E90が1800ミリに車幅を抑えた意気込み

(Last Updated On: 2017年10月29日)

E90発売前、E90のスペックがWeb上にリークした。車幅は、なんと1817ミリ・・・。3シリーズユーザーから驚きの声が上がる。
一方、輸入車専門誌では、1800ミリを肯定するようなメーカー擁護のコメントが目立った。トレッドの拡大による安定性、コーナリング性能アップなど、結果的に当り前なコメントも見受けられた。
3シリーズが、なぜ日本で人気のあるモデルなのか、本質的なことが全くわかっていないし、歴史的背景も理解していない。ユーザーが望んでいることすら、判っていないのである。雑誌編集者だか、自動車評論家だか知らないが、メーカーや雑誌にこびる・・・ユーザー無視の姿勢に閉口した。
発売前からHPでも雑誌コメントを全否定するコメントを書いた。
アンケートも設置した。
やはり、旧オーナーからは、1800ミリ超を否定する意見が多数を占めた。
肯定意見は、E90オーナーからのものだった。
E90オーナーアンケートの中でも、車幅に気を使うという意見も見られた。
客観的に見ても、コンパクトセダンと1800ミリ超の車幅とはリンクしない。
それは、クラウンやフーガなどの上級?サルーンを見ればあきらかである。
勿論、日本でも狭い道を使わないユーザーにとっては無関係の話でもあり、価格据置でのサイズアップは、お買い得感もある。実際、新型アウディのA4は、違和感のある大きさでもある。
しかし、旧ユーザーは、抵抗感を示しつつ、ガマンして乗るしかないのだ。
ライバルのメルセデスCクラスは、フルチェンで1800ミリ以下に抑えてきた。日本市場を見据えた設定ではないが、マイナーチェンジとしては、妥当なサイズアップである。日本車では、アコードがいきなり巨大化した。格上のスカイラインクラスをターゲットとしたフルチェンジのようである。4発エンジンとのギャップが、ハリボテのようで、違和感がある。
発売後、E90の車幅に対する違和感の声がWeb上に広がり、雑誌のコメントも影響されてか、やや否定的なコメントが増えてきた。ユーザーの不満が広がったカタチだ。販売台数的に車幅が影響を与えているわけでは無かった。
しかし、不満の声は、メーカーを動かした。
そして、E90のマイナーチェンジで、1800ミリに抑えた車幅をアピールポイントとして全面に押し出してきた。今までにない、BMWジャパンの姿勢である。たとえ、ドアハンドル部分の変更でも、インポーターのやる気を感じた。
一方、雑誌インプレ(特に1800ミリ肯定派の某雑誌インプレ)は、負け惜しみ全開のコメントが笑いを誘う。
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・微妙だが、意義のある変更。
・出っ張った部分はハンドルであり、クーペは1780ミリに過ぎない。
・ドアハンドルの形状変更で、ハンドルとボディが狭くなったことにより・・・。
・日本ではベストセラーカーの地位を保つが世界市場では3%に過ぎない。
・そんな小さな市場の要求に応えてドアハンドルを変更した。
・車幅が、現行モデルを買わない理由ではない。
・日本市場にかける意気込みは、・・・。
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自動車評論家のコメントも、最近ではメーカー万歳のコメントから、好き・嫌い、メリット・デメリットをハッキリ書くなど、意思表示を全面に出すコメントも増えてきた。ある意味、全てがメーカー万歳のインプレは古典的なのかもしれない。
景気後退により、自動車販売も多大な影響を受けている中で、ユーザーの声は、無視できない。そのような状況では、メーカー万歳のインプレなど、ユーザー軽視の論調は許されないのだ。
高級車がバカ売れした時代は、過去のものとなり、エコカーだけが生き残るとは、ならないと思うが、
ディーラー接客以外での満足度もアップさせていく必要があるだろう。
ユーロ安なのに高い車両価格、高い整備・部品料金、新しいのに使えないナビ、中途半端な右ハンドル車など数えればキリが無いほど、不満の声も多いのである。
改革の流れは、始まった?ばかりだが、今後のジャパンに期待したい。


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