BMWのBEVやPHEVの車種一覧、戦略とは?。ハイブリッド車(HV)やBMW電気自動車の歴史やスペックや充電プラグ規格について解説します。
BMW BEVやPHEVに至る電動化の概要
BMWの電気自動車の開発は古く1972年にはショーモデルを登場。2009年にはハイブリッドモデルの市販車となるアクティブハイブリッド7を発売しています。
2013年には、電気自動車専用ブランド「BMW i」を立ち上げ、i3/i8を発売しています。以降、PHV・EV車のラインナップを充実させ、欧州だけでなく、日本車と比較してもEV/PHV車ラインナップでは、一歩リードする状況となっています。
BMW ActiveHybridとは
EfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)という環境と走りを両立させるBMWテクノロジーを基本コンセプトとしている。さらに、電気モーターとエンジンを組み合わせて、高効率化と低燃費を発展させtのが、BMW ActiveHybrid(アクティブ・ハイブリット)となる。
1985年にハイブリッド・テクノロジーを具現化した5シリーズを発表。2009年10月より、電子制御システムとバッテリーの効率性を飛躍的に向上させた、BMW ActiveHybrid7(F04)を市販開始した。その後、ラインナップの拡充と電気自動車のBMW iブランドの立ち上げやコンセプトモデルの登場など、今後の新しい発展が期待される。
- パラレル式ハイブリッドとは:エンジンとモーターを直結し、どちらか単独での走行は不可。
- シリーズパラレル式ハイブリッドとは:エンジンとモーターは別々に稼動。単独での走行が可能。
アクティブハイブリッド・モデル一覧
アクティブハイブリッド7L (F04・7シリーズ)
- 4.4リッターV8ツインターボエンジン
- 449ps/5500~6000rpm、66.3kgm/2000~4500rpm
- モーター:20ps/16.3kgm
- 0-100km/h加速:4.9秒
- 燃費:JC08モード9.1km/l
- エンジン+シングルモーターに8速ATを組み合わせたパラレル式ハイブリッド。
- 2012年9月のLCI:3リッター直6ハイブリッドへダウンサイジングを実施。
アクティブハイブリッド5 (F10・5シリーズ)
- 3リッター直列6気筒 DOHC直噴ターボ:306ps/5800rpm、40.8kgm/1200-
- 5000rpm
- モーター:55ps
- 0-100km/h加速:5.9秒
- 燃費:JC08モード13.6km/l
アクティブハイブリッド3 (F30・3シリーズ)
- 3リッター直列6気筒 DOHC直噴ターボ:306ps/5800rpm、40.8kgm/1200-
- 5000rpm
- モーター:55ps
- 0-100km/h加速:5.3秒
- 燃費:JC08モード-.-km/l
アクティブハイブリッドX6 (E72)
- 400ps/5500-6400rpm、62.2kgm/1750-4500rpm
- 燃費:JC08モード-.-km/l
- X6 50i:4.4リッターV8直噴ターボエンジン、6速AT
- ハイブリッドシステム(シリーズパラレル方式)トータル485ps
- 2種類のモーター(低速用91ps、26.6kgm、高速用が86ps、28.5kgm)
- 3種類のプラネタリーギア
- 4セットのクラッチギア
- 液冷式の高圧ニッケル水素バッテリー
BMW iブランド一覧
i3
4人乗りモデルのコンパクトカーである。電気モーターとリチウムイオン電池を搭載し、満充電で最大約130-180km走行。レンジ・エクステンダーは、発電専用エンジン(650cc)を搭載し、EV車よりも130k増となるが、航続距離は約300kmまで延長。EV単体の後続距離や充電スタンドの設置数では、バッテリー切れの不安が付きまとうため、発電エンジン必須である。
充電時間は家庭用200Vコンセントで7,8時間で、日本のCHAdeMO(チャデモ)方式の充電に対応。(約30分/80%)
カーボンファイバー(炭素繊維)製のボディパーツにより、車両重量1195kg
- 最高出力170ps・最大トルク25.5kgm
- 全長4010mm×全幅1775mm×全高1550mm
- 155/70R19という大径の極細タイヤが燃費に貢献する。
- 0-100km加速:7.2秒、0-60km/h加速が3.7秒、最高速150km/h(リミッター)、航続距離160km
2022/6/30:最終モデル「ホームラン・エディション」欧州発売。BMW初の本格量産EVのi3が、発売から約8年半を経て約25万台を生産し、その歴史に幕を下ろす。
