を同じく、シーマ現象やF1チームの買収。スーパーカーやロールスロイスの生産台数の1/3が日本で売れるなど車社会もバブルを謳歌した時代でもありました。

現在の六本木カローラ、どうなの

高級車が多い状況は変わらず、3シリーズの占める割合は減っているかもしれません。当時の販売台数から比べると現在の方が多くなっており、どこでも見かける光景なのです。都内の流通台数も1980~90年代に比べて圧倒的に多いでしょう。
それは、六本木だけ流通台数の多かったカローラ現象が、都内・都心部まで拡大しています。

バブル層だけに広まった「3シリーズの六本木カローラ」現象が、趣味や自動車志向の多様化により、中間所得層にも広まったことを意味しています。

六本木カローラのまとめ

バブル期を謳歌した世代でないと、当時のバブリーな状況は理解できないかもしれません。まだ、外車が珍しかった時代に、六本木という限られた地区で、一般的な大衆車のように当たり前に見られたBMW E30型。
この比喩は、当時のバブル期、バブリーな状況を形容する代名詞となっています。
現時点では、当時よりも販売台数が多い状況ですが、それだけ高額な欧州車に抵抗なく所有できる環境となったと言えます。
当時は、左ハンドルが主流でしたが、現在は、右ハンドルの主流となっていることも環境変化の現れです。この点でも日本市場全体が、六本木カローラ化したと言えるのではないでしょうか。