1シリーズの2代目(BMW F20)の歴史や主要諸元、関連情報を整理しました。
ボディ形状としては、5ドアHB(F20) 3ドアHB(F21)があり、グレードとしては、116i 118i 120i
BMW F20の概要
FR駆動でBMWのエントリーモデルを受け持つBMW 1シリーズも2代目となるF20です。後継モデルはFF化されたため、1シリーズでは最後のFRモデルとなります。デザイナーのエイドリアン・ファン・ホーイドンク主導によるエクステリアデザインは、逆スラントのグリルを特徴とし、F01・7シリーズからのデザインコンセプトを受け継いています。135iがあります。写真は後期モデル
BMW F20の特徴
スポーツライン(スポーツモデル)とアーバンライン(従来のハイライン)の2グレード構成となり、好みの仕様が選べました。デザインラインとして後期は、スタンダード、スポーツ、スタイル、Mスポーツのモデルになります。ホイールべースの延長に先代に比べて、後席の足元スペースも拡大しています。
新型エンジンは直列4気筒1.6リッター直噴ターボとクラス初となる8速ATとの組み合わせでエントリーモデルとしては贅沢なパワーユニットを搭載しながら燃費向上を両立しました。先代モデルから外観、内装ともに質感もアップした1シリーズは、他メーカーにないFRレイアウトで前後50:50の重量バランスを両立。
エントリーモデルでありながら、上級車並みに装備も充実し、BMWのファンを裏切らない魅力的なモデルです。まず5ドアハッチバックのF20型から登場。2015年5月にマイナーチェンジ実施。内外装の変更と合わせて、BMW初の1.5L直列3気筒ターボ搭載モデルも登場しています。
ボディサイズ
全長×全幅×全高:ホイールベース:4324×1765×1421mm:2690mm
日本未導入モデル
日本未導入モデルは、3ドア版(F21)、125iやディーゼルが対象外となっている。
2ドアクーぺは2シリーズとして独立した。海外では3ドアモデルもあるが、日本導入は無し。中国専用セダン(FF駆動)としてF52型もありますが、こちらも日本未導入でした。LCIのマイナーチェンジにより、118iも3気筒1.5L直噴ターボエンジンを搭載する。個性的なフロントマスクも一新しました。
また、118dの2リッター4気筒ディーゼル(8AT)も追加し、エンジンラインナップも充実した。
写真は前期モデル(タレ目の形状のライトで見わけが付きます)
オーナーの話題全般
オーナーズルーム掲示板
F20のホイールやスピーカー交換、隠しコマンドなどのカスタム、オイル交換、オイル量、車検費用、ヘッドライトの水滴原因、エアコンフィルター、故障などメンテナンス、日々のオーナーとしての話題全般
1シリーズ(BMW F20)の歴史
日付 | 内容 |
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2019/8/26 |
次期3代目F40型が登場3代目BMW1シリーズ(F40型)は、新プラットフォームを用いてFRからFFへ駆動方式を変更して登場。 |
2018/8/30 |
1シリーズのモデルラインナップ変更限定車のエディションシャドーを正式ラインナップ化 従来の「Sport / Style / M Sport」の3タイプをラインアップから廃止 限定モデルの価値が無くなる点とMスポーツが好みの方でメッキが好きな方も多い点で?な改定です。
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2017/8/23 |
インテリア中心のマイナーチェンジ新デザインのセンターコンソールやインテリアパネルを採用
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2017/8/23 |
118i/118d 118i Mスポーツ エディション シャドー限定車118i Mスポーツ/118d Mスポーツベースに一部をダークブラック色でまとめた1000台限定
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2017/3 |
中国専用モデルの1シリーズセダン登場(F52)F52型となるFFセダンは中国国内BMW専用モデル。 |
2016/11/30 |
120iエンジンをリニューアル新世代のモジュラーエンジンB48A20型を搭載(価格418万より)
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2016/9 |
M140i発売M135iのマイナーチェンジモデルとして、M140iが発売
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2016/5 |
M140iが海外デビューM135iが、M140iに変更し、デビュー
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2016/5/8 |
118dのディーゼルエンジンモデル登場2リッター4気筒直噴ターボディーゼルエンジンの搭載(365万円~)
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2015/9/5 |