i4
4シリーズグランクーペをベースとしたEV
i7
7シリーズセダンをベースとしたEV
i8
iブランド初のスーパースポーツクーペ
プラグインハイブリッド、5kWhリチウムイオンバッテリーを搭載。
エンジンとモーターのトータル出力362ps、0-100km/h4.4秒、燃費40km/l
カーボンファイバー(炭素繊維)製のボディパーツにより、車両重量1490kg
- EVのみの最高速度:120km/h
- ハイブリッド走行時:250km/h
- EV単独走行:35km
- ハイブリッド後続距離:500km
- 前輪:96kw電気モーター(131hp、25.4kgm)
- 後輪:1.5リッター直列3気筒直噴ターボ、なぜか6AT(231hp、32.6kgm)
iXシリーズ
iX3情報 初代iX3 (2021年-202x年)
X3をベースとした専用EVモデルです。(開発モデルコードG08)
i20情報 初代iX (2021年-202x年)
BMW初のSUV専用モデルとして開発されたモデルがiXです。(開発モデルコードi20)
xDrive40、xDdrive50は、モーター駆動により、駆動力を4輪にバランスよく伝達します。
最新BEVモデルのラインナップ一覧
BMWとトヨタとの提携(ハイブリッド戦略)2012/7
トヨタ自動車との提携。双方の強みを補完する形での提携となりました。
下記の3項目について正式契約を締結(2014/1/24)
- 燃料電池(FC)システムの共同開発(次世代リチウム空気電池)
- スポーツカーの共同開発
- 軽量化技術の共同研究開発
BMWが優位な技術
- 直噴ターボディーゼル、直噴ターボガソリン
- 高性能の直列6気筒を搭載の高出力ターボエンジン
- スポーツカー分野のシャーシ、テクノロジー
トヨタが優位な分野
- FCV(水素ガスタンクの市販化技術)
- ハイブリッド
提携結果(2020)
BMWとトヨタの提携から1年後の2013年、BMWは電動化のブランドとして「BMW i」ブランドを立ち上げ、EV専用車を登場させます。HV車はアクティブハイブリッド車として、トヨタ技術のTHSとは、異なる独自システムを搭載し、PHV搭載車のラインナップではトヨタを凌駕する電動化スピードを実施しています。
2020年の状況を見ると、直6・V8ターボのハイパワー内燃エンジン、EV/PHVではトヨタを完全に凌駕している状況です。トヨタTHS2(HEV:ハイブリッド)は時代に取り残された感があります。
トヨタHV(HEV)をBMWへ提供するかと思われた提携も蓋を開ければ、トヨタスープラ(BMW Z4)を筆頭に、BMWからトヨタに提供する流れが大半の結果となっています。
今後の動向
欧州市場は、2035年に内燃エンジン廃止の方向が検討されており、日本メーカーが完全に出遅れた状況となっています。ただし、EV化は、まだまだ問題点が多く実際の使い勝手では問題点も多いでしょう。コストダウンと航続距離の延長、充電時間の短縮が求められます。
2021年にトヨタの水素技術を利用したBMWのX5試作車も登場し、BMWハイドロジェン7(E65)で、途絶えた水素も再稼働し、今後の発展が期待されます。
電気自動車の充電プラグは5種類
電気自動車の充電方式として、現在2つに形式が別れ標準化が進んでいる。
チャデモ方式(日本)
普通充電プラグと急速充電プラグが別々になっている。
コンボ方式(ドイツ、米国系グループ)
普通充電プラグと急速充電プラグを、一体化したのが特徴。
急速充電器の規格を統一されず、2方式に分かれていることは、今後のEVステーションの建設にも影響を与える事が予想される。欧州では日本のチャデモ方式を採用せずにコンボ方式を主とする方向に傾いていたが、チャデモ陣営のロビー活動により、チャデモとコンボのマルチ設置の方向になっている。
日本のBMW I3はチャデモ方式を採用
さて、流石に日本で発売されたBMW i3については、 充電プラグにCHAdeMO(チャデモ)方式を採用している。このことから、対応する国の充電プラグに合わせて仕様を変更することは難しく無い様である。
テスラ規格
現時点で、EV市販車としても世界市場をリードしている3社。
アメリカテスラ、BMWi3、日産リーフ、充電方式の統一化に向けた協議を進めているとの事。テスラが所有するテスラ規格の「スーパーチャージャー」特許を自由に開放することで、 コンボとチャデモ方式の2規格が先行し、やや劣勢になったテスラ規格が挽回を図りたいと戦略だろう。他メーカーとの関係もあり、市場シェアでの先行メーカーの協議だけで確定する事柄でもない。
