BMWの初代iXシリーズ(i20型)の情報。iXシリーズ(i20型)の概要、特徴や装備、スペックのカタログ、歴史などの関連情報を解説します。xDrive40、xDdrive50、M60のラインナップです。
BMW iXシリーズ(i20)型の概要
iXシリーズSUVのEVは初
BMWのiXシリーズとしての初代SUV(SAV)電気自動車のモデルとなるBMWiXは、開発モデルコード「i20」型です。i4のG26型と異なり、EV専用モデルであることから、開発コードの頭文字も「i」となっています。
内燃エンジン搭載のX3をベースとしたEVモデルのiX3に次いで二世代目となります。iXはベースモデルが無く、EV車専用SUVモデルとしては初登場となります。
特徴
BMW iXは、卓越したダイナミクスと優れた快適性を両立し、日常での実用性における新たな基準を確立します。第5世代のBMW eDriveテクノロジーを搭載し、e-AWDシステムにより4輪駆動をコントロールします。すべての乗員が快適に過ごせる5つのフルサイズ・シートにより、あらゆる旅において最適なパートナーとなる存在です。
薄型のLEDヘッドライトとテールライト、M3/M4に始まった大型キドニーグリルが特徴的です。グリルはブラックアウトされ迫力も十分です。空気抵抗Cd値は0.25を達成し、21/22インチホイールと合わせて空力性能は燃費性能向上にも寄与しています。
BMWの第8世代iドライブシステムを搭載した12.3インチインフォテインメント・スクリーン、14.9インチの曲面デジタルディスプレイ、スポーツシート、3ゾーンのオート・クライメート・コントロールを標準装備。大型テールゲートには電動開閉機構を標準装備し、トランク容量は通常時470リットルで、最大1290リットルまで拡張可能。
ドイツ・ミュンヘンのディンゴルフ工場で生産されます。
- ESSENCE:航続距離425km、0-100km加速6.1秒
- BALANCE:航続距離630km、0-100km加速5秒未満、スポーツ仕様
- SIGNATURE:航続距離630km、0-100km加速5秒未満、高級装備仕様
BMW i20スペック
iX用のプラットフォームは、電気自動車専用として、モジュール式CLARプラットフォームと「高い互換性」を持つが、全く新しい開発とされています。
4輪アダプティブエアサスペンションや後輪操舵、最新の安全運転支援機能やAI音声アシスタント機能を装備しています。
- ボディサイズ:全長4953mm、全幅1967mm、全高1695mm
- ホイールベース:2997mm
BMW iX M50スペック
- フロントモーター258ps、リアモーター312ps
- システム総合出力523ps、最大トルク77.8kgm
- 0-100km/h加速:4.6秒
- バッテリーの蓄電容量:105.2kWh
- 車両重量:2530kg
BMW iX eDrive40スペック
- 最大出力は326hp、最大トルクは64.2kgm
- 航続距離425km、0-100km加速6.1秒
- バッテリーの蓄電容量:71kWh
- 車両重量:2,380kg
BMW iX M60スペック
- 前輪に最高出力258PS(190kW)電気モーター
- 後輪に最高出力489PS(360kW)電気モーター
- 4輪駆動モデル。システムトータルの最高出力は619PS
(455kW最大出力は326hp、最大トルクは64.2kgm) - 走行可能距離:615km、0-100km加速3.8秒
- バッテリーの蓄電容量:111.5kWh
- 車両重量:2,659kg
充電ステーションの利用
BMW Connected Chargingを利用すれば、ルート上にある最寄りの充電ステーションを簡単に探し出すことが可能です。DC(直流)急速充電できる。
最大で150kWの急速充電に対応(一般的な国内のCHAdeMOで20~50kW)
BMW iX xDrive60は最大200kW、BMW iX xDrive40は最大150kWの急速充電に対応しており、BMW iX xDrive60の場合は10分で最大150km、BMW iX xDrive40の場合は10分で95km以上の航続が可能になる。
「BMW Charging」提携ステーション
最大12か月間「0円」で充電可能。車両付属のBMW Chargingカードで、全国の公共充電ステーションのネットワークが利用可能。(最初の12ヶ月間は、基本料金が無料という特典付き)
自宅充電
BMW ウォールボックスの設置による充電が便利です。最大11kWでBMW iXのバッテリーを8.5時間でフル充電します。車両ご購入時には、ご家庭用のフレキシブル高速充電器および公共充電用のケーブル(モード3)、BMW Chargingカードが付属されています。
オーナー・フォトギャラリー
iX 40 Mスポです。動力経費が安く快適です。清潔で動力性能も十分です。(Matsunoyuさん)
BMW iXの歴史・変遷
BMW iX市販モデル公開:2021/6
- 欧州11月発売
- 4WD駆動:xDrive40、xDdrive50
日本での公式発売:2021/11/4
日本導入は2グレードの構成
iX xDrive40
- 出力240kW(326ps)最大トルク630Nm
- EV航続距離450km
- 価格981万円
iX xDrive50
- 出力385kW(523ps)/最大トルク765Nm
- EV航続距離650km
- 価格1116万円
iX M60(CESショー発表):2022/1
- 最高出力:619ps、トルク:1100Nm
- 0-100km/h加速:3.8秒、最高速度250km/hリミッター
- WLTPテストサイクル:最大566km
iX M60(日本発売):2022/5/24
- トータル最高出力:619ps、トルク:1100Nm(前後モーターの4WD)
- 0-100km/h加速:3.8秒、最高速度250km/hリミッター、航続距離615km
- BMW iXシリーズにおけるトップモデルとなるMモデル
- 右ハンドル仕様価格:1740万円。
2022-2023 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー受賞:2022/12
- COTYを運営する一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会の主催
- BMW iXが「2022-2023 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