BMWを元気にするバッテリー交換時期とは?

(Last Updated On: 2018年5月12日)

最近のBMW車は電子機器を多数搭載しており、大型の大容量バッテリーの管理は非常に重要となってきました。
2010年以降のFxxのモデル形式モデルより、エンジンのアイドリングストップ機能が搭載されるようになり、バッテリーの負荷も非常に高まっています。

メンテナンスフリーの高性能AGM方式バッテリー(高価)

AGMバッテリーの特徴

バッテリーは、電解液として希硫酸(液体)が入っており、ドライバッテリーやシールドバッテリーと呼ばれるものです。

  • スポンジ状のマット(グラスマット)にしみ込ませたもの(AGM式)
  • ゲル状物質に置き換えたりして(ゲル式)

AGMバッテリーのメリット

密封されているため、従来型バッテリーのように液漏れや蒸発による補充が不要です。
縦横の搭載自由度が増しており、放電力の増大、長寿命、電解液の補充が不要、幅広い温度特性など、バッテリーの性能や使い勝手や耐久性が大幅に向上します。
各社は、性能向上の研究開発を進めており、その信頼性は年々向上しています。
日本ではAGMバッテリーという総称が一般的ですが、VRLAと呼ぶこともあります。

バッテリーの交換時期とは(AGM)

アイドリングストップ機能が付いている車は、100%AGMバッテリーとなっています。
従来は、2、3年と言われたバッテリー寿命(車検毎の交換)でしたが、AGMバッテリーへの移行後は、交換寿命が大きく伸びています。
交換時期は、5年を目安としましょう。

交換のチェックポイント(AGM)

以下のチェック項目に該当した場合は、早めの交換をお勧めします。

  • 新車から5年経過した。
  • 前回交換から5年経過した。
  • ヘッドライトが、なんとなく暗くなった。
  • エンジンの掛かり、セルモーターの回りが悪くなった。
  • バッテリー充電の警告ランプが点灯した。(過去2回以上)
  • 過去に1度バッテリーを上げて始動不可となった。
  • ディーラーから交換を推奨された。(充電状態62%以下、比重1.22)この項目を確認しましょう。
  • 寒い冬の時期、早朝などで掛かりが悪い。

交換費用(AGM以外)

1、3シリーズで現状しているサイズによります。

  • 部品、工賃込み(ディーラー)
  • 約6~8万

5、7シリーズで現状しているサイズによります。

  • 部品、工賃込み(ディーラー)
  • 約7~10万

交換後の設定

AGMバッテリーは、充電に伴う各種情報が記録されており、新品交換後にコンピュータ設定を更新する必要があります。
ディーラー等で、コンピュータへの設定を行いましょう。
各種車両情報やバッテリーの状態により、新品に交換したという情報を書き換える必要があるためです。

通常のバッテリー(安価)

アイドリングストップの無い車両、またはExx形式のものは、2,3年毎に交換するのが無難です。
量販店でも劣化品や粗悪品では1年程度で寿命を迎えるものがあります。
7シリーズなどの大量電力消費車両では、AGMバッテリー搭載の車種もあり、5年程度持つものがあります。
AGM以外の車種を想定して、以下の

交換のチェックポイント(AGM以外)

  • 前回交換から2,3年経過した。
  • ヘッドライトが、なんとなく暗くなった。
  • エンジンの掛かり、セルモーターの回りが悪くなった。
  • バッテリー充電の警告ランプが点灯した。(過去2回以上)
  • 過去に1度バッテリーを上げて始動不可となった。
  • ディーラーから交換を推奨された。(充電状態62%以下、比重1.22)この項目を確認しましょう。
  • 寒い冬の時期、早朝などで掛かりが悪い。

交換費用(AGM以外)

1、3シリーズで現状しているサイズ(AH)によります。

  • 部品、工賃込み(ディーラー)
  • 約2.5万(55AH)
  • 約3.5万(70AH)
  • 約4.5万(90AH)

5、7シリーズで現状しているサイズ(AH)によります。

  • 部品、工賃込み(ディーラー)
  • 約5.0万(70AH)
  • 約5.5万(90AH)