5種類が乱立する充電プラグ規格
現在の充電方式としては以下の5種類になります。
- チャデモ
- Mennekes Type 2(メネケス)
- テスラスーパーチャージャー(NACS)
- Combo1(コンボ・ワン)
- Combo2(コンボ・ツー)
NACS方式が主流の流れにBMWが参加決定
BMWは、北米でもNACS方式に参加を決定しました。
テスラの充電方式でもある、North American Charging Standard(NACS)が正式名称です。
日欧米の各メーカーが参加を表明しており、標準化団体SAE InternationalがNACSを標準化する方針を発表。
ハイブリッド・電気自動車の歴史
BMWハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)変遷一覧です。
1602 Electric:1972
- モーター出力:12KW(ピーク:32KW)
- バッテリー:12.6kw/h(重量350kg、鉛蓄バッテリー)
- 最高時速:100km/h
- 航続距離:30km~60km
- 0-50km加速:8秒
巨大なバッテリー群は、エンジンの代わりにフロントに搭載され、ミッション部分にモーターを搭載したFRレイアウトである。1972年のミュンヘン・オリンピックで長距離走とマラソンの伴走車として活躍したスペシャルモデルである。マラソンランナーや環境にも優しいEV車であったが、航続距離や性能面でガソリンエンジンの代替とは、ほど遠い性能であった。
しかし、今後の電気自動車開発がスタートすることになる。
LS Electric:1975
- DCモーター出力:8KW(ピーク:17KW)
- 電源プラグを搭載。(フル充電:約14時間)
- バッテリー:10.8kw/h(重量318kg、鉛蓄バッテリー)
- 最高時速:65km/h
- 航続距離:30km
- 0-50km加速:11.4秒
325iX Electric:1987
- DCモーター出力:-KW(ピーク:-KW)
- 電源プラグを搭載。(フル充電:約-時間)
- バッテリー:22kw/h(重量-kg、ナトリウム硫黄電池)
- 最高時速:100km/h
- 航続距離:150km
- 0-50km加速:9秒
Vision EfficientDynamicsが登場:2009/07
その後、2013年の東京モーターショーにて、i8コンセプトとして市販化に向けての進化と遂げる。
駆動用モーターやバッテリー、直列3気筒ターボエンジン、6ATトランスミッション、サスペンションなどを組み込んだアルミ製のドライブモジュール上に、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のキャビン部分が革新的。
- ボディーサイズは4689×1942×1298mm(全長×全幅×全高)ホイールベース2800mm。
- フロントに96kW(131PS)/250Nm(25.5kgm)を発生するモーター
- リアに170kW(231PS)/320Nm(32.6kgm)の直列3気筒1.5リッターターボエンジン
- システム全体で266kW(362PS)を出力。
アクティブハイブリッド7(F04)登場:2009/11
エンジン→モーター→トルコン→AT→後輪という流れで駆動力を伝達するパラレルハイブリッド。エンジンとモーターは常時回転。トータル出力449ps
BMW i3のコンセプトカー登場:2011/9
フランクフルトモーターショーで「BMW i」のコンセプトカー登場しています。
EV市販車としてもBMWの取り組みが早かったことを示しています。
F10 アクティブハイブリッド5 市販開始:2012/03/22
直列6気筒3リッター直噴ツインスクロールターボエンジン(306ps)を搭載する535iセダンをベースにモーター追加したハイブリッドモデル。
電動モーターは55ps/21.4kgm
最大出力時の総合出力は340ps。モーターのみで60km/h以下での単独走行が可能。
ベースとなる535iに比べ、燃費消費率を約15%向上。価格850万円は、バーゲンプライス。
インテグレーテッド・アクティブステアリングを標準装備
BMW i3デビュー:2013/07
- BMW初の市販電気自動車BMW i3がデビュー。カーボンボディで車両重量1195kgに抑えた。
- モーター出力170HP、最大トルク250Nmを発生。
- フロア下部のリチウムイオン・バッテリーで航続距離最大160km。
