BMW6シリーズの「グランツーリスモ」が生産終了しました。
6シリーズやグランツーリスモの後継モデルは登場するのかを解説します。
グランツーリスモは生産終了
- 日本では、2022年内に販売終了
- 世界市場でも、2023年末までに生産終了
- 2024年以降、6シリーズのラインナップは全て無くなりました
グランツーリスモ生産終了の理由とは
車高が高く、利便性の高い4ドアクーペとして、一部ファンの支持を集めたものの、世界市場においては、8シリーズの4ドアクランクーペや5シリーズのツーリングに人気が分散したことが挙げられます。
結果、6シリーズのグランクーペ(G32)型は、LCI(後期モデル)としてリフレッシュ済ですが、販売が世界的に低迷により、生産終了となりました。
6シリーズの概要
歴代6シリーズとは
最終型グランツーリスモ(G32)型とは
グランツーリスモの特徴
グランツーリスモという語源の定義
グレードに「GT」と付く国産車においては、走りを強くイメージしたスポーツカーやサルーンとなります。
しかし、本来は「大旅行=グランド・ツーリング」と言う意味から派生し、元来は大旅行に使える高速での長距離走行に適した自動車を指していた。明確な定義はないが、近年GTと呼ばれる(あるいは名付けられる)車の傾向としてはセダンかクーペタイプで、出力の大きめなエンジンを搭載し、快適なキャビンと大旅行に十分なラゲッジスペースを備えている車を指すようです。
BMWの「GT」グランツーリスモの特徴
- 車高が、4ドアセダンよりも、やや高めの4ドアサルーン
- ボディ全長は、7シリーズ級
- 装備やエンジンは、5/7シリーズ級
- 5ドアハッチバック(5シリーズツーリングよりもスタイリッシュな設定)
- ロングホイールベースによる、圧倒的な後席居住性
- リアの電動リクライニングシート
- サッシュレスな4ドア
6シリーズは、8シリーズに移行
グランツーリスモは、5シリーズから6シリーズ移行へし生産終了
- E24型2ドアクーペ(6シリーズ)
- E31型2ドア・クーペ(8シリーズ)
- E63型2ドア・カブリオレ(6シリーズ)
- E64型2ドア・クーペ(6シリーズ)
- F06型4ドア・グランクーペ(6シリーズ)
- F07型4ドア・グランツーリスモ(5シリーズ)
- F12型2ドア・カブリオレ(6シリーズ)
- F13型2ドア・クーペ(6シリーズ)
- E64型2ドア・カブリオレ(6シリーズ)
- G32型4ドア・グランツーリスモ(6シリーズ)
上記モデルは、6シリーズにて生産終了し、2ドアと4ドアのビックサイズクーペは、全て8シリーズに移行した形となっています。6シリーズの2ドアと4ドアのビックサイズクーペ欠番となっているのが現在の状況です。
グランツーリスモの後継モデルは登場するのか
2ドア、4ドアのサッシュレスモデルが統廃合される見込み
今後、電動化モデルに経営資源を集中させており、内燃エンジンモデルの絞り込みを実施しています。特に販売台数の少ない、2ドアクーペ、カブリオレ、4ドアグランクーペがモデルの統廃合を実施する可能性が高まっています。
グランツーリスモは生産終了、撤退が完了
写真はG32のLCI後期モデルで、8シリーズ同様の台形グリルと5シリーズ風L字LEDライトに進化し、精悍なスタイルに進化していました。
- F34グランツーリスモ(3シリーズ):2019年生産終了
- G32グランツーリスモ(6シリーズ):2023年生産終了
一時的に人気を得たものの、ニッチマーケットとして継続的に維持できず撤退となりました。
グランツーリスモの後継モデル登場はありません
人気低迷からの撤退となりましたので、後継モデルはありません。
5シリーズツーリング、8シリーズグランクーペが代替モデルとなります。