118iにファッショニスタ登場LCI後の118i。1.5リッター3気筒ターボモデルに設定の限定車360台(357万円)
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2015/9/5 |
118iが1.5リッター3気筒エンジンへ変更通常の118iモデルのエンジン仕様変更。
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2015/5/23 |
日本向けF20マイナーチェンジ実施
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2015/3/3 |
グランツアラー(F46)7人乗りがデビュー2シリーズのアクティブツアラー(F45)の5人乗りに対して、グランツアラー(F46)の7人乗りが加わった。 ジュネーブモーターショー2015でショーデビュー。
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2015/1/16 |
F20 LCI(マイナーチェンジ・フェイスリフト)海外デビュー
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2014/11/25 |
116i Young Lineのお買い得グレードが新設定
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2014/8/25 |
USBオーディオインターフェース,ハンズフリーテレフォン標準化
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2014/2/25 |
116iファッショニスタ(限定車)③470台の限定車。前回内容に準拠。価格368万円 |
2013/9/4 |
iDriveを全モデル標準装備化iDriveナビゲーションシステムを標準装備化、車両本体価格は据置きの改定を実施。 116i:308万円、120i:367万円、135i:550万円より。 |
2013/2/28 |
116iファッショニスタ(限定車)①370台の限定車。外観は、ホワイトのキドニーグリルバー、 |
2012/10 |
M135i xDriveショーデビュー1シリーズ初となる4WD(xDrive)がパリモーターショーにデビュー |
2012/08/01 |
M135i追加
各種Mスポーツエアロに加え、Mパフォーマンス オートモビルの専用デザインを装備する。 |
2012/05/17 |
116iと120iにM Sport追加待望のMスポーツが追加となった。フロントマスクもライトからグリル、バンパーへの繋がりが異なり、標準モデルとは表情もかなり違う。Mスポーツサスで標準車マイナス15ミリの最低地上高125ミリとなる。 116i M Sport:338.0万円 <エクステリア> <インテリア> |
2012/05/15 |
欧州でM135iデビュー直噴直列6気筒3.0Lターボ、320ps/5800rpm、45.9kgm/1300-4500rpmとなり、先代135iよりパワーアップ。 3ドア、5ドアハッチバックモデル、Mエアロ等の専用パーツを装備する。 |
2012/05 |
Mパフォーマンスのパーツ発売開始1シリーズ・Mパフォーマンス専用パーツ
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2012/02/24 |
コンセプト M135iがショーデビュースイスのジュネーブモーターショー12にて、コンセプト M135i公開。 |
2012/02 |
116dエフィシエントダイナミクスエディションがショーデビュースイスのジュネーブモーターショー12にて、116dエフィシエントダイナミクスエディション公開。 |
2012/02 |
125iがショーデビュースイスのジュネーブモーターショー12にて、125i公開。 |
2011/10 |
衝突テストで5つ星欧州の公的衝突テスト「ユーロNCAPコンソーシアム」における衝突安全テストで5つ星を獲得。 テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hの項目。 |
2011/09/22 |
日本発売開始2代目となる1シリーズが日本発売。 116iと120iの2種類のエンジン、標準、スポーツ(Sport)、スタイル(Style)の3グレードが選べる。 ECO PRO、コンフォート、スポーツ、スポーツ+の4つのモード選択可。
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2011/06/05 |
本国プレスリリース118iの5ドア1シリーズがプレスリリース。 初代の1シリーズBMW E87型からバトンタッチし、2代目の1シリーズ(F20型)がデビュー。 |
BMW F20スペック(諸元)
項目 | 116i/120iスペック |
全長×全幅×全高 | 4335×1765×1440mm |
ホイールベース | 2690mm |
トレッド前 | 1520mm |
トレッド後 | 1555mm |