- バッテリー充電用エンジンとして、オートバイ用650cc2気筒ガソリンエンジン34psを搭載したレンジエクステンダーのグレードを設定。
- 電気残量の低下時に発電を行い、航続距離を約300kmまで延長。
コンセプトX5 eドライブ発表:2013/08
フランクフルトモーターショー2013にて、3代目X5にプラグインハイブリッド(PHV)で4気筒のガソリンエンジンを搭載するモデルが登場。
モーター出力は、95psでリチウムイオンバッテリー使用し、航続距離最大30km。最高速120km/hでの単独EV走行可能。欧州複合モード燃費は26.3km/リットル
フォーミュラE公式パートナーに認定:2014/09
FIAフォーミュラE選手権は、フォーミュラーカーの電気自動車版であり、BMWが公式パートナーに認定された。全10戦が世界10都市で開催され、i8とi3で計4台、セーフティカー・コースカーにて活躍する。
i3が2014World car Awardsをダブル受賞:2014/09
2014ワールドカーデザインオブザイヤーと2014ワールドグリーンカーをダブル受賞。
デザインの斬新さとクリーンな車体リサイクルのコンセプトが世界的にも認められる。
日本カーオブザイヤー2014-2015で、i3がイノベーション部門を受賞:2014/10
受賞理由として、生産から廃棄までのエコ思想や、軽量化技術のCFRP(カーボンファイバー)の量産化が評価された。
2014年のiブランド販売台数は約1万8千台:2015/1
iブランドの世界販売1万7793台。i3が1万6052台。i8が1741台となる。
ネット通販大手のアマゾンでi3の発売開始:2015/4
ローン、またはリースのどちからで支払い可能。購入方法は通常のアマゾンと同じ。
新車販売がネットで可能となるのは、アマゾンとしては日本初。
インターナショナルエンジンオブザイヤー2015を受賞のi8:2015/6
タイヤメーカーでおなじみのコンチネンタルだが、i8向けのターボを製造していた。
- i8エンジンの受賞
- インターナショナルエンジンオブザイヤー2015
- ベストニューエンジン2015
- 排気量別の1.4-1.8リットル部門
メガシティ・ステュディオのショールーム(東京虎ノ門):2015/9
BMW i Megacity Studioが東京虎ノ門にオープン
- i3とi8を常時展示
- カー・シェアリングでi3を貸し出し
- ショールームはソーラーパネルによる照明とi3への充電システムを設置。
BMW初のプラグインハイブリッドX5-xDrive40e発売:2015/9
プラグインハイブリッド「X5 xDrive40e」日本発売
価格は927万円~993万円
- プラグインハイブリッド(PHV)はBMW初
- 2.0L直列4気筒ターボ最大出力245ps、モーター113hp。
- システム合計313psで4リッタークラスのパワーを獲得。
- 9kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大31km・最高速120km/hを達成。
- 欧州複合モード燃費は30.3km/リットル、CO2排出量は77g/km以下
アクティブツアラー225xeのPHVモデルがデビュー:2015/9
フランクフルトモーターショーにて、2シリーズのアクティブツアラーに225xeのPHVモデルが追加。
- 1.5リットル直列3気筒ガソリンターボ(6AT):136ps、22.4kgmで前輪駆動
- モーター:88ps、16.8kgmで後輪駆動
- EVモードで41kmの走行可能
225xeのプラグインハイブリッドがショーデビュー:2015/10
東京モーターショー2015でショーデビューの225xe
2シリーズ初となるハイブリッドモデル。
- 1.5L直列3気筒ターボ最大出力136ps、モーター88hp。
- システム合計で最高出力224ps、最大トルク39.3kgmで2.5リッタークラスのパワーを獲得。
- 7.7kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大41km
330eのプラグインハイブリッドがショーデビュー:2015/10
東京モーターショー2015でショーデビューの330e
アクティブハイブリッド3のハイブリッドモデルと異なりプラグインハイブリッドが3シリーズに追加。2リッター直4ターボとモーターの組み合わせは先行デビューのX5 40eと同様だが、エンジンパワーの変更によりトータル出力が変更されている。
- 2.0L直列4気筒ターボ最大出力184ps、モーター88hp。
- システム合計では最高出力252ps、最大トルク42.9kgmで3.0リッタークラスのパワーを獲得。
