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BMWに合うホイールの選び方、ノウハウ

メンテナンス
BMファン君
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BMWのドレスアップとして、アルミホイールを変える方が多いと思います。
ノーマル車に対して差をつけるアルミホイールの選び方を解説します。

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市販モデルの装着ホイールから選ぶ

グレードで選ぶ

グレード毎に装着ホイールのタイプが異なります。ボディのエアロ形状と合わせて、好みのホイールが装着されたグレードを選びましょう。

  • EXCLUCIVE:ラグジャリーなスポーク形状のホイールタイプが多いです。
  • M-Sport:スポーティかつエアロダイナミクスな形状のホイールタイプが多いです。
  • Mモデル:オプションで用意されている大径ホイールが標準装着されています。

オプション設定のホイールから選ぶ

上記の標準仕様が好みでない場合は、BMW純正オプション(カタログ参照)から選びます。
インディビデュアル、Mパフォーマンス、アルピナなども取り寄せ装着可能ですので、購入時にご相談ください。ホイールとタイヤ代の追加費用が発生します。

社外品ホイールから選ぶ

後述するBMW車装着を考慮した、BMW向けホイールが市販されています。
BMW純正とは、一味違うデザインや大径ホイールが選べます。
こちらは、社外品販売店、チューニングショップなどにご相談ください。

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センターボア、ハブボアとは

  • センターボア(ハブ径)とも呼びます。
  • ホイールの中心にある穴の直径を指します。
  • アルミホイールであれば、裏側から見るか、中心にあるキャップを外すことで確認可能です。
  • BMWのセンターボア / ハブボア: 66.6 mm

ボルトパターン、PCDとは

  • ボルトパターン、別名PCDとも呼びます。
  • ホイールの各ボルト穴の中心線を結んで描かれる円の直径を指します。
  • BMWのボルトパターン (PCD): 5つのボルト穴の円の直径、PCD=112mm

ホイールスレッドサイズとは

  • ホイールナットの穴の大きさ(ネジ径)を指します。
  • ホイールスレッドサイズ:M14の表記、14mm
  • ねじ山ピッチ:P1.25、1.25の表記、1.25mm
  • BMWのホイールスレッドサイズ:M14 × P1.25

インチアップ、インチダウン

基本的にオプションカタログで装着可能とされるサイズがお勧めです。
その範囲であれば、1インチ、2インチアップのホイールサイズアップが可能となります。
スタッドレスタイヤ装着用にインチダウンを検討される方もいますが、あまり推奨しません。
ノーマルと同一サイズでのスタッドレス装着ホイールを探すことをお勧めします。

BMWに合うホイールの選び方 — よくあるQ&A

BMWのホイール選びでよくある質問とその回答をまとめました。純正感を残したい方、ドレスアップを狙う方、走り重視の方それぞれに役立つ基礎知識と注意点をQ&A形式で分かりやすく解説します。

基本編

Q1: BMWに合うホイールサイズはどう選べばいいですか?
A: まずは車検証に記載された「推奨サイズ」と純正ホイールのサイズを基準にします。インチアップすると見た目は良くなりますが、乗り心地やタイヤ価格、速度表示の誤差、インチに応じたタイヤ扁平率のバランスに注意が必要です。一般的には+1〜2インチが無難です。
Q2: オフセット(ET/offset)って何?どの数値が合う?
A: オフセットはホイールの取り付け面と中心面の位置関係を示します。数値が大きい(高オフセット)ほどホイールは内側へ入ります。BMWは車種によって基準が異なるため、純正と同等のオフセットを基本に、フェンダークリアランスやサスペンション干渉を確認して±数mmの範囲で調整します。スペーサーで無理に外側へ出すとハブやベアリングへ負担が増えます。
Q3: ボルトパターン(PCD)はどう確認すればいい?
A: 車のボルト数(例:5穴)とピッチ(例:120mm)を合わせる必要があります。BMWはモデルによってPCDが異なるので、購入前に必ず確認してください。アダプターを使う方法もありますが、安全性や強度を考慮して正しいマッチングが最善です。
Q4: ハブ径(センターホール)って重要?
A: ハブ径はセンター合わせに重要です。BMWはメーカーごとにハブ径が大きめのことが多いので、ハブセントリックリングで合わせるか、ハブ径適合のホイールを選びましょう。ハブ不適合だと振れやナットの偏摩耗を招きます。