最低地上高 | -mm |
車両重量 | 1400kg/1420kg |
燃料タンク容量 | 52リットル |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料消費率JC08モード | 16.6/-kml |
ステアリング形式 | EPS電動パワーアシスト |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、スタビライザー |
サスペンション後 | インテグラルアーム(5リンク)、コイルスプリング、スタビライザー |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク |
タイヤ前 | 205/55R16 |
タイヤ後 | 205/55R16 |
最小回転半径 | 5.1m |
乗員定員 | 5名 |
型式 | 8AT |
エンジン | 直列4気筒DOHC16V直墳ツインスクロールターボエンジン 116i/N13B16A 120i/N13B16A |
総排気量 | 1598 |
最大出力 | 136ps/4400-6450rpm 170ps/4800-6450rpm |
最大トルク | 22.4kgm/1350-4300rpm 25.5kgm/1500-4500rpm |
項目 | M135iスペック |
全長×全幅×全高 | 4340×1765×1430mm |
ホイールベース | 2690mm |
トレッド前 | 1510mm |
トレッド後 | 1535mm |
最低地上高 | 130mm |
車両重量 | 1540kg |
燃料タンク容量 | 52リットル |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料消費率JC08モード | -kml |
ステアリング形式 | EPS電動パワーアシスト |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング、スタビライザー |
サスペンション後 | インテグラルアーム(5リンク)、コイルスプリング、スタビライザー |
ブレーキ前 | ベンチレーテッドディスク |
ブレーキ後 | ベンチレーテッドディスク |
タイヤ前 | 225/40R18< |
タイヤ後 | 245/35R18 |
最小回転半径 | 5.1m |
乗員定員 | 5名 |
型式 | 8AT |
エンジン | 直列6気筒DOHC24V直墳ツインスクロールターボエンジン N55B30A |
総排気量 | 2979 |
最大出力 | 320ps/5800rpm |
最大トルク | 45.9kgm/4500rpm |
項目 | 118i/ヨーロッパ仕様 |
全長、全幅、全高 | 4324×1765×1421mm |
ホイールベース | 2690mm |
最小回転半径 | 5.1m |
エンジン | 直列4気筒1.6L直噴ツインスクロールターボ |
トレッド | F1535 R1569 |
車両重量 | 1420kg |
操舵装置 | ラック&ピニオンパワー(車速感応式) |
トランスミッション | 8AT |
サスペンション | Fダブルジョイントストラット/Rインテグラルアーム(5リンク) |
ブレーキ | Fベンチレーテッドディスク・Rディスク |
アルミ/タイヤ | F/R205-55R16(7J-16) |
その他 | アーバンラインとスポーツラインの2グレード構成。 サイドミラー内臓ウインカー |
BMW F20装備内容
- 運転席・助手席エアバッグ
- サイドエアバッグ
- 電動パワーステアリング
- ブレーキエネルギー回生システム
- オートマチックスタートストップ(MT)
ABS/CBC - 各種ブレーキ補助機能
- 8速オートマチック
- サイドミラー内臓ウインカー
- トランク容量(360L/リヤシート折り畳み時1200L)
- 後席用のエアコン送風口が付いたのは1シリーズとしても嬉しいポイント
- 6.5インチモニターが標準。
- iDriveオプション:27万円
- ダゴダレザーシート:24万円
- 電動ガラスサンルーフ:14万円
- メインテナンスパッケージ:6.2万円
- プラスパッケージ(116i用):13.5万円
コンフォート・アクセス、ETC(ルームミラー内蔵)、ライトパッケージ(各種照明)、ストレージ・パッケージ(各種小物入れ等) - パーキング・サポートパッケージ:10万円
- リヤ・ビュー・カメラ(予想進路表示機能付)、PDC/パーク・ディスタンス・コントロール(リヤ)
- iDriveナビゲーション・パッケージ:27万円(116i)、25万円(120i)
- HDDナビ(VICS 3メディア)、8.8インチモニター、iDriveコントローラ(ナビ付専用)、USB、ハンズフリー、マルチファンクションステアリング(116i)
- ※TVチューナーが付かないところがポイント。
F20のマイナーチェンジ(前期と後期の違い)
好みが大きく分かれた前期モデルのフロント、リヤのライトについて、後期モデルでは大幅な形状変更を実施。より万人向けの形状となった。
- 個性的な逆三角形のタレ目ライトから他シリーズ同様のライト形状へ変更
