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車ハンドルやシートのしわや剥がれの対応

メンテナンス
BMファン君
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純正ハンドルに「しわ」「よれ」「剥がれ」「変色」などで気になっている方は多いのではないでしょうか。さらに劣化させない方法やリペア方法を解説します。

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ハンドルやシートのシワは新車でもある

これはメーカーに関らず、新車整備にて検品後が実施されているものの、多少のシワやよれがある可能性があります。

新車納車時の確認徹底が必要

ハンドル表皮のコンディションだけでなく、ボディやシートなど車全体に言えることです。
これは、新車納車時に徹底的に確認することが必要です。

確認のポイント

  • 納車後に不備に気づいても手遅れですので、納車は、ディーラーへ日中の明るい時に「取りに行くこと」をお勧めします
  • そのためにも「念入りに
  • 他車と比較し、セールスと客の間で「不備内容に関して、認識の一致」が重要です
  • 他車と比較し、似たような状態であれば、製品の仕様として、割り切ることも必要

交換の値する状態とは

  • 他車と比較し「客観的にも交換に値し、明確に酷い状態なのか」です。
  • 明らかに酷いケースの場合は、受領サインを行わないことが重要
  • 交換対応の場合は、文書にて約束を残すことが重要

紫外線や熱の影響は強烈

駐車場所によっては、直射日光が車内を容赦なく照りつけます。
真夏は、密閉された車内の温度が軽く70度を越え、レザーやプラスチック製の内装パーツの劣化を加速します。紫外線や高温により、ハンドルやシート、ダッシュボードの表面だけでなく、中のクッションなどにもダメージがあります。

サンシェードの効果は絶大

  • 数時間の停車でもサンシェードなどの利用を推奨します
  • 直射日光の直撃を避けるだけでも皮表皮の劣化進行を防げます
  • 特にハンドル上部の劣化は、ハンドル操作による摩擦劣化よりも、直射日光による劣化影響が大きいです(急ぎであれば、タオルやハンカチを掛けておくだけでも良い)

除菌アルコールの使用は厳禁

  • レザー表皮にとって紫外線以上に強烈な化学変化の劣化影響があります
  • 保護剤やコーティングを剥がしてしまう効果があります
  • 除菌ウェットやスプレーで直接レザーに拭いたりしないよう注意ください

シートベルトや手荷物の金具に注意

よくある事例

  • 爪や指輪でハンドルを傷つける
  • シートベルトの金具でレザーシート、ドア内装を傷つける
  • ベルトの金具、ジーパンの金具での傷
  • ジーパンから明るいシート表皮への色移り
  • 同乗者、子供の日常使いで発生する傷は避けられませんが、オーナーは注意を払いたいものです

レザー部分のクリーニングと保護の重要性

シワや汚れを見つけたら、クリーニングと保護剤を併用して、適切にメンテナンスすることで、綺麗なレザー表皮のコンディションを維持することができます。

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DIYによるレザー表皮の補修方法

レザー表皮をDIY修理するための準備

  1. マスキングテープ:まだ痛んでいな部分やステッチは
  2. 800~2000番のサンドペーパー:塗装後の凹凸を滑らかにする
  3. シリコンオフ:事前の油分や汚れを取り除く
  4. レザー補修用塗料:家庭用の革製品塗料が多数市販されています
  5. パテ:キズが大きい場合の穴埋め
  6. プラスチック製のヘラやトレー

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① 痛んでない部分はマスキング

  • 補修部分ではない、痛んでいない箇所やステッチはテープで覆います。
  • シリコンオフやスプレー塗料を使う場合は、広範囲にマスキングします。

② サンドペーパーで塗装面を滑らかに整えます

  • 補修部分の凹凸をなめらかに整えます。
  • 塗装後の凸凹を滑らかにする際にも利用します。

③  シリコンオフを吹きつける

  • 塗装面の下地処理として、ペーパー掛け、シリコンオフによる汚れや油分の除去を徹底
  • ひび割れなどの細部には汚れが残っているため訂正に拭き取ります

4. 塗料を塗る

  1. レザー補修用塗料は、汎用品であるため、濃淡色を複数用意し、プラスチックのトレー上で調合します
  2. 傷が深い部分は、パテ埋めします
  3. 「薄く塗る>乾燥>重ね塗り>ペーパー掛け」を数回することで、仕上がりが左右されます
  4. yotube動画「DIY レザーシート 補修」にて検索し、参考にしてください

新品交換とプロショップでの補修

新品部品交換

ディーラーでの新品部品への交換となれば、表皮交換でなく、アッセンブリー全体での交換となり、部品代と工賃で相応の金額となります。

  • ハンドル交換:5万~
  • シート交換:10万~(上級モデルの表皮では一脚で数十万のケースも)

レザー補修の専門ショップ

レザー部分の簡易リペア

補修の内容、範囲、仕上がりにより、費用も変わってきます。
数千円から数万円で補修できるため、仕上がりを優先するなら、こちらを選びましょう。
ただし、完璧な補修は望めないため、あくまで「目立たないレベル」の完成度を期待するのが妥当です。

レザーの張替え

レザー表面の痛みや劣化が酷い場合は、シートやハンドルを全て張り替えてしまう対応も可能です。
カラーや素材も変えることができますので、予算を多めに用意できるのであれば、こちらもおすすめです。

車ハンドルやシートのしわや剥がれの対応:まとめ

  • 新車でもシワやよれなどの製品差異は多少はある
  • 直射日光をさけるためのサンシェードは有効
  • 雑な使い方では、車が傷むため、日ごろの注意が欠かせない
  • 日々のレザークリーニング・保護剤を用いたメンテナンスが必須
  • DIYレザー補修で、手軽に行う方法もあり
  • 新品の部品交換はコストがかかりお勧めできない
  • 完成度の高さを求めるならプロショップでのリペアやシート張替えがおすすめ

レザー表皮は、過酷な使用環境下で劣化が進みますので、愛情を持ったレザーとの接し方とメンテナンスが愛車を長持ちさせる秘訣となります。