性能・安全編

Q5: 強度はどう選ぶべき?鍛造と鋳造の違いは?
A: 鍛造(フォージド)は軽くて強いが高価、鋳造(キャスト)はコストが低く種類が豊富です。走行性能や軽量化を重視するなら鍛造、見た目重視やコスト重視なら鋳造でも十分な選択肢が多いです。補強や検査基準(JWL/VIA等)を満たしているか確認しましょう。
Q6: ロードインデックスや耐荷重はどう見る?
A: ホイールとタイヤの組合せで車重を支えられるかが重要です。ホイールの最大負荷(kg)を確認し、車両総重量や積載を考慮してください。特に大型のSUVや荷物を積むことが多い方は耐荷重に余裕のあるホイールを選びます。
Q7: タイヤとの相性はどう考える?扁平率の影響は?
A: インチアップ時は扁平率を下げるためゴム厚が薄くなり乗り心地が硬くなります。パターンやコンパウンドで乗り味や静粛性が変わるので、街乗り中心かスポーツ走行かでタイヤ銘柄を選びましょう。ロードインデックスは車両指定以上を選びます。

見た目・フィッティング編

Q8: ホイールの幅(J幅)はどう決める?
A: ホイール幅はタイヤの適正サイズ範囲に合わせます。幅を広げるとトレッドが広がり見た目が良くなりますが、フェンダー干渉やインナーへの影響、車検基準(はみ出し)を考慮してください。フェンダー加工やローダウンとの組合せも検討が必要です。
Q9: 色・仕上げ(マット、ブラッシュド、グロス等)の選び方は?
A: ボディカラーとのコントラストを考えて選ぶとまとまりが良くなります。黒系は引き締め効果、シルバー系は純正感が強く、ガンメタやブロンズはスポーティな印象。耐キズ性や塩害(冬季の塩カル)を考慮して耐腐食処理のある仕上げがおすすめです。
Q10: 深リム・コンケーブはBMWに合う?
A: デザイン的にマッチするモデルも多いですが、フェンダークリアランスやオフセット、ブレーキの干渉をチェック。大口径+深リムは見た目重視のため、実用性(乗り心地や段差への強度)を許容できるか判断してください。

法規・整備・実務編

Q11: ホイール交換で車検に影響しますか?
A: 基本的に保安基準(はみ出し、車高、速度メーターの誤差範囲、ブレーキ性能など)を満たしていれば合格します。事前に陸運局や車検場、整備工場で相談しましょう。鋭利な突出や違法改造はNGです。
Q12: ホイールナットは純正のままでいい?トルク管理は?
A: 純正ナットが適合する場合は使用可能。アルミや特殊形状のホイールには専用ナットが必要なことがあります。締付けトルクはメーカー指定値で確実に行い、走行後の増し締め(100〜200km目安)は推奨されます。
Q13: TPMS(空気圧センサー)はどう扱う?
A: BMWはTPMS装備が多いため、純正互換のセンサーを移植するか、新品センサーを購入します。センサーの互換性とプログラミング(再学習)が必要です。タイヤ交換時に一緒に整備しましょう。
Q14: スペーサーを使って外に出すのは安全?
A: 適切な厚さ・強度のハブセンタリングされたスペーサーを使用すれば可能ですが、ベアリングへ負担が増すため多用は避けるべきです。車検や保安基準に抵触する場合もあるので注意してください。

実用的なチェックリスト & よくある注意点

購入前チェック(最低限)

  • 車種・年式に合うPCD/ボルト数を確認
  • 純正オフセットと比較して干渉がないか確認
  • ハブ径(センター穴)を合わせるかリングを用意
  • タイヤの適合幅とロードインデックスを確認
  • ブレーキキャリパーのクリアランス確認(特に大口径)
モデル例 よく使われるホイール径 オフセット目安(ET)
3シリーズ(セダン) 17″〜19″ ET30〜45
5シリーズ 18″〜20″ ET28〜45
Xシリーズ(SUV) 18″〜21″ ET20〜40

まとめ

BMWのホイール選びは「サイズ・オフセット・PCD・強度・タイヤ適合」を中心に考えることが重要です。見た目だけで選ぶと走行安全性や車検で問題が出ることがあるため、純正仕様を基準にしつつ専門店か整備工場で最終チェックを受けることをおすすめします。