- 7.6kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモード単独で最大40km
330eのPHV車が日本発売:2016/01
- 3シリーズセダンをベースとしたプラグインハイブリッド車。価格554万円~599万円
- 184ps/5000rpm、29.6kgm/1350-4250rpm
- 直列4気筒DOHC2Lツインパワーターボエンジン
- 88ps/2500rpm:モーター
- エンジンとモーターを直列配置しFR駆動8AT
- 容量7.7kWh:リチウムイオン・バッテリー
- EV走行による航続距離36.8km
アクティブツアラーに225xe(PHV)が日本発売:2016/1
プラグインハイブリッド(PHV)モデルとなる2シリーズアクティブツアラー225xeが登場。
ラグジュアリー488万円、Mスポーツが509万円。
- 容量7.7kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーは後席下に格納
- 1.5L直列3気筒直噴ターボ136PS/4000rpm、22.4kgm/1250-4300rpm(前輪駆動)
- 電気モーター88PS/4000rpm(後輪駆動)
- EV走行125km/h、EV走行最大42.4kmを達成
i8 セレブレーションエディション(プロトニックレッド)限定20台:2016/5
i8をベースとしたセレブレーションエディション限定20台が登場。2200万円
- 専用色「プロトニック・レッド」
- BMWレーザー・ライト標準
- オービットグレー20インチアルミ(スタイリング470)
- ブラックベースにレッドステッチ「CARPOインテリア」
- 各種専用インテリア
i3 マイナーチェンジにより航続距離延長:2016/10
- 新開発の33kWh大容量リチウムイオンバッテリー。
- 航続距離390km(JC08モード)を達成。
- 直列2気筒647ccの発電用エンジン(レンジ・エクステンダー装備車121kmの航続距離延長)
- アトリエ、ロッジ、スイートの3グレード設定
- 価格は499万円~607万円
i8 の標準装備内容をより充実:2017/10
- BMW コネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールIT総合テレマティクス・サービス、ドライバー・サポート・デスク、オンライン、BMW Apps のコネクテッド・ドライブ・プレミアムを標準装備する。標準価格2034万円
- Protonic Frozen Yellowのボディーカラーを追加(4台限定)標準価格2298万円
- プロトニック・ダーク・シルバーのボディーカラーを追加(4台限定2017/1)標準価格2242万円
i3 マイナーチェンジによるデザイン変更:2018/1
- 新デザインのフロント/リア・バンパーを採用。
- マット加工が施されたクローム加飾。
- ヘッドライト、ターン・インジケーター全てに LED ライトを標準装備。
- 新車登録から 8 年/走行距離 100,000km 以内のバッテリー保証。
- 価格は538万円~644万円
X3ベースのEV(Concept iX3)がショーデビュー:2018/4
- 北京モーターショー 2018で初のSUV・EV「Concept iX3」を世界初公開
- EVは、第5世代となるeDrive
- 70kWh以上の容量バッテリー
- 200kW/270HP
- 航続距離400km以上を達成
i3のバッテリー量を120AHにアップ!航続距離359kmへ:2018/10
BMW i3のバッテリーの大きさはそのまま、容量を94Ahから120Ahへ増量し、33.2kWhから42.2kWhへ拡大し27%大容量化を達成。レンジエクステンダー搭載タイプはさらに延長。
- i3:1回の充電での航続距離が最大300kmから359kmへ
- i3s:1回の充電での航続距離が最大280kmから345kmへ
EV車は前年比41%の伸び:2018/6
「BMW i」の電動自動車(EV)の生産するドイツ・ライプツィヒ工場において、2018年1~5月、BMWグループとして、全世界で4万6849台を販売し前年同期比41%増を達成。
1日当たり200台の増産を予定し、さらに販売増の見通し。(2018年下期)
BMWの電動化対応「10ヵ年計画」:2019/10
