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BMW用の車検対応マフラーのラインナップと今後

メンテナンス
BMファン君
BMファン君

BMW車両用として、純正マフラーから社外品まで豊富なラインアップがあります。どの製品を選べば良いのか、悩むケースも多いでしょう。
そんな、BMWオーナー向けに嗜好に合うマフラーをチョイスし、ご紹介します。

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車検対応マフラーの法規制とは

2010年に「加速騒音規制」が施行されています。
新車装着に対して、後付けの交換用マフラーは加速騒音レベルを81dB以下に抑える規則となっています。アイドリング時だけでなく、加速時の音量にも制限が掛けられており、排気圧力の変化に応じた対応が必須となっています。

法規制の対応する社外品マフラーの状況

下記の規制値を考慮した設計とテストを経て市販されています。

  • 加速騒音レベルの範囲内とする
  • 排気管の取り回しや寸法規制の範囲内とする

シャシーダイナモや走行テストを繰り返し、製品毎の味を設定し、スペックを確定しています。

車検対応マフラーの種別

JASMA認定品

日本自動車マフラー協会が、「JASMA認定品」として「保安基準を基にした独自の自主基準をもうけ、それに合格した製品」になります。陸運支局や整備工場に車を持ち込んだ際、スムーズに車検が行われるよう書類面の整備簡略化とサポートを行っている製品です。

  • サーキットやクローズドコースでの使用を目的としたスポーツユースのマフラー【RO】
  • 一般道で使用する保安基準への適合性をメーカー責任にて確認したマフラー【SR】

会員企業一覧

eマーク認定品

欧州連合指令(EU指令)適合品表示(eマーク)の表示があるマフラーは車検対応として認められます。EU指令の基準は、近接排気音96db以内の規制をクリアしており、「eマーク」表示のあるマフラーは問題なく車検をクリア可能です。

車検対応マフラー

「JASMA認定品」や「eマーク」表示がないが、ショップオリジナルの非公認の車検対応マフラーも存在します。
製品上「車検対応マフラー」の記載があっても、車検時にそれを証明できるものが添付されているのか、必ず確認を行ってください。「うちのお客様は車検時に問題なかった」などの口頭説明だけでは、非常に危険です。何らかの証明がされることを確認して購入することを推奨します。

性能等確認済表示とは

「性能等確認済表示」は金属製の認証プレートに刻印され、マフラーのサイレンサー部分などに溶接で貼り付けられるのが一般的(本体に直接刻印されることもあり)です。
プレートには「JQR」「JATA」「JARI」のいずれかの確認機関名が刻まれるほか、識別番号やエンジン型式も表示されます。

車検対応マフラーのメーカー名

ARQRAY(アーキュレー)

Exxモデルから、最新のGxxモデルまで、対応車種は100車種以上で車検対応の輸入車用マフラーを豊富に取り揃えたブランドとなります。JASMA認定製品も多くラインナップされています。

REMUS(レムス)

REMUSの製品は欧州連合指令(EU指令)適合品表示「eマーク」のついた、新規制に適合する「車検対応マフラー」です。

Supersprint(スーパースプリント)

「eマーク」がついており、2010年4月からの新騒音規制に適合する「車検対応マフラー」です。

その他製品

  • 3D Design:公式サイト上に車検公認の記載あり
  • AC SCHNITZER:eマーク刻印あり
  • BMW M Performance:メーカー純正なのでディーラー車検問題なし
  • AKRAPOVIC(アクラポビッチ) :eマーク対応
  • eisenmann(アイゼンマン):eマーク対応
  • einsatz(アインザッツ):eマーク対応(柿本レーシングで販売)
  • FOX(フォックス):eマーク対応

楽天 Amazon Yahooショッピング

ショップオリジナル(ワンオフ)

メーカー製マフラー(eマーク付き)をベースであっても、改造扱いとなるため車検が通らないリスクを考慮しておく必要があるでしょう。ワンオフによる改造が、特に音量アップの方向でチューニングするケースが多いためです。

マフラー 車検 通らない問題の対応策

車検に通らないケース(事例)と対応策を解説します。
中古車購入時に社外マフラーが付いていて、名の知れたマフラーメーカーだったので安心していたが、車検を通らないケースが増えています。

「JASMA認定品」や「eマーク」の記載がない製品

車検検査員の判断材料として、純正マフラーと社外品マフラーは簡単に見分けられますので、マークが無い製品は車検を通らない可能性が高いです。

中古車購入時、社外品マフラー装着のケース

車検が通るのか、マフラー上のマークの記載や証明書類の有無を確認し、納得した上で、中古車を購入するようにしましょう。

中古車購入時の社外マフラー確認ポイント

  • 社外品マフラー上、車検対応マークを確認する。
  • 社外品マフラーの保証書などが無い場合、事後にステッカーや証明書を発行するのは不可。
  • その場合、純正マフラーを車検用予備として保管してあるのかを確認しましょう。
  • 次回の車検が通らない場合、車検対応社外品マフラーか純正マフラーの購入が必須となりますので、整備不良車両を購入し、後で痛い出費にならないように注意しましょう。

車検通過のため、純正マフラーの購入が必要となる

非認定マフラーでは、車検に通りません。確実に車検を通すためには、純正マフラーに戻すなど、手間と費用が掛かります。

今後のマフラー騒音規制強化策

  • 2020年、環境省「自動車単体騒音低減対策の見直しの必要性」(新車)
  • 2016年:フェーズ1
  • 2020年:フェーズ2 新車の走行音(排気音を含む)70dBから74dBまで
  • 2022年:フェーズ3 新車の走行音(排気音を含む)68dBから72dBへ強化

車検対応マフラーのまとめ

まずは、車検クリアのために「JASMA認定品」や「eマーク」の表記のある製品を購入時に確認することが重要です。
昨今の騒音規制強化により、音質や音量には各製品間での差が少なくなりつつあります。
製品を選ぶ際には、ブランド名やデザインで選ぶのが良いでしょう。