BMファン君
愛車のワイパーで「ビビリ」音が発生していて、気になっている方も多いようです。オーナー皆さんのご意見を参考に解消方法を解説します。
ワイパーとガラスが擦れて音が発生する原因
ワイパーのゴムとガラスの水滴のふき取りがスムーズにいかず、ガラスにワイパーが引っかかったり
して、異音が発生するのが原因です。これを「ビビリ」音と呼んでいます。
ビビリ音の発生原因と理由
- ガラス上の汚れや油分により、摩擦係数が異なる部分が発生
- ガラスコーティング・撥水材の塗りムラで、ガラス表面の滑り易さが部分的に異なる状況
- ガラス上の傷(これは、ケミカルグッツやワイパーゴム交換では解消しません)
- ワイパーゴムの劣化、汚れ(交換が必要)
- ワイパー可動ギヤの劣化、可動スピードのムラ(ワイパー可動部の交換が必要)
まずは、ガラス上の摩擦係数を均等にする
- ガラスクリーナーで汚れや油分を取り除く
- ガラコやガラスコーティングの塗りムラを全て取り除き、全く撥水しない状況を作ります。
- この状態でワイパーを動かし、引っ掛かりや異音の発生有無を確認します。
- 上記でNGな場合は、ケミカルグッツやワイパーゴム交換を検討します。
ケミカルグッツを利用して解消する
カー用品店には、ワイパーのビビリ音を解消するグッツが市販されています。これらの中からユーザーの支持の多い製品を順番にご紹介します。
製品名:SOFT99 ソフト99 99工房 ワイパービビリ止め
- 本製品は、ワイパーのブレードゴムに塗り込むものです。
- ゴムのキズを埋め、ビビりを止め、拭き残しも減ります。
製品名:キイロビン ゴールド
- 本製品は、過去のガラスコーティングのムラ、汚れ、油分を除去するものです。
- がんこな油膜・被膜・ガラスコートを従来品の約2倍のスピードで除去
- 窓ガラスのコーティング施工の前処理にも最適です。
撥水ワイパーへ交換する
BOSCH 輸入車用 フラットワイパーブレード エアロツイン
ドイツ車にも幅広く対応するボッシュ製のワイパーゴムです。
ワイパーゴムの交換であれば、DIYで十分実施できるでしょう。
パワー撥水ワイパーブレード 輸入車用 ガラコワイパー
国産車と比較しワイパー圧が高く設計されている輸入車でも、ワイパーするだけでガラコの強力な撥水効果を発揮し、クリアな視界を実現します。デザイン性に優れたエアロデザインワイパーの特長と、あらゆるガラス面にフィットし安定した払拭性能を発揮するトーナメントワイパーの特長を併せ持つ独自フォルムのデザインワイパーブレードです。様々な輸入車のアーム先端の形状に合わせて選べる6種類のアダプターを予めセットし幅広い車種に対応しています。
ワイパー交換の各種メンテナンス
ワイパーを立てて交換する方法
最新BMWは、セミコンシールドワイパー(未稼働時はボンネットに隠れるタイプ)の車種がほとんどであり、未稼働時にワイパーを立てることが難しく(エンジンフードに接触する)なっています。
操作手順
- フロントのガラスの汚れをふき取ります。
- エンジンスタートボタンで、アクセサリーオン
- ワイパーレバーを上に押した状態で、約3秒ホールド(保持)した操作を行います。
- ワイパーが稼働し、ほぼ垂直の位置で静止し後、レバーを離します。
- ワイパーを立てる操作が可能となります。
- ワイパーゴムを交換します。
ワイパーを立てた状態から、ワイパーを戻す際、衝撃でガラスが割れる恐れがありますので、取り扱いに注意が必要です。
ワイパー交換の手順
- ワイパーを立てた状態とする。
- ワイパーゴムと稼働部の付け根部分に「ギザギザ」のすべり止めグリップ・レバーを確認
- グリップ・レバーを両側から押して、古いワイパーを引き抜く
- 新ワイパーのグリップ・レバーを両側から押して、はめこむ
ゴム未装着の状態でガラスに接触するとガラスが割れる恐れがありますので、1本づつ交換を実施しましょう。
交換方法の手順(ビデオ)
まとめ
水滴を流すだけなら
ガラコなどの撥水グッツが便利ですが、ビビリ音が発生する原因にもなります。
ビビり音の解消が目的なら
- 原点に立ち返りガラス上の汚れを綺麗に取り除く
- 油膜や撥水効果用に塗布されたコーティング膜をケミカルグッツで除去します。
- 基本機能(素のガラスと新品ワイパーゴム)により、ビビり音が解消する事を確認する流れがポイントです。