温室効果ガスの削減を目指したパリ協定を踏まえて、BMW社も例外なく自動車メーカーの存続をかけたビジネスを目指す「10ヵ年計画」を発表。すでにBMW iブランドとBMWブランドにおいて、電気自動車やプラグインハイブリット(PHEV)のラインナップ拡充がメインです。
BMWとMINIのブランドを合わせて、EVモデルとPHEV搭載車を販売しています。
ヨーロッパ(EU)全域における新規登録台数の13.3%を電動(EV/PHV)が占めているようです。
他社ブランドの電動モビリティ率が約8%に比べて1.5倍に相当します。
2023年までに電動車25車種を投入、うち13車種以上はEVを予定。
2020年時点の計画:2020/3
2021年から、現行のパワートレインのバリエーションの最大50%を、順次廃止すると発表した。2021年末までに、EVまたはプラグインハイブリッド車(PHV)を100万台以上、販売する計画。その過程で、BMWグループは新型EVを5車種、市場に投入する。
- フルEVとしてBMW『iX3』を発売する。
- 2021年には、新型EVのBMW 『iNEXT』や『i4』を投入していく。
- BMWグループの第5世代の電動パワートレイン技術が搭載される。
電気自動車のiXの予約注文開始:2020/12/16
電気自動車(EV)『iX』の予約注文受付を、BMWオンラインストアで開始
BMW X5/X6並みのサイズで第5世代BMW eDriveテクノロジーの採用により、100kWh以上の高電圧バッテリーを搭載し、航続距離は最大600km以上。
電気自動車のi4発表:2021/3/17
駆動フルEV、ボディ形状は4ドアグランクーペ。BMW i4のEVパワートレインは、モーターが最大出力530hpを発生する。0~100km/h加速は、約4秒。1回の充電での航続は590km(WLTP計測)
EV電池向けリチウム調達の新契約を締結:2021/3/30
米国を拠点とするLivent社から調達する契約を締結した。契約の総額は約2億8500万ユーロ。Livent社は2022年から、BMWグループにリチウムを供給する。中国や韓国からの調達がメインではない戦略と受け取れます。
ダイムラーとのEV共同事業を設立:2021/3/30
BMWグループとダイムラーは2019年、オールエレクトリックかつ自動運転によるオンデマンドモビリティを目指す共同事業として、「REACH NOW」、「CHARGE NOW」、「FREE NOW」、「SHARE NOW」、 「PARK NOW」の合弁5社を設立した。
Co2排出量の2億トン削減目標:2021/5/12
2030年までにCO2排出量を2億トン削減する目標を発表した。2億トンのCO2は、ドイツ・ミュンヘンのような人口100万人以上の都市の年間CO2排出量の20倍に相当するという。2023年までに、全世界のフルEVのラインナップを約12車種に拡大する計画。2030年には、全世界の新車販売台数の少なくとも50%をフルEV、今後10年間で累計1000万台を達成を目指す。
- BMW i3
- MINI ハッチバック、クーパー SE
- BMW iX3
- BMW iX 追加
- BMW i4 追加
高電圧クーラントヒーターの「HVCH」搭載:2022/2/15
- ボルグワーナー製HVCHは、EVのバッテリーの熱マネージメントと車内の暖房を制御
- バッテリーの温度管理による耐久性、充電速度向上、車内の空調温度管理の工場
i4日本発売:2022/2/16
4シリーズグランクーペ(G26型)をベースとしたEVのi4日本発売
i3販売終了:2022/6
最終モデル「ホームラン・エディション」欧州発売。
BMW初の本格量産EVのi3が、発売から約8年半を経て約25万台を生産し、その歴史に幕。
BMW iライフ・パッケージ:2023/2/17
月額リース料には外出先の公共充電スポットを利用する際の利用料を含むパッケージは「業界初」。
- 契約期間を3年、4年、5年から選択
- 年間規定距離数は 6,000km / 9,000km / 18,000km から選択
- 4年リース例:月額リース料57,700円(税込)
北米の充電規格をテスラ方式に変更:2023/10/17
- テスラ方式の充電規格「NACS」を、2025年から米国とカナダ向けEVに採用すると発表。
- BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドに適用する。
中国の高出力充電網の構築:2023/11/30
- メルセデス・ベンツとBMWは、BEV用の高出力充電網を構築すると発表。
- 合弁会社を設立し、26年末まで1千カ所に約7千基の高出力充電器ステーションを設置
- 規制当局の承認が必要となる。