BMWのE30関連情報。2代目3シリーズの歴史やスペック・サイズ・エンジン情報を整理しました。
セダン、ツーリング、クーペ、カブリオレのボディラインナップがあり、318i 320i 325i M3のグレード設定となっていました。
BMW E30の概要
コンパクトセダンの3シリーズとしては、2代目となるE30型です。主力は4ドアセダンです。
4ドアセダン、ツーリング、2ドアクーペ、カブリオレ、M3というラインナップが完成したのはE30型からです。
1980~1990年代のバブル絶頂期と重なり「六本木のカローラ」という別名を持つほど、国内でもヒットした象徴的なモデルです。国産車から欧州車への入門モデルとして手頃なボディサイズとステータスが人気になったとも言えます。コンパクトなボディがもたらす、キビキビしたハンドリングは、E30でしか味わえない。まさに日本の道路事情にはベストマッチのサイズでした。
欧州では、Dセグメントと呼ばれるコンパクトセダンのジャンルに属しています。E30のシャーシはZ3ロードスター(E36/7/8)のベースシャーシにもなっています。BMW 1500型で登場し、BMW成長のキッカケともなったセミトレーリングアームのリヤサスは、この型で最後となりました。
E30としては約234万台が生産されたヒットモデルです。
ボディサイズ
- 全長、全幅、全高:4325mm x 1645mm x 1380mm
- ホイールベース:2570mm
- 現在の基準では、Cセグメント(全長4300mm-4500mm)の範囲になります。
M3・グループAツーリングカー
ドイツツーリングカー選手権(DTM)やグループAのレースシーンを席巻した初代M3です。
数年でこのBMW 3シリーズ史上最もスポーティなバージョンは、ツーリング・カー・レースの世界でタイトルを総なめにしたのです。こうして、レーストラックでもレジェンドとしての地位が確立されました。
- 1986年当時、中型車で出力195 psを達成するのは画期的
- レース用認定台数の、5,000台の販売台数を早期に達成
- 1991年の生産終了まで約18,000台が生産
M3スポーツエボリューション
M3の中でも、わずか600台の限定生産モデルである。日本に未導入のモデルもあるが、並行輸入で数多くのモデルが輸入されています。カブリオレ、ツーリングは日本未導入であるが、いずれも並行輸入により、わずかに日本でも流通している。
ハルトゲ仕様
アルピナやシュニッツアーと並んで、ハルトゲによるチューニングコンプリートカーも多く流通していたのがE30型です。(H18/H26など)
3シリーズ E30の歴史
日付 | 内容 |
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1991 | 世代交代1991年、3代目の3シリーズ(BMW E36)にバトンタッチ
最終的なラインナップは以下の通り。
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1990/09 |
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1989/09 |
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1989/07 |
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1989/01 |
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1983 |
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E30のスペック・サイズ・エンジン
E30-325i sport(1998)主要諸元
全長、全幅、全高 | 4325x1645x1380 |
ホイールベース | 2570 |
最小回転半径 | -.-m |
トレッド | F—/R—- |
車両重量 | 1250kg |
エンジン | 直列6気筒SOHC/2493cc 170ps/5800rpm 22.6kgm/4300rpm |
燃料タンク | –L |
操舵装置 | ラック&ピニオンパワー |
トランスミッション | 4AT |
サスペンション | Fストラット/Rセミトレーリングアーム |
ブレーキ | Fディスク/Rドラム |
アルミ/タイヤ | 195/65R14 |
10・15モード燃費 | — |
最高速・0-100キロ | —/— |
価格 | 508万円 |
E30-M3スペック・主要諸元
モデル仕様 | M3 (EU仕様) 1986~88 |
M3 (日本仕様) 1987 |
M3 (日本仕様) 1988~91 |
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車両スペック | |||
全長×全幅×全高mm | 4345×1680×1365 | ||
ホイールベースmm | 2560 | ||
トレッドF/Rmm | 1410/1435 | ||
車両重量kg | 1200 | ||
エンジン | |||
型式 | 直列4気筒DOHC16バルブ(S14型2.3L直列4気筒) | ||
ボア×ストロークmm | 93.4×84 | ||
排気量cc | 2302 | ||
燃料供給装置 | DME | ||
圧縮比 | 10.5:1 | ||
最高出力PS/rpm ()は触媒装着車 |
200(195)/6750 | 195/6750 | |
最大トルクkg-m/rpm ()は触媒装着車 |
24.0(23.5)/4750 | 23.5/4750 | |
トランスミッション | |||
型式 | 5速MT | ||
変速比 1速 |
3.720 | 3.830 | |
2速 | 2.400 | 2.199 | |
3速 | 1.770 | 1.401 | |
4速 | 1.260 | 1.000 | |
5速 | 1.000 | 0.810 | |
最終減速比 | 3.250 | 4.100 | |
ステアリング型式 | ラック&ピニオン | ||
サスペンション形式 | |||
フロント | マクファーソンストラット+コイルスプリング | ||
リア | セミトレーリングアーム+コイルスプリング | ||
タイヤ・ホイールサイズ | |||
フロント&リア | 7.0J×15 205/55VR15 | ||
BRAKES | |||
フロント | ベンチレーテッドディスク | ||
リア | ディスク |
M3ヒストリー
1986-1987年「グループAホモロゲーション獲得」
- FIAグループAホモロゲーションを獲得
- DTMをはじめとするサーキットレース
- グループAが適用されたラリー競技でも輝かしい戦果を収めてゆく。
1988-1991年「M3」
- ワイドなブリスターフェンダーによるワイドトレッド化(グループA規定の10インチホイール装着用途)
- スカートやサイドスカート装備
- トランクリッドは軽量GRP(ガラス繊維強化プラスチックス)
- S14型4気筒エンジン(S14)
- 2302ccの4気筒DOHC16バルブ
- 195~220馬力発揮
1990年1月-3月生産「M3スポーツエボリューション」
- グループAでもサーキットレース用の「スポーツ・エヴォリューション(ES)」規約が施行。500台(1992年以降は250台)以上の追加生産が必要となり、DTMホモロゲ―ション用:600台生産。
- 2.5リッターにボアアウトされた「S14」エンジン
- 「M3エヴォリューション」210ps
- 「M3エヴォリューションII」220ps、最終238ps、240Nm
- フロントスプリッターとリアウィングは3段階の調整可能
- モンツァやニュルブルクリンクといったサーキット用の特別設定
- ノーマルのM3よりもフロントアクスルが10ミリ低い
- ブレーキシステムも変更されていた。
- 特殊ガラスをはじめとする軽量コンポーネントにより、1200kgへの軽量化
- 0-100km/h加速:6.5秒、最高速度248km/h達成
他の限定モデル
- M3ヨーロッパチャンピオン:148台生産
- M3チェコット(Cecotto):505台生産
E30関連情報
ラジコン:タミヤ製
- 1/10 シュニッツァーBMW M3(TT-01) :組立型のラジオコントロールカー(プロポ別売り)価格:10,290円
- 1/10 エキスパートビルトシリーズ No.100:完成型のラジオコントロールカー(プロポ含む)
XB BMW M3 E30 SPORT EVO(TT-01Dシャーシ TYPE-E)ドリフトスペック:31,290円 - 1/10電動RCカーシリーズNo.451:組立型のラジオコントロールカー(プロポ別売り)
BMW M3 E30 SPORT EVO(TT-01Dシャーシ TYPE-E)ドリフトスペック:18,690円