- テールランプも正方形の形状からハッチバック部分を含む大型のL字型LEDへ形状変更
- ライト形状に伴い、前後バンパーの形状変更。
- 118i:1.6L直噴4気筒ターボ:136ps/4,400~6,450rpm、22.4kgm/1,350~4,300rpm。116iから118iへ名称変更
- 120i:1.6L直噴4気筒ターボ:177ps/5,000rpm、25.5kgm/1,500~4,500rpm。
- 135i:3.0L直噴6気筒ターボ:326ps/5,600rpm、45.9kgm/1,300~4,500rpm。
- 118iスタンダードが298万円から、135iの566万円
- LEDヘッドライト、衝突回避ブレーキ、レーン警告、前車接近警告、ETC、車載通信モジュール、コネクテッドドライブ・スタンダードが標準装備(118iスタンダードを除く)
- マイナー前モデルに比べて装備充実。装備内容からすると実質値下げとなっている。マイナー後モデルとしてはスタイルの大幅一新と共に魅力的な内容となっている。
F20レビュー
- TV CM曲「DAZZLED KIDの曲名:GLOW」(2011/10)
- 海外では、118i「170ps/25.5kgの1.6リッター直列4気筒直噴ターボ」は、
- 日本では、120iと呼ばれる。先代E87 120iより馬力・トルクは向上。
- さらに、海外ではBMW 125iとなる「218psの2.0リッター直列4気筒直噴ターボ」版も存在する。
- 116i:0-100km/h加速8.5秒、最高速210km/h
- 120i:0-100km/h加速7.4秒、最高速225km/h
2012/1/28:116i試乗インプレ
136PS/22.4kgmのパワー・トルクは、NAエンジンでいえば、トルクは2リッターオーバーの数値。1.6リッターとしては類を見ない8速オートマチックと相まってこのクラスとは思えない一クラス上以上の活発な走りを楽しめる。
標準装備に見劣りするところはエントリーモデルの宿命なので仕方がないところですが、多少のオプションを追加すれば、コストパフォーマンスは高いです。
内装の質感も向上、インテリアパネルの選択さえ好みのものに換えれば、かなりシックになると思います。スタイリングは、個性的ヘッドライトなフロントマスクを中心として、車庫へ収まったときのインパクトは存在感も抜群かも。エントリーモデルでも満足できるパワーを備えた116i。試乗するならまずこのグレードからですね。
styleのグリルフィンの内側はホワイトに塗装されており、インパクト十分であるもののボディカラーによっては若干違和感があるかもしれない。このあたりは好みの部分です。
2012/2/4:BMW 120i試乗インプレ
装備としては3シリーズ並みとなり、まったく引け目を感じない。高速域でのもう一段の加速・パワーも十分。ターボエンジンのトルクは先代4気筒NAエンジンとは比べ物にならないトルクを低回転で発揮する。
ATの8速化によって効率的に車速を上げていく。当然、回転数も低いので高燃費に貢献するだろう。直墳ターボ化は車のフィーリングを一変させたともいっていいだろう。
唯一の弱点は、オプションとなるカーナビだろうか。価格25万は今となっては高いがモニターサイズは8.8インチとクラス最大である。TVチューナーが無いところは痛いが、社外品を待つしかないだろう。または、ディーラーで用意されると予想される廉価版の後付けナビをチョイスする方法もある。
公式動画
The new BMW 1 Series 2017. All you need to know.
各種データ
グレードは均等に分散。
グレード | 比率 |
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スポーツ | 30% |
スタイル | 25% |
Mスポーツ | 25% |
スタンダード | 20% |
絶対的なホワイトカラー人気。中古車市場にも影響。
ボディカラー | 比率 |
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アルピンホワイト | 40% |
ブラックサファイア | 20% |
クリムゾンレッド | 15% |
その他カラー | 30% |
F20オーナー写真
こまろさん(山口県)愛車F20 116i Mスポーツ
- 購入経緯:E46-318iMスポーツが車検前だったから
- メンテナンス履歴:助手席シートの縫い糸のほつれ
- セールスポイント:Mスポーツ、エストリルブルー、サンルーフ、純正18インチホイール
- 燃費:10km/l
- 良い点:良い点:運転が楽しい、スポーツモードにすると速い、フロントのデザインが格好いい
- 悪い点:内装が手抜き、燃費があまり良くない、リアのデザインが普通
- 愛車との思い出:発注のため、納車まで2ヶ月以上かかった
- メッセージ:F20を購入する際は、Mスポ&サンルーフ付きにしましょう
- コメント:E46のエストリルブルーの限定車が出た時から、エストリルブルーの車が欲しかったです。F20のMスポでエストリルブルーが出たので、購入しました。とてもきれいなボディカラーです。スポーツモードにすると音が変わり、激速になります。価格も手ごろなので、超絶お勧めします。