バッテリー充電の警告メッセージが出た場合

寿命として弱っているケースと、使用状況により一時的に弱ったケースがあります。

例えば、寒い夜間に大雨となり、ワイパーやエアコン、ライトをフルに使用した場合は、バッテリーの充電が追い付かずに過放電となっています。
さらに気温が下がった翌朝などは、バッテリーが弱り「バッテリー充電」のメッセージ表示が出る場合があります。
そうならない為には、多くの電装品を使った走行後などは、5分程度のアイドリング(バッテリーへ充電)を行ってからエンジン停止しましょう。

気温が1度下がる毎に、バッテリー性能が1%下がるといわれており、外気温もバッテリーにはシビアな状況になります。
外気温20度を100%の性能とすると、冬の0度は80%まで性能が落ちる事を予備知識として頭に入れておきましょう。

「バッテリー充電」のメッセージ表示でてもエンジンが掛かれば、若干弱っているレベルなので、電力消費を避けて充電を心がけましょう。
エンジンが掛からない状態であれば、他車とブースターケーブルを繋いでの対応(ジャンプスタート)が必要となります。
近隣の車へ助けを求めるか、JAFやロードサービスの助けが必要となるでしょう。

最近のモバイルバッテリーの高性能化に伴い、ジャンプスターターなる製品も売られいます。
バッテリー交換をしたいが時間がない場合は、このような製品を通販で購入して予備として持っておくのも安心です。

バッテリーのジャンプスタートの方法

ジャンプスタート(ジャンピングスタート)の方法を解説します。
バッテリーが上がってしまった場合、セルモーターが回らずにエンジンが始動できません。
そのような状態の場合は、他車の電力を補充して再始動させます。

自車(バッテリー上がり)、他車(正常)の例。
1.自車のボンネット内で、赤いプラスチックカバーのプラス端子接続部分を探す
2.ブースターケーブルの赤いクリップを1.に繋ぎます。
3.他車の赤いプラスチックカバーのプラス端子接続部分を探します。
4.ブースターケーブルの赤いクリップを3.に繋ぎます。
5.自車のエンジン部分、またはボディの黒いプラスチックカバーのマイナス端子接続部分を探す
6.ブースターケーブルの黒いクリップを5.に繋ぎます。
7.他車のエンジン部分、またはボディの黒いプラスチックカバーのマイナス端子接続部分を探す
8.ブースターケーブルの赤いクリップを7.に繋ぎます。
9.他車のエンジンを2,3分かけたまま充電します。
10.自車のエンジンスタート。

JISとDINのアンペア(AH)規格表記の違い

一定の時間内対する放電容量を表した単位です。
AH(アンペア・アワー)やHRはアワー(時間)を指します。

  • JIS規格のバッテリーは、5時間率(5HR)で表記しています。
  • DIN規格のバッテリーは、20時間率(20HR)で表記しています。

DIN規格(ドイツ工業規格)では、満充電から1/20(5%)の電流を10.5Vになるまで放電する場合の時間と積を表しています。
基本的に欧州車用バッテリーは20時間率で単位はAh(アンペア アワー)で表していますので、80Ah や80A/20HR等の表記になっています。

BMW向けバッテリーは、基本DIN規格表記なので、あまり注意する必要はありませんが、換算式は下記になります。

  • 5時間率>20時間率へ変換:60Aバッテリー>約75A(125%へ)
  • 20時間率>5時間率へ変換:80Aバッテリー>約64A(80%へ)

ディーラー以外でバッテリーを交換して交換費用を抑える方法

ディーラーでの部品代や交換工賃は非常に高いと感じる方が多いようです。
最近のアイドリングストップ対応車種では6万円を超えてきます。
大型タイプでは10万円近い金額になります。

量販店や通販、DIYでは費用を半分から3分の1程度に抑える事が可能です。
ボッシュ製やバルタ製で自車と同じサイズを購入して対応します。
バッテリー交換時にバックアップしなくても、車両のメモリーが消えることはありません。

コンピュータへの書き換えが必要となりますので、直近の点検時などでバッテリーを交換した旨を伝えて対応をお願いしましょう。

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